「数ならぬ伏屋に生ふる名のうさにあるにもあらず消ゆる帚木」
今年最後の源氏の会
源氏物語を原文で読む会
会員は三名
何年かかけて一応は読み終えたのだが
雰囲気だけで内容がよくわからない
伊勢物語も同じように原文で読み終え
また源氏物語に戻った
今度は原文を読んだあと
読み下しを読むという方法に変えた
お喋りの時間がほとんどで
読み始めると30分くらいで終える
ストレスのない勉強会だ
今日は「帚木」(あらすじ)
五月雨の夜、17歳になった光源氏のもとに、頭中将が訪ねてきた。
さらに左馬頭(さまのかみ)と藤式部丞(とうしきぶのじょう)も交えて、
4人で女性談義をすることになる。
この場面は慣例的に『雨夜の品定め』と呼ばれる。
頭中将は、女性と付き合うなら「中の品」(中流)の女性が一番よいと前置きし、子までもうけた内縁の妻の話をする。
彼女は頭中将の正妻(弘徽殿女御の妹)の嫌がらせにあい、
現在も行方がわからないと語る(後に内縁の妻が夕顔、子供が玉鬘だということがわかる)。
翌日、紀伊守の屋敷に方違えのために訪れた源氏は、
前日話題となった中流階級の女性である空蝉(伊予介の後妻)に興味を持ち、強引に一夜を共にする。
あの一夜以来、空蝉を忘れられない源氏。
そこで源氏は、紀伊守に計って彼女の弟・小君を自分の元で仕えさせることに。
源氏から文を託された小君は、空蝉に文を届けるが「お断り申し上げなさい。」と叱られる。
姉の返事を源氏に伝えると、(何故ここまでつれなくされるのか?)と自分になびかない空蝉を、
『竹取物語』の「なよ竹(かぐや姫)」になぞらえる源氏だった。
≪ウィキペディアより≫
写真は昨日の稽古中
台目棚の点前
茶の湯・茶道ランキング