村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

行尊ギョウソン

2022-02-28 22:21:15 | 和歌と歌人

 行尊ギョウソン
和歌・歌人130
もろともにあはれと思へ山桜
花よりほかに知る人もなし


行尊 ぎょうそん
1055-1135 
平安時代後期の僧,歌人。
天喜テンギ3年生まれ。
源基平モトヒラの子。
天台宗。
近江(滋賀県)園城寺で出家し,
各地で修行。
祈祷にすぐれ鳥羽天皇の護持僧となる。
園城寺長吏,四天王寺別当,天台座主をつとめた。
大僧正。
和歌が「金葉和歌集」以下の勅撰集に
多数おさめられている。
長承4年2月5日死去。81歳。
通称は平等院大僧正。
著作に「行尊大僧正集」など。
(デジタル版 日本人名大辞典ヨリ)

今日は寒くない
いい天気だ
炭を入れ替えたり
釣釜と透木釜にするので
前のと入替えた

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雛の家

2022-02-27 23:33:45 | 茶の事

草の戸も住替る代ぞ雛の家 芭蕉

もうすぐ三月
上巳ジョウシの節句
健康と厄除を願う
本来は上旬の巳の日のことが
古来中国の魏より3月3日に
行われるようになったと
ウィキペディアにあった

春の彼岸は
三月十八日(金)から
三月二十四日(木)まで

利休忌は
三月二十八日

きのう
ひなあられを買った

朝八時にゆうパックが届いた
中身はいつものお餅屋さんからの
三色お餅
そういえば
電話があって
申し込んだ
固くなるので
切っておかないと
色によって切る具合が違う
何も入っていない白がいちばん固い
今日はおなか一杯だから
明日食べよう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

棗の色々

2022-02-26 23:03:44 | 茶の事

棗は
珠光の時代の羽田五郎が創始したと本にある
棗の薄器七種として
尻張棗、
大棗、
中棗、
小棗、
平棗、
壺々棗、
碁笥棗。
 ほかに
紹鴎棗、
盛阿弥棗、
胴張棗、
長棗、
鷲棗、
一服棗、
河太郎棗、
町棗がある。

主な塗師は
珠光(室町)→羽田五郎、
紹鴎(戦国)→余三、紀三、
利休・織部・遠州(安土桃山)→盛阿弥、秀次、藤重
江戸時代→、関宗長、宗哲の各代、近藤道恵、道志、一閑などなど
と茶道手帳にある

今日は嬉しい食事会
お話し中はちゃんとマスクをして
お喋りした
それですっかり
写真を撮ることを忘れてしまった

写真は締めの鰊そば
七味は金箔入りだ
楽しいことは
美味しいものを
食べること
仲良しと
お喋りをする事
今日は そんな一日

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつまで嵐ふきの塔

2022-02-25 22:47:54 | 短歌・俳句の事

にがにがしいつまで嵐ふきの塔 宗鑑

 山崎宗鑑ヤマザキソウカン
室町時代後期の俳人,
連歌作者。
氏名,出自未詳。
近江の人で
志那弥三郎範重 (一説に範永) といい,
足利義尚 (一説に義輝) に仕え,
主君没後,
摂津国尼崎,
山城国山崎 (この地名を姓のようにいう) ,
讃岐観音寺などに住したという。
室町時代の俳諧を代表する
『犬筑波集』の編者として有名。
貧窮風狂の人としての伝説的逸話が多いが,
いわゆる宗鑑流の筆跡の名手として
相当の収入があったらしい。
天文7 (1538) ~8年頃,讃岐観音寺の興昌寺内の一夜庵で没したらしい。
(ブリタニカ国際大百科事典ヨリ)


今日は薬をもらいに病院
そのあとは
美容院で髪をカット
びょういん
びよういん
似てる

写真は
頂いた押絵は蕗の薹フキノトウ
お料理を習っていた時
春先のある日
「款冬花の天ぷら」と献立が貼ってある
まず先生の款冬花カントウカの説明
款冬花カントウカとは蕗の薹のことよ
「春は苦味を盛る」のよ
大人の味 
なのよ
とおっしゃったっけ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天の羽衣浦風にたなびきたなびく

