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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

青磁と染付

2010-05-31 23:00:13 | 茶の事
今日は朝ごはんを食べたら出かける
ゆっくり食べたかった
厚焼卵

今日は青磁と染付
中国のやきものはみな唐物だ

青磁は
官窯に汝窯と郊壇官窯と汝官窯の三つがある
また龍泉窯で
宋の時代は砧青磁
元の時代は天竜寺青磁
明の時代は七官青磁
珠光青磁は南宋時代中国南方の同安窯系諸窯で焼かれたようだ


染付は景徳鎮で焼かれた
元の染付
明の染付
清の染付
時代で異なる特徴がある
日本では明時代に景徳鎮に注文した
一六二〇年代に古染付
一六三〇年代に祥瑞
など

ほかに景徳鎮以外の民窯の呉須や
染付雲堂茶碗もある

と青磁と染付はこうして自分なりに理解しているつもりだが
違うかもしれない
あと唐物茶碗には白磁、天目、絵高麗(磁州窯)もある

何百年もの昔に焼いて今まで残ってきたもの
茶ではそれを手に取り、使うのだから

やきものが好きであれば
茶道をせねば ホント勿体ない



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茶人の名前を覚えておこう

2010-05-30 23:15:52 | 茶の事
料理教室の日だ
森金さんとかつどのとデレラ姫の三人
今月はかつおの料理で三日間あった
写真はかつおのすり流し汁
来月の献立はまだ決めていない
何にしよう


手近にある茶の本など見てみよう
料理ではないが
目についた

村田珠光は1423~1502利休のほぼ百年前の人
武野紹鴎は珠光より79年あとに生まれた1502~1555
津田宗及は?~1591利休と同じ年に亡くなる。
千利休は1522~1591武野紹鴎と20歳違い。津田宗及と同じ年没
山上宗二は1544~1590利休の22歳下、利休の切腹の前の年に亡くなる
古田織部は1544~1615山上宗二と同じ年に生まれた
と言うことは利休の22才下
千宗旦は1578~1658利休と56歳違う
小堀遠州は1579~1647宗旦より一つ下
金森宗和は1584~1656宗旦とは6歳、遠州とは5歳下だ
片桐石州は1605~1673宗和と19歳違う
山田宗偏は1626~1708石州とは21歳下、宗旦とは48歳
藪内竹心は1678~1745藪内中興の祖とも。遠州と約100年違う
川上不白は1719~1807江戸千家を興した。宗旦とは140年違う
松平不昧は1751~1818出雲松江の藩主。遠州と94歳の違う
玄々斎宗室は1810~1877新しい茶のスタイルを確立した。
伊井直弼は1815~1860幕末の大老。宗観。川上不白とやく100歳違う

願うところは違えども
目指すところは一つなり
茶の湯文化検定の勉強をそろそろしなくては・・・ 



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神のみいつの男山

2010-05-29 23:39:18 | 紫廼茶話会
幕末の歌人1791から1875
蓮月の短冊
題は山
いちしるき神のみいつの男山しらべも高き峰の松風

さて と
みいつとは何ぞや
辞書を見ると御稜威ミイツ
「いつ(厳)」の尊敬語。御威光。御威勢。とある
なるほど・・・
男山とは
石清水八幡宮イワシミズ
京都府八幡市の男山山頂にある神社。
宇佐神宮、筥崎宮とともに日本三大八幡宮のひとつ。
伊勢神宮に次ぐ国家第二の宗廟とされている。

その石清水八幡宮のご威光で峰の松風の調べもことのほか高いぞという歌のようだ

そういえば
徒然草第52段「仁和寺にある法師」に
仁和寺に、ある法師、
年寄るまで、石清水を拝まざりければ、
心うく覚えて、
ある時思ひ立ちて、
ただひとり、徒歩よりまうでけり。
極楽寺・高良などを拝みて、
かばかりと心得て帰りにけり。

 さて、かたへの人にあひて、
「年ごろ思ひつること、果し侍りぬ。
聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ。
そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、
何事かありけん、
ゆかしかりしかど、
神へ参るこそ本意なれと思ひて、
山までは見ず」とぞ言ひける。

 すこしのことにも、先達はあらまほしき事なり。


仁和寺の僧が一生に一度でもいいから
石清水八幡宮へ行きたいと、願い、叶って行ったのだが
ふもとの立派な高良社や極楽寺などですっかり満足し、
なぜか皆が山を登って行くのには
興味はあったが石清水に詣でる事が重要だから
山には登らなかったよと言う
結局のその僧は肝心の石清水が山の上にある事は知らず
麓の摂末社で終わってしまった。
そして兼好いわく 些細なことにも先達は必要だと・・・

今でもありうる事だ

昨日整体で針を打ってもらい
堅くなった筋や筋肉の緊張が取れ柔らかくなったか
今日は正座が少しできた
嬉しい

まずは
やわらかき筋肉と
やわらかき心で
ご先達のご指導を
お待ち申しあげまする

なにとぞ!!・・・



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文の会 片桐石州

2010-05-28 23:15:13 | お勉強
緑の風が気持ちよく吹きぬける
晴れやかな日だ
今日は文の会
バイ様はメロンを片手に
にこやかにお越しあり
先日の拙ブログ 十便十宜帖をご覧になり
小さくてわからんと おっしゃる
まだ掛けてあった軸
汲便の複製
そばに寄られてごらんある

今日の文の会は片桐石州の消息

片桐石州は片桐且元の弟の子
石州二十歳の頃、千道安の高弟、桑山宗仙に学び始め、
数年にして奥義を極めたようだ
京都知恩院の普請奉行となり京都に滞在、
公務の傍ら綾小路柳馬場の自邸に二畳台目の茶席を設け茶に励む
金森宗和、松花堂昭乗、小堀遠州らに啓発され、
大徳寺の玉舟和尚に参禅
東福門院、堯然法親王、堂上貴顕に親炙す
のち遠州の後を承けて将軍家の茶道師範となる

石州流は
片桐家老の藤林宗源の 宗源流
江戸東海寺高源院怡渓イケイ和尚の 怡渓派
怡渓門下の伊佐幸琢から出た 伊佐派
伊佐派の流れを汲む松平不昧の 不昧派
藤林宗源門下の松浦鎮信の 鎮信派
石州家臣大西閑斎の女婿大口樵翁の立てた 大口派
宗源門下の清水道竿の 清水派
鎮信派の支流野田酔翁の 野田派
怡渓派の支流越後新発田藩主溝口悠山の 越後怡渓派
その支流の 会津怡渓派
など諸流派がある
(茶人の名書簡より)
その流派の多いのには驚く

さて来月は
保科正之自筆書状の勉強
それも茶の師匠の石州に送った手紙だという
楽しみだ


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山水に清音有り

2010-05-27 23:44:57 | 村雨庵 稽古 
明るい日差しが当たったかと思うと
突然雨が降ってきた
雨かと思うと晴れていた
まったく不安定ない気候である

掛け物は山水有清音 サンスイニセイオンアリ
このところ雨が降る事も多く
川は水量が増していることだろう
上流では川幅が狭いので 
流れる音を響かせて
下流へと流れゆく
青葉の中
流れゆく

茶の点前も勉強も
当たり前に水が潺々と流れるよう
休みなく続けて行きたいものだ



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十便十宜帖

2010-05-26 23:23:49 | 村雨庵 稽古 
今日は月の最後の水曜稽古
朝はアイさんが電車に乗り継ぎ見えた
その後ずっとずっと誰も来ず
3時からやっと、さかちかさんが見えた、
その後又だれも来ず…
6時半頃から
シンデレラ、森金さん、修繕部長、飛び姫、うららちゃんと5名が次々…
良かった
少ないと寂しいよね

今日の掛けものは
十便十宜図の中
汲便 勿論複製
世塵を避け清らかな山麓で水を汲み
湯を沸かし茶を点てて茶でも飲もうではないか


『十便十宜』(ジュウベンジュウギ)は、
清の李漁(李笠翁)が、
山麓に草庵をむすんで、
門をとじて閑居したところ、
静は静であろうが、
不便なことが多いであろうといったのに対して、
便(便利な事)と宜(よろしい事)とそれぞれ十則の詩をつくった。
この詩に基づき1771年に池大雅が「十便帖」、
与謝蕪村が「十宜帖」を描く、
その合作した画帖が「十便十宜帖」。「十便十宜図」とも。国宝
現在は川端康成記念館蔵。



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庭師参上

2010-05-25 23:16:15 | Weblog
晴れ
良い天気
明るい日差し
庭には気持ちの良い風が吹いてくる

今日はあおき苑の青木さんが見えた
木戸を開け玄関まで来るのに
どうしても伸びた木々の葉にさわってしまう
雨が降ると大変だった
庭木をカットして
スッキリ

狭い庭の濡れ縁に座り
お食事後の写真を撮った


庭師は古くは園丁エンテイと呼ばれたとある
庭師という言葉は江戸時代に定着
平安末期は石立僧が庭を作り
善阿弥は室町時代の花の御所泉殿や
相国寺蔭涼軒などを作るが
山水と呼ばれた
それ以降の枯山水などには
禅宗の影響あり雪舟や夢窓疎石の庭が有名だ
江戸期は池泉回遊式庭園の発達で小堀遠州の作庭
近代には小川冶兵衛、重森三玲などがいる


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五月の懐の会

2010-05-25 00:45:40 | 懐石・料理
今日は料理の日
生徒はふたり
里庵さまと湘南夫人のkayama様
11時からであった
あれこれお茶の話などたっぷりし、
おもたせのお稲荷さんを食べ、
さあ五月の懐の会の料理をする
五月は鰹

湘南の奥様は平日ゆえ
9時までに帰ればよいとのたまう
里庵様も何時でも大丈夫まあそれでは焦らずに

今日鰹を下したのは里庵さん
人が少ないのに献立が多かったのか時間がかかり夕方六時近く
お酒がちょとあるといいわねと今日は日本酒をほんの少し
ぐい呑みは
加藤幸兵衛
佐藤笑喜
清水六兵衛

のんびりと料理をした
みな終わったのは八
時半
もうすぐ九時なるではないか
おかたずけも済みますれば
湘南婦人どうぞお帰りくだされ
里庵様もどうぞ どうぞ
さよなら、さよなら、にぁぁ

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茶碗がわかる本はこれです

2010-05-24 01:42:09 | 茶の事
茶碗で知るやきものの見方 (淡交ムック)
杉浦 澄子
淡交社

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これ読むとよくわかる やきものの本

2010-05-24 01:38:57 | 茶の事
やきもの鑑定入門 (とんぼの本)
芸術新潮編集部
新潮社

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目指せよ見事な風炉の灰型

2010-05-23 23:32:13 | 村雨庵 稽古 
日曜の月々会
あさ 10時

今日は早くから次々と弟子来たる
まずは風炉の灰型を整えてくれたまえ
今日は道安風炉と朝鮮風炉

風炉には奉書紙を四つ折りか六つ折にして敷く
底瓦を乗せる
灰を入れる
五徳をのせる
釜をのせる
釜が風炉の中央に水平にのるように五徳をなおす
釜の羽落ちが風炉の高さと揃うと面白くないので調整する

灰型を作り始める
前かわらけの位置を決める
高さは釜底の間が指一本位1.5センチあける

灰型できたら
水の卦を切り
土風炉は蒔灰をする
土風炉と同じ形の唐金風炉と
常盤風炉は鉄製でも蒔き灰をする

灰型はそうそう簡単には出来ぬものなり
美々しく出来るように
次もチャレンジ!! また頼む 社中の諸君


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南方録を勉強しよう

2010-05-22 23:58:47 | 茶の事
現代語訳 南方録
熊倉 功夫
中央公論新社

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うつろものの会 五月

2010-05-22 23:55:46 | 茶の事
ビールで乾杯!!
昨日も行った中華屋で
生ビールに蒸し鶏の葱油掛けと
海鮮おこげと餃子と豚焼きそば
全部で一人1,760円 
安い 美味しい 満足

