村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

明日は 炉開き あわぜんざい

2012-10-31 23:39:21 | 茶の事
炉開きや左官老い行く鬢の霜  芭蕉

明日は炉開きなので
今 小豆を煮ている
砂糖とザラメを入れようと探すと
すっかり忘れていたカチカチの和三盆があったので
これを使おう



善哉の材料
小豆150g
砂糖120g
塩 小さじ1/3



煮込んでヘラで底に一文字が書けるようになるまで・・・
味見したところ 中々の美味だ





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並ぶ木の実のゆたけく匂う

2012-10-30 23:34:32 | 茶の事
梨りんご柿栗ぶどう店先に並ぶ木の実のゆたけく匂う 村雨庵

果物がおいしい

果物は水菓子とも言い 茶の菓子のひとつでもある

菓子の数は点前により異なる
四カ伝には三種、
行には五種、
真には七種の菓子を縁高に盛るが
そのうち一つは水菓子にする

さてどの位置に置くか
前列 右
前列真ん中 
前列でないかも知れない
考え方は色々あるのだろう
私の社中は
水菓子を縁高の前列の左に盛る 
左が下座であり水菓子は必ず食べるからと解釈している


茶事の招待状を頂戴した
すぐにご返事を投函した 
返信は茶事の一週間前でよいと言う人もいたが
果たしてそうだろうか 


手紙を招待客に書くことは実に大変なのだ 
便箋、封筒を用意し、文章を考え、
スラスラ調子がのって書き損じもせず書き終えたとしても
それをお客様の人数分書くのだから
30分や1時間ではできまい
片手間では出来ない仕事だ 

招いている側からすれば
たとえ電話で返事を伺っていても
手紙が到着した事を確認もできる意味からしても
返信は早めに欲しい

ダイレクトメールでなく、請求書でも無く
麗しい友人の茶の手紙を郵便受けに見つけた時の至福感
何度でも 味わいたいものだ


写真は箱根の茶会の干菓子
その時の優雅な薄茶席を思い出した
お茶は良いものだ




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月のひかりに

2012-10-29 22:42:50 | お勉強
茶碗の名称だけでは判断がつかない事がある
たとえば瀬戸唐津茶碗
これは唐津で作った瀬戸風な茶碗 と言う意味で
唐津の土に長石の志野釉がかかっている

昔ほんとに昔 昭和57年位だ
五島美術館の陶芸教室で知り合った先生が
貴方は焼物が好きなようだけど唐津焼にも
たくさん種類があるのだ
朝鮮唐津、堀の手茶碗、斑唐津まだまだある
焼物は奥が深いのから、たくさん勉強しなさいと言われ
紹介されて研究会へ参加した

出会いは不思議だ
それから紹介してくれた方とは縁がないが
研究会の先生とは30年のご縁を頂いている

夜は予約した美容院へ行った
その帰り裏道を通り信号に止まる 
短く切って寒くなった衿元をすくめて頭を上げると
満月は明日らしいが
見事な月だ

房ながらまろき葡萄は仰向きて月の光にうちかざし食む 白秋 


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ワインで乾杯

2012-10-28 22:43:57 | 茶の事
天広く 地ひろく秋も ゆく秋ぞ   
一茶

月一度の和菓子のお稽古へ行く
帰りは遅いお昼
稽古場の隣のイタリアンレストランへ入ろう
お昼はパスタふたつ、ピザひとつ、サラダと
イタリアンワイン、デキャンタで注文したところ
ボトルの方がいいのでは、金額もそうかわりませんし、
今 開けますから新鮮ですよ・・・と勧める
と いうことは デキャンタは酸化して古いのかしらと 
結局ボトルで頼んだ

ホントに久し振りのお昼のお酒が効いて眠たいが
次は袋物
家での袋物研究会は空ろ物の会三名とカズコ様が参加して四名
私めは又、ぐだぐだとお喋り、エンジンがかかるまで時間がかかる
調子にのってきたのは みんなが帰る頃 
そとは
しっとりと雨が降っていた