2022-02-24 21:29:50 | 村雨庵 稽古 

今日は木曜稽古
待合には
能の羽衣の能画
絵は作り物の立木台と被カブり物
能では神や精霊などの冠には
華やかな飾りが施されるから
羽衣の天女の被カブり物は
鳳凰や瓔珞で美麗に飾られている
賛は羽衣の詞章
「天の羽衣。浦風にたなびきたなびく。」

天女は嬉しさに舞いながら天にのぼる
その羽衣は浦風にたなびきヒラヒラと翻る

天女は頗る若いのだ
謡もそのように
ピチピチの女性の雰囲気で謡えと
先生は仰ったか否か
それを
年よりの私にだ
無理です もう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春入千林處々花

2022-02-23 22:25:35 | 村雨庵 稽古 

今日は水曜稽古
掛けものは
 春入千林處々花
 春は千林に入る処々の花、

対句がある
春入千林處々花
秋沈満水家々月

春は千林に入る処々の花、
秋は万水バンスイに沈む家々カカの月

今日は寒かった
今週末には春めいて来るとか
「はやく来い」である

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国の歴史を覚えておこう

2022-02-23 00:55:31 | 覚えよう

今日はお習字の日
細字というのを二枚目書いた
書いてみると
ひどい字だ
楷書と行書
森金先生に見て頂くと
よくお手本をみてね

久しぶりなので
見ても筆が動かない
もっと
手本をよくみなさい
見てるんだけと
つもりだけで
ちゃんと見てないのよね
休むともとに戻るまで大変
どちらかというと 
何事も制作より鑑賞する方が良い

文字の変遷は
殷代の篆書テンショ、
戦国時代の隷書レイショ、
前漢時代の草書、
後漢時代の行書、
後漢末から三国時代にかけての楷書
お習字は楷書から習うが
草書、行書、楷書の順にでき
すべての書体が
一応完成されたのが六朝時代

陶磁器や絵画でも
中国の時代を覚えてないと不便だ

殷、周、秦、漢、三国、晋 、
南北朝、隋、唐、五大 、
宋、元、明、清、中華民国
中華人民共和国


殷(前16c~前11c)
周(西周:前11c~前771、
東周:前770~前256)
秦(前221~前206)

(前漢:前202~後8、
 後漢:25~220)
三国時代(220~265)
晋(265~420)
南北朝(420~581)
隋(581~618)
唐(618~907)
五代・十国時代(907~960)

(北宋:960~1127、
 南宋:1127~1279)
元(1271~1368)
明(1368~1644)
清(1644~1912)
中華民国(1912~、現台湾)
中華人民共和国(1949~)

写真はうちの胡蝶侘助

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藤原顕季フジワラノアキスエ

2022-02-21 23:06:57 | 和歌と歌人

 藤原顕季フジワラノアキスエ
 和歌・歌人129
わが恋は吉野の山のおくなれや
思ひいれだもあふ人もなし
『詞花和歌集』

藤原顕季フジワラノアキスエ
天喜3 (1055) ~保安4 (1123)
平安時代後期の歌人。
春宮大進藤原隆経の子。
母は白河天皇の乳母親子。
白河天皇の寵を受け,
各国の国守を歴任。
累進して修理大夫,院の別当,
正三位に叙せられ,
天永2 (1111) 年には大宰大弐となった。
家が六条烏丸にあったので,
六条修理大夫とも呼ばれる。
歌道にすぐれ,
歌学六条家の始祖と仰がれ,
晩年にはしばしば歌会を催して,
その判者となった。
『後撰集』以下の勅撰集に四十数首入集。
家集『六条修理大夫集』。

今日は臨時のお茶のお稽古
お一人様がちょっと遠くからお見えになる
午前中にひと点前するとお昼だが
お昼はなんとパンひとつという少食
私目は食パン二枚にベーコンとジャム 
サラダの小鉢と
熱々インスタントのスープ
お昼だから
良しとしよう
あとは頭と身体を動かして
カロリー消費すれば

