村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

今日ばかりこそ今年なりけれ

2019-12-31 23:22:38 | 短歌・俳句の事
 藤原公実フジワラノキンザネ
明日よりは 
春の初めと 
祝ふべし 
今日ばかりこそ 
今年なりけれ

藤原公実
ふじわらの-きんざね
1053-1107 
平安時代後期の公卿,歌人。
天喜テンギ元年生まれ。
藤原実季サネスエの長男。
母は藤原経平の娘睦子。
承暦ジョウリャク4年(1080)参議,
のち正二位,権大納言。
三条大納言とよばれる。
妻光子が堀河・鳥羽両天皇の乳母,
妹苡子(いし)が鳥羽天皇の
生母となったため,
宮廷に勢力をきずいた。
堀河院歌壇の有力者で,
「後拾遺和歌集」以下の勅撰集に57首がはいる。
嘉承カジョウ2年11月14日死去。55歳。
(日本人名大辞典+Plus)

今日は大晦日
朝一番八時半にのし餅が届いた
三枚頼んだのだが
切るのは私
夜に切り始めた
早くもすこし堅くなっている
全力でお餅を切る
全力でないと切れない

昼はパン
夜は年越しそば
テレビはNHN紅白歌合戦

来年も良い年でありますように
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除夜釜の茶事

2019-12-30 23:13:23 | 村雨庵 茶事茶会
大三十日オオミソカ
定サダめなき世の定サダメ哉カナ 西鶴

いよいよ押し迫ってきた
今日はサカチカさんの茶事
一日前の除夜釜の茶事

かつては毎年
想望庵様より
夜話しの茶事にお招き頂いていたが

今年はサカチカさんに小声でお願いすると
即座に快諾!
想望庵様と
社中で参加できる暇人
いや時間の余裕のある人が
参加した
世の中が年越しの支度にと
慌ただしいであろう今日に
のんびりと茶室にいて 
茶事を楽しむ
有難いこと
来年も
宜しくお願い除夜釜

写真は後座の床
あけぼの椿と冬至梅
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今朝の冬

2019-12-29 23:03:37 | Weblog
甘鯛を 
焼いて燗せよ 
今朝の冬  小澤碧童

今日は暖かい一日
大掃除日和
うちでも
すこし掃除をした

大晦日に
従姉のKeikoちゃんが泊まりに来る
散らかし放しの茶の間
Keikoちゃんが眠る部屋を片づけて掃除
あと自分の部屋も掃除したかったが
その二部屋に手こずって
時間切れ
我が部屋は埃じゃ
死なないから
こんど

この四,五年
足が痛くとてもじゃないが
掃除などは無理
掃除は
立ってないとできない
あちこち動かないと
出来ない
週に一度一時間だけだが
ひとに
お掃除をお願いしてあるが
一時間だから
それなりだ

昨年
右膝を人工関節にした
それでは
まだ大がかりな掃除は出来なかった
今年
左膝を人工関節にし
ようやく立つ事も歩く事も
とても楽になった
この調子で家中
片づけられると良いのだが
来年は掃除に頑張ろう

明日はサカチカさんち晴誓庵で
一日早い除夜釜
除夜は、
漢字文化圏1年の最後の日。
旧暦では12月30日、
または12月29日である。
日本語では「大晦日」と呼ぶ。
中国語では「除夕」と呼ぶ。
とウィキペディアヨリ
私は途中まで水屋
焼物は甘鯛の塩焼に決定

写真は
やましたの点心席の
入口の飾り付け

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都もかくや年は暮れぬる

2019-12-28 23:24:36 | 短歌・俳句の事
西行
おしなべて 
おなじ月日の 
過ぎゆけば 
都もかくや 
年は暮れぬる


いよいよ押し迫って28日
今年の借金は今年の内に と
着物屋さんが
着物の洗いをもってきた
茶道具屋さんが
先日注文した香合を
届けに来て
頼んだ炭代も請求さるる
どこへも出掛けないのに
財布から紙幣が飛んで消える
まあそういう日もあるね

今日は
お正月の御飾りをしよう
いつもの六角柳はやめ
ヒカゲノカズラを飾る
お正月用に
軸を三箇所に掛けなおし
輪飾りをする
裏白を敷き
パックのかさね餅をのせる
木戸には写真のように
サカチカさんに貰った
大きなお飾りを掛けた

明日は
大掃除でない
小さい掃除をする
予定ではあるが
さて
明日にならないと
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歳暮の茶会→銀座松屋・利休のかたち展

2019-12-27 23:54:01 | 茶事 茶会 
今日は
やましたの歳暮の茶会へ
ヨー様と

使われた茶道具は
どれも拝見に回ってくる
大寄せ茶会の欲求不満は無い

写真は
三友居の点心
鰤ブリの辛み大根合え芽ネギ
柿の風呂吹き
鯖サバずし
ゴボウ
海老芋
赤コンニャク
もろこ
モロッコインゲン
ぐじの揚げ物
それと
年越しそば 山葵 ねき

それからタクシーで銀座松屋
利休のかたち展
今日が初日
来年1月20まで八階で開催
今日はすいていた
見終わって甘いものでも
同じ八階のつる屋で
甘味セット
抹茶アイス小豆餡と珈琲

目もお腹も
とても
満足
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霜月照清池ソウゲツセイチヲテラス

