村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

型物香合 周茂叔シュウモシュク

2021-04-30 22:50:14 | 覚えよう

形物香合相撲番付
西前頭二段四枚目
呉須 周茂叔シュウモシュク
四方入角
甲盛の呉須

欄干に肘をついた人物が
水面を眺めている姿。
水面に蓮を表す点描のあるものと、
無いもの。
側面は宝尽しの変形、
七宝と巻物の二種が描かれている。
とか

梅は林和靖リンナセイ
菊は陶淵明トウエンメイ
蓮は周茂叔シュウモシュク
蘭は黄山谷コウサンコク
覚えよう

今日は美容院
炭酸シャンプー
カットしてパーマ
スッキリした
それからお昼
コロナ前はいつも行っていた喫茶店
ホットサンドと珈琲
ここで案外リラックス効果
帰ると
炉の香合を箱に入れ片付けた
そろそろ炉風炉を変えないと

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丿貫ヘチカン

2021-04-29 23:25:54 | 茶道具、古美術、骨董

丿貫ヘチカン
というと
変人で有名な茶人。
ある日、利休を茶に招く。
庵の前には落とし穴がある。
察した利休はわざと落ち、
用意の風呂に入り、
そののち茶をした。
との逸話

『茶話指月集』には
丿貫が手取釜1つで雑炊も煮、茶の湯も沸かした。
とある。

丿貫ヘチカンは
戦国時代後期から安土桃山時代の伝説的な茶人。
紹鴎の門で茶を修め、
山科に庵を構えた。
数々の奇行をもって知られた。

秀吉の北野大茶湯の野点に、
丿貫は約2.7メートルの朱塗の大傘の茶席を設けた。
秀吉は驚き喜び、諸役免除の特権を賜ったという。
(久須見疎安『茶話指月集』ヨリ)

「丿貫は、
侘びすきにて、
しいて茶法にもかかはらず、
器軸をも持たず、
一向自適を趣とす」
「異風なれ共、
いさぎよき侘数奇なれば、
時の茶人、
交りをゆるし侍りしと也」
(藪内竹心の『源流茶話』ヨリ)


写真は横浜高島屋の7階の美術画廊
5月4日まで開催。
中村康平 茶碗展
ー現代の古典ー
写真の掛け軸は
「丿貫の杖」

案内状を頂戴したので
サカチカさんと
賢々と横浜高島屋へ
横浜駅周辺はいつもながら
混んでる。
若い人達が多い気がする。

画廊で康平先生にご挨拶。
マスクをとって写真を撮りましょうと。仰る。
かろうじて眉毛を描いてあったが、
化粧無し口紅なし。
マスクのままでも良いんじゃない。
と思ったが声には出せず。
身だしなみ宜しいサカチカさんは
ちゃんと口紅あり。
でも先生も賢々も塗ってないし、
そんなこと誰も気に止めないから。
まあ いいか。
はいムーミンの。チーズケーキ。

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カキツバタの折句

2021-04-28 23:56:38 | 村雨庵 稽古 

から衣
きつつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
たびをしぞ思う

左端を縦によむと
カキツハタとよめる
杜若カキツバタを折句にしたもの
伊勢物語の九段 東下りに登場する
在原業平の歌だ

今月は炉塞ぎの月
そして今日で炉の稽古日は修了
今回の炉の季節は
一月と二月に緊急事態宣言があり
初釜もせず大炉のお稽古もできなかったが
コロナ禍では仕方ない
そう言うこともある
目の前の事柄を大事にして
風炉の茶を迎えたいものだ

運びの続き薄茶
掛け物は一行
「三級浪高魚化龍」
水指は備前
茶入は瀬戸
茶碗は黒楽
茶杓の銘は緑風
薄茶器は独楽塗り中棗
薄茶碗は乾山写しの銹び絵
建水は唐金
蓋置は青竹
という取り合わせ
いつかできる茶事のために
続き薄茶は必須である

 

写真はファミマのスイーツ

太る

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高野切コウヤギレ 第一種

2021-04-27 23:26:27 | お習字

高野切コウヤギレは
書風から三名の寄合書。
おのおの第一 種、第二種、 第三種と呼ばれる。
第二種の筆者は源兼行と推定され。
第一種、第三種もその時代の筆者。

第一種は、
端整な字形、
繊細な中に肥痩の変化のある筆線、
おおらかな連綿、
巧みな墨継ぎによる墨の濃淡の妙。
3人の筆者中、
最も能筆による書と考えられている。

高野切は、
1049年頃に書かれたとう。
現存す最古の古今集の写本。
高野切を書かせたのは、
道長の子、藤原頼道ヨリミチで、
以後、高野切は、近衛家に代々伝わった。


今日は一日お習字のお稽古
仮名半紙
高野切一種の臨書
硬筆楷書
硬筆行書
硬筆で葉書
森金さんの先生、
生徒は村雨庵の社中。
今日は六名が
午前と午後にみえた。
大嫌いなお習字だが、
みんなのお習字教室は
楽しい。
月例のお習字の本に
名前や写真が載ると嬉しい。

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源 順ミナモトノシタゴウ

2021-04-26 22:13:17 | 和歌と歌人

源 順ミナモトノシタゴウ
和歌・歌人84
水の面ミノオモに 
照る月なみを 
かぞうれば
今宵ぞ秋の 
最中モナカなりける
『拾遺和歌集』

源 順
ミナモトノシタゴウ
平安時代中期の貴族・歌人・学者。
嵯峨源氏、大納言・源定の曾孫。
左馬允・源挙コゾルの次男。
官位は従五位上・能登守。
梨壺の五人の一人にして、
三十六歌仙の一人。


今日は中国ドラマと韓ドラを見放題
短歌の勉強用に本を買ったが
買っただけだ。
でも中国ドラマは、
以前買った写真の雑誌をよく見てる。
勉強している。つもり。
今日も一日、面白かった。

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右近ウコン

2021-04-25 23:53:03 | 和歌と歌人

右近ウコン
 和歌・歌人83
 忘らるる身をば思はず 誓ひてし
 人の命の惜しくもあるかな
『拾遺和歌集』

右近
ウコン
生没年不詳
平安時代中期の女流歌人。
父は右近衛少将藤原季縄。
醍醐天皇の中宮穏子に仕えた女房で、
元良親王・藤原敦忠・藤原師輔・藤原朝忠・源順などと恋愛関係があった。
960年(天徳4年)と962年(応和2年)の内裏歌合・
966年(康保3年)の内裏前栽合などの歌合に出詠、
村上天皇期の歌壇で活躍した。

今日は日曜日
用事がない日曜日
いい天気
茶室の雨戸を開けて風を入れ
襖を開けて水屋にいくと
森金さんがとってきた花が
勢いよく水を吸い明るく光ってた
稽古の時に茶花として花入には入れなかったけど
誰に見られずとも生き生きとして
いいね

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藤原朝忠フシワラノアサタダ

2021-04-24 23:13:34 | 和歌と歌人

藤原朝忠フシワラノアサタダ
和歌・歌人82
 逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに
 人をも身をも 恨みざらまし
『拾遺和歌集』

藤原 朝忠
フシワラノアサタダ
延喜10年(910年) - 康保3年12月2日(967年1月15日)

平安時代中期の公家・歌人。
藤原北家高藤流、右大臣・藤原定方の五男。
官位は従三位・中納言。
土御門中納言または堤中納言と号する。
小倉百人一首では中納言朝忠。
三十六歌仙の一人。

短歌の結社に入ってるので
月に12首くらいは詠んでいるが
良い景色を見て浮かんでくるなんてことは
一度もない
さあつくるぞと以前はメモ帳に書いたり
パソコンに向かってつくっていたが
最近はスマホに書き込んでいる事が多い
短歌を詠むのは難しいいまだに何だかわからない
ほぼ欠詠なく続けている
参加すること
継続すること
目指している

写真は庭の建仁寺垣
だいぶ傷み始めた

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うらうらに

2021-04-23 23:54:12 | 短歌・俳句の事

うらうらに照れる春日にひばり上がり心悲しも
ひとりし思へば
大伴 家持
『万葉集』


今日は明るい陽が射して
気持ちのよい一日だった
タクシーでいつものクリニックへ
このところは毎日薬を飲んでいるので、
薬はひと月でなくなる。
コロナ禍では
かかりつけのクリニックの必要性もあり、
月に一度はクリニックへいっている。

写真は
新聞広告を見て買った本
まだ中身はみていない

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佐保姫の霞の袖

2021-04-22 23:19:06 | 村雨庵 稽古 

佐保姫の 
霞の袖の 
花の香も 
名残は尽きぬ 
春の暮かな
 藤原良経

藤原良経
フジワラヨシツネ
鎌倉初期の歌人,書家。
九条兼実の子。
藤原忠通の孫。
摂政太政大臣に至る。
慈円は叔父。
和歌を藤原俊成に学ぶ。
《六百番歌合》を主催する。
御子左家と強く結びついた歌壇活動を展開。
《新古今和歌集》撰集にもかかわった。
《千載和歌集》以下の勅撰集に多数入集。
気品のある歌風を示す。
書にもすぐれており,
忠通の法性寺流に対して後京極流と呼ばれる。
家集に《秋篠月清集》がある。

最近は歌切ばかり掛けて
一行をあまり掛けないが
禅語のいくつかは覚えておこう

四月と言えば
拈華微笑
ネンゲミショウ
柳緑花紅
ヤナギハミドリハナハクレナイ
一花開天下春 
イッカヒライテテンカノハル
一華開五葉 
イッカゴヨウヲヒラク
一花開天下春 
イッカヒライテテンカノハル
花枝自短長 
カシオノズカラタンチョウ


今日は木曜稽古。
お稽古に見えるお弟子様は四名と少なめ。
コロナ禍で稽古時間は二時間ずつ。
予定表に記入してある時間通りに、
お弟子様はみえる。
それだけでは足りないが
今は仕方ないだろう。
茶花は庭の黄エビネを切る
二人静が白い花を咲かせて、
地味だが可愛らしい。

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遅き日や

2021-04-21 23:02:20 | 村雨庵 稽古 

遅き日や雉子キジの下りゐる橋の上 蕪村

遅き日とはなかなか日が暮れない春。
江戸時代の京都の
美しい風景に美しい雉子キジがいる。

今日は水曜稽古
掛け物は
歌切
よく読めなかったので
とりあえず掛けて
読んでみたら
花の盛りによめる とある
となると時季には遅い

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流火稍西傾リュウカ ヤヤニシニカタムク

2021-04-20 23:04:42 | お習字

今日はお習字
久しぶりに筆を持った。

漢字規定課題は
 流火稍西傾
流火リュウカ稍ヤヤ西に傾く

隋 薛道衡セツ ドウコウ
夏晩ナツノクレ   
   流火稍西傾
   夕影遍曾城
   高天澄遠色
   秋気入蟬聲

流火リュウカ稍ヤヤ西に傾カタブき
夕影セキエイ曾城ソウジョウに遍アマネし
高天コウテン遠色エンショク澄み
秋気シュウキ蟬声センセイに入る

中国南北朝時代および隋の文学者
薛 道衡セツドウコウの漢詩。

薛 道衡セツドウコウ
540年 - 609年
北朝および隋を代表する文学者で
「一代の文宗」と称えられたが、
煬帝にその文才をねたまれ処刑された。


隷書課題は
結廬在人境
廬イオリを結んで人境ジンキョウに在り

陶淵明トウエンメイの飲酒より
陶淵明 飲酒 其の五
 結廬在人境
 而無車馬喧
 問君何能爾
 心遠地自偏
 採菊東籬下
 悠然見南山
 山気日夕佳
 飛鳥相與還
 此中有真意
 欲辨已忘言

廬イオリを結んで人境に在り
而も車馬の喧しき無し
君に問う何ぞ能く爾ると
心遠く地自から偏なり
菊を採る東籬の下
悠然として南山を見る
山気日夕に佳し
飛鳥相與に還る
此の中に真意有り
辨ぜんと欲して已に言を忘る

漢詩もいい
ちょっと口ずさんでみたくなる

漢字臨書課題は
行書の極則と言える『王羲之の集字聖教序』より
写真のところ
うまく書けなかった。
参加することに意義があると。思おう。

今日は森金先生に
kabaちゃん改めトモカ様と雪様とサカチカ様
皆さんとお習字すると楽しい。
それにたくさん勉強した感じがする。
漢字規定はまだ7級。
それも生徒は全員が7級だ。
上を目指して頑張ろう。

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源 信明ミナモトノサネアキラ

2021-04-19 23:09:51 | 和歌と歌人

源 信明ミナモトノサネアキラ
 和歌・歌人81
あたら夜の月と花とをおなじくは
あわれしられむ人に見せばや
『後撰集』
ほのぼのと有明の月の月影に
紅葉吹きおろす山颪ヤマオロシの風
『新古今集』

源信明ミナモトノサネアキラ
平安時代中期の官吏,歌人。
910-970 
延喜10年生まれ。
天禄元年死去。61歳。
源公忠キンタダの子。
若狭,陸奥などの国守を歴任。
従四位下。
三十六歌仙のひとり。
「後撰和歌集」以下に23首は入集。
家集に「信明集」がある。


もう三十年くらいまえだが
牡丹の苗を売りにきたので、買った。
狭い庭に植えたところ
大人しく何年かは咲いて消えた。
言わずもがな
牡丹の花は見事だ
一輪でも華やぐ。

茶のために使うには
花の頃合いもある故
いくつも株がないと切れない。
それはわが庭は日当たり悪く
水はけ悪くては
とうてい無理だ
最近のわが狭庭には
日陰でも咲く雪の下が広がりつつある
そのうちにホトトギスと半化粧で埋まってしまう
みな地植えなので気がつけば
強いものに淘汰された。
草木の伸張の早いこと
雨の後は特に目を見張る
炉塞ぎの月も過ぎるのが早かった。

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清原元輔キヨハラノモトスケ

2021-04-18 22:34:41 | 和歌と歌人

清原元輔キヨハラノモトスケ
 和歌・歌人80
ちぎりきな かたみに袖を しぼりつつ 
末の松山 浪こさじとは
『後拾遺和歌集』


:清原 元輔キヨハラノモトスケ
平安時代中期の貴族・歌人。
内蔵允・清原深養父の孫で、
下総守・清原春光の子。
官位は従五位上・肥後守。
娘に清少納言がいる。三十六歌仙の一人。


今日は日曜日
93歳のエム先生に
ご機嫌伺いのお電話をした
お稽古は辞められたが、お一人だけお弟子様とお稽古しておられると。
お元気で何よりだ。

写真は近所の小学校のタンポポ

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雨となりしぐるる空のうき雲を

2021-04-17 23:46:40 | 能・謡

雨となりしぐるる空のうき雲を
いづれの方とわきてながめむ
(源氏物語・葵ヨリ)

今日は午後3時半から
朝日カルチャー
「能と源氏物語」
松岡心平先生の講座

源氏物語葵の巻、能「葵上」のお話し。
それと昭和11年の日本紹介のトーキービデオの
能楽鑑賞をした。
白黒の画面で字幕は英語。
静かに観る。

シテは金春流の桜間金太郎。
ワキは宝生新。

受講者は私も含めて
年配の男女が20名近く参加。
一番前のテーブルで
前には講師の先生がおられた。
緊張しながら同じ姿勢で
じっと講義を聴いていたが案外疲れる。
ビデオの映写が始まり部屋が暗くなると、
うとうと眠ってしまいそう。
いや寝てしまったかも。

講義を受けても、
これといって目覚ましく知識が増えるはずはない。
源氏物語は聞けば何となく
ぼんやり意味が通じるが
昔の能楽師の方は
知らない人ばかり。
ビデオに登場するは名人ばかりだとか、
そうかと思って観るがよくわからない。
あとで葵上の謡本を見てみよう

写真は近所の木蓮

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藤原 敦忠フジワラノアツタダ

2021-04-16 22:46:43 | 和歌と歌人

藤原 敦忠フジワラノアツタダ
 和歌・歌人79
あひみての のちの心に くらぶれば
昔はものを 思はざりけり
『拾遺和歌集』


藤原 敦忠フジワラノアツタダ
平安時代前期から中期にかけての公卿・歌人。
藤原北家、左大臣・藤原時平の三男。
官位は従三位・権中納言。
三十六歌仙の一人。

亀戸天神の藤の花が
今日は満開だと
例年より二週間早いらしい
江戸の浮世絵にもあったその風景を
私はまだ見たことがない
一度行ってみたい

写真は南青山御幸通りの大きな樹

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