写真はランチ
おにぎり3ヶと汁と小鉢
さすが青山 おにぎりでも洒落ている
能は舞、謡、囃子からなり
その中の謡は
能の演者の台詞や
ナレーション、コーラスなどの役目をする
いわば台本だ
鶴亀は謡のお稽古の入門曲らしい
一番短いとのことだが
四苦八苦して
今日は 鶴亀の上がりだ
内容は
唐の9代皇帝の玄宗皇帝
楊貴妃を寵愛したことで知られるが
鶴亀はその唐の
天下泰平、国家の長久を祈念し、祝福するという、おめでたいものだ
でも
謡の言葉がこんなにも美しいとは
知らなかった
耳で聞いてもわからない
謡ってもわからない
改めて謡本を見ると
その文字の美しさ
言葉の見事さに 驚く
下記がそれだ
鶴亀
それ青陽の春になれば。
四季の節会の事始め
不老門にて日月乃。
光を天子の叡覧にて
百官卿相に至るまで。
袖をつらね踵をついで
其数一億百餘人
拝をすゝむる万戸の声
一同に拝する其音は
天に響きて夥し
庭の砂は金銀の。
庭の砂は金銀の。
玉を連ねて敷妙の。
五百重の錦や瑠璃の枢。
シャコの行桁
瑪瑙の橋。
池の汀の鶴亀は。
蓬莱山も餘処ならず。
君の恵ぞありがたき。
君の恵ぞありがたき。
いかに奏聞申すべき
ことの候。
毎年の
嘉例のごとく。
鶴亀を
舞せられ。
其後月宮殿にて舞楽を
奏せられうずるにて候
ともかくも
はからいそうらえ
亀は万年の齢を経え。
鶴も千代をや。
重ぬらん。
千代のためしの数々に。
千代のためしの数々に。
何をひかまし姫小松の。
緑の亀も舞ひ遊べば。
丹頂の鶴も
一千年の
齢を君に授け奉り。
庭上に参向申しければ。
君も御感の餘りにや
舞楽を奏して舞いたもう
月宮殿の白衣の袂。
月宮殿の白衣の袂の
色々妙なる花の袖。
秋は時雨の紅葉の葉袖。
冬は冴えゆく雪の袂を。
ひるがへす衣も薄紫の。
雲の上人の舞楽の声々に
霓裳羽衣の曲をなせば。
山河草木國土ゆたかに
千代萬代と悦び給へば
官人駕輿丁
御輿を早め。
君の齢も長生殿に。
君の齢も長生殿に。
還御成るこそ。
めでたけれ
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