村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

渡辺清

2016-08-31 23:48:07 | 村雨庵 稽古 
今日は水曜稽古
午前中のお弟子様みんなお休み
夕方までどなたも見えず
夜は三名がお越し


掛け軸は
渡辺清筆 
葦に獺カワウソ


渡辺清とは
江戸後期の画家。
尾張生。
別号に周渓・雪朝。
初め狩野派を学ぶが、
のち土佐光貞・田中訥言に就き、
復興大和派の画家として知られた。
文久元年(1861)歿、84才。
(コトバンクより)


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菓子器は唐物

2016-08-31 01:15:55 | 紫廼茶話会
桔硬咲く
襟つきにくき人のごと
女姿の少年のごと
  与謝野晶子


今日は紫兎先生のお稽古
まだ本調子ではないが
元気になった気がする
気持も体も口も軽い

写真の菓子は
ういろう製の桔梗
中の餡は粒餡
菓子屋は鶴屋吉信

菓子鉢は
明代の景徳鎮窯の染付である
藍色がとても美しい

 



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秋のこゑ

2016-08-29 23:46:00 | Weblog
荻の葉に
かはりし風の秋のこゑ
やがて野分の
露くだくなり  藤原定家


三日間寝ていたら
楽になった
具合が悪いと
自分の体を起こすことさえ辛い
元気になれば
おのずと動きたくなる
夕方には
何かをしてみようという気分
たまには休もう

いま
台風10号のニュースを見ている
明日は紫兎先生のお稽古
風雨が強くないと良いが



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盥に雨を聞く

2016-08-29 00:12:52 | Weblog
野分して盥に雨を聞く夜かな 芭蕉

台風がまた接近するようだが
風邪をひいた
カラダが重く起き上がっても
すぐコトンと横になるしかない
予定があったが
昨日のうちにキャンセル
明日も
予定があるが
台風の関係で
先方からキャンセル
しばし
安静




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藤原行成の書 その流行と伝称

2016-08-27 21:40:10 | 美術館・博物館
昨日の続きだが
いつもよりたくさん歩いて
疲れた
写真は平成館のロビーで買った
織部饅頭と珈琲


西洋美術館の後は東京国立博物館
観たいものがある
藤原行成の書だ
トーハクのホームページには
下記のように書いてある




本館特別第一室にて開催

2016/08/23 ~ 2016/10/02

藤原行成(ふじわらのこうぜい、972~1027)は
平安時代中期の貴族で、能書(のうしょ)として知られ、
小野道風、藤原佐理とともに「三跡」と称されています。
中国から伝わった書を
もとに発展した日本風の書である
和様(わよう)の書は、
行成の活躍した時期に完成しました。
その後、鳥羽天皇(1103~56)の時代まで、
みな行成に倣って書いていたと言われるほど、
行成の書風は流行しました。
また、行成の子孫は代々、
宮廷の書役として活躍し、
平安時代から鎌倉時代の
和様の書の中心的役割を担っていました。
後に世尊寺(せそんじ)流と
呼ばれるその一系の書流の祖としても、
行成は尊重されてきました。

今回の特集では、
まず、藤原行成の真跡(しんせき/真筆(しんぴつ)、直筆(じきひつ))をご堪能いただきます。
国宝「白氏詩巻(はくししかん)」には、
行成の子孫である藤原定信(1088~1154~?)が
これを行成の書と鑑定した跋語(ばつご)があり、
確実な、そして代表的な作品です。
また、重要文化財「書状」(個人蔵)には、
尊円親王(そんえんしんのう)が行成の書を
褒め称える添状(そえじょう)が附属しており、
行成の書が愛好されてきた歴史がうかがえます。

次に、行成の書風をよく真似ている作品をご覧いただきます。
国宝「延喜式(えんぎしき)」は、
平安時代に行成の書がいかに人気を博したかを物語るものです。
そして、「升色紙(ますしきし)」などの古筆切(こひつぎれ)は、
その流麗な仮名が
「行成の書であってほしい」という望みをこめて
行成筆と伝称されてきました。

藤原行成の書がどれほど流行し、
尊重されてきたのかを、
数々の作品からご紹介します。

担当研究員の一言

藤原行成の真跡とともに、伝藤原行成筆の古筆切をご堪能ください。/恵美千鶴子

展示作品リストへ
主な出品作品
*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
国宝 白氏詩巻 藤原行成筆 平安時代・寛仁2年(1018)
国宝 延喜式 巻三十六 平安時代・11世紀
重要文化財 書状 平安時代・寛仁4年(1020) 個人蔵
重要文化財 藤原師通願文 平安時代・寛治2年(1088) 個人蔵



