村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

野菊一輪

2023-10-30 23:07:16 | お勉強

野菊一輪手帳の中に挟みけり 漱石

今日はお茶碗研究会

井戸茶碗とは
高麗茶碗の一つ。
濁白色の土に、
淡い卵色の釉薬かかる。
室町時代以後、茶人に愛用された。
大井戸、古井戸、青井戸、井戸脇などの種類がある。

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遊ぶ今夜は明けずもあらむか

2023-10-29 20:18:00 | 待合掛

 大伴家持
黄葉の
過ぎまく惜しみ
思ふどち
遊ぶ今夜は
明けずもあらむか

昨日の三渓園の茶会
寄付の掛けものは
琳派の
紅葉に仕丁の画だった
筆者は
深江 芦舟
フカエロシュウ
1699年(元禄9年)~ 1757年(宝暦7年)
江戸時代中期の画家。
名は庄六。
別号に青白堂。

京都銀座の商人筆頭役であった
深江庄左衛門の子として生まれる。
父と共に家業を営んでいたが、
1714年(正徳4年)に
父が流罪を受けたことにより、
その責任で家業を辞した。
後に父と親交のあった
同じ商人の中村内蔵助を通じて、
その庇護者であった
尾形光琳の門人となった。
光琳に師事している時には
琳派の作品だけでなく、
俵屋宗達が描いた作風の宗達派もよくした。
後に光琳の作風を受け継いだ
草花図等を描き、
琳派における代表的な画家となった。
(ウィキペディアヨリ)

東博にある『蔦の細道図屏風』
俵屋宗達の手法を利用。とある


今日はワクチン接種の
七回目
いつものクリニックに向かう
1/3位まで裏道を歩いて行く
すすきの写真を撮ろう

秋だねぇとパチリ
昨日よりは少し涼しいかも
気持ちの良いコロナワクチン接種日和


今日はワクチン接種
封筒はバックに入れたか

いや空っぽ
置き忘れてしまった
早めにでたので
戻れる
踵を返して家までダッシュ
封筒を取って
またまたクリニックへ向かう
時間には間に合った


前にも封筒忘れて
取りに帰ったこと
あった

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秋晴や

2023-10-28 23:51:51 | 茶事 茶会 

 若山牧水
秋晴や 
空にはたえず 
遠白き 
雲の生れて 
風ある日なり


今日は茶会
横浜の三渓園
まさに秋晴れ爽やかな
茶会日和

10月28日(土)開催 三溪園での
「大師会」開催100周年 記念茶会

重要文化財 春草廬 |濃茶席

重要文化財 臨春閣 |薄茶席

横浜市指定有形文化財 白雲邸 |点心席

天気良し
気持ちの良い風が吹きぬける
大寄せだが参加者は
九十名とすくなく
ゆったりしてた

写真は普段は入れない

臨春閣の二階から

 

 

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野菊一輪

2023-10-27 23:18:31 | Weblog

野菊一輪手帳の中に挟みけり 漱石

平安時代は、
都が平安京に移り、
藤原氏が
政治的トップの地位を独占した
摂関政治の時代。
武士が登場し、
成長する時代。
かな文字発明されて、
『源氏物語』『枕草子』などの文学が生まれた。

年代は
794
鳴くよウグイス平安京から
1192
いい国作ろう鎌倉幕府
までの約400年だったが
最近は
1185
いいはこ作ろう鎌倉幕府
になったようだ

これに限らず
昔に習ったことが
通用しないこともある
アップデートしよう

最近は早起きなので
夜は早くに眠くなる
夜中に目覚め
ああよく寝たな
と思って時計を見ると
まだ十一時半
だったり
また寝よう
ユーチユーブの落語を
聴きながらね

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花すすき

2023-10-26 22:24:12 | 村雨庵 稽古 

今日は木曜稽古
掛けものは
中院通躬 御筆
和歌色紙
堀江知彦箱

  道命法師
花すすき
まねくはさがと知りながら
とどまるものは
心なりけり

色紙の筆者は
中院通躬
ナカノインミチミ
1668-1740 
江戸時代前期-中期の公卿,歌人。
寛文8年5月12日生まれ。
中院通茂の子。
参議,権大納言,内大臣をへて,
元文3年右大臣となる。
従一位。
家学の和歌にすぐれ,
絵もたくみだった。
元文4年12月3日死去。 72歳。
号は歓喜光院。
家集に「通躬公集」。
(日本人名大辞典ヨリ)

