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Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

親として大切なこと

2014年12月04日 | Weblog
『次郎物語』の作者が、
優れた教育者であったことに、
最近になってようやく気づいた私ですが、
少しでもその下村湖人のメッセージを
お伝えしたいと思います。



「子どもというものは、
親に本当に信用されているという自信があると、
めったにうそを言ったり、
かくれて悪事を働いたりはしないものである。

また、自分が興味をもっていることに
親も興味をもっているということがわかると、
行動が活き活きとして来るし、

年齢相当に能力が認められ、
それにふさわしい責任が与えられると、
大抵の困難に打ち克って
それを果たすことができるものなのである。

このことは、世の親たちに次のことを教える。

それは、子どもをいかに教育するかを考える前に、
子どもをいかに遇するかを考えなければならない
ということである。」

『心窓去来』(下村湖人)
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苦労

2014年12月04日 | Weblog
苦労して叩き上げで経営者になった人が、
社員の苦労を理解できずに、
失敗することがあります。

一見、苦労せずに事業承継した人が、
社員の苦労を理解して、
大きく成功していくことがあります。

人の心を理解するということは、
それほどに難しいものです。

大切なことは、
社員の苦労を深く理解しつつ、
愛情を持って、
時に優しく、時に厳しく、
社員を育てていこうとする心を持つことだと思います。

そこで大切になるのは「謙虚さ」だと思います。

自分の若い頃の苦労を後輩に押しつけようとするのは、
謙虚さが失われた一つの姿のように思います。

自分の過去の苦労は、
教訓として乗り越え方を教えてあげたら良いのです。

時代は急速に変わっていますから、
後輩たちは、ほおっておいても、
新しい困難に常に直面していくものだからです。


年齢や肩書きや立場が変わっても、
常に共に汗を流そうという
謙虚で正直な行動だけが、
真に共感を得られ、
それが組織の大きな力になるように思います。


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