村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

いざこと問はむ都鳥

2021-03-31 22:15:14 | 村雨庵 稽古 

今日は三月晦日
最後の水曜稽古
水曜日は毎週お稽古があるので
今月は五回目になった
釣り釜も今週から自在に手取り釜
小間のしつらえで木地の炉縁にした
写真はあの字を書いてるところだが
写真がヘタでよく映ってない
香合は
型物香合番付
西前頭四段○枚目 
染付 都鳥
で御座います。
都鳥と言えば

名にしおはばいざこと問はむ都鳥
わが思ふ人はありやなしやと
在原業平

この歌も覚えておきたい

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ちりぬる風のなごり

2021-03-30 22:50:35 | お習字

さくら花ちりぬる風のなごりには
水なきそらに浪ぞたちける
紀 貫之
『古今集』

今日は久しぶりのお習字教室
今月のお習字の締切のため
頑張って提出
漢字半紙は
イタチの新しい筆を下ろし
楷書を書く
「弘法筆を選ばず」とは言うものの
わたしめには
「下手ヘタの道具調べ」
「下手ヘタの伊達道具ダテドウグ」

写真は送ってくれた写真
根津美術館の信号のところの
花もも

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元良親王モトヨシシンノウ

2021-03-29 23:02:05 | 和歌と歌人

元良親王モトヨシシンノウ
 和歌・歌人77
わびぬれば今はたおなじ難波なる
みをつくしても逢わむとぞ思ふ

くやくやとまつ夕ぐれと今はとて
かへる朝アシタといずれまされる
『後撰集』

元良親王モトヨシシンノウ
890-943 
平安時代中期,陽成天皇の皇子。
寛平2年生まれ。
母は藤原遠長の娘。
三品,兵部卿。
和歌にすぐれ,風流,色ごのみの人として知られた。
歌は「後撰和歌集」以下の勅撰集に20首入集。
天慶6年7月26日死去。54歳。
家集に「元良親王集」。
(日本人名大辞典ヨリ)


夜中に激しい雨が降って
何度も目が覚めた
庭の椿の花は
雨に打たれていくつも散っていた
木戸のいろはもみじが
新芽を出しはじめた
これから雨毎にぐんぐん枝葉をのばす
スッキリとしていた庭に緑の面積が増えてくる
雨後の楽しみ

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源公忠ミナモトノキンタダ

2021-03-28 21:59:47 | 食事会

源公忠ミナモトノキンタダ
 和歌・歌人77

とのもりの
とものみやつこ
心あらば
この春ばかり
朝ぎよめすな
『拾遺集』

とのもり→主殿寮
とものみやつこ→主殿寮の下役人
朝ぎよめ→朝の掃除

源 公忠ミナモトノキンタダ
平安時代前期から中期にかけての貴族・歌人。
光孝天皇の第十四皇子である大蔵卿・源国紀の次男。
官位は従四位下・右大弁。
滋野井弁と号す。
息子の源信明とともに
三十六歌仙の一人。
醍醐天皇の愛顧を受けた。
和歌、香合せ、鷹狩り等の諸道にすぐれ、
頓死の後、冥府より帰還したとか、
南殿の怪異のものを退治したとか、
様々の伝えをもつ。
晩年の貫之と親交があった。
家集に「公忠集」がある。
「後撰集」以下に入集。


一年振りにいつものイタリアンへランチ
グラスワインも一年振り
お摘まみセットと
スパゲッティを二種と珈琲
楽しいランチを堪能
日曜のお昼だけど
帰るまでずっと
お客様は私とバイ様の二人だけだ
大丈夫かしらね

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小島切コジマキレ

2021-03-27 23:22:18 | 覚えたい古筆

覚えよう古筆
今日は「小島切コジマキレ」
伝承筆者は、小野道風オノノミチカゼ
すぐれた書跡であると→小野道風といわれる
小島切の内容は
「斎宮女御集サイグウニョウゴシュウ」の切。

へたてける-
けしきをみれは-
やまふきの-
はなこころとも-
いひつへきかな
斎宮女御

斎宮女御は小野道風よりもやや後の人。
三十六歌仙の一人。
もとは粘葉装デッチョウソウの冊子本。
4丁の残欠本が残る。
料紙は飛雲の小さい飛雲紙・表裏両面に雲母の砂子
サイズ:縦22.3×横16.2cm
名前は所持者
小島宗真が所蔵していたことから。
1面9行または10行書き、
8行書きや11行書きもあります。
特徴は。
自由に速く書き流し。
概ね整った字形。
線は繊細で、筆力あり。
連綿は長く巧妙。
たくさんの文字を続けて書いてある。

