Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

自分らしく

2022年01月05日 | Weblog

今までは、何とか誤魔化しのきいた時代だったのかもしれません。

それらしいことを言い、それらしく仕事をしていれば、右肩上がりに経済が伸びていた時代でしたから、個人にまで厳しい目は、さほど向けられなかったと思います。

みんなが集団で頑張っていたから、そこそこでついてきていただけの人も、何とかそれらしく振る舞うことができ、豊に暮らすことができたのだと思います。

しかし、これからは、誤魔化せない時代になるように感じています。個として本物になることが求められる時代です。

自分で感じ、気づき、考えていなければ、本当は、自分の言葉で話すことも、書くこともできないのです。

借り物の言葉で語り、書いていても、結局は空虚なだけであり、自分の人生の最後に、自分の生きた証を残せなくなってしまいます。

給料が他人よりも多く、休みが多いことが、人生の勝ち組だと信じていたとしても、それは、他の誰かが作った価値観でしかなかったのです。

私はそこに埋没しないようにしたいと思います。

私の人生も、やっていることも、本当にささやかなことでしかありませんが、誤魔化さず、自分の力の無さを認め、真っ直ぐに学び続けたいと思います。

それが唯一、自分らしく生きていくことにつながる道なのだろうと思います。

 

 

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プラス思考と自己肯定感

2022年01月05日 | Weblog

私は基本的には、世に言うところの「プラス思考」なのかもしれませんが、あまりそれを、他人に説くことは好みません。

真・善・美は、簡単に規定できるほど単純ではないと思うからです。常に、ギリギリまで深く思考して、悩みに悩んで、判断し行動することが、人間らしいような気がするのです。だから、何をもってプラスというのか、それが、本当にプラスになるのかが、よくわからないのです。

勿論、明るく前向きに考え、人生を切り拓いていくことは大切にしています。しかし、浅い思考の上に成り立つプラス思考に、それほど大きな価値があるとは私には思えないのです。

また、「自己肯定感」もあまり他人様に説ける気がしません。両親や祖父母に大切に育んでいただいた事から来る自己肯定感らしきものは、自分の中にあると思うのですが、どちらかというと、「自己否定感」が大切のような気がします。

今のままの自分ではいけないと思い、昨日より今日、今日より明日と、より高い自分にたどり着きたい意志を持ち続けるのであれば、今のままの自分で良いわけがないので、肯定している場合ではなくなるのです。

日々新たというのは、そういうことなのかもしれません。

 

 

 

 

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