村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

永井画廊にて

2018-03-31 00:00:26 | Weblog
今日は永井画廊にて呈茶
知人友人にやたらめったに
声かけしてあったので
大勢のお客様がみえた
また
私めのブログをご覧になって
お越し頂いた方もいらした
嬉しい限りである

画廊の主人永井さんはお客様に
今日は何をご覧になっていらした かを
問われていた
お若い方は
フェイスブックです
というお答えも多い

そうなんだ
知らない間に
情報の発信や
受信方法が
どんどん変わる
私めなどは昔は
ぴあという情報誌から
美術の情報を仕入れ
美術館やギャラリーにた
出かけたものだ

フランス人間国宝展は、
4月7日まで

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春の空かな

2018-03-30 23:35:07 | Weblog
鏡山みがきそへたる玉椿
かげもくもらぬ
春の空かな
定家

昨日の椿が開いた
名前を探そうと
確か日本ツバキ図鑑の本があるはずだと
探したが
ちょっと見つからない
ネットで調べた
大輪の白い椿
「袖隠し」かな

明日の31日は
銀座の永井画廊にてフランス人間国宝の
ジレルさんの天目茶碗の展覧会
呈茶があります
時間は1時からでさ
ご都合宜しければ
お越し下さいませ

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柳は烟ケムリの如し

2018-03-29 23:36:57 | お勉強
桃花似錦柳如烟

桃花は錦に似て
柳は烟ケムリの如し

花はキブシと白い椿
持って来た友人もその椿の
名前は知らないとのこと
帰りに花を貰ってきたので
開いたら
名前を調べよう

今日は月に一度の茶の稽古
緊張する濃密な時間でもあり
先生のその一言で雲が晴れたり
感動したりする
月に一度しか会えない友人逹と
休む人は少ないから
この時にほとんど会える
とても楽しみだ

結局
人と会うのが
好きなのだ
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のどけからまし

2018-03-28 23:00:10 | 村雨庵 稽古 
桜と公逹とあれば
このうたが浮かぶ

世の中に 
たえて桜のなかりせば 
春の心はのどけからまし
在原業平

今日は村雨庵の水曜稽古
お休みが多かった
稽古に来たのは
さわわさんカズ先生
サカチカさんクマショウさん
それなのに
来客はお二人
お道具屋さん
そのあとに
カミさんが茶券代を届けてくれた
お二人ともお茶をされている
だから何も言わずとも
きちんと約束通りに
お菓子やお茶を召し上がり
問答もスムーズになさる
実に気持ちがよい
ゆっくりなさっていらした
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春雨の晴れし

2018-03-27 22:09:17 | 茶道具、古美術、骨董
春雨の晴れし朝アシタに
富士の嶺の
霞まぬ雪の
色をみるかな
張輔

高島張輔タカシマチョウスケ
萩生まれ
明治時代の漢詩人

富士の絵が描いてある


先週は寒かった
水曜の稽古のとき
掛けた軸だが
今も掛けてあるが
明日にはもう合わない

明日は
桜の軸を掛けよう
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今日は染付

2018-03-26 23:17:47 | お勉強
月に一度のやきもの研究会
今日は染付の勉強

雲堂手は宣徳から明末
祥瑞は崇禎年間1628-44
古染付は天啓時代1621-7
南京染付は嘉靖期1522-66
それと呉須
その時期の言い方が色々だが
お許しを

祥瑞の中でも角福印
やや古格なものを元祥瑞というらしい

染付はやさしいようで難しい
染付はもともと中国のやきもの
いわゆる唐物だが
普段よく見るものは
唐物よりほとんど日本の写しだ

成化ではコバルトが手に入らず
色が薄い
まとめると
こんな感じだろう
あとは各自で
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柴又帝釈天春の茶会へ

2018-03-25 23:30:03 | 茶事 茶会 
前に一度は茶会に伺ったことがある
今回は二回目
大寄茶会は早めに行かないと
席に入れないこともある
茶券には9時半からとあったが
京成高砂の駅に8時42分着
柴又には9時前には着いていた

風は冷たいが
天気は申し分ない晴れ
道幅が狭く映画のセットのような
まだ観光客のいない参道
両脇の屋台や店が
忙しく店開きの支度をしている
みんな元気だ
茶会はもう賑わっている
8時半から始めたとのこと
早い
帝釈天のお庭にある茶席不答庵が濃茶
あと薄茶と立礼があり
みな入ることができた
お菓子はみな柴又帝釈天の参道にある高木屋
寅さんの映画に登場するお店だそうだ
帰りにそこでおでんと茶飯を食べて帰る

桜も咲いている
ちょっとした小旅行の気分だった
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春のこころ

2018-03-24 22:45:16 | Weblog
世の中に
たえてさくらのなかりせば
春の心は
のどけからまし
業平(伊勢物語・八十二)


今日は一週間遅れで私めの誕生日の食事会
昔からの友人二人と
今日は丸の内の地中海料理の
お昼を予約
地中海料理とは何?
地中海料理とは、
ギリシャ、イタリア、
ポルトガル、スペインなどの
ヨーロッパや北アフリカ諸国の地中海沿岸の料理。
オリーブ油・ナッツ類、野菜、果物を
ふんだんに使うのが特徴。
病気にかかった場合、食習慣を地中海料理に変えると、
循環器疾患による死亡リスクは9%、
がんの場合は6%減少
だって
知らなかった