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日来ずは

2022-02-20 23:30:11 | 文の会

 在原業平
けふ来ずは
あすは雪とぞ 
降りなまし
消えずはありとも 
花と見ましや


今日は文の会
お昼はいつものイタリアン
グラスワインにパスタを2種
お昼なので、サラダ付き
おつまみは止めておいたところ
キットカットを手土産に持っていったら、

おつまみをサービスしてくれた
良かった
そのあとは
いつものように
伊勢物語を声を出して読む
声があまり出ない
お腹に力を入れて
必死だ

第十七段 年にまれなる人
第十八段 白菊
第十九段 天雲のよそ
第二十段 楓のもみぢ
第二十一段 おのが世々

写真は新古今集の古筆

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

細雨ササメけむるが如きかな

2022-02-19 23:59:54 | Weblog

下萌えて細雨ササメけむるが如きかな 万太郎

久保田 万太郎は、
1889年(明治22年)~ 1963年(昭和38年)
日本の小説家、劇作家、俳人。
俳号はじめ暮雨。
のち傘雨。
他に筆名千野菊次郎。
浅草生まれ。
耽美派の新進作家として登場。
劇作でも慶大在学中から注目され、
築地座を経て文学座創立に参加。
新派、新劇、歌舞伎の脚色・演出
と多方面に活動を展開。
日本演劇協会会長を務め、文壇・劇壇に重きをなした。
ウィキペディアヨリ


今日も出かけるが用事がない
昨日からの二日間で
短歌を詠む
12首を詠む

時間は一ヶ月あるのだが
毎日はつくらないし
締切が近付かないと
短歌のことは忘れてる
実際
そうそう浮かばないものだ
三十六歌仙の歌仙画は
みな和歌を生み出してる姿だという
悩み苦しんで和歌を詠んだ
昨日と今日と
二日間まるまるあるから
何とかなるだろうと
たかをくくっていたが
唸る
短歌を詠むのは
時間がかかる
三食と十時とお八つ
食べてばかり
集中しよう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

源 俊頼 ミナモトノ トシヨリ

2022-02-18 23:45:27 | 和歌と歌人

 源 俊頼 ミナモトノ トシヨリ
 和歌・歌人128

山桜咲きそめしより久方の雲居に見ゆる 滝の白糸
『金葉集』

風ふけば蓮はすの浮き葉に玉こえて涼しくなりぬ日ぐらしの声
『金葉集』

この里も夕立しけり浅茅生に露のすがらぬ草の葉もなし
『金葉集』

鶉鳴く真野の入江の浜風に尾花なみよる秋の夕暮
『金葉集』

憂かりける人を初瀬の山おろしよはげしかれとは祈らぬものを
『千載集』


源 俊頼 ミナモトノ トシヨリ
 [生]天喜3(1055)頃
 [没]大治4(1129)頃
平安時代後期の歌人。
経信の子で俊恵 (しゅんえ) の父。
従四位上木工頭。
藤原基俊と相対した歌壇の権威で,
寛治3 (1089) 年の『寛子扇歌合』以下多数の歌合に出詠したり判者となった。
『堀河百首』や『永久百首』の作者の一人でもある。
『金葉和歌集』の撰者で,
勅撰集に新風をもたらし,
歌学書『俊頼髄脳』の著述もある。
私家集に『散木奇歌集』があり,
『金葉和歌集』以下の勅撰集に 210首近く入集。
伝俊頼筆『古今集』断巻がある。
(ブリタニカ国際大百科事典 )

花の写真は若い友人が送ってくれたもの

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

利休好三重棚

2022-02-17 23:50:50 | 村雨庵 稽古 

更好棚のもとであったという
利休の棚のこと

小棚として利休が最初に好んだ棚は
利休好三重棚
もともと
「井楼棚セイロウタナ」という仕付棚で
勝手に仕付て
茶事に使う道具を置く 

席中にては
香炉や硯や料紙など
点前に関係のないものを飾る

と あった

昨日の稽古中
お料理の先生からお電話
「信貴山」へお参りに行くのだが
奈良ホテルからの行き方を教えて
とのこと
出かける日は
三月二日水曜日
旧暦だと一月三十日
寅の年
寅の月
寅の日
だそうだ
わかりました
今はお茶のお稽古中なので
終わってから夜になりますが
必ずご連絡いたしますと
言うや否や
ゴメンゴメンわかった
わかったすぐ切るから
ゴメンゴメン

早口で電話を切られた

先生はあい変わらずお元気そうだ
お喋りの口調は全く衰えていない
良かった

寅年生まれの先生は
十二年前の寅年のときも
信貴山へお参りなさり
寅年の私の分もお守りを贈って下さったが
また元気でご参詣とは
驚きでもある
私はとても出掛けられない
先生は憧れだ
どうぞお気をつけてお出かけ下さいませ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

更好棚のこと

2022-02-16 22:33:36 | 村雨庵 稽古 

平成二年1990年の
利休四百年忌のとき、
今日庵の茶道会館にて薄茶を頂いた事がある
その時、更好棚を使われていたが
自分の持っている黒爪紅とは違う木地のものだった
中板の裏に花押があるとの説明をうけた
今から32年前記憶もいい加減だが
そのことは覚えている
それからずっと
うちのとは違うなあと思っていたが

昔の本を見ているとそのことが書いてあった

更好棚は
利休好みの三重棚を使いかってよく
二重に
更に好んだというのが
更好棚

玄々斎好み更好棚は
①桐木地(玄々斎お抱え指物師の)
②漆張溜塗(七代宗哲)

③黒塗爪紅(八代宗哲)
と変化していったようだ

どれも玄々斎のお好みとのこと
そうかいくつもあるんだと
納得した

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

棚の話し

2022-02-15 22:47:00 | 茶の事

棚物には台子、棚、卓がある

台子ダイスは
→座敷の違い棚から、席中に見立てた大棚。

棚タナは
→台子から変化し、席中におけるもの。
その棚には大棚と小棚がある

卓ジョクは
→床の間の中央卓などの飾具が、席中に降りてきたもの。

文化史の勉強会で
茶道の棚の変遷など習った時
「卓」をジョクと読みますと
先生に申し上げたら
驚かれた
確かにネットで卓の読みを調べると
「たく」と「しょく」しか出てない
読み方を確認したが
「じょく」で良いようだ


今日の体調はまあまあ
元に戻った
火曜日はお習字の日なので
テーブルを出してお稽古
ペン字の練習
つけペンのカリカリとした音が心地よい

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旬の野菜、果物は何かしら

2022-02-14 19:58:55 | 茶の事

旬の野菜、果物
一月 ⭐小松菜、うど、京人参、京いも、みかん、きんかん

二月 ⭐春菊、レタス、せり、はす、三つ葉、ポンカン、ネーブル

三月 ⭐京菜、ふき、カラシ菜、つくし、わらび、ハッサク

四月 ⭐タケノコ、三つ葉、ミョウガ、にら、夏みかん、苺

五月 ⭐玉ねぎ、かぶ、キャベツ、空豆、松茸、びわ

六月 ⭐ニンジン、ラッキョウ、グリンピース、梅、アスパラガス、桃

七月 ⭐トマト、とうもろこし、ピーマン、カボチャ、スイカ、メロン

八月 ⭐茄子、枝豆、きゅうり、里芋、冬瓜、すもも

九月 ⭐さつまいも、ずいき、梨、いちじく、ブドウ、胡桃

十月 ⭐松茸、椎茸、えのき茸、わけぎ、柿、栗、梨

十一月 ⭐キャベツ、白菜、ほうれん草、かぶ、みかん、リンゴ

十二月 ⭐大根、れんこん、ネギ、ゴボウ、黒豆、柚子

ネットで、調べると
時期や種類を細かく書きすぎて
余計に分かりにくい
自分のノートから書き出した

旬とは
季節の食物が出盛りの時。
物がよく熟し、
最も味がよい季節

でも今の時代には
ずれてるかも


土曜日にコロナの三度目のワクチンを打った
その日は何事もなかったが
昨晩のこと
発熱はないが頭がさわっても痛い
手足が熱い
耳もさわると痛い
一度目二度目ともワクチンの副作用はなかった気がするが
インフルエンザのワクチンを打つとだいたい具合が悪くなるのだから
今度もありうることだ。
カロナールを飲んで寝た
今日は出掛けないで一日寝てた
食欲もけっこうあるから
大丈夫

写真はタンポポ
冬でも咲いてる

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする