村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

伝来・吉州窯 ほか

2022-08-31 23:54:23 | Weblog

☆吉州窯・木の葉天目【重要文化財】
仕覆・・・紺地緞子
覆輪・・・真鍮
伝来・・・前田家代々・侯爵利為~大阪市
所蔵・・・大阪市立東洋陶磁美術館

☆白天目(李朝・刷毛目) 【大名物】
覆輪・・・銀
台・・・・菱花台
伝来・・・南禅寺金地院~家綱代々~公爵家達~侯爵義親
所蔵・・・徳川美術館

☆白天目(古瀬戸) 【大名物・国宝】
仕覆・・・茶地石畳唐物裂
覆輪・・・金
伝来・・・武野紹鴎・新右衛門~尾張徳川義直代々・侯爵義親
所蔵・・・徳川美術館

☆白天目(古瀬戸) 【大名物】
覆輪・・・金
書付・・・千利休
伝来・・・武野紹鴎~大阪本願寺~織田信長~豊臣秀吉~ 関白秀次~堺薬師院~前田家代々・侯爵利為

☆黄天目[キテンモク]
覆輪・・・銀
伝来・・・豊臣秀吉~徳川家康~尾張徳川義直代々・侯爵義親
所蔵・・・徳川美術館

☆菊花天目[キッカテンモク](古瀬戸) 【中興名物・重要文化財】
仕覆・・・白地二重蔓古金襴
覆輪・・・無
書付・・・小堀遠州
伝来・・・小堀遠州・小堀和泉守~又吉~ 信州上田松平伊賀守代々~男爵藤田平太郎
所蔵・・・藤田美術館

☆玉潤天目[ギョクジュンテンモク](古瀬戸) 【名物】
覆輪・・・銀
伝来・・・尾張徳川斎荘代々・侯爵義親
所蔵・・・徳川美術館

今日は水曜稽古

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伝来・ 玳皮盞天目

2022-08-30 23:57:05 | お勉強

今日は伝来・ 玳皮盞天目

☆玳皮盞天目【大名物・国宝】
仕覆・・・紹鴎緞子
覆輪・・・真鍮
書付・・・松平不昧
伝来・・・上田三郎右衛門~松平不昧代々・伯爵直亮~萬野家
所蔵・・・萬野美術館      (2004年2月28日閉館)

☆鮐皮盞・梅花紋[たいひさん]
仕覆・・・白地古金襴
覆輪・・・無
台・・・・若狭台
書付・・・小堀遠州
伝来・・・小堀遠州~姫路酒井家代々・伯爵忠正

☆玳皮盞天目・玉取龍紋 【名物】 覆輪・・・無
台・・・・尼崎台
伝来・・・鴻池善五郎~男爵藤田平太郎
所蔵・・・藤田美術館

☆玳皮盞天目・尾長鳥天目・唐花尾長鳥紋【中興名物】
別名・・・鸞天目
仕覆・・・卍形内梅鉢紋白茶地金入緞子
覆輪・・・無
台・・・・砂張覆輪黒塗唐物台(青貝菊模様)
伝来・・・土屋相模守政直~福知山藩主朽木昌綱代々~ 赤星弥之助~男爵益田鈍翁

☆玳皮盞天目・文字天目 【中興名物・重要文化財】
仕覆・・・白地小牡丹古金襴
覆輪・・・無
台・・・・存星、青貝
伝来・・・大徳寺龍光院什物~天王寺屋五兵衛~男爵鴻池善右衛門

☆玳皮盞天目・菖蒲花紋
仕覆・・・茶地銀モール
覆輪・・・銀
伝来・・・尾張徳川代々・侯爵義親
所蔵・・・徳川美術館

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露こそことに寒からし

2022-08-29 23:24:30 | 茶事 茶会 

 よみ人知らず
秋の夜は
露こそことに寒からし
草むらごとに
虫のわぶれば

今日は茶事の客
茶事は真之茶事
席入のあと挨拶
真之炭手前
動座して精進の懐石
終えると七種の菓子が出る
中立
後座席入し真之点前
薄茶は広間に動座
そのあと精進落としで
一期一会の茶事終了

勉強になった

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青くても有べき物

2022-08-28 23:52:45 | 茶事 茶会 

青くても有べき物を唐辛子 芭蕉

今日は茶事の水屋
朝早く出かける
予定の時間より早めに出かけ
着いたら暫しぼーとし
支度はサカチカさんがみな作ってあり
当日は
暖めたり冷やしたり盛り付けるだけ
ゆっくり珈琲を飲んでそろそろ
味噌汁と本汁の味確認
それから柵のお魚を切り向付に盛る
今日は水前寺海苔と菊の花と山葵
ラップをかけて
冷蔵庫へ
お客様がお見えになられたら
ご飯を炊く
コンロのガスに火を付けて
汲み出しの用意
席入挨拶が終わったらすぐに
お膳を出すのだから
壺々と向付を折敷にのせ
ご飯が炊けたら
飯椀に一文字
汁椀に冬瓜をつけ
いよいよ挨拶終わって
熱々の味噌汁
それからお酒
コロナ禍での汁替えは
同じお椀はつかわず
新しいお椀に
ご飯と味噌汁を持ち出し
古い飯椀と汁椀は下げる
次は煮物椀
種をあたため
飾りのほうれん草
松茸と青柚子
焼物はカマス
炊合せはニシンと里芋と
おくら
和え物は帆立と茸の胡桃和え
進肴にアワビと枝豆
もう一度飯椀をお出しして
亭主相伴
その後は小吸物に鮎と万願寺唐辛子の八寸
湯桶と香の物で
懐石はおわり
すぐ炭手前
終わるとお菓子で
中立となる
後座は
濃茶と後炭に薄茶
その間ずっと気を抜けない
いや時たま気を抜いて
お団子とバナナ
それに胡桃の菓子パンもむしゃむしゃ
合間に懐石道具の洗い物をして拭いて


いやおうなく
頭と体を休みなく動かさないと
ならず
茶事はスポーツでもある

写真は茶事の虎屋のお菓子 うまし、パクパク

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伝来・建盞天目

2022-08-27 23:35:27 | お勉強

建盞ケンサンとは
建窯ケンヨウで焼かれた茶碗。
盞は小さい茶碗の意。
北宋時代すでに天下一の茶碗として名高く、
建盞の名でよばれていた。

☆建盞天目・建山天目【名物】
仕覆・・・萌黄地牡丹唐草金襴
覆輪・・・銀
台・・・・芙蓉台(利休形)
書付・・・不見斎
伝来・・・千利休代々・認得斎~侯爵井上勝之助
所蔵・・・藤田美術館

☆建盞天目・禾天目
覆輪・・・無
台・・・・堆朱台
伝来・・・尾張徳川家代々~野村徳七
所蔵・・・野村美術館

☆灰被天目【大名物】
覆輪・・・砂張
伝来・・・油屋常祐~家康~尾張徳川義直代々

☆灰被天目【大名物】
覆輪・・・砂張
伝来・・・油屋常祐~家康~尾張徳川義直代々・侯爵義親
所蔵・・・徳川美術館

☆灰被天目【中興名物】
仕覆・・・萌黄地緞子
覆輪・・・銀
台・・・・青貝唐草紋七宝紋
伝来・・・不明~松平不昧・雪川代々・伯爵直亮~野村徳七
所蔵・・・野村美術館

☆灰被天目
仕覆・・・二重蔓大牡丹古金襴
覆輪・・・銀
台・・・・堆朱牡丹模様
伝来・・・江戸札差十人衆川村伝兵衛~男爵岩崎弥之助・小弥太~広田松繁
所蔵・・・東京国立博物館

☆夕陽天目(灰被天目)【大名物】
仕覆・・・蜀江錦
覆輪・・・銀
台・・・・尼崎台
伝来・・・東山御物~奈良東大寺塔頭四聖坊
~大阪城代土岐丹後守~若狭酒井家・伯爵忠道
所蔵・・・若狭酒井家

☆虹天目(灰被天目)【大名物】
仕覆・・・白地一重蔓宝尽古金襴
覆輪・・・銀
台・・・・青貝輪花梅鉢模様台(蚊籠台)
伝来・・・東山御物~奈良東大寺塔頭四聖坊~東大寺成福院
~古川大和大掾~松谷可十郎~若狭酒井家代々~男爵益田鈍翁

☆埋火天目(灰被天目)【名物】
仕覆・・・更紗
覆輪・・・無
台・・・・朱内黒
書付・・・小堀遠州
伝来・・・小堀遠州~堀田相模守代々~近藤家~
男爵岩崎小弥太
所蔵・・・静嘉堂文庫美術館

☆秋葉天目(灰被天目)【名物】
仕覆・・・丹地風通雲鶴模様
覆輪・・・銀
台・・・・堆朱輪花雲竜模様
伝来・・・伊達政宗代々~加藤正義~岡田茂吉
所蔵・・・MOA美術館

☆珠光天目(灰被天目)
仕覆・・・有紋花色地花鳥唐草繍
覆輪・・・銀
台・・・・亀甲螺鈿
書付・・・小堀遠州
伝来・・・村田珠光~細川家代々・侯爵護立
所蔵・・・永青文庫

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昔の書を紐解く

2022-08-26 23:02:03 | お勉強

写真は画賛の掛物

賛は 阪正臣バン マサオミ
画は 吉宗耕英の読書図

 賛の読みは
今ばかり
めでたき御世も
ありきやと
むかしの書を
ひもときて見つ
 正臣



 吉宗耕英とは
女性の日本画家
明治19年大阪生。
名はゑい子。上田耕沖、跡見花蹊に学ぶ。

 阪正臣とは
 バンマサオミ
(1855―1931)
歌人、書家。
名古屋生まれ。
幼名は政之介、
字は従叟、
茅田、観石、桃坪などと号し、
居を樅屋と称す。
鎌倉宮、伊勢皇大神宮などに奉仕。
30歳で宮内省御歌所。
華族女学校教授、御歌所寄人を歴任。
難波津会の一員。
穏健で親しみやすい仮名を書き、
女子用の書道教科書にしばしば筆をとったため、
その書風は大いに流行した。

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大友黒主

2022-08-25 23:48:56 | 村雨庵 稽古 

今日は木曜稽古
掛物は色紙を掛けた

大友黒主
オオトモノクロヌシ
生没年未詳。
平安前期の歌人。
六歌仙の一人。
弘文天皇の末裔(『本朝皇胤紹運録(ホンチョウコウインジョウウンロク)』)、
猿丸大夫の第3子(『古今集目録』)
などの諸説があるが、さだかでない。
作品から近江在住の土豪的地方歌人と知られる。
887年(仁和3)ごろ「中将御息所歌合」に詠進、
897年(寛平9)醍醐天皇の大嘗会に風俗歌を奉り、
また917年(延喜17)宇多法皇の石山寺参詣のおり、
打出の浜で和歌を献じている。
歌風については、
紀貫之が『古今集』仮名序で、
「大友黒主はそのさまいやし。
いはば薪負へる山人の花の蔭に休めるがごとし」と評している。
能『志賀』は黒主をシテとし、『草子洗小町』には小町を辱めるワキとして登場する。

 思ひいでて恋しきときは初雁のなきて渡ると人知るらめや(『古今集』恋4)
(コトバンクより)

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伝来・油滴天目

2022-08-24 23:12:58 | お勉強

伝来・油滴天目

☆油滴天目【大名物・国宝】
仕覆・・・萌黄地金襴
覆輪・・・金
台・・・・紅菊杭、若狭台(江月和尚所持)
盆・・・・若狭盆
伝来・・・関白秀次~西本願寺~三井八郎右衛門
~若狭小浜酒井家代々・伯爵忠道~安宅家~住友グループ
所蔵・・・大阪市立東洋陶磁美術館

☆油滴天目【大名物・重要文化財】
仕覆・・・白小牡丹古金襴
仕覆・・・白小牡丹古金襴
覆輪・・・銀
台・・・・尼崎台(千利休在判)
書付・・・千利休・松平不昧
伝来・・・不明~古田織部~土井台炊頭利勝~豊後日出藩主木下和泉守長保
~松平不昧代々・伯爵直亮

☆油滴天目【名物】
仕覆・・・茶地萌黄唐花天鵞縅
覆輪・・・無
台・・・・芙蓉台
書付・・・小堀宗慶
伝来・・・遠州~不明~藤田伝三郎
~侯爵井上世外・侯爵勝之助~男爵益田鈍翁~梅沢家
所蔵・・・梅沢美術館

☆油滴天目【重要文化財】
仕覆・・・金地色糸牡丹金襴
覆輪・・・砂張
台・・・・青貝市松模様
伝来・・・東山御物~不明~道正庵主味杏堂~藤田徳次郎
所蔵・・・藤田美術館

