村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

岸の蛙カワズ

2018-04-30 00:24:02 | 短歌・俳句の事
いくすべり骨折る岸の蛙カワズかな 去来

向井去来ムカイキョライ 1651 - 1704
江戸前・中期の俳人。
蕉門十哲の一人。
長崎の人。
名は兼時。
字アザナは元淵。
別号、落柿舎ラクシシャ。
京都嵯峨の落柿舎に住み、芭蕉に師事。
野沢凡兆とともに「猿蓑」を編んだ。
俳論書「旅寝論」「去来抄」など。
(デジタル大辞泉ヨリ)

川岸を上って
そろそろ蛙も出てくる頃か

以前毎年同じ頃に緑色の小さな蛙が何匹も
わが庭に遊びに来た
二軒先の家に池があり
毎年そこからぴょんぴょん
やってくるのだったが
小さな空豆のような蛙を見るたびに
癒された
ある時 池を埋めたらしく
わが庭に蛙を見ることはなくなった
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物好きや

2018-04-29 01:49:51 | 短歌・俳句の事
物好きや匂はぬ草にとまる蝶 芭蕉

ちなみに物好きとは
①風変わりで特殊なことを好むこと
好奇心の強いこと
また,その人やさま


松尾芭蕉 1644 - 1694
芭蕉 隠密説 というのがある
奥の細道は45歳の時の旅であるが
距離は2400キロで
よほど健脚でないと回れないスピードで
ハードなものらしい
芭蕉は忍者で有名な伊賀の生まれであり
18歳の時に服部半蔵の従兄弟の
その一族の藤堂新七郎の息子に仕えたとあり
曾良も幕府の任務を課せられ連れ添った
という説もあるようだ
そう思うと 面白い


今日は茶入の仕服の生地を決める為に
サカチカさんが来てくれた
いくつもの布を広げる
茶入の仕服を作ろうとすると
その形や窯元によって
生地を選ぶ
裏地を選ぶ
紐の色を決める

それらの取り合わせを
いかにするか
想像以上にうまく行くときもある
失敗することもある
でも この作業は 楽しい


「物好き」には他の意味もある
②物事に趣向を凝らすこと。
また、そのものや、そのさま。
③ 好み。趣味。
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薫風

2018-04-28 00:26:47 | Weblog
風の香も南に近し最上川 芭蕉

薫風自南来だ
暑くもなく
寒くもなく
掃除をするのにちょうど良いのだが
昨日はなぜかずっと眠れず
今日の昼寝で取り戻した
よって片付けは無理だった
寝ころびながらスマホで読書
これ 結構幸せ
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鬼に泣くまい

2018-04-27 02:31:51 | 村雨庵 稽古 
鬼に泣く子にはやるまい柏餅 小波

巌谷小波イワヤサザナミの画賛だ
1870 - 1933
明治から大正にかけての作家、児童文学者、俳人。

鬼退治に行こうとする桃太郎だが
お供が泣いては鬼に負けてしまう
泣き虫には柏餅をやらないよ
泣かないで柏餅を食べて
いざ鬼退治に行こう
というところ


今日は村雨庵木曜稽古
昨日届いたお菓子は
青楓と柏餅
この季節
柏餅を一度は食べたいものだ


茶会まで
いよいよ迫ってきた
稽古日は
今日と来月の水曜2日のみ
薄茶の点前を担当するお弟子様は若手の
こしちゃんと七ちゃんの二人
入門して一年経ったかどうかの新人さん
お点前と着付の両方とも
この茶会のために稽古し頑張っている
初々しい
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朧月夜にしくもの

2018-04-26 01:06:57 | 村雨庵 稽古 
今日は水曜稽古だ

写真は筆者は不明だが
新古今和歌集の大江千里の和歌

大江千里オオエノチサト は
同じ文字の
アーティスト大江千里オオエセンリや
昔の宝塚歌劇団にもいたようだが
この歌の作者大江千里は
平安時代の歌人
父親は在原業平と兄弟であり
中古三十六歌仙の一人だ


源氏物語「花宴」に
右大臣の六の君(朧月夜)が
この歌を詠み登場する


照りもせず 
曇りもはてぬ春の夜の 
朧月夜にしくものぞなき

皎々と光っているでもなく
かといって
ぼうっと曇っているわけでもない
なんといっても
春の夜のおぼろ月に
勝るものはない

というような意味だろう
『白氏文集』の「嘉陵春夜詩」から
不明不暗朧々月
という一節を
和歌に訳したものだと
新古今和歌集の詞書にある


朝の九時頃は凄い雨だった
10時半ころまだ雨の降る中を
長靴を履いてお稽古に見える
お弟子様達
なんと有難いこと
感謝
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艸クサの道

2018-04-25 02:10:00 | お勉強
春雨や蓬をのばす艸の道 芭蕉

雨の降る音が聞こえる
雨が降ると木戸のいろは紅葉は
枝葉を長く伸ばして
また一回り大きくなる


今日は月に一度の茶の稽古
花は
柏葉あじさいと最後の椿
愛らしいその椿は
「天津乙女」だと聞いた

温暖化のせいか
風炉の花がどんどん咲き始めているが
四月でも炉の時は努力して
最後まで椿を入れるよう努力する
そしてくっきりと炉と風炉とに区別する
炉塞ぎと初風炉
その切り替えを曖昧にしない
衣替えのように潔くするのだと
習った

わが家の椿は
咲き終えてしまったが
今日の花をそのまま頂戴してきたので
お弟子様たちにも
椿の話をしよう
そして来年は遅咲きの椿を買おう
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白魚や

2018-04-23 22:47:21 | 懐石・料理
藻にすだく白魚やとらば消えぬべき 芭蕉

白魚と言えば
金曜日に行った一文字の白魚
塩味とレモン味のその白魚の
素晴らしく美味しかったこと

以前料理教室を開いていたとき
なんといっても春は白魚
その透き通ったツルツルした魚を
一本揚げや
白魚を筏にして蒸し
筍と新ワカメや木の芽とともに
白魚椀を作ったこと
思い出した

でも
春ももう終わりだけれどね
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大和物語

2018-04-22 23:51:32 | 文の会
ゆく春や撰者をうらむ歌の主 蕪村

短歌の締切が毎月やってきて
蕪村の俳句の気持ちが
わかる気がする

写真は待ち合わせた
いつものイタリアンの店
お昼からワインで乾杯
幸せだ

今日は文の会
古典を原文で音読するのだが
「伊勢物語」が終わり
今日から「大和物語」を読む

『大和物語』ヤマトモノガタリとは、
平安時代の貴族社会の
和歌を中心とした歌物語
登場する人物たちは実名、官名、女房名で、
具体的に固定の人物を指していることが多い。
通常では、173段に区切られ
約300首の和歌が含まれる
統一的な主人公はおらず、
段ごとに歌語りが連なった
オムニバスの構成だと
今日は五段まで読んだ
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琵琶の抱き心

2018-04-21 23:42:43 | Weblog
行く春や重たき琵琶の抱き心 蕪村

行く春の
雨降るごとに地へ伸びる
いろはもみじの
枝のしだれて 村雨庵

まさに今が行く春か
この季節は庭の草木の成長がめざましい
雨が降るとなおのこと
背を伸ばす
寝坊したあとに庭に出ると
もう土は見えないくらい
野草が勢いを増している
凄い生命力だが
何より茶会の花が心配だ
牡丹も藤も蘭の類いも
もうみんな咲いてしまっているようだし
悩んでいる
茶会の花ばかりは
近くにならないと見えない
連休中に考えようっと

今日はなにも予定がない
となると
ずっとゴロゴロ していた
一日が早いのなんの
あっという間だ
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懐石一文字のお昼

2018-04-20 23:18:23 | 食事会
神楽坂の一文字にて
今日は食事会
地図を見ると
早稲田通りを進み
ニユージヨートーヤビルの先を左に曲がり
すぐの小路を右に曲がった右の店だ
バイさまとヒロコ様と現地12時集合
私は水が撒いてあったので
10分前に店に入ったが
お二人が時間になっても来ない
すると電話が入り
ビルの角を曲がったが一文字の小路にきずかず
ずっと先まで歩いて行ってしまったようだ
確かに見過ごす小さな路地だ

村瀬治兵衛の沢栗の折敷
始めに浅利と青菜の煮浸し
蛤シンジョ
お造り
焼き物
鯛の子と筍と蕗
白魚の唐揚げ
筍ご飯と蓬生と雪下人参の味噌汁
水菓子

お酒は
三重の木屋正酒造の「而今ジコン」

久保田で有名な新潟の朝日酒造の「得月」

佐賀の天山酒造の純米大吟醸 無濾過生「七田」

至福の時を味わった
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うらうらに

2018-04-19 23:57:50 | 村雨庵 稽古 
うらうらに
照れる春日に
ひばり上がり
心悲しも
ひとりし思へば 大伴家持


今日は気持ちの良い天気
村雨庵木曜稽古
稽古は午後からゆえそれまで
茶会の道具出しの続きだ
今日は風炉釜
濃茶と薄茶の二席なので
二つ必要だ
その前に
昨日の稽古に使った
炉にかかっている透木釜を片付け
炉を塞ぐ
そこへ
お弟子様が見えたので
これ幸い
透木釜をもとの箱に
しまってもらう
透木釜は大きくて重いのだ
お弟子様でもしまうのが大変そう
すいません
炉縁を箱にこれもしまってね
お願いします
薄茶の朝鮮風炉
濃茶は小さい風炉と小さな霰釜
風炉の灰を準備せねばと
奉書をひき底瓦をのせて
五徳を置き
釜の高さを調整し
灰をいれる
灰形をつくり種火をいれて炭手前
なんとか良さそうだ
お弟子様
今日は大道具係のように力仕事ばかり
腰が痛いのに有難う
お疲れ様でしたね
夜の部がないので
いつものイタリアンへ電話して夕食
ワインで乾杯

写真は
ぶつ切りタコのサラダ
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机も古フりぬ 人も

2018-04-18 23:41:51 | 村雨庵 稽古 
春蘭や机も古りぬ人も古りぬ 草城

日野 草城ヒノソウジョウ
1901- 1956
東京都出身の俳人。
本名は克修(よしのぶ)。
「ホトトギス」で学んだ後、
「旗艦」を創刊、
女性のエロスを主題とした
句や無季俳句を作り、
昭和初期の新興俳句運動を主導。
戦後は「青玄」を創刊・主宰し
一転して静謐な句を作った。
(ウィキペディアより)

写真は
海老根エビネだ
別名として
ジエビネ、エビネラン、
ハックリ、カマガミソウ、
スズフリソウ、他偸草(たゆそう)ともいうらしい

以前は春蘭もあったが消えた
今はこのエビネと黄エビネが咲く
今日は水曜稽古
椿はすべて咲ききったので
エビネを古銅の花入にいれた
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竹の子や

2018-04-17 23:23:16 | 紫廼茶話会
竹の子や幼き時の絵のすさび 芭蕉

今日は紫兎先生の茶の稽古
黒田清暉のホトトギスの画に
本席は不昧の一行

今年は不昧没後200年で
松江では
不昧公200年祭としてイベントが続くようだ
松平不昧は
1751寛延4年2月14日(旧暦3月11日)に生まれ
1818文政元年4月24日(旧暦5月28日)に亡くなった

三井記念美術館では
没後200年特別展 を開催中
大名茶人・松平不昧 
―お殿さまの審美眼 ―
4月21日から6月17日日曜日

時間があったら行ってみたい
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春をしむ

2018-04-16 23:56:41 | 菓子
春をしむ人や榎にかくれけり 蕪村

木々は急に枝を繁り
陰を多くするから
榎に隠れることも可能だろう
「春惜しむ」が春の季語

今日は赤坂「塩野」へ
茶会のお菓子を頼みに
主菓子と干菓子
日曜だが当日届けて下さるとのこと
良かった
そのあとは銀座の花屋さん「司」へ
花をひとめぐり見たが
草花も今年はいつもより早いとか
花の下見もちょっと早すぎた
いつも頼む山野草のお花屋さんに電話したが
これももう少し近くならないと
どうにもならない
何事も
タイミングが重要だ

昼食は銀座煉瓦亭にて
ワインに
チキングリルとヒレカツ
それとパン
どれも驚き
さすがだ 美味し
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春のかぜ

2018-04-15 23:12:57 | お勉強
野ばかまの法師が旅や春のかぜ  蕪村

夜中には風雨厳しく
まるで嵐のようだった
道理で昨日は具合悪かったはず
低気圧が来ていたのだ
だからか
今日はとても体調が良い
そして今日は
気楽で楽しい日
サカチカさんのおうちに行って
みんなでちょっとお勉強したあと
お手製の和食を食べる
サカチカ○○道場
今日は 空豆御飯に
筍とワカメと鶏団子
蕗のうま煮と酢の物はきゅうりと姫皮
それに香の物とインスタントの味噌汁
ウーン 満足
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