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世界文化遺産 国立西洋美術館

2016-08-27 01:32:14 | 美術館・博物館
世界文化遺産になった
上野の国立西洋美術館へ
久しぶりにkeikoちゃんと出かける

開催中の展覧会
[企画展示室]
聖なるもの、俗なるもの
 メッケネムとドイツ初期銅版画
とのことであまり興味なし

今回は
西洋絵画の巨星が並ぶ
常設展で芸術鑑賞
まして
65歳以上は無料だった

昼は睡蓮にて食事
ランチコース
スープ、サラダ、パン
メイン料理
アイスクリームに飲み物
肉や魚を普段は殆ど食べない
で今日はサーロインステーキ
まあ食べられた
これで1674円
重ねて嬉しい




外は
猛烈な暑さだが
日陰を選んで
このあとは
東京国立博物館へ向った



写真はご存じピカソ
パブロ・ピカソ
1881年10月25日 - 1973年4月8日、
スペインに生まれ、
フランスで制作活動
ジョルジュ・ブラックとともに、
キュビスムの創始者として知られる。

生涯におよそ
1万3500点の油絵と素描、
10万点の版画、
3万4000点の挿絵、
300点の彫刻と陶器を制作、
最も多作な美術家であると『ギネスブック』に記されている。とウィキペディア



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秋海棠

2016-08-26 02:31:25 | 村雨庵 稽古 
暑さのせいか庭に花がない
わずかに咲いている
秋海棠シュウカイドウと水引を
耳付籠花入に入れた


いびつなる秋海棠の広葉かな 立子

秋海棠は
海棠に花の色が似ているから
名前が付いたようである
その葉は特徴的
左右非対称である
俳句はおっしゃる通り
その通りである…が

この句をよんだ立子とは
星野立子

美術人名辞典の解説によると
星野立子
俳人。東京生。
高浜虚子の次女。
東京女子大卒。
俳誌「玉藻」を創刊、主宰した。
『ホトトギス』同人。
杉田久女・中村汀女と共にホトトギスの代表的女流俳人として知られる。
昭和59年(1984)歿、80才。


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新涼や

2016-08-25 00:03:21 | 村雨庵 稽古 
今日は水曜稽古
俳句の短冊を掛ける

新涼や名硯という肌さわり
       三良子


しん‐りょう【新涼】
秋の初めの涼しさ。
初秋の涼気。
《季 秋》
「新涼や仏にともし奉る/虚子」
(デジタル大辞泉の解説)


三良子とは
酒井三良サカイサンリョウのこと
美術人名辞典の解説によると

日本画家。福島県生。
名は三郎。別号に梧水。
同郷の画家坂内青嵐に師事。
のち小川芋銭を知り、
その勧めで院展に出品し認められる。
農村の生活や自然を詩情豊かに描いた。
日本美術院監事。文部大臣賞受賞。
昭和44年(1969)歿、71才。


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蓑虫の 音を聞きに来よ

2016-08-23 21:43:13 | 紫廼茶話会
今日は紫兎先生のお稽古へ
向かう道すがら 
何やら揺れているものがある
近くに寄ってみると
蓑虫だった

蓑虫の
音を聞きに来よ
草の庵  
    芭蕉


むかし蓑虫は鳴くと
言われていたようだ
蓑虫 季語は秋

ミノムシ(蓑虫)は、
ミノガ科(学名: Psychidae)のガの幼虫。
一般には、その中でも
オオミノガの幼虫を指す。
幼虫が作る巣が、
藁で作った雨具「蓑」に
形が似ているため、
「ミノムシ」と呼ばれるようになった
(ウィキペディアより)



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在原業平ありわらのなりひら

2016-08-23 00:56:56 | 文の会
伊勢物語の主人公
その昔男は
在原業平だと言われる
計算すると1136年も経っているのに
たくさんの絵にもなり
物語の中にいる

写真は三人の歌仙画が
台張り表装してある私の掛け軸


在原業平
ありわら‐の‐なりひら
[825~880]
平安前期の歌人。
六歌仙・三十六歌仙の一人。
阿保親王の第5子。
情熱的で詠嘆の強い和歌を残し、
伊勢物語の主人公とされる。
美男子の代表といわれる。
在五中将。
(デジタル大辞泉の解説)



