村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

33・五徳はさみ 34・丁字 35・十文字

2016-04-30 23:54:30 | 利休居士三十五嫌忌
利休居士三十五嫌忌
33・五徳はさみ

34・丁字

35・十文字

五徳をはさんだり
この字のようにつぐと
炭のおこりが悪く
火力も弱い
だから止めよう
「炭つがば五徳はさむな十文字縁をきらすなつり合いを見よ」とも利休色道歌にあるではないか

また
炭の乱れは心の乱れともいうらしい
ということは
心を乱さなければ
炭もうまくつげるのか
ともあれ
利休居士三十五嫌忌は以上


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しのぶ山

2016-04-30 00:34:33 | お勉強
今日は文の会
いつものイタリアンの店を
11時半に予約してある
ここにては
まずワインをデキャンタで注文
何か見積もってとおつまみを頼む
オリーブオイルの上に生ハム
カリカリのフランスパンと
鶏のパテがきた
そのあと
ランチの三種のパスタを注文
それぞれをシェアし
他にサラダとデザート
最後に珈琲がくる
来月もここで
待ち合わせ

家に戻っては
久しぶりのお喋りをたっぷり
最後に30分だけ
本を読んだ

伊勢物語
15段しのぶ山

むかし、
陸奥(みち)の国にて、
なでふことなき人の妻に通ひけるに、
あやしう、
さやうにてあるべき女とも
あらず見えければ、

しのぶ山
しのびてかよふ道もがな
人の心のおくも見るべく

女、かぎりなくめでたしと思へど、
さるさがなき
えびす心を見ては、
いかがはせんは。

15段ここまで
読んだ


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おのれに怒りを抱えない

2016-04-28 20:12:32 | お勉強
今日は
月に一度のエス先生の研究会
エス先生はおられずとも
勉強は続く
継続はちから 宝

その帰り
お喋りしながら
玄関でコートを羽織り
ボタンを留めていると
急にそのUKさんが笑いだした
なんと
ボタンを留めているコートは
UKさんのコートだという
身長も10cmは違うし
体重も10キロ違う
間違えるはずはないのに
あれ
そういえば生地が柔らかい
色は似ているが
私のとは少し違うかも
いざ自分のを着てみると
全然違うのに
気が付かなかった
UKさんのは
スルスルと
むしろ自分のよりも着やすかった
上等なんだな

帰り際にごたごたしていたせいか
電車の中で携帯電話がないことに
気が付いた
携帯電話を忘れた

その玄関に
教科書と筆記用具と
携帯電話を
忘れましたと
電話をしようにも
携帯がないと番号がわからない
紫兎先生ならお分かりだろうと
夜に電話番号を伺って
改めて電話したところ
確かに
ありますよとのこと

携帯がないと
電話番号や住所もわからない
予定がわからない
困る 馬鹿だね
何でこうなんだろう
どんどん落ち込みそうになる
そんな時
でも でも
自分を
責めない
怒らない
おのれに
怒りを抱えない
怒りを手放せ

とテレビで見た
都合の良いことは
何でも取り入れ
自分のミスは
笑って済まそう

おほほほ ほほ




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種には翼がついている

2016-04-28 00:54:57 | 村雨庵 稽古 
雨ふくみ葉の重みして若楓 石鼎

水曜稽古は
もう風炉
5月の7日は五島美術館にて茶会をするのであるから
早々と替えてみた

午前9時半には茨城県からのお弟子様到着
夜10時半に夜の部のお弟子様お帰り
夜の小雨が降っている
木戸まで送ると
その脇の青楓に種が出来ていた
種には
より遠く飛ぶように
翼がつく
プロペラのようなかたちをしている
カエデ類の大きな特徴だ


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謡 鶴亀

2016-04-27 00:11:12 | 能・謡
写真はランチ
おにぎり3ヶと汁と小鉢
さすが青山 おにぎりでも洒落ている

能は舞、謡、囃子からなり
その中の謡は
能の演者の台詞や
ナレーション、コーラスなどの役目をする
いわば台本だ

鶴亀は謡のお稽古の入門曲らしい
一番短いとのことだが
四苦八苦して
今日は 鶴亀の上がりだ

内容は
唐の9代皇帝の玄宗皇帝
楊貴妃を寵愛したことで知られるが
鶴亀はその唐の
天下泰平、国家の長久を祈念し、祝福するという、おめでたいものだ

でも
謡の言葉がこんなにも美しいとは
知らなかった
耳で聞いてもわからない
謡ってもわからない
改めて謡本を見ると
その文字の美しさ
言葉の見事さに 驚く
下記がそれだ

鶴亀

それ青陽の春になれば。
四季の節会の事始め
不老門にて日月乃。
光を天子の叡覧にて
百官卿相に至るまで。
袖をつらね踵をついで
其数一億百餘人
拝をすゝむる万戸の声
一同に拝する其音は
天に響きて夥し

庭の砂は金銀の。
庭の砂は金銀の。
玉を連ねて敷妙の。
五百重の錦や瑠璃の枢。
シャコの行桁
瑪瑙の橋。
池の汀の鶴亀は。
蓬莱山も餘処ならず。
君の恵ぞありがたき。
君の恵ぞありがたき。

いかに奏聞申すべき
ことの候。
毎年の
嘉例のごとく。
鶴亀を
舞せられ。
其後月宮殿にて舞楽を
奏せられうずるにて候

ともかくも
はからいそうらえ

亀は万年の齢を経え。
鶴も千代をや。
重ぬらん。

千代のためしの数々に。
千代のためしの数々に。
何をひかまし姫小松の。
緑の亀も舞ひ遊べば。
丹頂の鶴も
一千年の
齢を君に授け奉り。
庭上に参向申しければ。
君も御感の餘りにや
舞楽を奏して舞いたもう

月宮殿の白衣の袂。
月宮殿の白衣の袂の
色々妙なる花の袖。
秋は時雨の紅葉の葉袖。
冬は冴えゆく雪の袂を。
ひるがへす衣も薄紫の。
雲の上人の舞楽の声々に
霓裳羽衣の曲をなせば。
山河草木國土ゆたかに
千代萬代と悦び給へば
官人駕輿丁
御輿を早め。
君の齢も長生殿に。
君の齢も長生殿に。
還御成るこそ。
めでたけれ


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苺のショートケーキ

2016-04-26 00:35:13 | Weblog
月に一度の病院
緊張する検査のあとは
何となく ホットしたい
還りの道すがら
ケーキにレモンティーでひと休み 
甘い物食べるとしよう

喫茶店にホチキスを借りて
レジメを留め同封し
手紙を二通出した
後は
パンを買って帰り
お謡の稽古をせねば

明日は
お謡のお稽古
いよいよ一曲通しで歌う
習っている鶴亀を謡うのだが
息が続かない
大きな声が出ない
うまく 
謡えないまま
見切り発車
だって
ホントに難しい


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32・引きすりはさみ

2016-04-25 00:00:31 | 利休居士三十五嫌忌
利休居士三十五嫌忌
32・引きすりはさみ

炭手前の炭をつぐ時
炭斗の炭を
火箸で挟み
つぐのだが

重なった炭の
下の方のを引っ張り出す
それを「引きすりはさみ」という


整っていた炭が崩れる
炭と炭がこすれて音がする
引きすりはさみは
しない
ように




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白雲木

2016-04-23 23:58:27 | 茶の事
今日は月に一度のお茶のお稽古
写真の
花は白雲木とサンゴソウ

「季節の花300」には
白雲木 ハクウンボク
・エゴノキ科。
・学名
  Styrax obassia
   Styrax : エゴノキ属
   obassia : オオバヂシャ

・山地などに生える。
・花はエゴノキによく似ているが、
 白雲木は葉っぱがかなり大きい。
 (エゴノキは指くらいの大きさ)
・白い花が満開に咲くさまが、
 白雲のように見えることからの
 命名。

・夏から秋にかけて
 大きめの実がなる。

・別名
 「大葉萵苣」(おおばぢしゃ)。
   学名の「obassia」は、
   この「おおばぢしゃ」の
   読みからつけられた

とある


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31・底かき灰

2016-04-22 22:14:45 | 利休居士三十五嫌忌
利休居士三十五嫌忌
31・底かき灰

炭手前の話しだ
持ち出した灰器の灰を
灰さじで蒔くのだが
その時に
よもや灰さじでゴリゴリッと
音などさせていないだろうね
案外してる本人は
手前の順番ばかり気にして
道具の扱いや
自分が発する音など
耳に入らないのだ
灰器も痛むし
灰さじも傷つく
それに音はギィガリガリ
心地よくない
だからやめよう