お誕生日祝はいつも
決まってる
金一封だ
頂くのは末広がりの八千円
微妙に嬉しい

お料理は美味しく
デザートにはおめでとうの文字
歳まで書いてあるが
二時間の嬉しい時間が過ぎて
二人は千鳥ヶ淵にお花見

私は歩いて出光美術館へ
色絵が特集
さらっと一周して
帰る
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桜・利休忌の茶事

2018-03-23 23:56:40 | 茶事 茶会 
中立のあと
躙口から席入すると
桜の花弁がちらほら畳に舞っている
あれ
不思議やな
しばし
時過ぎ見上げた
天井の
突き上げ窓が開いている
これだね

露地には
山桜がはや咲き
散りはじめるか

今日は利休忌の茶事
席入は11時
待合には利休の軸
その前に三具足

傍らの花屏風に花入が掛かり
桃の枝や椿とたくさんの花
順に花を入れる 花寄せ
次に香炉が運ばれ
香を聞き利休様の前にお供え
花と香を手向ける
それから露地におりて
向付を受けて席入
挨拶
初炭
懐石
菓子
中立




後座の花は利休梅
後入りして濃茶
後炭
薄茶

至福の一日だった
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宵の春

2018-03-22 23:31:55 | Weblog
肘白き僧のかり寝や宵の春 蕪村

今日は村雨庵木曜稽古
届いたお菓子は
練りきりの桜と色々な種類のぼた餅
11時からお弟子様が順に見えて
順に帰られ
その度に私もお客になり
濃茶を飲んだ
これで夜は眠れない

今は彼岸中ゆえ
経切れを掛けた
箱書は福田行雄先生にお願いしたもの
平安末の大般若経

この軸は便利なかけものである
彼岸や利休忌
お盆など仏事には
迷わずこれを掛ける
この軸のつれが何幅かあるが
みんなもこの古写経を掛けていると言う
嬉しいことだ
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雪に明るき彼岸

2018-03-21 23:15:57 | お勉強
連翹は雪に明るき彼岸かな 水巴

彼岸の中日だが
なんと雪が降った

今日は文の会
待ち合わせの中華屋で
麻婆豆腐
青椒肉絲
餃子
春巻き
ランチセットには
スープとご飯と
杏仁豆腐がついた
量も味も満足

外はボタン雪
家では釜をかけ
部屋を温めたが
まだ寒い
インスタントの珈琲
飲んでみると
美味しい
釜の湯のせいか


今日で文の会伊勢物語完読
平成28年2月から読み始めたので
二年か

月に一度で本を読むのは
わずかな時間のみで
その他はお茶や美術館の話しだが
少しずつ進めばいつか
一冊読み終えることが出来る
来月は読破の記念に
食事に行くことに
三人の空いてる日を決め
すぐ電話してみる
幸い
お昼がとれた
場所は
神楽坂の一文字
楽しみだ
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小雨ふる少し寒い雨がふる

2018-03-20 23:48:35 | 紫廼茶話会
すこし寒い雨がふる
お彼岸まゐり  山頭火

お彼岸のお墓参りには出かけないが
山頭火の句のごとく
朝から冷たい雨が降っていた

今日は紫兎先生のお稽古
低気圧のせいで
体は体重以上に重く感じるから
それを跳ね返すように
焼きそばなど炭水化物を食べて紛らす
悪循環
出されたお菓子はみなその場で
ペロッと食む
今日は桜餅と菜種きんとん



寄付は琳派の垂れ桜の画
本席は宙宝の一行

宙宝は江戸後期の僧
大徳寺418世
宙宝宗宇
松月老人と号す
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白き顏カンバセ

2018-03-19 23:51:37 | 茶事 茶会 
抱一の雛の掛け軸
手をつきて白きかんばせ仰ぎ見ん我 村雨庵


日曜日の五島美術館での茶会

寄付は 抱一の雛の画
本席は 中国元の禅僧の手紙 重文
香合は 青磁桃型香合
『形物香合相撲番付』
西前頭筆頭
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五島美術館→東京美術倶楽部

2018-03-18 23:20:17 | 茶事 茶会 
五島美術館主催の茶会
いつもは展示されている茶道具の名品を取り合わせ
年に二回茶会をひらく
但し会員のみの参加である

古経楼にて濃茶
富士見亭にて薄茶
それと点心
講堂にて道具の解説がある

受付にて番号をもらうと47番
20名づつ席入で三席目
お昼にはみな済んだ

空は曇りだが
庭の木々は花盛り
まだ時間があるので
上野毛から浜松町へ
東京美術倶楽部
四階の「和美の会」へ行った
これも有名茶道具商の
名品を数々拝見
目の保養と勉強の一日
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牡丹餅

2018-03-17 22:51:01 | Weblog
牡丹餅に夕飯遅き彼岸かな 虚子

白内障を手術した妹が
今日退院する
朝の9時頃にタクシーで向かっている最中
森金さんからメール
牡丹餅を持っていきます
とのこと
留守だったので
玄関のノブに掻けておきますと

妹と退院の手続きを終えて家に戻る
木戸を開けると玄関のドアに
確かにお菓子の袋があった

仏様をきれいにして
花を飾りその牡丹餅をお供え
有難う
お下がりは明日頂戴します
明日から春の彼岸
暑さ寒さも彼岸までとよくいうが
天気のことだけではなく
辛いことや苦しいことも
いずれ過ぎれば
楽になるよ
そういう意味もあるはず
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