今日のお菓子は
練りきりの紅葉と
カボチャのお饅頭に
オバケの焼き印
銘はハロウィンだそうだ

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魚も動かず秋の水

2023-10-25 21:38:46 | 村雨庵 稽古 

藪影や魚も動かず秋の水  漱石

今日は水曜稽古
10月最後の週
なごりの月
大板と五行棚の点前を稽古

五行棚は玄々斎好み、

木は 棚の上下にあり、
火は 風炉の中にあり、
土は 土風炉を使い、
金は 風炉釜、
水は 釜の中。

自然の森羅万象を象る
台子の扱いと同じくするところに
棚の名の由来がある。と

天板の木目の根元は客付に向け、
地板は勝手付に根元を向ける。
三本の竹柱は、
二節を客付、
三節を勝手付、
一節を中央とする。

「台子は栄華結構の式なれば、
万疎略あるまじく候、
是茶湯の極真にて、
方式の根本也」と
南方録にあり

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庄屋の門構

2023-10-24 22:49:26 | 食事会

渋柿やにくき庄屋の門構 漱石

今日は友人とお食事
渋谷で待ち合わせて
お昼を食べる予定

待ち合わせの前に
指物師に頼んであった箱を
取りに行くのだが
ここは分かりにくい所なんだ
今回は三回目
一度目は新橋からバスで
二度目は浜松町からタクシー
住所を言うと、
近くまで行くには行くのだが
遠回りにぐるぐる回って
なかなか着かないが
どんどんメーターが上がる
あまり気分が良くない
今回は三回目だ
田町からタクシー
近くで降りてあとは歩いた
これが正解らしい

渋谷駅南口改札口に
待ち合わせて
桜ヶ丘のイタリアンへ
陸橋を歩いていると
向こうから歩いてくる人が
知り合いに似てるな
やっばりそう
草苑様
買い物に出掛けるところだそうだが
出会うのは偶然
桜ヶ丘のイタリアン
ランチ
サラダとパンとコーヒー
が付く
完食

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秋の空

2023-10-22 20:58:10 | Weblog

秋の空昨日や鶴を放ちたる 蕪村

今日はお弟子様
サカチカさんのお茶事の水屋

花を切りタクシーを呼ぶ
迎車料金は300円
支払は1,500円
行きも帰りもエプロン着用だけど

10月のなごりの茶事
布袋さんが舟の上で月を見てる
汲み出しはオランダ写し
本席は和漢朗詠集の紅葉

不堪紅葉青苔地又是涼風暮雨天

感に堪えないことよ。
紅葉が散り、
青い苔に覆われた地の
けしきは
言葉に表せないほどだ。
そして冷ややかな風が吹き、
夕雨の降る空のけしきは尚一層風情を増すようだ。

白居易の漢詩からだが
筆者は江戸前期
後陽成天皇の第八皇子
良純入道親王筆

写真はトーハクの道元緞子

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夕されば 

2023-10-21 21:51:02 | 文の会

 源俊頼
夕されば 
はぎをみなへし 
なびかして 
やさしの野邊の 
風のけしきや

秋の美の凝縮され和歌だ
作者は
源俊頼ミナモトノトシヨリ
平安後期の歌人。
源経信の子。
はじめての組題百首《堀河百首》を
企画・成功させるなど,
王朝和歌に新展開をもたらす
精力的な歌壇活動を展開し,
のちに藤原俊成を通して
中世和歌へと引き継がれる,
歌道の文芸意識,
批評意識を高めたとされる。
5番目の勅撰集《金葉和歌集》を編む。
自撰家集《散木奇歌集》のほか,
歌論書《俊頼髄脳》を著した。


今日は土曜日
忙しい土曜日
午前中に病院二件へ
薬を貰いに行った

そのあとは
文の会
いつものイタリアンで
バイ様と待ち合わせ
少し私が遅れたので
早めに頼んだと
写真のおつまみとワイン

パスタは
サーモンとアボカドと
いくらのクリームパスタ
それと
ベーコンとキノコのアラビアータ
満足

文の会は伊勢物語を少し読み
そのあとは髪をカットに予約した美容院へ

嗚呼 忙し

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山里も同じ浮世

2023-10-20 18:03:31 | Weblog

山居
山里も同じ浮世の塵にまた
ものの寂しきことにぞありけれ 鑑子

昨日は木曜稽古
書いたもののアップするのを
忘れてしまった
今年の夏は暑かったが
このところは冷房も暖房もいらない
過ごしやすい
爽やかな秋の様子だ

水木と続く稽古の時は
木曜は
水曜の稽古の
風炉の始末をする
朝鮮風炉と道庵風炉
残ってる灰を取り出し灰をふるう
灰型を二台つくる

九時にはお弟子様が
お稽古にやってくるので
八時半には
風炉に炭をいれ釜を掛け湯をわかす

花を入れ
香をたく
間に合えばだが

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むかしの音聞む

2023-10-18 23:41:51 | 村雨庵 稽古 

丸盆の椎にむかしの音聞む 蕪村

今日は水曜稽古
風炉の稽古もあとわずか
大板中置
五行棚


写真は東博の唐物の絹
中国
明時代
15世紀のもの
裂地の名前は
「縹地入子菱二重蔓大牡丹唐花文様金地金襴」
地模様が一見無地に見えるが
上部のベージュをよく見ると
入れ子菱になっているのに
驚愕

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北にもつちのおとたてて

2023-10-17 20:26:00 | 美術館・博物館

 樋口一葉
南にも
北にもつちの
おとたてて
きそひがほなる
さよ砧かな

今日は上野東博の「やまと絵展」へ
11時前についたが
混んでる

お宝を
ガラス越しに拝見するのだが
絵巻物のように平らに
おいてあるものは
人が並んでて動かない
ちょっとした隙間にも入れない
好きなものを
好きなだけは見れない
空いてるところを選んで見た
展示替えがある
四期にわかれるが
今は一期目

個人的に好きなものは
藤田美術館の「阿字義アジギ」を観れて嬉しい

「阿字義」とは
藤原時代~鎌倉初期の作。
寂蓮作と伝えるが明らかでない。
一巻なる絵巻物。
「阿」の字は
万象の本源で
文字の母であり、
また、
仏教の根本を
示すものとして
その義を図解したもの。

四大絵巻
『源氏物語絵巻』
『信貴山縁起』
『鳥獣戯画』
『伴大納言絵詞』

神護寺三像
「伝源頼朝像」
「伝平重盛像」
「伝藤原光能像」

三大装飾経
「平家納経」
「慈光寺経」
「久能寺経」

国宝重文、教科書切手などの本物が並んでる

写真はトーハク

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荻の葉の そよぐ音こそ

2023-10-16 22:44:37 | 短歌・俳句の事

 紀 貫之
荻の葉の 
そよぐ音こそ 
秋風の 
人に知らるゝ 
始なりけれ

紀 貫之
キノツラユキ
平安時代前期から中期にかけての貴族・歌人。
下野守・紀本道の孫。
紀望行の子。
官位は従五位上・木工権頭、贈従二位。
『古今和歌集』の選者の一人。
三十六歌仙の一人。


今日は月曜
特に用はない
近くのコンビニまで出掛けた
それだけ
ためてあるビデオを見るのが
楽しみ

写真は10/10ふくもとの食事会
ハモと松茸の土瓶蒸し

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よみ人しらず 白雲に

2023-10-15 21:44:29 | 短歌・俳句の事

 よみ人しらず
白雲に
はねうちかはし
飛ぶかりの
かずさへ見ゆる
秋の夜の月

 よみ人しらず
さ夜なかと
夜はふけぬらし 
かりが音の
聞ゆる空に
月わたる見ゆ

 藤原忠房
きりぎりす
いたくな鳴きそ 
秋の夜の
ながき思ひは
我ぞまされる

藤原忠房
フジワラノタダフサ
?-929 
平安時代前期-中期の官吏,雅楽家。
京家藤原興嗣の子。
従四位上,右京大夫となる。
「胡蝶(こちょう)」を作曲。
また神楽,催馬楽の増補選定にたずさわった。
中古三十六歌仙のひとり
で,
歌は「古今和歌集」などにはいっている。
延長6年12月1日死去。
(コトバンクより)

写真は10/10のふくもとの…

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もみぢ踏み分け

2023-10-14 21:11:17 | 茶道具、古美術、骨董

 藤原定家
秋山は
もみぢ踏み分け
訪ふ人も
聲きく鹿の
音にぞなきぬる

12世紀初頭に編集された二十巻本歌合は
別名(類聚歌合)ともいう

堀河天皇(在位1086~1107)のころに編集
200回以上の歌合で詠まれた和歌を載せた巻子本
陽明文庫にあり
茶会で伺うたびに
ガラス戸を開けて頂き
拝見したが
罫線が引いてあることだけ
確認した

その二十巻本歌合の
断簡になったものに
「柏木切」と「二条切」の二種類がある

清書ではなく原稿として書かれているので、早書き
筆者は大勢の人で分担
そのうち
藤原忠家筆と
伝えられるものは
…「柏木切」と、

忠家の子である藤原俊忠フジワラノトシタダ筆と
伝えられるものは
…「二条切」

今日は
東京美術倶楽部のアートフェアへ
「二条切」が三ヶ所のお店で出ていた

アートフェアは
昨日から始まってる
道具を買うなら初日に行くべき
今日は二日目だが
ふたりの御弟子様は何とか
希望の道具を買えたようだ

お昼はタクシーで新橋亭へ
予約で満席と断られ
駅への道すがらの
寿司ざんまいにて
まずは生ビール
あれやこれや
満腹になるまで
食べる食べる
お腹は満足したし
私は何も買わなかったが


楽しかった

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