今日は整体へ
体ほぐし
ほぐれた気がした
写真はお弟子様から頂いた
サツマイモ
ユキアカリ
安納芋
紅なんとか
美味ぞ

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わさ苗を

2021-03-26 23:59:36 | 能・謡

わさ苗を
宿もる人に
まかせをきて
我は花見に
いそぎをぞする
好忠

わさ苗とは
 早苗・早稲苗のこと
好忠とは
曽禰 好忠ソネヨシタダ
平安時代中期の歌人。
出自については未詳。
中古三十六歌仙の一人。
官位は六位・丹後掾。
長く丹後掾を務めたことから
曾丹後ソタンゴとも曾丹ソタンとも称された。

今日は謡の稽古日。
「胡蝶」があがって次の演目。
その録音をお願いするつもり、
なのに、
録音機を忘れてしまった。
それも忘れたことに気がつかず
謡本や扇を出してさて、それからリコーダーの用意。
とやっとその時に気がついた。
お稽古バックにそれを入れた記憶が無い。
入れ忘れたことも忘れてる。
とほほ。
急遽スマホの録音アプリをインストールして、
何とか事なきを得た。
そうなら毎回スマホ録音でも良さそうだけど、
スマホは安心できないから、
家に戻ったら、すぐリコーダーにとりなおした。
いつも通りなら、
これで安心だ。

午前中に根津美術館へ
「狩野派と土佐派」の展覧会。
写真は根津美術館。
ヨックモックへも寄りたいが、
今日も自粛。

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花十日

2021-03-25 23:50:48 | 村雨庵 稽古 

花十日
珠玉ごとき
日を
生きる

花を見る
はなに照らされ
ゐたりけり
徳子

堀江徳子さん
もう三十年近くに前
お知り合いになった方の便箋を表装した
桜の頃に掛けるが
その度にお姿を思い出す

今日は木曜稽古
久しぶりに稽古にみえたお弟子様に
今年の扇子や懐紙を渡し
お弟子同士で今年も宜しくと
挨拶を交わしてる
緊急事態宣言で初釜もなかったから
会える人とも会えなかった
五月にする予定だった小さな茶会を
とりやめた
こんなに出歩く人が多ければ
コロナ感染者も間違いなく増えるでしょうから
でも
「そう言う貴方も結構出歩いてるではないの」
と言われそうだ
実は御免
明日 出かける

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咲いた桜に 

2021-03-24 23:38:47 | 村雨庵 稽古 

咲いた桜に 
なぜ駒つなぐ 
大べらぼうな 
心なし 
そこでもって 
駒が勇めば 
ソンレワエ 
花が散る

小唄の歌詞だ
近くに駒も
小唄も親しくはないが
風景が目に浮かぶ
絵師は桜と勇むコマを
ゆったりと書いている

今日は水曜稽古
人により四ヶ伝のどれかと
山里棚で薄茶
釣釜で炭もそれなりについだ
そろそろ
どこかへ行きたくなる

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すみれ つみけむ

2021-03-23 23:17:31 | 観劇・映画

あとたえて
淺茅しげれる庭の面に
誰分け入りて
すみれつみけむ
西行

今日は
「スミレの花咲く頃…」の
宝塚歌劇団雪組公演を観に出掛けた
久しぶりにタキシード姿の男役に
うっとり

写真は宝塚の帰り道
ゴジラの吠えてる先に
午後の空。
半月が見える。

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十三代集

2021-03-22 22:41:02 | 覚えよう

写真は十三代集
十三代集とは
勅撰和歌集の第9番目の
『新勅撰集』から
第 21番目の
『新続古今集』まで
13の和歌集の総称。

『新勅撰集』
『続後撰集』
『続古今集』
『続拾遺集』
『新後撰集』
『玉葉集』
『続千載集』
『続後拾遺集』 (以上鎌倉時代) ,
『風雅集』
『新千載集』
『新拾遺集』
『新後拾遺集』 (以上南北朝時代) ,
『新続古今集』 (室町時代) をさす。

勅撰和歌集は534年間に
21集編纂された。

八代集と
今日の十三代集を加えて
二十一代集という。

勅撰和歌集とは、
天皇や上皇の命により編纂された歌集。
『古今和歌集』(延喜5年(905年)成立)から、
『新続古今和歌集』(永享11年(1439年)成立)まで

534年間に21の和歌集編纂された。

短歌を詠み始めて
はや25年くらいになる
日記のつもりで毎月結社に投稿しているだけ、いまだに
よくわからない

万葉の時代から
それぞれ時代を艶やかに彩り
絶えることなく今へと続いている
知らないことも多い
いつまでも勉強だ

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源宗于ミナモトノムネユキ

2021-03-21 23:08:57 | 和歌と歌人

源宗于ミナモトノムネユキ
和歌・歌人76
山里は 冬ぞ寂しさ まさりける
人目も草も 枯れぬと思へば
『古今和歌集』

源宗于ミナモトノムネユキ
平安時代前期から中期にかけての貴族・歌人。
光孝天皇の孫で、式部卿・是忠親王の子。
官位は正四位下・右京大夫。
三十六歌仙の一人。
寛平6年(894年)源朝臣姓を賜与されて臣籍降下し、
従四位下に直叙される。
最終官位は正四位下行右京大夫。

今日は雨
ずいぶんお習字をお休みしてる
久しぶりに筆をとる
何度か筆ペンでのし袋や宛名を書いたが
墨をすればよいのに
と我ながら思った

写真は古本屋で買った
関戸松下軒蔵器入札並びに売立。
もくろく。
結構大きく重い

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源等ミナモトノヒトシ

2021-03-20 22:46:06 | 和歌と歌人

源等ミナモトノヒトシ
和歌・歌人75

浅茅生アサヂウの小野の篠原忍れど
あまりてなどか人の恋しき
『後撰和歌集』

源 等ミナモトノヒトシ
平安時代前期から中期にかけての公卿。
嵯峨源氏、中納言・源希の次男。
官位は正四位下・参議。

下記は八代集
古今和歌集→こきん
後撰和歌集→ごせん
拾遺和歌集→しゅうい
後拾遺和歌集→ごしゅうい
金葉和歌集→きんよ
詞花和歌集→しいか
千載和歌集→せんざい
新古今和歌集→しんこきん

八代集を覚えよう
古今後撰こきんごせん
拾遺後拾遺しゅういごしゅうい
金詞千新きしせんしん

今日は
手紙を出しに出かけて
ポストに投函
外の空気を吸った
信号待ちの草むらに
ホトケノザが小さな花をつけていた

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藤原忠平フジワラノタダヒラ

2021-03-19 23:21:56 | 和歌と歌人

藤原忠平フジワラノタダヒラ
和歌・歌人74
小倉山 峰のもみじば心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ

藤原忠平フジワラノタダヒラは、
平安時代前期から中期にかけての公卿。
関白太政大臣藤原基経の四男。
兄の時平、弟の仲平とともに三平と呼ばれた。
70歳没
通称は小一条太政大臣、
諡号シゴウは貞信公。
兄・時平の早世後に朝政を司り、
延喜の治と呼ばれる政治改革を行った。
朱雀天皇の時に摂政、次いで関白に任じられる。
以後、村上天皇の初期まで長く政権の座にあった。

今日は朝日カルチャーへ
ちょっとお勉強して
帰りに
整体へ寄った

一年ぶりである
空いていたのですぐ施術できた
膝の手術して歩けるようにはなったが
寒かったり暑かったり
又少し歩いたりすると
足が痛くなる

6回の回数券を買ったが
値上げしてより高くなった
自分のカラダだから仕方ないと諦める

帰り道可憐なスノーフレークが
金網から我も我もと
体を乗り出して咲いている
元気だ
スノーフレークは、ヒガンバナ科。
和名はオオマツユキソウ。
別名はスズランスイセン。
うちにも咲いている
今度のお稽古の時に使おう

うちのはスノードロップかも

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なの花も

2021-03-18 23:02:33 | 村雨庵 稽古 

なの花も猫の通ひぢ吹とぢよ 一茶

僧正遍昭の
天つ風 
雲の通ひ路
吹きとぢよ 
乙女の姿
しばしとどめむ
この和歌からとったのだろう


今日は木曜稽古
彼岸の棚経にお坊様が見えた
園さんが
菜の花金団と
薄茶を差し上げる
夕方
確定申告の会計事務所の先生がいらした
ケンケンが菜の花金団と薄茶を差し上げた

お茶は
おもてなし

写真は寄付の掛け物
能の羽衣
花は菜の花と胡蝶侘助

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渡し舟

2021-03-17 22:32:56 | 村雨庵 稽古 

渡し舟 武士は唯タダのる 彼岸哉 其角

今日は水曜稽古
今日は彼岸の入り
庭の椿達が満開
ばたぼたと落ちている
稽古は
茶通箱に台天目など伝物を
また薄茶は人により色々
流し点だったり棚の薄茶だったり
四滴を使って薄茶の人も
時代の棗に桃の色絵の茶碗
茶室は春の装いだ

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