秋の夜の
静かにくらき窓の雨
打歎かれて
ひましらむなり 式子内親王


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瀟湘八景の茶会

2012-10-27 23:55:51 | 茶事 茶会 
箱根美術館での茶会

早起きして東海道線で小田原へ、そこから箱根湯本
箱根登山鉄道で強羅 強羅から公園上 10時半頃到着
美術館はすぐそこだ



紅葉はまだ早い、高く低く緑の起伏や道が目の前に広がる
その庭園の向う、木々越しに茶室が見える



茶会は瀟湘八景をテーマに濃茶席と薄茶それに香席の三席





席に入るとそれぞれ異なる八景の掛軸が掛かり
見事な花が入っている








薄茶席の菓子
サハリの盆に絵を描く如く
干菓子が盛られている
さて どれを取ろうか







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むかご

2012-10-26 22:54:39 | 茶の事
きくの露落て拾へば ぬかごかな 芭蕉

隣に親戚が住んでいた
もうずっと昔から
祖母とその弟と 二件並んで住んでいた
わが家は小さくなった、家族も少なくなり、
隣の大勢いた家族はtosikoちゃんの夫婦二名だけになった
寂しくなったが隣の土地はまだ100坪あり町中にしては庭も広く
八重桜やソテツ椿柿それぞれ大木になり、よく鳥が来、
朝方や夕には囀りが聞こえた

ところが今年
8月末に長年住んだそこを売り引越した
老朽化した建物はあっという間に壊され、
よく日に当たり伸び育った木々はなぎ倒された
かなむぐらや、山芋など蔓のものは、
わが家と隣との区別無く伸び続けていたのだが
さら地にする時にクレーンでみな取り払いわれた
隣の空き地には三階建が五軒建つ
出来上がるまで暫くうるさいだろう

10月なごりの茶事の小吸物はむかご決めたが
いつもなら裏にあるはずが今年は無い
八百屋の注文品に追加して頼んでおいた 
大き粒のむかごがパックに大量に入っている
いつも見るのはもっと大小さまざまで形も面白かったのに

思えば
案外身近に自然があった
それも 
だんだん遠くなる


写真はメリーチョコレート
たくさん買った
チョコレートが たくさんあると 
幸せな気分になる



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唐人笛

2012-10-26 00:13:04 | 茶の事
村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ  寂蓮

木曜稽古 ひいろんさんの詠みあげる百人一首
今日の歌は寂蓮の歌

寂蓮は定家のいとこ 
藤原俊成つまり定家の父の弟、藤原俊忠の子 
藤原定長の事だ


今日は木曜稽古だがじっとしていると寒い
早めに風炉に炭を入れ釜を掛けて部屋を暖めたが
窓際に座っている私めは寒い 昨日よりより寒い
我慢できず一人だけホットカーペットにした
すまぬ
大きいホットカーペットはすぐには出せないのだ


写真の茶碗は御砂焼である 手タレはデレラ嬢
御本写しで形は唐人笛 つまりラッパの事
土見ツチミに厳島神社の御紋が押され、御砂焼の印がある



御砂とあるのは 宮島の砂を陶土に混ぜてあるかららしい
かなり以前に骨董市で買ったものだ
村瀬治兵衛作の厳島神社の古材香合をもっている
香合の底裏に厳島神社の御紋の焼き印が押してあり
その御紋は亀甲が三つ並んでいる

この茶碗にもそれが押してあり宮島に関係があるのだろうとまずは買ったものだ
日曜の茶事の薄茶茶碗に使った

深みゆく秋の気配に茶の稽古今日より客座に毛氈敷けり 村雨庵


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けふの月

2012-10-24 23:12:20 | 村雨庵 稽古 
古来 
日本の月見は旧暦の8月15日の十五夜の月見と
9月13日の十三夜の月見とふたつあり
どちらか一つしか月見しなかったのを片見月というらしい

村雨庵の水曜稽古
稽古は夜9時50分頃
お弟子達三名を木戸まで送って行く
空を見上げると 星も月も見えず
雲が低く垂れこめている
これでは歌は詠みにくい
やはり月が出ていないと・・・

盗人ヌスビトの
首領シュリョウ
歌詠ウタヨムむ
けふキョウの月
      蕪村

今年の十三夜の月は
10月27日だと



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秋の雨

2012-10-24 00:27:14 | 茶の事
茶の稽古
今日から会員になられたフィフ様
挨拶してお顔を拝見しまず「どこかでお目にかかったような・・・」
と、私めは 思わず口走ってしまった
それが
どこかでお目に・・・ではなく
まことに申し訳御座いませんが、なにやら私めに似てらっしゃるような・・・
それも何かのご縁
どうぞ
今後とも宜しくお願い致します


掛物は大綱宗彦の画賛だ
大綱宗彦 だいこう-そうげん1772-1860  89歳
大徳寺435世 

稽古の後は近くでお茶を飲み
そのあと松籟庵さまと渋谷ヒカリエへ寄り道

初めて入ったが
さあ何処へ入ろうかと、着物でうろうろしてみたが
結果は
6階の招福門に決めた

蒸鶏、735円
招福門特製坦々麺 1,050円
焼き餃子4ケ入 630円
大根もち2ケ入 420円 合計2,835円 ひとり分はその半分
値段も注文した量も丁度良く
味はとても美味しかった

ヒカリエ
何だか新しくてキラキラして
着物のわれらはちょっと草臥れた 感じ
今の所は
また来ようとは思わない
たぶん年のせいだろう



眠らざる
夜半の灯や
秋の雨 
     漱石

一日ずっと 雨だったが
まだ
降っているのだろうか




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後ろ姿は西行

2012-10-22 22:10:53 | 茶の事
昨日の茶事の後だから筋肉がカチカチ
朝いちばんで予約してあった鍼に行った

今日はひたすら 寝るつもり


西行を
残して富士は
霞けり 

    小波



巌谷小波の画賛だ



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夕月夜 10月の茶事

2012-10-21 23:07:04 | 村雨庵 茶事茶会
茶事は天気には関係ない
雨だろうが槍だろうが
寒くとも暑くとも
よほどの事が無い限り、茶事と決めたらお客様をお待ちする
先月の茶事の時、台風の為、夕方から大雨になるという事だった
正午茶事だったが帰りの電車が止まってもいけない
このような場合にこそ「続き薄茶」の点前が相応しいかも
しかし亭主役は初めてで、急に変えられても対応が難しい
そのまま茶事は進行しお客様も無事何事もなかった

今日は快晴
空はどこまでも青く、空気は澄み、心地よい風も微かに吹いている
露地に水を撒いても、ほどよく濡れて、さわやかである
亭主役のアイテラ氏の日頃の行いの証しか
待合は昨日のブログの写真
紅葉
汲出しは鼠志野 加藤十衛門

本席の軸は 烏丸光廣
名所杜
夕月夜入りぬるかげや
木枯らしの
森の下草 置く露もなし

懐石のあとに唐物炭取で初炭
香合は厳島神社古材 村瀬治兵衛



菓子は三種差し上げた
唐果物と納経それにご正客様から頂いた林檎を大徳寺縁高に盛る
唐果物は京都の亀屋清永の「清涼歓喜団」、これを食べた後味がすごいが
漢方薬か香でも食べたかのよう 
胃袋から体が綺麗になる その感じが私は好きだ


 
もうひとつは「納経」と銘をつけた 菓子部の作だ
写真が下手でうまく撮れないが 案外良かった



干菓子は「琵琶」と「撥」を、清だが唐物の盆に盛る
いずれも、われら素人が作る菓子ゆえちょっと漫画みたいだが
当人たちは頗る楽しんでいる

粛々と茶事の時間は流れ、濃茶、後炭、たちまち薄茶となる
10月は侘びの月だが今回は中置にもせず、
薄茶のみ小間据えに動座し、台目棚にて後炭と薄茶
亭主のアイテラ氏
今日は半東もいず、着物姿での支度や点前はさぞお疲れであろう事や
アイテラ氏がぼそっと「ああ面白かった」との独り言


日の暮れが早くなった
名残惜しいが お客様をお見送りにと出たその空には
もうすぐ半分になりそうな月が煌々と美しい

明日は
上弦の月



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明日は茶事 今日は支度 

2012-10-20 23:23:28 | 茶の事
小原女の足の早さよ夕もみぢ 蕪村


明日は茶事
11時に水屋三名到着
サカチカさんと先月亭主役のさわわさんと
6月亭主のotakeさま

机の上には買ったオニギリ、みかんと柿
そこへotakeさんおもたせのドンクのパン
時間が早いが、まずは腹ごしらえむしゃむしゃと食べる
飲み物は珈琲またはお茶
今日の下ごしらえを打ち合わせ
動かずずっと、このままでいたいが・・・
そうもいくまい
そろそろ
体と頭を働かせようか


