村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

夏の夜の

2018-07-31 15:48:10 | Weblog
夏の夜の
真闇の庭にかすかなる
音あらしめて
落ち続く水 空穂

窪田空穂クボタウツボ
[1877~1967]
歌人・国文学者。
長野の生まれ。
本名、通治。
早大教授。
新詩社歌人として出発。
万葉・古今・新古今の評釈などに
すぐれた業績を残した。
詩歌集「まひる野」、
歌集「土を眺めて」「鏡葉」など。
(デジタル大辞泉ヨリ)


午前は10時
午後は1時
各一時間のリハビリ
午後のリハビリを終えて戻ると
従姉のKEIKOちゃんと
娘のKYOKOそれにともちゃん
三名が来てくれた
何かもって行くと言うので
アーモンドチョコを所望す
KEIKOちゃんは
膨れ上がったリックサックから
ワシャワシャ音をさせながら大きな袋を取り出した
中には悪魔のお菓子
どれも大好きだ

チョコレートは美味しい
お煎餅も美味しい
少しずつ
ホントに少しずつ
食べよう
感謝
KEIKOちゃんKYOKO
ありがとう
コメント

雲居にて

2018-07-30 17:09:18 | Weblog
午後のリハビリが終わった頃
紫兎先生がお見舞いに来てくださった
この病院は先生のお宅から近く
タクシーで千円以内
薄いクリーム色のジャケット姿の先生は
結構なお年だが
どんな場所でも美しい
このリハビリ病院でも
お姿が光っているようだ

お顔を拝見するや
先生が笑いながら
「ちょっと痩せたかしらね」と第一声
「皺もなく痩せて」
と嬉しいお言葉

おやつも食べず
ジュースも飲まず
飴さえも口にせず
きちんと出された食事だけ
良く良く噛んで食べているのだ
良く良く噛むのは
自分のペースで食べたら
同じテーブルの人達と
あまりにも差がついてしまう
五分あれば完食できるのだが
それを二十分以上かけて食べなくではならない
静かに味わい
感謝して
良く噛む

今日で入院生活13日め
あと退院まで17日
さあこれから夕御飯の六時まで
お習字だ


くもいにて雲井に見ゆる鵲の
橋を渡ると夢に見しかな
敦忠
コメント

楽しきは茶事

2018-07-29 17:41:04 | Weblog
歌を詠む三十六歌仙のたたずまいを楽しく描く鈴木其一は

村雨庵


今日はサカチカさんちで
正午茶事がひらかれている
もう終わって片付けてる頃かな

着物姿は麗しく
香の薫り香しき
掛軸の前
身を引き締めて
懐石料理は至福の時
花に変わるや
清らかに
濃茶後炭に薄茶
嬉しき

ああ良かったね
楽しかっただろうね

私は六時から
1400カロリーの夕御飯
良く噛んでせめて
お腹を満たすのだ

今日の空いてる時間は
謠本を読んで
参考書からの書き入れを
ずっとしていた
声は出せないから
耳で聞く稽古
声出さないとお稽古にならないね
お茶も同じ
実践 実行
出来るときに頑張ろう
こうして出来ない時もあるんだ

写真は今日のお昼
コメント

信貴山 融通尊御守

2018-07-28 17:51:51 | Weblog
今日で入院して11日め退院まで19日
まだまだだ
ガックリ

外科で足の手術だけだが
手術や麻酔で体も弱るのだろ
気分は元気だが
病人であることには変わりがない
根気がなく
すぐ疲れてしまう
まあ暫しは仕方ない

一日のタイムスケジュールを書いてみたところ
食事は8時 12時 6時
だいたい三十分ずつ
リハビリ室で午前午後各一時間
ベッドの上で
あし曲げる機械に乗ること
二回
各三十分
それらの前後の時間や
検診に毎日ではないがお風呂
結構忙しい
規則正しい生活
歯磨きは四回
出てくる食事はいちおう何でも食べる
1400カロリーの食事だというが
普段はもっと多く食べているのだから
太っているはずだ

台風が来てる
ここでも雨風の音がする
日本は大丈夫だろうか
みんなは大丈夫だろうか
我が家は大丈夫だろうか

写真は
頂いたばかりの
信貴山のお守り
これを身につければ
すべからく大丈夫
良かった
御守りがあって
コメント

あと二十日

2018-07-27 22:18:40 | Weblog
横たわりて
歌を書きいる女房の
広がる十二単ジュウニヒトエ
美ハしき広がり 村雨庵


今日で入院生活10日め
担当の先生が見えたので
退院の時期を伺うと
1ヶ月
そこを何とかお願いして
それでは3週間だね

数えると
あと20日
ガックリ
ああミンザイでも飲んで寝よう


写真は今日のお昼ごはん
コメント

日ごとに変わる芙蓉

2018-07-26 21:45:15 | Weblog
枝ぶりの日ごとに変る芙蓉かな 芭蕉

午前中手術をした病院から
リハビリ病院へと転院した
車椅子のままのれるワゴン車で
国道を15分くらい移動した
車窓からの空は曇空
少し過ごしやすそうにも見える
草むらに芙蓉のピンクの花が咲いている
自然の花を見るのも久し振りだ

部屋は同じく四人部屋
仕切りはピンクのカーテンだ
ベットはやけに硬く
広さは狭い
でもこちらは差額ベッド代はないので
仕方ないのだ
ちょっと横になっていたら
隣との境のカーテンを
わさわさ押し動かして
私の体にさわった人がいる
私はシャッーとカーテンを開け「こんにちわ」

「あら いたの」
隣の先輩は八十歳は過ぎている
少し宇宙人
続いて何か不思議なことを言っていたが
とりあえず挨拶が出来たのでカーテンは閉めよう

食事は広場のテーブルで
大勢でする
それが部屋のすぐ前にあるので
その時間は非常に騒がしく
デパ地下のようだ

初めに退院はいつ頃か聞くと
普通は1ヶ月ですよと
事も無げに言われた

なんですと
明日にでも退院したいのに
でも
足は痛いし
腫れてるし
杖を使えるようになっても
トイレまでだし
車椅子での移動
まだ まだか

がっかり
コメント

丸寝かな

2018-07-25 16:47:06 | Weblog
足洗うて
つひ明けやすき
丸寝かな
芭蕉

丸寝とは
着衣のまま寝ることです
裸ではありません


手術して一週間がたった
午前中はリハビリへ車椅子で移動
残念ながらこのところ
いつも一台
杖を使いましょうと
杖の使い方を習ったが
中々その通りにはできない

今日から
シャワーの許可が出て
迎えに来ると言う
さあシャワーにいきますよと呼ばれた
その頃
くま家の叶姉妹とカズ先生の三名様がお見舞いに来た
30分遅らせてもらって
三人の元気なエネルギーを
もらっちゃおう
お年は77,75,81と小さく書いておくが
身長高く姿勢良し肩幅もしっかりその上
眉目くっきり
愛嬌たっぷりであるから
どこへ出掛けても見劣りすることがない
私の社中ではあるが
その年齢でその肉体
憧れるね
ただしお喋りの声め大きい
そこの二人
も少し静かに
しぃー
三十分でまたね
エネルギーをもらって
だいぶ元気になった
コメント

裏の私が チラリホラリ

2018-07-24 15:59:36 | Weblog
スマホは私がかけるつもりがなくとも
風のように触れただけで
なん無く呼び出しをする

こちらはかけたつもりがないから
普段はお見せしない
私の裏の姿を
スピーカー越しに相手に届かせるのだ
恐ろしい


有り難いことに
妹は毎日病院に来てくれる
今日のお昼頃 姉妹の台詞

私「明日持ってきてくれるもの もう一度言ってみてよ」
とも「支払いの為にお金を下ろしてくるのね」
私「もうひとつ」
とも「えーと何だっけ」
私「あったでしょ」
私「さっき言ったばかりでしょ」
とも「えーと何だっけ」
私「うーんちゃんと聞いていないんだから
聞いててよね」
「印鑑持ってきてって」
とも「あーんそうだった わかったわよ」
私「わかったの ホントにわかったの」
私「メモ書いたの」
とも「書かないわよ」
「そっちが書いてよ」
私「ハイ ハイ」
てなこと
妹と暫しパワハラの口喧嘩していた

するとスマホに着信があった
わたしの偉い偉い先生
エス先生からだ
先生からの電話は
あり得ない

病室だと言うのに
頭のテッペンから声を出して
私「んまぁ、先生わざわざお電話など
頂戴致しまして恐縮でございますわん」
私「なんざんでございましょうか、
恐れ入りますでございます」

ベットを起き上がり
知る限りの丁寧語を使い
スマホを握りしめる
声の大きさも話し方も
とても病室でのテンションではない
四人部屋だが
病院貸切状態である

先生「いゃぁ電話ね良く繋がらないみたいでねぇ、
かけてみたよ」
私「それは重ねてお電話頂いたのですか
もうもう光栄でございます」
先生「お手紙に人工関節のとあったから
心配したんですよ
でもね知り合いも うまく治ったから安心しなさい」
私「はいあと1ヶ月もすればピンピンですから
大丈夫です、先生はご活躍で毎日お忙しいご様子
腰や白内障の術後心臓にもペースメーカーも入られてますから
どうぞご無理のなさらぬように、
どうぞお酒もほどほどになさって下さいませねホントに」
先生「まあ忙しいけどね大丈夫だよ
だってお酒の量は昔からのと変えてないからね」

えっ初め意味わからなかったけど
飲んでるよ昔より増やしてはいないよってことか
さすが
酒豪の台詞

そしてお互い美しい挨拶で電話は切れた
二回も掛けてくれたんだと
嬉しい気分で
着信履歴をみると
めを疑った

13:51発信 1′53 私→先生
14:18受信 2′47 先生→私

えっ はじめは私がかけたの
妹との話しを聞かれたか
ガッビーン

スマホめが
コメント

柿本人麿像

2018-07-23 18:29:04 | Weblog
出光美術館の歌仙と古筆展示にて人麿を詠んだ
短歌3首 村雨庵

虚ろなる眼もて空見る人麿の
姿同じき掛軸並ぶ

藤原兼房の夢に出逢いし人麿の
容姿を偲ぶ人麿像あり

人麿を神と崇めん肖像に
誰もが和歌の上達祈る



今日は大暑
初めて車椅子にのり
リハビリ室へ行った
看護師さんは私ともう一人の車椅子を
左右ひとつずつ掴み
10階のドアを二つ開け
角をいくつも曲がり
エレベーターに同乗してボタンを押す
三階のリハビリ室に着くなり
受付をし所定の場所に
車椅子をピタッと並ばせて
サッと帰る

リハビリが終わる頃
シャットと現れ
また左右に車椅子を掴んで角を曲がりドアを抜け
部屋まで送る

その最中車椅子を
いかに安全に
いかにどこにもぶつけず
かつ迅速に
リハビリ室へ送り届けて
また迎える
人の乗っている車椅子は動き出すまで重たい
止まる度にブレーキを掛ける
体力も腕力もいるし
集中力も必要
その無駄な動きのない
見事な体の動かし方は
ダンスかスポーツだ
ただただ乗っている私は
球技のボールか何かのように
あっちにいったり
こっちにきたり

自由は全くない
あくまでも大人しいふり
その内元気になったら
少し選手と気を揃えて
車椅子の動きに
体重を少し載せてみようか

元気になったら車椅子は
もう使わないけれど
コメント

酒壺になりにて

2018-07-22 18:18:21 | Weblog
中々に 
人とあらずは 
酒壺に 
なりにてしかも 
酒に染みなむ

なまじっか人間でいるよりは酒壺になりたいよ
そうすればずっと酒に浸っていられるからね
てなところ


今日で術後3日
昨日は夕食ごすぐに眠れた
夜中三時半頃目が覚めて
それからは全く駄目
Dテレビで韓流のドラマを見た
ここは十階で窓際なので
だんだんに明るくなり
日が明ける
六時に
血圧と体温等
血圧はいつも低く
90ないときもあるがだいたい100前後
手術の前
緊張してますかと聞かれ
いえしてませんと答えるが
190あったそうな
緊張していたのだろう

血圧が低い時は
横になり
何度もはかり直す
90を過ぎてOKになった
バイタルの低い時は
深呼吸を何回もすれば
だんだん上がって来た
深呼吸は重要

午前中には体についていた最後の管が外れて
身軽
あとはだんだん元気になる予定だ

ケンケンから手紙が来て
三渓園の茶会のことを先生が
「弧篷」に書かれたと送ってくれた


それに菅楯彦の事を書かれてあり
茶会のには使わなかったが私の軸を掲載されていた
それは大伴旅人のお酒を飲んでいる図

それにしても旅人の
やけに
嬉しそうな顔
こちらも嬉しくなるね
コメント

柳川煮

2018-07-21 15:48:49 | Weblog
手術は無事に済みました
曲がっていた
右足がまっすぐに伸びました
昨日までは脊髄に痛み止めのドレインが二本入っていたのですが
今日取れたのですが
その分痛みが始まりました

午前中は歩行器で歩く練習をしましたら
冷や汗が出て吐き気がして
ベッドに戻り
お楽しみのお昼ご飯は
殆ど食べられず
残念

まあ年も年なので
早急には無理でしょう
少しずつ元気になるつもりです
手術は全身麻酔でそのあとの痛みはないのですが
体は自由に動けず
大変です
健康が一番ですから誰もが
気をつけていても
それでも病気になることもあります
でも悲観的にならず
一日一日治療に向かって行けば
どうにかなります
乗り越えられないときはまた考えましょう

今の皆様のように
普通に生活し かつ
お茶ができることは
最上級の幸せだと
認識なさってください
また保険や健康診断も
チェックなさってみてください

ご心配お掛けしてます皆様
有難うございます。
またその内ブログ書きます

今日の写真は
20日のお昼
柳川煮と白菜ゴマ煮
トマトのマリネ
ご飯 牛乳で467カロリー
土用の丑の日
でした
鰻も鰌もにがてですが
少しでしたので完食しました
コメント

夜の更けゆけば

2018-07-17 22:23:55 | Weblog
天の川
霧立ちわたり
彦星の
楫カジの音聞こゆ
夜の更けゆけば
(読人知らず・万葉集)


明日から入院をする
今日はそのしたく
書類を読んでサインをする

たくさんある
読むのも面倒書くのも面倒なので
ギリギリになってしまった
明日入院 明後日手術
右膝の人工関節置換手術というのをする
ブログは
書けるか 不明だが
まず手術当日は無理だろ
明日は書けるかも
外科なので
まな板の鯉の気分
言うがままに生活するのも
楽と言えばらくだと
楽観している


写真は昨日KEIKOちゃんちでとった
てんやものの釜飯セット
私のは牛すき焼き釜飯
完食した

コメント

荘厳ショウゴン

2018-07-16 23:15:28 | Weblog
今日は法事
母の一周忌の法事

お寺は旧盆なので
今のところ静かである
山門の向こうに
本堂と阿弥陀堂
前庭も広い

真夏に来ることなどなかったので
気がつかなかった
本堂に冷房はない
扇風機がカラカラ回るだけ
あまりの暑さに皆くらくら
しかしじっと我慢する

蝉が鳴いている
天井は格天井
天蓋がシャンデリアのように
豪華に下がり
荘厳というのだろう
すべてが美しく飾ってある
内陣との境のなげしは
龍が彫られ
その左右は菊と桐の紋様
内陣はいくつかの部屋のように別れ
真ん中に大きな仏壇
奥の仏様は遠くに
おわしますので
お顔は拝見できない
金箔が押された蝋燭の台がいくつも吊られ
光が反射して
いつもよりずっと明るく
広い


荘厳ショウゴンとは
仏などの徳を
装飾品などで表す事で
本尊などが安置されている場所をも同様に
飾る意味も持つ。
装飾は
宝冠や胸飾り、天蓋などで、
これらは荘厳具と呼ばれる。
いずれも
信仰対象に対しての
徳を表すと同時に、
信奉者の敬意を示す
意味合いがある。
とネットにあった

法事を終えて
ひとまずほっとした
コメント

なくて恐ろし夏木立

2018-07-15 23:27:20 | 食事会
動く葉もなくて恐ろし夏木立 蕪村

今日はサカチカさんち
お昼をご馳走になりに出かける

最近は私めも家族も
全くお料理をせず
買ってきた料理を食べるだけの生活
たまには家庭料理を食べたい
というので
ごちそう様でした

そのあとは予約した美容院へ
短くやってくれいと
ベリーショート
ああ
さっぱりした
コメント

山の井の岩もる水

2018-07-14 23:52:26 | 紫廼茶話会
今日は紫兎先生の七事式のお稽古
珍しく全員集合で
八名の勢揃い
華やかでかつ賑やかだ

ユリモモさんが手作りの
梅のジャムとヨーグルトを持参
皆さんにふるまう
有難う
去年その前も
今ごろこうして頂戴した
先生もみんなも
元気で変わらずいることも
有り難い

今日は
濃茶付花月
茶箱付花月
東貴人シャ座
平花月

お菓子の銘「岩もる水」
緑の葛製である
円能斎の好みのようだ
ネットで歌を探したが
良くわからず結局
自分のブログからコピペ

すらすら口ずさむ事が出来たら
かっこいいのだが
そう簡単にはいかないね

小夜ふけて岩もる水の音聞けば
涼しくなり ぬうたたねの床
(式子内親王 玉葉集夏)

山の井の岩もる水に影みれば
淺ましげにもなりにける哉
(右兵衛督伊通 金葉和歌集)


昔 浅草に山の井という喫茶店があったが
この和歌からとったのだろうか
などと急に思った
コメント