村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

一期一会 楽々会

2014-08-31 23:01:22 | 村雨庵 茶事茶会
茶事の会 楽々会
先日ブログでお誘いした会だが
書くとすぐ
友人のナガタン姫が参加したいとのメールあり
また他に四名様の申し込みを頂き
すぐお客様はお揃いとなった
その日から茶事当日の今日まで
メールやお手紙でご連絡をさせて頂き
立秋に亭主のサカチカさんから御案内のお手紙を差し上げ、
またご返事を頂いたりしたが
長らくお待たせしてして 
申し訳ないことだった

今日はその茶事当日
初めての場所にての、初めて会うお方ばかり
さぞ緊張されドキドキなさった事だろうに
ようこそ お越しくださいました
水屋一同ともに 感謝 歓迎である


寄付の掛物は
柴山家伝来 探幽の画賛
汲出 加藤十右衛門
莨盆 蛇籠蒔絵
火入 夜寒
本席 正徹の短冊
濃茶の菓子は
亭主が作った 銘は「こぼれ萩」
菓子器は 盛阿弥



盛阿弥は
桃山時代の京都の塗師
利休のお抱え塗師でもあり、
天下一の称号を秀吉から貰ったといわれる

干菓子盆は唐物輪花盆
味噌最中と富士山
麓には秋草



亭主はいのしし年であるので
富士山を取りさると
叢クサムラから勢いよく飛び出して来る

勿論、全てが予定通りとはいかないが
亭主は大活躍 無事に茶事を終え
水屋の皆に濃茶、薄茶を点てる
独座観念とまではいかないが
みなで水屋の片づけを終え
一期一会の茶事は終わる

さあ 次は・・・



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コメント (4)
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明日は茶事

2014-08-31 00:03:46 | 村雨庵 稽古 
明日は茶事
朝の内は雨が降って庭も丁度よい湿り具合
やがて晴れはじめ、そろそろとでも動くと暑いくらいになったが
明日の天気はどうだろう
腰掛は使えるのか
中立の時外へ出られるか
花は無事だろうか
明日にならなければ わからないが
水屋も亭主も
今日出来る事はみな
済ませたようだ


桔梗の花咲時ポンと言そうな 千代女




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新涼

2014-08-30 00:41:58 | 茶の事
新涼や日当りながら竹の雨  杉田久女
久女は明治昭和の俳人

午前中
日曜日の茶事の亭主サカチカさんがやってきた
蹲を洗い露地を清める
茶事の準備だ
露地は殆どが
伸びすぎた水引き、
まだ花も無いホトトギス
枯れ始めた半夏生
花鋏でチョキチョキ切っていく
サカチカさんは蹲の海の石を皆取り出して
あちこち束子タワシでみがく
その後は
切り取ったものを大きなビニールに詰め込む
箒で掃く
二人で といっても私の作業は少し
あとは皆やってもらった
振り返ると茂った庭がスッキリとしている
それを見るだけで気持ちが良い
でも家に入るとそうはいかない
片づけてない何だか不明のものが
まだ山積みになっている
見ない事にして 昼食に出かけた
八月とは思えないような気温
小雨が降ったり 上がったり
明日も明後日も
雨か


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七種の建水

2014-08-29 00:01:42 | お勉強
淡交のクロスワードパズルをすると
知っているつもりが
案外わからず
我が傲慢さを重い知らされる
特に茶入銘は不得意だ、
名物裂の名前もなかなか覚えられない


タテのかぎの2番
名物裂の一。淡紅地に笹文様を金糸で織り出し、宝尽くし紋を散らす
「□□□□□□□金襴」

答えは作土竹金襴ツクリツキキンラン


タテのかぎの4番
名物。唐物大海茶入。胴が算盤の玉のように角張る

答えは 唐大海 カラダイカイ

唐大海(からだいかい)
思河、面影、鏡山、小肩衝、せいたか、玉川、玉津島、布引、白雲、長谷川、春雨、平手、平野、本願寺、増鏡、みなのかわ、藻塩、八重桜、山桜、山内、利休、忘水、など
形は同じとは限らないが同名の茶入は結構ある
唐大海も名物と中興名物と あるようだ

唐大海= 名物。唐物。大海。
伝来は、小出家。
仕覆は、御朱印切。
袋箱、桐白木。蓋一枚。
木形、桑。
挽家、欅春慶塗。
箱、桐白木。
書付、小堀遠州。
御物袋、白縮緬。

唐大海= 中興名物。唐物。大海。
伝来は、小堀遠州~尾関文右衛門~木津宗隆~松井左兵衛~村山龍平。
仕覆は、浅黄地唐花緞子。
蓋一枚。
挽家、欅春慶塗。
箱、桐白木。
書付、小堀遠州。
添書付、二通。
添手紙、一通。



七種の建水を もう一度確認
・大脇差オオワキザシ
・差替サシカエ
・棒の先ボウノサキ
・槍の鞘ヤリノサヤ
・瓢箪ヒョウタン
・餌畚エフゴ
・鉄盥カナダライ

また改めて勉強する機会にもなる
来月もたのしみ




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きりぎりす

2014-08-27 22:43:09 | Weblog
朝な朝な 手習ひすすむ きりぎりす 芭蕉


病気になった事で
予定を取りやめたり、延期したり 
ご迷惑をお掛けした
皆様に退院しましたとメールを送ると
それぞれメールや電話を頂き
感謝した
紫兎先生からも返信いただき
「たいいんおめでとうはやくおめにかかりたいですね」

漢字変換がおできにならず
いつも平仮名ばかりでの返信であるが
しみじみ 有難い  

昨日、火曜日は
紫兎先生の稽古日だった
退院して次の日なのだが
用件もあり、元気なところを披露せんかと
いそいそと出かけた
駅までは今までの習性からタクシーで行ったものの
帰りは歩いて帰る事が出来た
全く疲れは知らず
今までは身体が不具合だったのだと あらためて知った

今日は
10月の茶会の準備で終わった
準備といっても茶券を送ること
封筒に宛名を書き、一筆箋に何行か書いて
下手な字だとわが悪筆を悔やみつつ
切手を貼って封をするまで、案外時間がかかるものだ

茶会は10月五島美術館にて
紫兎先生の傘寿を祝う茶会である
濃茶は先生、薄茶は三名で持つのだが
細かい準備はまだこれから
9月になったら決めよう
それも楽しみの一つ




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すいっちょ

2014-08-27 00:46:41 | 茶道具、古美術、骨董
すいっちょの 
ちよ
といふまで 
間のあらし  実花


すいっちょとは

秋の昆虫 
全身は緑色、
頭部から背中にかけて濃褐色の太い条があるキリギリス。
褐色部分は目に達している。
(よく似たヤブキリでは目に達しない)
夜に活動し、
鋭いトゲのある前脚を使って
ほかの昆虫を捕らえて食べる。
灯火にも飛んでくる。
ズイーッチョン、ズイーッチョンと、
張りのある声でせわしなく鳴く。
この声を、馬を追いたてる声に見立てて
「ウマオイ」という名がついた。とのこと


実花とは

下田実花
山口誓子の実妹
1906明治40年大阪生れ、
4歳のとき母と死別、
下田家の養子となる
養父が亡くなり、
養母の苦労を軽くしようと、
十四歳でお酌になり、
芸妓となった
新橋の名妓として有名だったようだ
ホトトギスの編集委員
77歳で亡くなった
その文字は
無心の少女のようでもあり
また真珠のような艶をも感じる
俳句も文字も
大変好ましい



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檜扇の花 朱アカく咲きける

2014-08-25 23:06:03 | 茶の事
無事に一日を過ごし
新しい明日を迎えることに
何の疑問もなかったが
最近の自然災害を見ると
来ると思った明日が突然
途切れてしまう事もある のだと
だとしたら どうする



ブログを休んでいた間
病院へ入院していた
21日入院
22日には手術
そして今日25日退院した
玄関の戸の脇に
檜扇がまた咲いていた

ホテルのような病院に5泊4日
わりと快適だった

心配しないでほしい
現在は元気である この先も元気だ
以前から具合が悪くも
原因がわからずいたが
やっと
検査で判明し大きな病院を紹介され
手術ということになった
病名は 膀胱がん
でもこの病気で死ぬことはないだろう

思ってはいるが何しろガンだ
考えるところはあった

ガンは二回目
全身麻酔の手術は五回目
今まででも したい事をして
自分で選んで生きて来たという自負がある
後悔することは何もない
ただ
いったい自分は何をしたいのか
ちょっとだけ考えた
その結果、
自分は
茶をしたいのだ
茶事をする
茶会をする
自分の茶をする

具体的にはまだ始まっていないが
身体と相談しつつ
それをこれから考えよう

まずは今度の日曜日は 正午茶事
亭主のサカチカさん
水屋に森金さんにクマショウさん、さわわさん
露地にデレラ嬢
半東は鶴仙人
準備万全



檜扇の花の咲きたる朝の庭
まさしくも葉は
扇にひらく

「ぬばたま」とう
真黒き種を実らせる
檜扇の花
朱く咲きける    村雨庵





さあ ブログ再開だ




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朗詠集の栞

2014-08-20 22:08:57 | 茶の事
何となく暇なので漫画を読んでいる
里中満智子の題は「天上の虹」
ずっと前に借りて一度は読んだのだが
同じような顔が登場して
誰が誰か個々を理解できずに
中断してしまい 未だ借りたままだった
二度目の挑戦
今度はメモノートを隣に置いて
自分なりの登場人物の系図を書いた
そうまでして 見たいのかとも思うが
この漫画は持統天皇の物語
複雑な天智天皇と天武天皇の奥様とお子様たちの話しや
万葉集の歌も出てくる
歴史の勉強のつもりで読む漫画だ
メモをとなりにして、
メガネを掛けて
いざ
準備は出来た



いつもわが拙いブログをご覧頂き有難たく存じます
大した内容もなく日常を書き連ねるのみで、
だいたい夜、又は夜中に毎日ブログを書いておりますが
Pcの関係で明日から少しお休み致します
五日から十日くらい
どうぞ
宜しくお願いいたします



梶の葉を朗詠集の栞かな  蕪村



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花むくげ

2014-08-19 23:32:51 | 茶の事
火曜日
火曜日はふつう紫兎様のお茶のお稽古があるが
八月はお休みだ

今週から 
掃除や片づけをしてくれる人を頼んだ
家事の手伝いの会社だ
二名で一時間半 
冷房もあまり効かない部屋で
必死で片づけを手伝ってくれた

時間が終わると 
銘々皿に甘いお菓子
それとお薄と麦茶をお出しした
お茶はわからないと言いつつも
説明の時と今日とで二回目ゆえか
茶碗を持つ手もだいぶ慣れて
味わっていただいた様子
私も一緒にお薄を一服

この夏はお茶をしない日が多かった
まあそれも仕方ないか・・・

写真は15日の松籟庵様の花
花はむくげ
古銅の花入は和物だというが
堂々としている


花むくげ はだか童の かざし哉  芭蕉




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蜩ヒグラシ

2014-08-19 00:21:38 | 茶の事
軸ができたからと先生からの電話があり
早速 受取りにでかけた
午後ということで一時過ぎに着いたが
先生はなんとお昼寝の最中、来るのは夕方だと思われていたようだ

お願いした四幅は
刺繍のある時代の小袖の一文字に
中回しをそれぞれ替え 雅な表装になっている
それを ひとつづつ箱を開けて確かめる
とても楽しいものだ

頂いたらすぐに帰るつもりが
次から次へと話しは途切れず
気がつくと蝉が鳴いている

日ぐらしや 
わが影法師の
あみだ笠   一茶

もうそろそろ帰らないと
お喋りしてしまった
帰りは四時半過ぎ
疑問点を伺うと
関係のある本や資料をすぐに出して頂き
まもなく解決する 有難い事だ
今日のお礼は後日 飲みませうと
申し上げて・・・




帰り道 
無花果の実を見つけて写真を撮ろうと近づくと 
いい香りがする
どれもまだこれからの若い実ばかり・・・



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銀の楊子

2014-08-17 22:40:29 | Weblog
菓子を切る楊子を
いくつ持っているだろう
象牙や銀もあるが
普通はステンレス
頂いたものもあり
10個より少なくないだろう

持っているときは二本や三本懐紙の間に入っている
洗いに出したまま
一本も無いときもある

 写真はヒロ様の楊枝
銀製で
くり抜いた瓢が根付けのようについている
私の楊子のどれよりも
こちらの方が洒落ている
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稀にあふ夜の 天の川

2014-08-16 22:45:14 | 茶事 茶会 
こひこひて
稀にあふ夜の天の川
河瀬の鶴は
鳴かずもあらなん  実朝


薄茶の菓子器は
存星



棗は利休好み 笹絵棗
薄茶茶碗は
黄イラボと
替茶碗に 蔵六の井戸脇写し
茶杓は
三重野与雲作 銘は八重菊

三重野与雲は
大徳寺521世 荊山宗璞(けいざんそうはく) 
室号は与雲。 芳春院先々代住職

大徳寺芳春院は
慶長13年(1608年)玉室宗珀開祖
前田利家夫人・松子(芳春院)が建立。
前田家の菩提寺。

立秋はすぎたが
まだまだ暑い
あとは8月31日の茶事
しばらくゆっくりしよう



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駒場松籟庵盂蘭盆会の茶事

2014-08-15 23:20:19 | 茶事 茶会 
駒場松籟庵盂蘭盆会の茶事

汲出しはギヤマン
冷たい梅ジュースが喉に爽やかだ
寄付は朝顔の絵 青い朝顔
本席は紺地金泥の古写経 
私のより だいぶ上等である

床は双荘りモロカザリで
古銅に白いムクゲが入っている



点心を頂戴し、初炭、菓子と定石どおり
菓子器は陳元贇
菓子は成城の風月堂
銘は西瓜だそうだ 美味しかった



陳元贇チンゲンピンとは
1587年(万暦15年) - 1671年(寛文11年)
中国明代末の文人。
30歳代で日本に渡る。
尾張藩主徳川義直に1627年(寛永4年)に拝謁し、
以来日本に留まった。
柔術を日本に伝えたともいわれ、
書道・作陶も能くする多才な人物。
名古屋城下九十軒町(現在の東区泉三丁目の一部)の自邸にて歿し、
墓は現在、名古屋市の平和公園にある。

江戸時代初期は明末期に当たり、
中国から幾人もの文人が海を越えて日本にやって来ており、
彼もそのような人々の一人であった。
自身に醸成された重層的な技芸の数々を
多くの文人らとの交流によって披露・伝承した。
《ウィキペディアより》

後座では堂々とした瀬戸の茶入に
又妙斎の茶杓 茶碗は山田和の黒織部
水指は染付 鉄斎画 道八造
続きは明日書こう


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魂祭り

2014-08-14 23:01:25 | 茶の事
徹書記の ゆかりの宿や 魂祭   蕪村

徹書記とは
室町中期の臨済宗の僧。備中生。
名は正徹、字は清巌、招月庵と号する。
京都東福寺栗棘菴に入り書記となり、徹書記と称する。
幼時より和歌を能くし、冷泉為秀に師事。
草庵の火災により詠草二万数千首を焼失したが、
歌集『草根集』になお多くの歌を残す。
著書に『なぐさめ草』『徹書記物語』等。
長禄2年(1458)寂、79才。
《美術人名辞典の解説.》


魂祭 タママツリとは
御魂祭とも。祖霊祭のこと。
今日では精霊(しょうりょう)をまつる盆の異名だが,
《徒然草》には年末の魂祭の例が見え,
今も先祖正月といって
正月に祖霊をまつる所もある。
《百科事典マイペディアの解説》

写真は昨日の続きの 自分の分の経切れ
まだ盆のうち
外は静かだろう
一歩も外へ出かけなかった
休みの店も多いらしく
美味しいパン屋は、みな休みだったらしい
10月の茶会の準備
手紙を書いたり茶券を送ったり
ひと仕事した



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古写経

2014-08-13 22:47:58 | 茶道具、古美術、骨董
以前に買った31行の古写経を10枚に切り
表装した
箱書も先生に書いて頂き完成
立派なものになった

経切れは
春秋の彼岸、お盆に利休忌や
仏事に関する時に掛けるつもりだ
まだ軸を渡していない二名の分と並べて掛けた
同じ柄でみな仕立たのだが
三行の方がバランスは良さそう
六行の私の軸は台紙にしわがよって
あまり芳しくない 残念


写経は
中国では、六朝時代に写経が定型化され、
隋・唐のころに盛んに写経が行われるようになった。
日本では673年(天武天皇2年)に
川原寺で一切経の写経が行われたのを創始としている。
そして、奈良時代の天平年間は聖武天皇が仏教を尊信し、
その弘通を図ったため、仏教は空前の隆盛を来たした。
したがって写経が一段と盛んになり、
官立の写経所が設けられ、
また東大寺などにも設置され、
専門の写経生たちによって、国家事業としての写経が行われた。
《ウィキペデイアより》


写経は仏教の経典を写す事、
又は写したものをいうのだが
古写経となると
天平、奈良、平安、鎌倉時代と 
ともかく古いものをいう
写真は
平安時代末の写経

人の寿命は長くとも九十年か百年
実際は還暦を過ぎると、いつ儚くなっても不思議ではない
だが
平安時代の人の手で遥か800年以上前に
一字一字、墨で写された
そう思いつつ、文字を見ていると
有難い 気持ちが湧いてくる
さすが
お盆だから 


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