村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

九帖・葵

2019-10-14 19:10:55 | 源氏物語五里霧中

(源氏22歳4月から23歳正月)

二年後。
桐壺帝はすでに退位し、
源氏の兄・朱雀帝が即位している。
賀茂祭の折、
車の場所争いのことで
六条御息所は葵の上によって辱めを受け、
これを深く恨む。
折から妊娠していた葵の上は
産褥で御息所の生霊に苦しめられ、
無事男子(夕霧)を出産したものの
亡くなってしまう。
夏の終り、
源氏は紫の上と新枕を交わす。
(ウイキペディア源氏物語あらすじヨリ)

この帖はお能・葵の上でも有名
源氏能の最初のもので
世阿弥以前の作品だとのこと

菊は平安時代に輸入され
貴族の垣根などに植えられた
白い小菊に霜が降り
紫に色を変えて移ろうその様を
日本は美としてとらえそれを愛したという
葵の上を亡くした光源氏のもとへ
移ろいの小菊に結びつけた
えび色紙の文が届く
六条御息所からだ
晩秋のその移ろう小菊は
光源氏の心と
六条御息所のわが身の移ろい
を表しているのだと
深いねぇ

 六条御息所
袖ぬるるこひぢと
かつは知りながら
おりたつ田子の
みづからぞ憂き

この歌は物語中
第一の名歌とされる


今日はお風呂に入る日
風呂桶にはもちろん入れず
シャワーだが
最後に看護師さんが
風呂桶の少し熱めのお湯を十二三回ザブンザブンと
勢いよく掛けてくれる
これが気持ち良く
ここの楽しみのひとつでもある

写真は今日のお昼ごはん
カレーかそれとも
ハヤシライスか
兎に角お腹に入れる
これだけでも満腹
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする