村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

村雨庵アイテラ氏・青楓の正午茶事

2015-05-30 23:52:02 | 村雨庵 茶事茶会





今日はアイテラ氏の茶事だ
風炉に入ってからずっと盆点の点前をして
今日の為に備えた
点前ももちろん
ほかの茶事のしたくは常のごとく
結構な量をこなさなければ
当日支障ができる
道具の出し入れ
懐石料理
露地と茶室の掃除
一番苦労するのがいつも
花のことだ
水曜日の植木屋の青木さんに予め頼んであったが
皆無 花がないとのこと
仕方ない
家には盛りの過ぎたシモツケのみ
木曜日にF先生の研究会であったが帰り際に
玄関先に花が咲いている
茶事をするので花を下さいとお願いし
アジサイとホタルブクロを頂戴した
お陰様で
今日の花は
そのホタルブクロと
庭の隅に咲いていた美央柳
薄紫と黄色
花は綺麗だが
入れ方はどうももう一つ

お客様は
紫兎先生次客は縞様
三客様はネコ様
四客ゆりももさんと
詰めは想望庵様

干菓子盆はサハリ
干し琥珀の青楓
味噌せんべい



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さいぐうのにょうご

2015-05-29 23:23:04 | 三十六歌仙
明日は茶事
昨日から亭主のアイテラ氏と
サカチカさんが準備にきた
今日はサカチカさんと懐石の下ごしらえ
その最中に雨が降った
あすの庭の湿り具合
丁度よいだろう


三十六歌仙
今日は斎宮女御サイグウノニョウゴ
 929~985
平安時代中期の皇族、歌人、
徽子女王
読みは 
きしじょおう・又はよしこじょおう
伊勢神宮の斎宮ののち村上天皇の女御にとなり、斎宮女御と称された
三十六歌仙の中、女流歌人は五名
佐竹本三十六歌仙の切断の時の最高金額だそう
益田鈍翁所持だ



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みなもとの さねあきら

2015-05-29 01:40:27 | 三十六歌仙
三十六歌仙のひとり
みなもとのさねあきら
知らないと読めない


源信明
みなもとのさねあきら
910~970 平安時代中期の歌人
源公忠の子
従四位下・陸奥守

女流歌人の中務とは親密な関係だといわれる
また源公平(信明の叔父)の三女や
閑院大君(源宗于の娘)とも親しかったようだ

敦慶のみこの娘に
(中務のこと)
年ふれば
忘れやせむと思ふこそ
逢ひ見ぬよりも
我はわびしき (信明集)


そういえば
日曜日の茶会
待合の掛物は抱一筆の「中務」
美しかった
源信明と親しいとはさもありなん
中務との間に女子の井殿がいる
井殿は藤原伊尹(謙徳公)と結婚

謙徳公は百人一首の45番歌
あはれとも いふべき人は 思ほえて 
身のいたづらに なりぬべきかな

百人一首もちゃんと覚えたい


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うちの植木屋さん

2015-05-27 23:57:34 | 村雨庵 稽古 
やっと植木屋さんが来た
狭い庭が余計に狭く
木戸から玄関までくるのに
両側から枝が伸びて
どれかの葉に触らないと
わが家に入れない

それがわずかの時間でスッキリ
これで週末の茶事も安心
何でも自由に
ノビノビ育てば
良いものではない
適宜に剪定すれば
風通しが良く
まわりの草花も育つ

三時ころには
植木屋さんの仕事も終わり
薄茶を三服のんでお帰りである

今日は村雨庵の水曜稽古
お菓子を食べ
おしゃべりして
点前をする
今日の点前は自由
何でも構わない
次はきっちり指定して
ビシッと稽古しよう

出来るかな
ビシッとなんて





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松籟庵五月の茶事

2015-05-26 23:53:29 | 茶事 茶会 
松籟庵様の茶事
今日は半分水屋の担当
9時につく予定で家をでる

まだ
ラッシュの時間
優先席の近くに立つ
大きな荷物をもち
そのうえ着物である
白髪をかきあげてみても
むだだ
座れなかった

さあ11時半
松籟庵五月の茶事が始まる
お客様は六名様
汲みだしのあと席入
松籟庵様が
主客の挨拶をすますと
風炉の茶事は
すぐ懐石だ

折敷は村瀬治兵衛の膳
それに向付と信玄弁当をのせ
利休箸をつける

向付は
大谷尊由造の楽焼で桂の葉のかたち
ヒラメを盛る
ご飯は信玄弁当る
これも村瀬治兵衛造
下のお椀に豆ご飯
掛子には卵焼きと大根膾
阿蘭陀からしに番菊が詰められる

盃は信玄弁当についているので
松籟庵さま
燗鍋を持ち出す
そのあと煮物椀
蟹しんじょ
焼き物は茄子の田楽
預け鉢になまり節と飛龍頭
相伴があり
小吸物は針しょうが
八寸はサヨリの一夜干しとアスパラガス
箸が落ちると膳をひき
初炭
菓子は
五寸の古染付に虎屋の金団
お召し上がり
中立