☆油滴天目【中興名物・重要文化財】
台・・・・青貝菊花台翼十二葉
伝来・・・津田宗及~江月和尚~大徳寺龍光院
所蔵・・・龍光院

☆油滴天目【重要文化財】
台・・・・堆朱牡丹文
伝来・・・不明~岩崎家代々
所蔵・・・静嘉堂文庫美術館

☆油滴天目・星建盞
覆輪・・・銀
伝来・・・尾張徳川家代々・侯爵義親~岩崎家代々
所蔵・・・徳川美術館

☆油滴天目・星建盞
覆輪・・・砂張
台・・・・唐花唐草紋螺鈿
伝来・・・尾張徳川家代々・侯爵義親~岩崎家代々
所蔵・・・徳川美術館

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曜変天目の伝来

2022-08-23 22:53:10 | お勉強

 京極関白家肥後 キョウゴク カンパクケ  
いつまでか 
おきてみるべき 
ひかげまつ 
露にあらそふ 
朝顔の花


ずっと家にいる
何もしたくない
お茶の本でも見ようか

☆曜変天目・稲葉天【大名物・国宝】
仕覆・・・金地二重蔓古金襴
覆輪・・・無
台・・・・尼崎台(紀州徳川家伝来)
伝来・・・徳川本家~小田原藩主稲葉美濃守正則
~小野哲郎~男爵岩崎小弥太
所持・・・静嘉堂文庫美術館

☆曜変天目・水戸天【大名物・国宝】
覆輪・・・金
台・・・・砂張覆輪
伝来・・・家康~水戸徳川頼房~男爵藤田平太郎
所持・・・藤田美術館

☆曜変天目・龍光院天目【大名物・国宝】
覆輪・・・無
書付・・・江月和尚
伝来・・・大徳寺龍光院
所持・・・龍光院

☆曜変天目・油屋天目【大名物・重文】
覆輪・・・銀
伝来・・・堺町衆樋口屋紹札~油屋紹佐~油屋常祐~家康~尾張徳川義直代々・侯爵義親
所持・・・徳川美術館

☆曜変天目・酒井天目【名物】
仕覆・・・茶地焼裂
覆輪・・・真鍮
台・・・・梨花台(利休形、盛阿弥作)
書付・・・片桐石州
伝来・・・姫路酒井家代々・伯爵忠正

☆曜変天目(油滴天目)・加賀天目【名物・重美】
仕覆・・・萌黄地古金襴小牡丹一重蔓
覆輪・・・無
台・・・・尼崎台(砂張覆輪)
伝来・・・松平肥前守代々・侯爵利為~根津嘉一郎
所持・・・根津美術館

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七種の天目 言ってみよう

2022-08-22 23:02:27 | 覚えよう

七種の天目を確認しよう

ネットを見る

2015年の自分のブログに
「七種の天目を言ってみよう」
というのがあった
曜変、油滴、建盞、烏盞、灰被、黄盞、玳皮盞
これを
「ようゆうわ けんさん う-さんの はいかつ量 きたいしさんな」
だって
書いた記憶が全くない
けれど
これで七種を言えるかな

 藤原家隆
眺むれば
風吹く野辺の
露にだに
宿りも果てぬ
稲妻の影

最近
黒雲に稲妻の金蒔絵の棗を拝見した
案外いろいろな取合せに使える
とのこと
勉強になった

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かたへすずしき 風や吹くらむ

2022-08-21 23:46:08 | お勉強

 六月のつごもりの日よめる
 凡河内躬恒
夏と秋と
行きかふ空の
かよひじは
かたへすずしき
風や吹くらむ

今日は朝日カルチャー
夏の茶道具の取合せの授業
蛍、七夕、滝など夏の風趣
洗い茶巾、名水点
夏ならではの点前
いずれも
叶うは良し、叶いたがるは悪し
水音も自然と出た音は良いが
わざとらしいのは宜しくないと
名水は
買える水を使うのはお稽古だけ
朝早く汲んだ名水を使うべし
本来は寅の刻
午前三時~五時に汲む
というが
早起きせねばならず
重たい水を運ばなければならずして
ましてや近くに名水が無い
となると不可能
夏は5月から7月まで
秋は8月~10月
今日もむし暑いが
見上げると空は秋模様だ

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昨夜一声雁サクヤ イッセイノカリ

2022-08-20 23:22:08 | Weblog

昨夜一声雁 清風万里秋
(禅林句集)