無駄な音はさせない事と
習った
釜に掛けた釜カンを外すとき
とにかく音はさせないようにする
金属と金属で擦れると
どうしても音が出る
気を付けても出るのだから
気にしないとゴリゴリッと
大きな音がする

音がする物は
させないように
手前しょう


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若緑

2016-04-22 00:43:32 | 村雨庵 稽古 
公達の手ならひの間や若楓 涼菟

涼菟は岩田涼菟イワタリョウト

[1659~1717]
江戸中期の俳人。
伊勢の人。
蕉門に入り、のち伊勢風の基礎を築いた。


写真は木戸の若楓
葉の重なった緑が美しい
「みどり」という語が登場するのは
平安時代になってから
本来「瑞々しさ」をあらわし
それが転じて
新芽の色を示すようになった
らしい

雨毎に
枝を伸ばし
垂れ下がる
木戸から玄関までの道も
両脇の木々が成長して
どんどん狭くなる

この季節の
めざましい庭木の成長に
毎年
驚かされる

今日は木曜稽古
夜にはホントに久しぶり
桃ちゃんが稽古にきた
仕事が大変で
お茶の稽古の時間が
とれなかったのだろう

お茶が出来る
お稽古に行けることは
幸せ
なのだ




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惜春

2016-04-20 23:49:52 | 村雨庵 稽古 
春惜しむ
宿や近江あふみの
置火燵 
      蕪村

今日は水曜日
村雨庵の水曜稽古
お弟子様が
昨日は
ブログ更新しなかったのですかと
聞かれた


昨晩は短歌を作っていた
夜中2時頃寝たのだが
毎日のことだ
ブログは更新したはずだけど
でも
内容は覚えていない
ブログを見てみる
覚えていない筈
更新していないのだから

どうも
忘れたらしいが
忘れていることすら気が付かず
ト ホホ

愈々
来たか




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30・米踏み

2016-04-18 20:57:35 | 利休居士三十五嫌忌
利休居士三十五嫌忌
30・米踏み
茶席を歩くときの注意だ

お米を収穫し籾殻を除く時に
かつては
筵を広げた上に米を撒き
腿をあげ踏み込んで
籾殻を取るのだそうだ

その時の足踏みが
米踏み

乱暴に見えるし
茶室にはふさわしくないのだろう
自分で注意しよう



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出光美術館 美の祝典1 ―やまと絵の四季

2016-04-18 00:22:54 | 美術館・博物館
出光美術館へ いく
日曜日午前中
伴大納言絵巻が 出る
展示方法も常と違い
絵巻を観るための通路があった
すいていたので
ゆっくり観ることが出来た

展示は
開館50周年記念 

美の祝典
1 ―やまと絵の四季

2016年4月9日(土)~5月8日(日)

第一部のテーマは、「やまと絵」。

重要文化財「絵因果経」(奈良時代)

「真言八祖行状図」(平安時代)

「四季花木図屏風」(室町時代)

この期間、
国宝「伴大納言絵巻」上巻を10年ぶりに特別展示

とあった



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仙境に遊ぼう

2016-04-16 22:24:13 | 紫廼茶話会
仙遊とは
仙境に遊ぶ
俗を離れて悠々と遊ぶ事らしいが

今日は七事式
仙遊を二回と
四畳半花月を一度

仙遊は
花寄に本炭所望
香は二チュウ
次香あり
濃茶は全員
薄茶は花月
蜘蛛の子散らし

写真は
今日のお菓子
バラ



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地震

2016-04-15 22:39:25 | Weblog
昨日の地震があってすぐ
熊本地震と
ウィキペディアを見ると
明治22年にマグニチュード6.3
震度は不明とあった

今日見ると
平成28年熊本の地震も
熊本地震と言う名前だと
書いてあった

テレビはどの局も
ずっと地震の事ばかり
熊本に住む雪子さんが心配で思わず
何年かぶりでメールした
すぐ返事が有り
その地域は事故もなく無事とのこと

いちおうは安心したが
自然災害はどこで起こるかわからない
安心はできない
だからこそ
ただただお茶をしょう


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