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もろこし船になりたい

2016-08-22 00:14:35 | 文の会
今日は文の会
いつものイタリアンで待ち合わせ
1500円のランチのコース
パスタは三種類をシェアする
あとスイーツと飲み物
イタリアンの珈琲は苦いね


今日は伊勢物語
原文を読んで読み下しを読む
この繰り返し
今日もお喋りのあとに
少し読んだ


第二十六段 
( もろこし船)
むかし、
男五条わたりなりける女を
え得ずなりにける事と
わびたりける、
人の返り事に、

思ほえず
袖にみなとの騒ぐかな
もろこし舟の
寄りしばかりに


昔、男が五条の辺りに住んでいた女を
得られなかったと
嘆いていたが、
ある人の手紙の
返事に詠んだ歌。

思いがけず、近づいてきたのが
唐舟なもんだから
だから
少しでもちかづくと
凄く大きな波が立って
そのしぶきで私は泣いてしまうのだ

というところか

もろこし船は
中国の船、
中国へ行き来する船だとか
遠くへ行くので
長い旅に耐えるように
大きく頑丈なのだろう 
大きくて強そうなものを
もろこし船と言うのだろう



 

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右近

2016-08-20 23:25:10 | 女房三十六歌仙
右近うこん
生没年不詳
平安時代中期の女流歌人。父は右近衛少将藤原季縄。

醍醐天皇の中宮穏子に仕えた女房で、
元良親王・藤原敦忠・藤原師輔・藤原朝忠・源順などと恋愛関係があった。
村上天皇期の歌壇で活躍した。

『後撰和歌集』『拾遺和歌集』『新勅撰和歌集』に入集している。

小倉百人一首38番 
忘らるる 
身をば思はず 
誓ひてし 
人の命の 
惜しくもあるかな

一説によると、この歌の相手は藤原敦忠と言われている。(ウィキペディアより)


写真はクマショウさんちの
竹でつくったトンボ
トンボの視野は270°
勝ち虫と言われる
茶道の世界にも
トンボに飾るとか
片トンボも使う
古くはトンボを秋津
と呼び、
日本では親しんできたものだが西洋ではどうも
そうではないらしい




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アフタヌーンティー

2016-08-19 23:12:30 | 懐石・料理
きりさめの空を芙蓉の天気かな 芭蕉


凜さんとの鈴の会
今日の食事は
パレスホテルで
夏のアフタヌーンティーをオーダーした
塗りの重箱に綺麗に詰めてある
色々楽しいもの

ガスパチョ トマトの冷製スープ、
うなぎと胡瓜の手毬寿司、
コールドビーフとスモークサーモンのサンドウィッチ、
フィッシュバーガー、
プティガトー、
マンゴプディングとグレープフルーツのジュレ、
和菓子 ほか
¥4,000
グラスシャンパン付 は¥5,800
提供時間:1:00p.m.-4:30p.m. (土・日・祝日は2:00p.m.よりご提供)



ドリンクは何種類も頼めば飲めるのが
嬉しい
ゆっくりお喋りするのに
最適



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藤原俊成女ふじわら-の-としなりの-むすめ

2016-08-19 03:44:19 | Weblog
藤原俊成女
ふじわら-の-としなり/
しゅんぜい-の-むすめ、

1171頃 - 1251、
鎌倉時代前期の歌人である
新三十六歌仙
女房三十六歌仙の一人

皇太后宮太夫俊成女、
俊成卿女の名で歌壇で活躍、
後には侍従具定母、
三位侍従母、
晩年出家してからは
嵯峨禅尼、
越部禅尼と呼ばれた。

実父藤原盛頼が、
1177年に発生した鹿ケ谷の陰謀の
首謀者の一人藤原成親の弟として
責任を問われ失脚、

母方の祖父である藤原俊成に
引き取られ娘として養育された。

1190年(建久元年)頃に
源通具の妻となり
一男[一女をもうける。
(ウィキペディアより)


写真は
先日の茶会で使った旦入の楽茶碗
黒の馬盥の箱だ
楽茶碗は
楽家の箱でないと
良くないと聞いてはいるが
価格の関係もある
それは簡単には買えない
簡単に買えるのであれば共箱を
又は近くの楽家の
箱書きがある物を買いたい



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朝顔

2016-08-17 23:02:40 | 村雨庵 稽古 
水曜稽古
掛け物は 清風名月

待合には
「朝顔」と箱にある画をかけた
井戸に朝顔が描いてある
朝顔につるべ取られて貰い水

加賀千代女の句を思い出した
絵を描いたのは三宅鳳白




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