村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

10月晦日

2014-10-31 23:48:50 | 茶の事
今日は10月31日
晦日だ 

朔はついたち 月が現れ
晦日はつごもり 月が隠れるという

月には日ごとに名前がある
1:朔サク・新月
2:既朔キサク
3:三日月
7/8:上弦
13:十三夜
14:小望月コモチヅキ・幾望キボウ
15:望ボウ・満月・望月モチヅキ
16:十六夜イザヨイ・既望キボウ
17:立待月タチマチヅキ
18:居待月イマチヅキ
19:寝待月ネマチヅキ・臥待月フシマチヅキ
20:更待月フケマチヅキ
22/23:下弦カゲン
29/30:晦ツゴモリ

月相を調べるホームページがある
今日は上弦の月だと出た







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なごり とは

2014-10-30 23:40:22 | 村雨庵 稽古 
馴れ来にし
都もうとく
なりはてて
かなしさ添ふる
秋の暮かな    西行


夜は
木曜稽古
10月最後
風炉のなごり



なごりって何だろう

なごり【名残】.

1 ある事柄が過ぎ去ったあとに、なおその気配や影響が残っていること。
また、その気配や影響。
余波(よは)。
「台風の―の高波」「古都の―をとどめる」

2 人と別れるときに思い切れない気持ちが残ること。
また、その気持ち。
「尽きない―」

3 物事の最後。終わり。「この世の―」
「一期(いちご)の―ぢゃと思うて清水へ参って」〈狂言記・武悪〉

4 亡くなった人を
しのぶよすがとなるもの。
忘れ形見。子孫。
「かの維時(これとき)が―は、ひたすら民となりて」〈増鏡・新島守〉

5 病後のからだに残る影響。
「いと重くわづらひ給へれど、ことなる―残らず」〈源・夕顔〉

6 残り。残余。
「弥生中の六日なれば花はいまだ―あり」〈平家・三〉

7 「名残の折」「名残の茶」などの略。

≪goo辞書より≫


ふーん なるほどね





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旅泊

2014-10-29 23:42:43 | 村雨庵 稽古 
今日は 水曜稽古
夜はアイテラ氏のみ
他のお弟子様は
明日の稽古日においでとのこと

京都の旅の後なので


旅泊という題の歌切れを掛ける

われのみと
思いし物を 
泊り舩
同じうきねの友も
我あれ



自分流の解釈を
拙ブログから引用

旅から旅の放浪生活
自分だけが一人 寂しい人生
枯れ草ばかりになった川辺に浮き 
吹き始めた風にゆらゆら揺れている泊り船に気付くと
自分とまるで同じようにも思える

根なし草の泊り船よ
同じ境遇の友が 私にもいるのだ
ひとりではないのだなあ・・・

とこんな感じだろうか
それにしても悲しい歌だが
きっと歌だからなのだ きっと


と書いてあった

孤独を詠ったものだが
泊り舟を友だという
それが余計に孤独を深める

この名残の季節に相応しくもあろうと
昨年もなごりの最後に掛けた



筆者は涌蓮

涌蓮 ようれん 

享保四~安永三(1719-1774)
諱は慧亮、
字は達空、
嵯峨居士と号する。

伊勢の人。
浄土真宗高田派僧侶。
はじめ江戸桜田澄泉寺に住し、
のち京に出奔し、嵯峨に庵を結んだ。
和歌は冷泉為村に学び、
小沢蘆庵や伴蒿蹊と親しかった。

ネットにはヨウレンと
名前の読みがあり
今回はそうしたが
道具屋も花押辞典にも
ユウレンとあった気がする
以前の拙ブログにはユウレンとしてある

つまりわたくしめは 
いい加減であるので
各自丸の見込みせず 
自己責任で判断されたし

責任逃れをしておく








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白呉須

2014-10-28 23:46:36 | 紫廼茶話会
菓子は 
鶴屋吉信の柿の菓子

菓子器は 
白呉須の鉢
いわゆる兜鉢だろう


白呉須とは
無地の呉須ということ

呉須とは
明時代末期、中国福建省南部の漳州窯で焼かれた焼もの

高台は砂高台が多い

不透明の釉薬がどっぶりと厚くかかり
それが柔らかい雰囲気になり
茶に相応しい

他に呉須赤絵もある

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唐紙の襖・等伯の絵

2014-10-27 22:30:07 | 茶の事
京都・圓徳院は



慶長10年の創建
高台寺の塔頭である
政所窯というお庭窯もある
家に香合や茶碗などあったはず
探してみよう
圓徳院と言う名前はねねの甥の木下利房の院号だ
利房が伏見城の北政所化粧御殿を移築
ねねが晩年の19年間を過ごしたとか
京都は歴史が身近にある

阿部龍之介の小説「等伯」にも登場した襖絵があった
これが あの襖絵かと感動し松風さまに
ほらほら等伯にでていた襖があるわよ 
その襖がこれですって・・・と喜ぶが
でも目の前にあるのは複製だと聞いて
騒いで恥ずかしかった


襖絵は重要文化財
天正17年(1589年)頃の制作。
元は大徳寺の塔頭・三玄院の方丈を飾るものだったが、
明治初期の廃仏毀釈によって流出し、
今日では円徳院に山水図32面が、
京都楽美術館に松林山水図4面が、それぞれ分蔵されている。


等伯はかねてより三玄院で襖絵を制作するを懇願していたが、
住持春屋宗園は修業の場に絵は不要と相手にもしなかった。
ある時宗園が2か月ほど留守をすることを知った等伯は、
この時ぞとばかりに三玄院に押しかけ、
止める雲水たちを振り切って客殿に上がり込み、
一気呵成にこの襖絵を描いた。
帰ってきて事の次第を知った宗園は
いたく立腹しつつも絵の出来栄えには感嘆し、
結局この襖絵を認めてそのままにしたという。
襖絵の料紙が作画にはおよそ不向きな
雲母刷り胡粉の桐紋様の唐紙であることから、
この逸話はおおよそ事実に近いと考えられている。
全36面もの襖絵のすべてを
桐紋様の上に描いた作品は
他に例を見ない特異なものとしても知られている。
また、雲母刷りの桐紋様を
降り続く雪に見立てていることが特徴である。
≪ウィキペディアより≫

原本は京都国立博物館と石川県七尾美術館に寄託されている とのことだ

下の写真は
圓徳院の出口の近く歌仙堂
お仲間がお二人でお参りしている
私の分もお願い
歌が上手になるように





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紅葉はまだまだでも・・・京都の茶会は錦

2014-10-26 23:41:27 | 茶事 茶会 
京都の茶会は
東山の妙法院

妙法院は
京都市東山区にある天台宗の寺院。
山号を南叡山と称する。
本尊は普賢菩薩、
開基は最澄と伝える。
皇族・貴族の子弟が歴代住持となる別格の寺院を指して「門跡」と称するが、
妙法院は青蓮院、
三千院(梶井門跡)
とともに「天台三門跡」
と並び称されてきた名門寺院である。
また、後白河法皇や豊臣秀吉ゆかりの寺院としても知られる。
近世には方広寺(大仏)や蓮華王院(三十三間堂)を管理下に置き、
三十三間堂は近代以降も引き続き妙法院所管の仏堂となっている。
≪ウィキペディアより≫


朝ごはんはイノダでとろうと
早起きする
イノダ珈琲店本店の開店は七時
近くだからと7時少し過ぎに着くが
すでに禁煙席はいっぱい
喫煙席ならあるという
時間はあるから待とう
われら三名の後にはまだ誰もいない
徐々に人があつまり並び出す
面白いくらいだ

朝ごはんをゆっくり食べ
満足して店を出る
入口の外まで並んでいた


茶会の時間までまだまだある
休んでから着物に着替えて
早めに妙法院へと向かった

紅葉はまだまだだが
京都は秋の観光シーズンに突入
車が渋滞している

天気も素晴らしく
茶会も良かった
午後茶会のあとはいつもの菓子店ラバチュウールで
タルトタターンというお菓子を食べたい
お土産もあるがここで食べたほうが絶対美味しい
でも残念 今日は売切だ
代わりに胡桃のケーキとミルク紅茶
あーあ ほっとするね

後は帰りの支度をして
着物を宅急便でおくり
夜6時56分のひかりにて帰途につく

病後の京都の茶会だ
みなと歩調があうかどうか心配したが
何とかついていけたので
安心した

まだ大丈夫
また京都へ来よう




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京都 圓徳院にて武家の茶 

2014-10-26 04:52:17 | Weblog
新幹線で京都に着くと
すぐさまタクシーにて
高台寺近くの圓徳院へ向かう



そこを拝観し昨日から特別に開催された武家茶道の扶桑織部流監修の
お茶を1500円で体感する
織部饅頭と台天目には天目茶碗
お抹茶が入り扇子で蓋をされている
唐瓶の湯を注がれ薄茶が点てられた
2つ頭の式
とのこと
興味津々でお茶を頂戴し
隣の茶室も拝見
武家茶のしつらえは
侘び茶とは確かに異なるようだ

隣の食事処に12時半頃に予約済み
時間もちょうど良さそう

今日は総勢10名で食事
ゆばご膳だったかな
飲み物とらず一人2、160円で満足


高台寺は隣にある
階段を登り
高台寺を見学
高台寺の御霊屋を拝見
あれが高台寺蒔絵の本歌
金の平蒔絵を高台寺蒔絵といい
模様は菊桐紋だけではないと
むかし習ったが
まあどちらでも些細なこと
離れていても金蒔絵が輝いていた

高台寺傘亭にても
1500円にてお薄を頂戴する



お菓子は高台寺御用達の松寿庵
ここも台天目にてお茶を頂く





晴天
気温もちょうど良い
面差し晴れやか


京都 このあたりは
借り衣装の着物姿の観光客が大勢そぞろ歩き
嬉しそうな様子である

私たちも他から見れば
やはり嬉しそう
に見えることは
間違いないだろう
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もう夜寒・・・

2014-10-24 22:42:07 | 茶の事
書つづる師の鼻赤き 夜寒哉 蕪村

朝晩寒い
庭の夏椿の葉は
そそと色づき初めた
この所
夜は必ず湯たんぽだ


昨日の茶の稽古の後
もう夜11時半過ぎになってはいたが
お腹が空いたので
おにぎり二個と諸々食べて水分を取った
朝起きた鏡を見なくとも
すぐわかる
顔がむくんで膨らんでいるのだ
ああ
夜中のご飯
我慢すれば良かった


日曜日は京都でお茶会がある
天気も良いらしいが
朝晩寒いかもしれないカイロを持っていこうと
探したところ
封の切っていないゆうパックの袋があった
中にはヨドバシカメラの新しいカード
そういえば5月にパソコンを新しくした時に作ったのだから
4カ月か5カ月そのままだったのだ
気が付いて良かった

明日は京都
6時半起床だ

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秋は三夕の歌

2014-10-23 23:53:17 | 村雨庵 稽古 
木曜稽古
秋に毎年掛ける
三夕の歌の画賛




賛は大国義正

右から歌が書いてある

寂蓮「寂しさはその色としもなかりけりまき立つ山の秋の夕暮れ」
西行「心なき身にもあはれは知られけり鴫(しぎ)立つ沢の秋の夕暮れ」
藤原定家「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ」

『新古今和歌集』の代表的な名歌
新古今調の特色をなす三句切れ・体言止めだ


西行法師
1118~1190

寂蓮1139~1202


藤原定家1162~1241


上記で計算すると
西行は72歳、寂蓮は63歳、定家は79歳で亡くなった
西行と寂蓮とは21才の差
寂蓮と定家とは23才の差
定家が20才の時、寂蓮は43歳、西行は64歳

絵では寂蓮が若い



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十牛図を覚えて・・・

2014-10-22 23:44:02 | 村雨庵 稽古 
水曜稽古の今日はずっと雨

雨音を聞きながらの茶の時間
風情はあるが窓際にいると寒いくらいだ
いや位でなく寒い
途中からカイロをつけた


来月から智子様が入門
智子様は
今年の八月に拙ブログで楽々会に参加されたお一人
人数の関係で羊が遊ぶ会へ参加頂いたが
ご縁があり今回のお話となった
正直 
お弟子様が増えて嬉しい
今日と来週はお試しで
朝10時過ぎにいらした




寄付は
版画の「十牛図」の得牛
30年程まえ勉強用に南禅寺で買ったもの
版画は徳力富吉郎だが
たぶん印刷だろう

10枚あるので残りの版画を並べて
説明するが
以前に聞いたお弟子様はフンフンと余裕があるが
初めての人は何となく不安顔

知っている、聞いたことがある・・・と
知らない、聞いたことがない・・・との差は
物凄く大きい事を知ろう




十牛図ジュウギュウズは、
禅の悟りにいたる道筋を
牛を主題とした十枚の絵で表したもの。
十牛禅図ともいう。
中国宋代の臨済宗楊岐派の禅僧・廓庵カクアン禅師によるものが有名。

十枚の図からなる。
ここで牛は人の心の象徴とされる。
またあるいは、牛を悟り、童子を修行者と見立てる。
≪ウィキペディアより≫



社中には
「覚えておくように」と優しく言おう

でも
「ずっと前から知ってまぁす」と言われるかも知れないけれど・・・







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どれもへの字

2014-10-21 21:59:44 | 茶の事
火曜日には掃除を頼んだ会社の人が来る
ネットで見つけたのだが
毎週火曜日に2時間来てもらう事にして
自分ではとても片付けられない
いや片付けたくないゴチャゴチャした所を
一緒に片付けるのだ

そろそろ終活しておかないと
だが
一度に綺麗にできないので
少しずつ 少しずつ

お茶のお稽古のない日でも
お茶はある
今日も作業が終わると
その掃除会社の方と
お菓子とお薄を一服する
二人でほっと した

今日は古い布団乾燥機を捨てた
オレンジ色の袋にくるみ熱風で乾燥したものだが
今度は布団の間に差し込むだけの
新しい布団乾燥機を買った
テレビショッピングで気に入ってすぐ買ったのだが
まだ使っていない
そのうち試してみよう


行秋や どれもへの字の 夜の山   一茶



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雨やどり

2014-10-20 22:11:29 | 茶の事
今日はゆっくりしよう

待合の掛物が今年の干支の馬をだした
本席の煙草盆は
馬に因んで
鞍型クラガタ
火入は京焼の三島

暗くてよく見えない
そこが良いのだ


八寸の松茸が残っていたので
今日は松茸ご飯



まつ茸や あれもなにかの 雨やどり 千代女





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雲高く 桃ちゃんの初茶事

2014-10-19 20:38:18 | 茶事 茶会 
美しい秋晴れ
心地よい大気
普段の行いが良かったからだと 
亭主の桃ちゃん、いえいえ水屋も含めてだそう
では私めも含めての今日の快晴

生まれて初めての茶事
香蘭社の南蛮船の色絵の汲出椀にて腰掛への挨拶
客は煙草盆や待合の掛物を再度ご覧になり路地へ
初めての向付を無事済ませて席入り
主客挨拶となる
終わると懐石
三名

京焼桃型の向付に
鯛切重ねに山葵とわかめと黄菊の甘酢 加減酢を回しかけ
汁は焼き豆腐
時代の煮物椀には菊蕪茸椀 
焼物は鱸スズキ塩焼 器は備前
預け鉢は里芋と鳥の治部煮に青菜の煮びたし 鉢は織部
進肴は林檎と舞茸の胡桃和え 小さ目な伊万里の鉢をつかう
小吸物 松の実
八寸 松茸と子持鮎の煮びたし
香の物 沢庵、奈良漬、野沢菜

菓子 銘 東籬トウリ 菓子部製
菓子器 縁高

初々しい亭主ぶりには
時代の侘びの道具は合わない



小林太玄老師の「且座喫茶」の軸のもとで
懐石、初炭のあと菓子が出て中立




初めて銅鑼を打つが
上手 とても上手





後座は鉈籠に
黄色コスモスと薄にホトトギス
花がないからと訴えたところ
桃ちゃんの母さまが丹精のコスモスと
隣の駐車場にあった銀色のススキ
濃茶はいつもの稽古通り難なくこなして
客連もひそかに午睡の時となった
さて後炭
いざ炭斗を持ち出すしそれを置く場所に
すでに水指が置いてある
今日は置水指だったこと
教えるの忘れていた
でも何とか点前し薄茶



薄茶になると もう茶事も終番だ
和んだ茶室の声のなか茶事は順調に終わった

お疲れでした
今日はゆっくりお休み下さいね 


待合の掛物は 巌谷小波画賛


雲高く
草遠くして 
牧の秋    小波





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明日は茶事 今日は秋晴れ

2014-10-18 22:16:13 | 村雨庵 茶事茶会
明日は茶事 
桃ちゃんの初茶事
今日は清々しい秋晴れ
庭掃除には打ってつけだ

水屋方と桃ちゃんと四名に
「はい、軍手、はいビニール袋」と渡して庭に出る
つくばいを清め、ゴミや落葉を取る
ほんとに綺麗になった
満足 感謝
午後からは水屋は明日の下拵え
桃ちゃんは道具を箱から出して並べ、部屋を整えた
私はいつもの半分も動けない
ちょっと物を運んでは休み、また休んでは動かす
今日は珍しく三時が無かったので余計に疲れた
五時ごろ何とか明日の支度は完了
私も疲れたが
桃ちゃんも他の皆も疲れたはずだ 
本番は明日
まだ気は抜けない

村雨庵では炭点前が出来るようになると、すぐ茶事をしてもらう
茶事を経験すると、まず茶の楽しさが解り、ますます茶が面白くなり
茶を辞められなくなる 
それを偏に期待するゆえに・・・だが 


明日のお客様は三名
正客は森金様、次客は茶事には初参加のマリ様
マリ様は桃ちゃんの妹様だ
お詰は鶴仙人

すでに巻紙でお手紙をお出ししたとのこと
もちろん妹様にも書いて、手渡ししたらしい
日常にそうそうある事ではないだろう
その場を想像するのも楽しい
茶事の手紙を書くことを負担に思わず
面白がってほしい
失敗しながら慣れてゆけば、いずれ身に付く

明日も晴れ



秋晴のまぶしさありぬ 銀襖ギンフスマ  石鼎

石鼎は原石鼎ハラセキテイ
俳人。島根県生。名は鼎。
高浜虚子に師事する。
豊かな感性と高朗な調子で独自の句境を開いた。
俳誌『鹿火屋』を創刊、主宰した。
画も能くする。昭和26年(1951)歿、65才。
≪weblio辞書≫




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秋は空こそ

2014-10-17 22:59:55 | 茶の事
19日の日曜日は
桃ちゃんの初めての茶事
明日の土曜日は茶事の準備
亭主と水屋が下拵えにやってくる
今日は
五島の茶会の干した道具を
片付けよう

茶碗や数茶碗、茶巾落とし、花入などは
湿っているのですぐには仕舞えない
3日の茶会から二週間経った

もう大丈夫だろう


月よりも
秋は空こそあはれなれ
晴れずはすまむ 
かひなからまし  俊成


藤原 俊成(ふじわら の としなり)は、
平安時代後期から鎌倉時代初期の公家・歌人。
名は有職読みで「しゅんぜい」とも読む。
藤原北家御子左流、権中納言・藤原俊忠の子。
はじめ葉室家に養子に入り
藤原(葉室) 顕広(あきひろ)を名乗ったが、
後に実家の御子左家に戻り改名した。
法名は釈阿。
最終官位は正三位・皇太后宮大夫。
『千載和歌集』の編者として知られる。
≪ウィキペディアより≫





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