今日は朝10時から
うつろものの会
さかちかさんと飛び姫とで始めていると
午後から森金さんとかつ殿とウララちゃんが来た
夕方には午後の三人は帰る
今日は
あさから夜の10時までの12時間 
テレビも見ずにきれ地と針を持って縫物する
さて宿題はなつめの仕覆の裏地を完成すること
時間はたっぷりあったのに
製図や縫い方を説明したり
買ったキレを広げて喜んだり
古袱紗を出しどれか仕覆にならないか見積もりしたり
宿題にかかるまでずいぶん浮かれた時間がたってしまった
飛び姫もさかちかさんもすでに出来ており
わたくしめ一人まだ出来ず
二人は帰らずに他の物を縫いつつ待ってくれた
弱音を吐きながらも
宿題の棗の底を縫いつけるのは
とっても大変だったと聞いているのに
いざ自分の時その想像以上に難しい事を肌身で体験する
いや何事もわが身になれば難しいもの
つらいことも沢山あるさ 
何にでも辛抱が必要だ
石の上にも三年だと皆が言うと
いやぁ石の上にも30年よ と森金さんが言う
そういうものかと皆で納得 
さあみんなで言おう

石の上にも三年、
森金さんは三十年  とね・・・


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浮舟

2010-05-21 23:26:10 | お勉強
歩いていると結構 猫に会う
猫の姿を見たときは必ずどんな猫でも呼びとめる
「ミーちゃん」
ほとんどの猫は振り向いて
「なに?」と顔を向け
気のいい猫はにゃあとないてくれるか、瞬きをして挨拶してくれるが
こいつは危険と思われたら
とっとと 速足で消える
その点犬とは話しかけると
尻尾を振ってどの犬も
とても感じはいいのだか
中々 犬とは会話が出来ない
犬は人間にしつけられているから
先日葵祭の時にいた犬
剣をさして、荷物を背負っていた
珍しがり人が目に留めると
飼い主の老年の男性は
たいそう自慢げであった
その犬もサムライ姿をまんざら厭そうもなく
喜んでいるようなのが不思議だ

今日は
朝10時整体へ
11時に歯医者
そのあと整形外科へ行くも混んでいたので出直す
そのまま1時
いつもの中華屋でまちあわせ

今日は源氏 生ビールを飲みながら待つ
エビチリとマーボ豆腐と牛肉の角煮とやらで昼食
最後に杏仁豆腐がきて満足
ひとり1,200円だ
安い
家に帰って源氏物語を読む
今日の源氏は
宇治十帖の「浮舟」を詠む

「源氏物語」の頃の宇治は貴族の山荘があり
古来より「宇治十帖の古跡」が設けられたそうな
三室戸寺鐘楼脇に「浮舟古跡」と刻まれた古碑あり、
二百五十年前の寛保年間「浮舟古跡社」 を石碑に改めたとの。
その折古跡社のご本尊「浮舟観音」は移され、今に浮舟念持仏として、伝えられている。とのことだ
何年か前に今日の三人で
三室戸寺に行った
山寺で宇治あじさい寺と言われている
思い浮かべれば
これからはさぞかし綺麗であろう

また行ってみたい寺である


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風炉の茶花

2010-05-21 00:39:28 | 植物・茶花
皆なまえがある
花には花の
鳥には鳥の
バケツに入っているのは
紫露草、姫緋扇水仙、オダマキ、蔓キキョウ、なでしこ、都忘れ
ショウマ、紫欄、コエビソウ

今日は木曜稽古
順におのおの好きなものを籠花入に入れる
それぞれ上手だ
風炉の花は軽やかで生けていても楽しい


南方録では
小座敷の花は必ず一色を一枝か二枝かろくいけたるがよし、
勿論花によりてふわふわといけたるもよけれど、
本意は景気をのミ好む心いや也、
四畳半にも成てハ、花により二色もゆるすべしとそ、

とあり

山上宗二は再三白い花を重視、赤い花は使わないとの
茶室には白い花が引き立つであろう
真の花も濃い色の花より白いもの色の薄い物をと習った



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