Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

育児放棄

2014年12月08日 | Weblog

育児放棄して、幼子を餓死に至らしめるケースや、
暴力によって、幼子の命を奪うようなケースが後を絶たない。

早い時期から子育てについて、
様々な知識を教えていけば良いのではと
思わなくもなかったが、
やはり、それは違うように思う。

なぜなら、これらのケースは、
本能の欠如によってもたらされたものだからだ。

『大学』には、
「未だ子を養うことを学んで、
しかる後嫁する者非ざるなり」と書かれている。

子どもの育て方を学んでから、
結婚する者はいまだかつていない。
という意味である。

犬でも猫でも猿でも、
子どもを産み、育てる本能は備わっている。

だから、子育てについて学ばなくても、
本能的「愛」があれば子育てできるのである。

人間にも、本然の性としての愛情は備わっているはずだ。
だが、それが壊れている。

人間は、本能だけで生きていないから、
親として学んでいくことも勿論大切である。

だが、
本能が欠落したために起こっている事象を、
知識の教育でカバーすることは不可能だろう。

私は別の道をさがす。




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水を飲む

2014年12月08日 | Weblog

「馬を水飲み場に連れていくことはできても、
 水を飲ませることはできない。」

学校教育現場で、
生徒を指導することについて議論していると、
よく語られる言葉です。

しかし、この言葉は、
教師こそが噛み締めるべき言葉だと思います。

自分自身が学ぶ場面で、
本当に自ら水を飲もうとする教師は、
果たして何割居るだろうかと思います。

良き書物、良き先人の教えを紹介したとして、
さて、何人がその本を手に取り、
熟読玩味されるだろうか?

そう思うときに、
私はいささか暗い気持ちになります。

しかし、私如きが伝えたから伝わらなかっただけで、

必ず、誰かが、
しっかりと心に響いていくメッセージを伝えて下さり、

何人もの教師たちに、
自己変革の大きな機会が訪れることを信じます。


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