明日のお酒は
アイテラ氏の愛飲の御酒
房総の地酒 寿萬亀ジュマンカメと
さわわさんからのお酒 越後の寒中梅









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海人の刈る藻

2012-10-19 21:42:51 | お勉強
伊勢の会だ
いつもの雑談をたっぷりして
そろそろ読みますかと今日は
五十五段から六十五段までを読んだ

第57段 われから

むかし、男、人知れぬ物思ひけり。
つれなき人のもとに 歌を贈った

恋ひわびぬ
海人の刈る藻に宿るてふ
我から身をも
くだきつるかな

海女の刈る藻ときいて
すぐ思いついたのは
近藤芳樹編の蓮月歌集『海女の刈藻』だ
変な題だと思ったがここからきているのだろうか

海女のとる藻には「わらから」という
虫がついて藻の命をなくしてしまう
あまりに恋焦がれるので
その海女の藻のわらからのように
われから、自分から身を滅ぼしてしまうのだろう
そんな意味だろうか


六十五段は 在原なりける男
伊勢物語の中で一番長い段だ

だいたいは文章も短く読みやすい 
そして内容が実に面白いのだ
かと言って一人でその原文を読んだりはしない
ここで原文そして現代文を
あれこれ寄り道しながら読むのが良いのだ


写真は
千葉のhiroko様から10年位前に頂いたお手紙だ
今日探した書類を持ちあげたら
中からサラっと落ちてきた

絵はピーマンだろうか


ご自愛くださいます様 


季節の変わり目
どうぞご自愛を




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紅葉を幣と・・・

2012-10-19 01:16:55 | 村雨庵 稽古 
秋の山
紅葉を幣ヌサと
手向くれば
住むわれさへぞ
旅心地する 
      貫之


このたびは
幣もとりあへず
手向山
もみぢの錦
神のまにまに
      菅家


菅家の、このたび のたびは旅でこの度の旅はという意味らしく
上記二首には旅と幣ヌサが歌われている 
何か関係があるのだろうと・・・


幣ヌサとは
祈願をし、または、罪・けがれを払うため神前に供える幣帛(へいはく)。
紙・麻・木綿(ゆう)などを使う。と goo辞書にある
また幣袋ヌサブクロには
道中の安全を祈るため、道祖神に捧げる幣を入れてたずさえた袋とあり

旅をするとき道祖神の前で袋に入れた幣を撒く、らしい
紙や麻、木綿なと布などを細かく切りそれを袋に入れて置き、
道祖神の前で旅の安全の祈願をするようだ


紅葉は いにしえも今も
錦のように美しい
幣ヌサの代わりをする紅葉は厳しい旅の安全を願うものだったらしい
紅葉したる秋の山


菓子は秋の山
オレンチと黄色の浮島、それに茶色の栗蒸羊羹
三色になっている
紅葉し始めた木の葉オレンジと黄色、それに枯れた落葉の色か
色も綺麗だが栗ようかんも美味しい
いつもの菓子屋 千草庵製だ




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日野資枝卿歌切

2012-10-17 23:33:19 | 村雨庵 稽古 
今日の主菓子は浮島と栗蒸羊羹の棹物
銘は「秋の山」
干菓子は菓子部の和三盆もあったが
虎屋の「推古」と末富の「華ふうせん」

掛物は日野資枝の歌切
箱には日野資枝卿歌切とある




昨年もその前も同じころに掛けている
下記には不精して
昨年のブログの文章だ

従一位資枝賛
いにしえを
忘れぬ月や
野々宮の
秋にとひきて
ひとり澄むらむ


一文字風帯は花兎金襴
中回しは菊花の緞子
上下はしけ
花兎は月に因みての表装

歌の作者は
日野資枝 ヒノスケキ

1737-1801 江戸時代中期-後期の歌人,公卿(くぎょう)。
元文2年11月1日生まれ。
烏丸光栄カラスマミツヒデの子。
日野資時の養子。
宮廷歌壇に重きをなし,茶道もたしなんだ。
宝暦13年(1763)参議となり,
のち権(ごんの)大納言,従一位にすすむ。
享和元年10月10日死去。65歳。
合目録」「詠歌一体抄」など。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plus)より

野々宮は
斎宮が伊勢へ下向するまでの間
心身を清める潔斎所であり
源氏物語の賢木、
能の野宮になどに登場するように
いにしえから今も
秋になると忘れずに訪れる来たる
秋の月は
野々宮の天空にひとり
静かに銀色の光を放っている


ずっと一日中、雨
さてその月をば
心の中にて見るものか・・・


と上記は昨年の私めのブログ
今夜も雨が降っている



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