意味は文字通り
昨晩雁が鳴きつつ飛ぶ
爽やかな秋が来たのだと
他の意味に
修行者の修行の末、忽然と悟りを開く
悟りを開いたあとは
清々しい気分の「清風万里の秋」だという

今日は茶会
場所は
目白の目白庭園
数寄屋造の茶室
「赤鳥庵」にての茶会である
大正7年創刊「赤い鳥」の
主宰鈴木三重吉の住居があったという
庭園は
北の丸公園を設計した伊藤邦衛氏。
数寄屋の設計は
吉田五十八ヨシダイソヤの弟子の大関徹。

茶会は煎茶と薄茶
友人の裏千家のミカ様は薄茶席のお席主
十畳と八畳の茶室を開け放ち
二ヶ所の床の間には煎茶と薄茶のそれぞれのお席主が軸と花を置く
煎茶が終るとお菓子が運ばれて薄茶を頂戴した
帰りは目白駅近くの珈琲屋でお喋り
それも含めてお茶は楽しい 

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花むくげ

2022-08-19 23:29:31 | お勉強

花むくげはだか童のかざし哉 芭蕉

木槿咲く塀や昔の武家屋敷 子規


今日は朝日カルチャー
桃山の茶陶
受講者が多く教室は満員
人気の講座なのだろう
年配の男性も熱心に参加している
講義の途中からスライドになるのだが
暗くなると自然と眠くなり
結果 癒される時間となる

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橘千蔭タチバナチカゲ

2022-08-18 23:45:08 | 村雨庵 稽古 

今日は木曜稽古
掛物は
水風秋の如し

水風如秋 スイフウ ニヨシュウ
水の音松の響きは秋ながら
夏をことわる蝉の声かな

水の音や松風は秋そのものだが
まだまだ夏をきわめる蝉の鳴き声だ

との
加藤千陰カトウチカゲの詠草
(橘千蔭タチバナチカゲとも言う)

みり1735~1808
江戸後期の国学者・歌人。江戸生。
本姓は橘、加藤とも。枝直の子。さ
号は芳宜園・耳梨山人・江翁等。
賀茂真淵に学ぶ。
また狂歌を好んで橘八衢と称する。
村田春海と並び称される。
歌風は温雅で、江戸派といわれ、
また書を能くし、一家を成した。
『うけらが花』『万葉集略解』等の著書がある。
文化5年(1808)歿、75才。
(美術人名辞典 ヨリ)

橘千蔭は千蔭流という
和様の書の流派として明治期に人気があった。
当時、貴族や上流階級の令嬢たちの
和歌の師匠として人気のあった中島歌子が
千蔭流の書を嗜んだことから、
その門下生の樋口一葉も千蔭流の書を学んだ。
(ウィキペディアヨリ)

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心外無法満目青山 シンゲムホウ マンモクセイザン

2022-08-17 23:52:45 | 村雨庵 稽古 

今日は起きたら雨が降っていた 
庭に出てムクゲを二輪と
水引を切り、
水桶に切り取った花を入れた
掛物は昨日のうちに掛けておいた
一行

心外無法 満目青山
しんげむほう
まんもくせいざん

心外無法 とは→
「心は身に対する心、
色に対する心ではなく、
一切の世間法と出世間法とを摂した心で、
一切の存在現象の根本原理である。
この心の外に三界はなく、
あらゆる存在は心の中の現象に過ぎないので
心外無別法という」
満目青山 →
「山を見るときは、満目すべて山、
山になりきったさまをいう」
(『新版 禅学大辞典』ヨリ)

「心境一如なる故に、
心外には法無く、
目に見ゆる青山も我心に外ならずと、
一心と外境の不二なるをいふ」とある。
(『禅語字彙』ヨリ)

心のほかに法はありません。
見るもの、聞くもの、
すべて自分と受け取っていくのです。
心の外に法はない。
これがきれいだとか楽しいとか苦しいとか、
そういった感情やルールを作っているのは
すべて自分の心なのです。
目の前に鮮やかな山が見えるのは、
あなたのこころが澄み渡っているからです。
もし、あなたの心が曇っていたら、
いくら目の前に美しい景色があっても
その美しさを感じることはできないでしょう
(禅僧 松山大耕の生きるヒントヨリ)

まったく
禅語とは何と
むずかしいことか

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