待合は烏丸光広
本席は谷川徹三

素敵な被写体はたくさんあったのに
写真を何も撮っていないことに気が付いた
しかたない歩きながらパチリ

 岡本太郎作

「明日の神話」
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もとざね

2015-05-26 00:12:07 | 三十六歌仙
三十六歌仙を覚えないとね 
と思っている
今日は藤原元真

藤原 元真(ふじわら の もとざね、生没年不詳)は、
平安時代中期の歌人。
藤原南家、右大臣・藤原三守の曾孫。
甲斐守・藤原清邦の子。
官位は従五位下・丹波介。
三十六歌仙の一人。

加賀掾・修理少進を歴任したのち、
応和元年(961年)に従五位下に叙され、
康保3年(966年)に丹波介に任ぜられた。
官位は低かったが、宮中の女房歌合、
内裏歌合などの歌合に詠進し、
前十五番歌合に選抜されている。

『後拾遺和歌集』(8首)以下の勅撰和歌集に
27首が入集し、家集に『元真集』がある。
《ウィキペディアより》

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満目の緑 靖国神社茶会

2015-05-25 02:35:49 | 茶事 茶会 
家をでると
ぽつぽつ雨が降ってきた
予報では雨だと聞いていたので
夏用の雨コートを着たが
その後は降らない
青い空

今日は茶会
場所は靖国神社
東京駅で待ち合わせて
同行するは9名だ
男性の茶会だそうで
席主はもちろん男性
そしていつもの茶会より
受付や案内係りなどを男性の姿がみえる

緑が溢れた池の周り
靖泉亭
洗心亭
又隠写席と三席
待ち時間が結構かかり
点心席は時間切れ
お弁当をもらって
池の周りのベンチ三つに
三名ずつ座り
天むすのお弁当をとる

寒くもない
暑くもない
いい天気
目の前は緑色
池を前にして
ベンチで食事など
めったに出来ない


満目の緑に坐る主アルジかな 虚子

高浜 虚子(たかはま きょし、
旧字体:高濱 虛子、
1874年(明治7年)2月22日 –
1959年(昭和34年)4月8日)は
明治・昭和期の俳人・小説家。
本名は高浜 清(たかはま きよし、旧字体:高濱 )。
ホトトギスの理念となる
「客観写生」「花鳥諷詠」を提唱したことでも知られる。
《ウィキペディアより》

虚子の号は正岡子規から授かったと


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ふじわらの あつただ

2015-05-24 00:19:15 | 三十六歌仙
土曜日
今日もかたづけ
幼馴染のK君が
ゴミに捨てられない大ごみを
壊して捨ててくれるというので
お願いしたところ
すぐにきて自宅で小さくするという
頼んだのは
長い長い物干しざお
分解した本棚
押入れにあった押入れダンス
茶箱くらい大きな木箱
その木箱は
外は綺麗なふすまの紙が貼ってある
蓋を開けると
内側は
写経した用紙が貼ってあった
日付は平成元年
そのころ父親と祖母が続いて亡くなり
わが家と従姉の家では写経を毎日していた
願文は
一千万以上の宝くじに当たりますように


思わず噴き出した
25年前だ
みな若く 
もっと元気だった
と懐かしい気持ちが湧き出るが
いやいや
それより先のこと
今日は
かたづけがまだ済まない
明日は
靖国神社へ茶会に行く
そう思って
すぐさま
大きな箱の蓋をした



藤原 敦忠(ふじわら の あつただ、
延喜6年(906年) - 天慶6年3月7日(943年4月18日))は、
平安時代中期の公家・歌人。
藤原北家、
左大臣・藤原時平の三男。
官位は従三位・権中納言。
三十六歌仙の一人。

通称は
枇杷中納言・本院中納言。
小倉百人一首では
権中納言敦忠。

天慶6年(943年)3月7日薨去。享年38。

美貌であり、和歌や管絃にも秀でていた。
『後撰和歌集』や『大和物語』などに、
雅子内親王(醍醐天皇皇女、伊勢斎宮)ほか
多くの女流歌人との贈答歌が残されている。
『後撰和歌集』(10首)以下の勅撰和歌集に30首入集。
家集に『敦忠集』がある。

小倉百人一首 43番
あひみてののちの心にくらぶれば昔はものを思はざりけり
『拾遺和歌集』巻十二:恋二

《ウィキペディアより》




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空豆の鎧煮

2015-05-23 01:29:08 | Weblog
今日は懐石料理教室

写真のもの
作った
味噌汁の種がまっすぐに直してない

献立には入れなかったが
空豆をたくさん買ったので
蚕豆の鎧煮を追加した
何にのせようか
棚をさがして
平焼の小判皿に決めた

空豆さやつき 600グラム
出し カップ1/2
砂糖 大さじ2.5
醤油 大さ1.5
みりん 大さじ1

美味
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柴山全慶

2015-05-22 00:44:12 | 村雨庵 稽古 
今日の掛物は
寒松書と落款のある
寒松とは柴山全慶のこと
手元にある
禅林句集の筆者でもある



柴山全慶
柴山全慶(しばやま ぜんけい、
1894年 11月30日 - 1974年 8月29日)は昭和期日本の禅僧。

臨済宗南禅寺派管長・仏教学者。
愛知県生。
号は寒松軒、道号は文明。
花園大学・大谷大学教授を務め、
また8回にわたって渡米し
諸大学で禅学を講義した。
昭和6年(1931)に日本仏教エスペランチスト連盟を起こしたエスペランティストでもある。昭和49年(1974)死去、79歳。
《ウィキペディアより》




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花いっぱい

2015-05-20 23:06:45 | 村雨庵 稽古 
庭下駄に水をあやぶむ花あやめ
鋏にたらぬ力をわびぬ
与謝野晶子

いよいよ庭が茂ってきた
木戸を開けると両側の葉が枝をのばし
必ずどちからの葉に触らずには玄関までいけない
庭師の青木さんは来週来る予定
きょうは稽古日だから少し切ろうかと
鋏を持って庭に出た

椿にぎっしりチャドウガが並んでいく
ぞーっ
でも
取るしかない
こんなに多ければ
青木さんが来るまで待てない

鋏と大きなゴミ袋を持って
ついている椿の枝を切っていく
どんどん切る
すごいすごい
あっちにもこっちのも
以前 二度ほどかぶれたが
もうかぶれないぞと決めた
弱気ではいけない
虫には強気があるのみ
積極的に虫に向かっていく
毛虫の毛が飛び散らない薬をシューと吹き付ける
すると毛虫達の毛が真っ白になって固まり
飛び散らない
集中して虫付きの枝を
袋に落とす
その中に何でもよいゴキブリの薬でも
アリころりんでもシューとやって袋を閉める
よし全部かたづけたと思ったら
その上にまだいたり
後ろの胡蝶侘助にもびっしり
横に並んでいる椿は殆ど葉が虫に食われ無くなっている
葉がないのに虫はまだいた
それもやっつけた
結局大きなゴミ袋四枚
綺麗にしたという達成感
あるような無いような
あああ
チャドウガ大発生
早いうちにもっと対処しておけば良かった
後悔先に立たず か

提灯持ち後に立たず/
後悔と槍持ちは先に立たず/
後悔臍を噛む/
転ばぬ先の杖/
先立たぬ悔い/
死んでからの医者話/
濡れぬ先の傘/
はまった後で井戸の蓋をする

こんなにあった
後悔のことわざ




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京かのこ

2015-05-19 22:44:17 | 紫廼茶話会
きょうかのこ

バラ科
葉が見事
花が愛らしい
名前も愛らしい
華やかな茶花だ

似た花に下野草がある
草下野ともいうが似ている
これもバラ科

わが家には下野シモツケがある
栃木県 つまり下野で発見されたから
シモツケと言うらしい
二三日前から花が色づき始めた
シモツケもバラ科だ



赤薔薇や萌黄の蜘の這ふて居る 子規




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LOUVRE美術館展

2015-05-18 22:39:53 | 美術館・博物館
国立新美術館 
ルーブル美術館展 6月1日まで
招待券が二枚あったのでKeikoちゃんと六本木
月曜日というのに混雑していた

先日 テレビ美の巨人で観た
「天文学者」
フェルメールはオランダの画家
1632~1675
作品は少なく33~36点という
又男性を描いたのは二点のみ
この天文学者と地理学者とか
近くに寄って見た
じっくり見た
でも洋画は
持っていないからか
ほんとに見たのか実感がない




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馬華山之陽

2015-05-18 00:16:45 | 羊遊会
今日は羊の会
花月の稽古日
掛物は一行だが初めて見る



前田昌道老師
馬華山之陽

馬ウマ崋山カザンの南

中国周の武王が
殷の紂王を討ってのち、
武力を用いず学問を重んじ、
軍用の馬を華山(河南省)の南に帰し、
牛を桃林(河南省)の野に放って
再び用いないことを示した故事から。

平和であること


再び戦争をしない意の【帰馬放牛】
これも同じ意味だろう




五月の爽やかな日差しが入る

菓子は「初鰹」と他に色々
ここは争いもなく
平和だ






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此方に薫る芍薬の花

2015-05-16 23:22:36 | 紫廼茶話会
月に一度の七事式の稽古
連休があり久しぶりの稽古だ
久しぶりなので
且座
貴人清次濃茶付花月
貴人清次花月


瓶にさす
芍薬の花茎長に
かたむきかかりて
此方に薫る
利玄

木下利玄
きのした りげん
歌人。岡山県生。東大卒。
佐佐木信綱の「竹柏会」同人となり歌を学ぶ。
同級の武者小路実篤らと『白樺』を創刊、
北原白秋・島木赤彦にも影響を受け、歌集『銀』『紅玉』を発表。
その後『日光』『不二』同人として作歌を続け、
その短歌は彼の歿後高い評価を受けるに至った。
大正14年(1925)歿、40才。
《美術人名辞典より》

村雨庵覚え【木下利玄】
1886~1925 肺結核を患い40歳で死去
利玄調と呼ばれる口語や俗語を使用し平易で写実的な短歌を詠む
白樺を志賀直哉、武者小路実篤らと創刊
白樺派の代表歌人


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