村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

浅雪

2008-11-29 00:45:48 | お勉強
金曜日夜 
月一度 茶人の文を読む会 ふみの会
兜町から仕事を終え自宅とは反対方向の
わが庵へとお越しあり バイ様
まずは八田知紀の短冊をご覧にいれまする
してまた短冊の地紋は松ぼっくりと 
われのきずかぬこと教えらる
さて裏にて茶を点てて和三盆など口ふふみ
なんの話か思い出せねども
次から次へと話止まらず 
9時もまわれば仕方なく
話はやめて ふみを読みませう


今日は藤村庸軒
庸軒は利休の妹婿 久田宗栄の子
茶は宗旦に学び 宗旦四天王といわれる
漢学、作歌、挿花にも長ずる
元禄12年9月17日没86歳

・・・先書に御申し越しの茶碗の書付
  浅雪
か様にては如何がに候や 御返事下さるべく候・・・

とあり
庸軒の文 
兜町のバイ様との勉強会
中身は10分もかからず
ふみの会 終了 
浅き雪のごとし 
 



コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海辺雪

2008-11-28 00:40:19 | 村雨庵 稽古 
水曜、木曜と茶のお稽古
水曜は村雨会の設計室長、修繕課長、着付部長、播磨屋贔屓、森の金庫番、腰痛ギャル、さと悦の7名
木曜日は同じく修繕課長、さと悦と菓子さかちか、の3名

水曜日には掛軸を読む間もなかったが 木曜日は3名で少なかったので八田知紀の短冊を読むことができた


八田知紀→幕末鹿児島藩士 歌人 香川景樹に学ぶ 近衛家につかえた 
     維新後は歌道御用掛に任命

海辺雪 雪降れば海のおもてはしづまりて松にぞかかる三保のさざなみ 知紀


コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冷たい雨

2008-11-25 00:39:54 | お勉強
24日
祭日の月曜日
昼は焼物の勉強会
先生のお話にどんどん引き込まれて
あっという間の2時間半
今日は名古屋の余技作家

夜は中目黒
高野切の2の手の講義
よくわからないが 首をかしげながら拝聴
終わって筍最中におうす 一服いただく
夜も更けて 雨冷たい

ふくめ 来月は8日お目文字 年の暮れでございまする



  
コメント (7)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月々会稽古

2008-11-24 00:01:39 | 村雨庵 稽古 
掛物  無 
      小書アリ
        趙州の露刃剣
        寒霜光灼然
        わずかに是如何と擬すれば
        身を分かって両段と為す
           五祖法演偈
      如々庵洞然書
花入 竹一重切 
花 西王母と錦木
香合 俵に鼠 染付 西村徳泉



掛物
無と大字がありその下に五祖法演の偈が書いてある
作者は芳賀幸四郎先生 「禅語の茶掛 一行物」芳賀幸四郎著に
そのままの言葉が載っている


今日は台目出炉の稽古 炭 濃茶 薄茶
棚を使う人は 吉野棚 丸窓より紅葉でも眺めんと・・・
我が家の錦木はほんの少し色づきはじめた
椿は日陰のせいか中々花開かず
やっと 西王母の蕾が使えそうになった

香合
今年は鼠年
だがもうわずか 
俵の鼠 大黒様のお使いなれば 福きたること まちがいなし!!




   
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台目にて

2008-11-22 22:38:56 | 茶の事
恐ろしく早起きをし 
紋付を着る
東京山手線内の道場へ

       11月の今日は 
       臙脂色 
       大しぼ縮緬の一つ紋
       丸に橘の日向紋 

             ここでのみ
             お目にかかれる
             麗しき茶人の方々

           嬉しき


実技研究は台目 二畳台目 
        講師は
      小間は「はたらき」が重要
      基本を十分習得して 
      その上での手前や動きがあり
      小間としての点前は決まっていない
             まずは 基本をせよ
             熟練したら 己の脳で考えよ

千利休を身近に感ずる一分間祈念す朝のこのひとときに
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

口切の茶事

2008-11-21 20:48:32 | 茶事 茶会 
茶の正月
霜月18日
 口切の茶事に招かるる 

10時半席入
 待合 渡辺清 東福寺通天橋

腰かけに出ると 空は青色 気持ちよき風が吹き
照り葉が ほどよく散り始める
路地は掃き清められ 落ち葉がふわりと降りてくる
 

    床 関 
    壺 ルソン壺

ルソン壺の見事な姿床の間の上座にありしをわれ一番に見る   
口覆いは唐物らしき紺色の金襴のきれが幽かに光る

いにしえと同じくに茶を臼に挽くキリキリとなく雁がねの音

  茶の正月とう 
  目出度きこの日
  茶を挽く音を聞きながら
  祝い膳の引き杯を手にした
  
  すぐふくべで炭 釜は芦屋波地紋形は丸 香合は赤楽光悦作
  菓子は織部饅頭に約束の柿と栗 

そうして 中立となるが 
     まずはここまで  
                     村雨庵







  
  
  
  
  

 


 
コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする