村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

ちはやふる

2022-11-30 23:34:08 | Weblog

 よみ人しらず
ちはやふる
神な月こそかなしけれ
わが身時雨に
ふりぬと思へば

よみ人しらず
今日は
11月晦日の水曜稽古
掛物は閏月の題の詠草

閏月ウルウヅキ
とは、
太陰太陽暦において
加えられる「月」のこと。
これによって一年が一月増えて13か月となる。
筆者は
香川景樹
カガワカゲキ

香川 景樹
明和5年4月10日(1768年5月25日) ~天保14年3月27日(1843年4月26日)
江戸時代後期の歌人。
父は鳥取藩士荒井小三次。
初名は、純徳・景徳。
通称は銀之助・真十郎・式部・長門介。
号は桂園
・東塢亭トウウテイ
・梅月堂
・観鶩亭カンボクテイ
・臨淵社
・万水楼
・一月楼

詠草とは
和歌や俳諧の草稿

閏月
有明に
あらむ月にぞ
あまりけれ
天のめぐみの
うるふ歳らむ

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名を名乗らするしぐれ哉

2022-11-29 23:37:09 | 古筆

宿かりて名を名乗らするしぐれ哉 芭蕉

27日の日曜日
静嘉堂文庫美術館へ行った
もちろん稲葉天目も拝見
今まで岡本の静嘉堂で
何度か観る機会があり
自然光でも拝見したのだが
今回が一番、綺羅綺羅していた
驚くほどきれいだった
ガラスケースの天井に照明がある
そのせいかも知れない
兎に角きれい
キラキラしていた

それと
太田切
オオタギレ

平安時代に写された
和漢朗詠集の古写本の
零巻および断簡。
残るのは下巻のみで、
零巻2巻(ともに静嘉堂文庫蔵、国宝)
と20枚程度の断簡(諸家に分蔵)が確認されている。
書写年代は11世紀後半か。
伝称筆者は藤原公任、
実際の筆者は不明。
舶載の唐紙に金銀泥の下絵を描いた
和漢融合の料紙の上に、
行成風の和様の漢字と
類筆のない奇抜な字形を有する仮名が書かれた、
平安古筆の優品。
内題は倭漢朗詠抄下。
名称は遠江掛川藩の藩主太田家に伝来したことに由来する。
(ウィキペディアヨリ)

料紙が美しい

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雨隠りアマゴモリ

2022-11-28 23:32:59 | 覚えよう

 大伴家持
雨隠り
心いぶせみ出で見れば
春日の山は
色づきにけり

 雨隠りアマゴモリとは
雨に降られて隠 コモる笠の意から、
「三笠 ミカサ」にかかる枕詞


(七種の天目 )
曜変、
油滴、
建盞、
烏盞、
灰被、
黄盞、
玳皮盞。

(薄器七種 )
尻張棗、
大棗、
中棗、
小棗、
つぼつぼ棗、
碁笥棗。

(中興名物瀬戸の七茶入 )
古瀬戸肩衝在中庵ザイチュウアン、
古瀬戸肩衝釣舟、
古瀬戸肩衝畠山、
古瀬戸肩衝可中ワクラバ
古瀬戸尻膨伊予簾、
古瀬戸相坂丸壷、
古瀬戸真中古窯面取手吸江。

覚えるの苦手だ

五回目のワクチン打ったが副反応なし
注射をした左腕がちょっと腫れてる感じ
全く変わらず

幸い
若くないからかもね

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名残りなく時雨の空は晴れぬれど

2022-11-27 22:29:09 | 食事会

 源俊頼
名残りなく 
時雨の空は 
晴れぬれど 
まだ降るものは 
木の葉なりけり

源 俊頼
ミナモトノトシヨリ
平安時代後期の貴族・歌人。
宇多源氏、大納言・源経信の三男。
極位極官は従四位上・木工頭。


今日は日曜日
忙しい日曜日
朝九時半に五回目のワクチン
予約してあるいつもの病院へ
あっという間に終わって
電車に乗る
そのあとは
会員なので予約してなくても
大丈夫な出光美術館へ
展覧会は
「惹かれあう美と創造 ─陶磁の東西交流 」
開催期間
2022年10月29日(土)~12月18日(日)
比べ合うの
私的には好きだ

そのあと
歩いてすぐの
静嘉堂文庫美術館へ
ちょっと寄って
今日の分の予約する

そのあとは
席のみ予約していた
「グリルうかい」でランチ
とても幸せ

そのあと
静嘉堂文庫美術館へ
すぐ近くだ
「響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき―」
静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館)
12月18日まで 
なんていったって
稲葉天目が美しい
今まで何度も見たが
照明のせいかな
今日が一番綺麗

帰りは東京駅迄歩く
いい、天気
それほど寒くない
いい、一日

写真は今日のメイン
イベリコ豚

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紅葉ちる

2022-11-26 23:14:47 | 短歌・俳句の事

紅葉ちる竹縁ぬれて五六枚 夏目漱石

朝方すごい雨が降った
今日は土曜日
ちょっとお出かけ
最寄りの駅でお昼を食べる
ベーコンハンバーガーと珈琲
このベーコンが驚くほど小さい
とりあえずお腹に入れて
コージーコーナーのお菓子
クッキーのセットと
自分たちも食べる積もりで
シュークリームを手土産に
お邪魔した

玄関もお部屋も綺麗に整えられ
紅葉の絵の短冊
次のお部屋の床の間には
阪正臣の紅葉の和歌が掛かる

早速
お煎茶を出して下さり
霜柱のお菓子を頂戴した
暫しのお話しの後には
本物そっくりの柿の形のこなし
今度はお抹茶を一服
お喋りは盛り上がり
ご趣味の時代の更紗など拝見
「シュークリームをお持ちしたので」
お土産にお持ちしたのは
コージーコーナーのシュークリーム
普通はあり得ないが
残ってもお困りのはず

自分も食べたいので
恥ずかしながら
二回も訴えてしまった
シュークリーム
美味
おなかは
結構いっぱい
ああ
楽しかった

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もみぢのにしき むらむらにみゆ

2022-11-25 23:31:44 | 短歌・俳句の事

 祐子内親王家紀伊
うすくこく 
そめかけてけり 
たつたひめ 
もみぢのにしき 
むらむらにみゆ

祐子内親王家紀伊
ゆうしないしんのうけ の きい。
生没年不詳
平安時代院政期の日本の女流歌人
後朱雀天皇の皇女祐子内親王の女房。
女房三十六歌仙の一人。
一宮紀伊、紀伊君とも呼ばれる。
従五位上民部大輔春宮亮平経方の娘とも、
藤原師長の娘である
堀河院御乳母典侍紀伊三位師子と
同一人物ともいわれており
父親は定かではない。
母は「岩垣沼の中将」の作者
祐子内親王家小弁(こべん)。
紀伊守藤原重経(素意法師)は兄とも夫とも言われている。
(ウィキペディアヨリ)

気持ちの良い1日
金曜日はゴミ出しの日
段ボールも紙類も出せる
ただし早めに出さないと置場所が限られてしまうので
早起きして出す
やっと終え木戸より家に入ると
足もとには落葉がちらほら
拾いはじめたら止まらない
一つ拾うと その先にまた紅葉
縮れて紅葉の色も悪いけど
拾って また拾う
箒で はけば良いのに
やり始めると止まらない
でも
腰が痛くなりそうなので
ただちにやめ
早起きの寝惚けまなこだったのが
陽に当たってると
目が覚めるらしい
覚醒した

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音するも寂しきものと

2022-11-24 23:38:20 | 村雨庵 稽古 

 鴨長明
音するも 
寂しきものと 
まきの板に 
思ひ知るる 
初時雨かな

今日は木曜稽古
11月なので
壺を出し
口切の稽古をしよう
続けて初炭手前
濃茶薄茶の点前

天気だったのに夕方
急に雨が降って時雨たが
まもなくやんだ
村時雨だ

 

写真は三越の屋上にある三囲神社

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むら時雨

2022-11-23 23:16:22 | 村雨庵 稽古 

時雨(しぐれ、じう)は、
主に秋から冬にかけて起こる、
一時的に降ったり止んだりする雨である。

時雨が降る天候に変わることを
時雨れる(しぐれる)ともいう。

今日は水曜稽古
一日中ずっと雨が降っていた

掛物は千種有功チグサアリコトの自画賛

むら時雨
紅葉ながらに
降りくれば
心と袖を
濡らしけるかな

昨日はブログを書きながら
寝落ちしてしまった
トホホ

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初時雨ふれば山辺ぞ思ほゆる

2022-11-21 23:20:09 | 食事会

 よみ人しらず
初時雨ふれば山辺ぞ思ほゆる
いづれの方かまつもみつらん

今日は三人で誕生日会
射手座の友人の73歳の誕生日会
場所は銀座の五丁目
すずらん通り
イタリアンのお店
ネットで探したのだが
安いコース
3,800円
乾杯スパークリングワイン
オードブンとパスタとメインを一つ選んで
その後スイーツとカフェ

味も量も金額も良かった
それから西銀座でお茶して
タクシーで日本橋三越へ
お菓子を買って帰る

嗚呼
平安な一日だったね

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かそけきものに炭の音

2022-11-20 23:15:49 | Weblog

炉開いてかそけきものに炭の音 石鼎

原石鼎 ハラセキテイ
1886‐1951
(明治19‐昭和26)医者
俳人。島根県生れ。
本名鼎カナエ。

今日は朝日カルチャー
「茶の世界」
11月のお話し
炉開き。玄猪。
茶壺や口切。

「玄猪」「亥子」は、
旧暦十月の亥日に餅を食べる行事で、
宮中のほか、武家や農村でも行われていた。

能勢餅という能勢地域の亥の子餅が
1870年(明治3年)まで宮中に献上されていた。ようだ

旧暦十月、上の亥日に餅を食べると万病をのぞくという。
古代中国の俗信によるもので、
平安時代(寛平以前)から行われた。
朝廷では内蔵寮が猪の子型に作った餅を進める儀があり、
一般にも行われた」
とか
ネットにたくさん出てる
便利だ

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雲門の関

2022-11-19 23:21:00 | 茶事 茶会 

今日は茶事
開炉の茶事の客
客は三名
私目は真ん中でのんびり茶事を楽しんだ
懐石は美味
天気もよし
気温もちょうどよし
何よりの一日

開炉というとまず掛ける軸は「関」
この「関」とは何か

大徳寺開山の大燈国師(宗峰妙超禅師)が
師の大応国師(南甫紹明禅師)より与えられたという
極めて難解といわれた「雲門の関」の公案
それを大燈国師は刻苦奮励し、三年かかって透過した。

大燈国師は大徳寺の開山であり
われらが宗名は宗峰妙超の宗である
その大燈国師が大悟した
「雲門の関」
その境地をうたった偈
「一回雲関を透過し了り、
南北東西活路通ず。
夕処朝遊 賓主没し、
脚頭脚底 清風を起こす」
掛軸には
関 南北東西活路通
とあるものもある

難解なる公案「雲門の関」とは何か
『碧巌録』第八則の「翠巌眉毛」
夏の修行期間の夏安居ゲアンゴの終わりに、
唐時代の翠巌令参スイガンレイサンが
修行者達に言った。

翠巌、夏末に衆に示して云く、
「看よ、翠巌が眉毛ありや」
保福云く、「賊となる人、心虚す」
長慶云く、「生ぜり」
雲門云く、「関」

その雲門が関と云った意味合い、
真意は如何なることかと問うのが
雲門の公案。

さて如何

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ふるさとのこずゑの紅葉

2022-11-18 22:34:27 | お勉強

 源信明
ふるさとの 
こずゑの紅葉 
散りはてて 
おのがちりぢり 
なるぞかなしき

源信明
ミナモトノ サネアキラ
910-970 
平安時代中期の官吏,歌人。
延喜10年生まれ。
源公忠の子。
若狭,陸奥などの国守を歴任。
従四位下。
父とともに三十六歌仙にかぞえられ,
勅撰集には「後撰和歌集」以下に23首はいっている。
家集「信明集」に中務との贈答歌がおおい。
天禄元年死去。61歳。
(日本人名大辞典ヨリ)


今日は朝日カルチャーへ

薩摩焼は
旧島津藩、薩摩、大隅で焼成された陶磁器の総称
慶長三年1598
島津義弘に従って帰化した陶工の
金海(星山仲次)・芳仲・朴平意・芳珍などによって
鹿児島付近に築かれた。
薩摩焼は、
複雑・多岐にわたるが、
竪野系・龍門司系・苗代川系の三系統にわけられる。
(角川茶道大辞典ヨリ)

写真は
帰りに用事があって行った
有楽町の交通会館付近
空が青い

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月もなくなる夜寒哉

2022-11-18 11:49:14 | Weblog

欠け欠けて月もなくなる夜寒哉 蕪村

16日の水曜が半月で
24日が新月
それまでどんどん欠けてく


今日は木曜稽古
稽古場案内をご覧になった方が
見学にいらした
入門いただけるとのこと
お仲間が増えてうれしい
午後にはシモちゃんが
不用な屏風をとりに来てくれた
ご両親の車のナンバーは富士山
カッコいい
何があろうと
稽古中のお弟子様は
自分の点前に集中してる
よしよし

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落葉かな

2022-11-16 23:31:50 | 村雨庵 稽古 

 西山宗因
さびしさにたへし跡ふむ落葉哉

西山宗因
ニシヤマ ソウイン
1605〜82
江戸前期の連歌・俳諧師。
談林派の始祖 名は豊一 。
号は西翁・梅翁。
もと肥後(熊本県)八代 藩士。
16歳のころから京にのぼり連歌を学んだ。
主家没落後上京し,里村昌琢 らに師事し修業に励み,
のち宗匠(師匠)となった。
晩年は古風な貞門派を排して,
自由・軽妙・清新な談林派俳諧をおこした。

今日は水曜稽古
だが
午前中は
膝を手術した病院へ
手術して
右が四年左が三年経ったので
今までは半年ごとだったが
次の検査は一年後だ
私の膝も
最近はとても元気になって
スタスタ歩けるし
階段を降りることもできるようになった
どこの茶会でも行ける自信がついた感じだ
お陰様です

写真は若いお友達に貰った

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降りそふ今朝のしぐれかな

2022-11-15 22:35:01 | 短歌・俳句の事

 藤原俊成
いつしかと
降りそふ今朝のしぐれかな
露もまだひぬ
秋の名残に

今日は
午前中はずっと動かず
ビデオを観てた
その一つ
NHKのアニメ
「不滅のあなた」が気にいっている
シーズン1は2021年の4月から8月に放映して
とても気に入った
そのシーズン2は
2022年の10月から始まった
ビデオに撮っておいて
楽しみに観ている
のんびりもいいね

写真は
川端道喜の利休餅
日曜日の京都の帰り
新幹線の中で食べた
美味し

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