2019-12-26 22:37:30 | お勉強
霜月照清池

寒雲抱幽石カンウンユウセキヲイダキ
霜月照清池ソウゲツセイチヲテラス
(虚堂録キドウロク)

筆者は
大徳寺管長小田雪窓オダセッソウ

美術人名辞典の解説によると
小田雪窓
臨済宗の僧。
大徳寺五百六世。
姓は小田、雪窓は道号、
諱は宗甫、室号は蔵暉。
五百三世後藤瑞巌の法を嗣ぐ。
僧堂師家となり、
昭和30年十一代管長に就任、
のち開堂した。
龍翔寺に住した。
昭和41年(1966)寂、65才。

今日は
月に一度の茶の稽古
十年と四カ月経つのだが
今月で辞める事にした

次の
新しいことを
始めよう
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村雨庵稽古納会

2019-12-25 23:24:37 | 村雨庵 稽古 
炭売に日のくれかゝる師走哉 蕪村

今日は与謝蕪村の忌日
与謝 蕪村は
享保元年(1716年)に生まれ-
天明3年12月25日(1784年1月17日)に
亡くなった
号は蕪村
通称寅
「蕪村」とは
中国の詩人陶淵明の詩
『帰去来辞』に由来 
俳号は蕪村のほか
 「宰鳥」
「夜半亭ヤハンテイ(二世)」
画号は
「春星」
「謝寅シャイン」など


今日は今年最後の稽古日
写真は茶室の窓から
入口の木戸を撮ったもの
蹲いの垣根が
秋の台風でガタガタになった
大工さんは年内に来てくれると
言っていたが
さてどうだろう
忙しいのだろう
来年の稽古初めには
直っているか
どうか
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雪の戸の

2019-12-24 23:50:19 | 短歌・俳句の事
今日は二年振りに胃カメラの検査 
昨日の夜十時からは
何も食べられず
早くに寝たせいか 
いつもより早くに起きた
お腹がすいたが
朝食はとれない
病院では初めに
胃をきれいにするという不味い水を
飲まされるのだが
不味くとも空腹が紛れた
そのあと喉にスプレーでシュッと
喉の麻酔
それから間もなく
意識がなくなる

目が覚めると
検査は終わっていた
結果は異常ないとのこと
安心
その帰りは
整形外科
病院巡りもタクシーでなく
歩いて行けるようになった
上々だ


雪の戸の
堅きを押しぬ
クリスマス  秋櫻子

クリスマスイブに雪が降ったのは
1965年
昭和四十年
一度のみ
非常に稀な事だったと
朝のテレビで聞いた

今日は
クリスマスイブ
クリスマスのショートケーキで
メリークリスマス
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数ふるに

2019-12-23 21:36:44 | 短歌・俳句の事
 藤原永実
數ふるに
残り少なき
身にしあれば
せめても惜しき
年の暮かな

今日の予定は何もない
十時過ぎに起きた
何もせずごろごろして
昨日のM-1と
中国ドラマのビデオを観たりした
頭を使わず
体を動かさず
口とお腹のみ動かした
今年もあと少し
これで良いのか
心配

写真はインターコンチネンタルホテルの
クリスマスの飾り

クリスマス=「キリストのミサ」
という意味で、
イエス・キリストの誕生日ではないらしい
イエス・キリストの降誕を記念する日。

へぇー
知らなかった
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増鏡 ソノさんの歳暮の茶事

2019-12-22 22:47:17 | 村雨庵 茶事茶会
ゆく年の惜しくもあるかな
ます鏡見るかげさへにくれぬと思へば  紀貫之


今日は茶事
ソノさんの歳暮の茶事である

本席の掛けものは
近衞信尋筆
コノエノブヒロ
江戸前期の公卿。
後陽成天皇の第四皇子。
近衞信尹の養子
近衞家19代目当主。

歌は
紀貫之の和歌
古今和歌集
詞書コトバガキは
歌奉ウタタテマツれと
おほせられし時に
よみて奉れる

「ます鏡」は
真澄みの鏡=
澄んでいてはっきりと映る鏡

当時は旧暦
生まれた年で一歳
そして新年ごとに
一歳年を重ねる
明日は
また一歳年を重ねる
と思うと
余計に過ぎ行く年が
惜しい気がしてしまう


ソノさんの初めての茶事ゆえ
花入は出船に掛けた
たくさんの宝物を見つけに
出航する気持ちだ
茶事は
立ったり座ったり
普段以上に動かねばならず
さぞかしお疲れのことだろう
ゆっくりお休み下さい
水屋も私も
次への力を蓄えて
またね
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極月の法師

2019-12-21 23:02:46 | 村雨庵 茶事茶会
極月の法師をつつむ緋夜着ヒヨギかな 蛇笏

飯田蛇笏イイダダコツ
(1885~1962) 俳人。
山梨県生まれ。
本名、武治。
早大中退。
高浜虚子に師事。
「ホトトギス」派の重鎮。
強烈な主観で甲斐の自然と
生活をとらえた
端厳荘重な調べで知られる。
「雲母」主宰。
句集「山廬集」「山響集」など。
(大辞林ヨリ)

緋夜着ヒヨギとは
緋色のかい巻き
夜、寝るとき掛ける
小夜着とも言う ようだ


明日は茶事
今日は水屋の担当が
懐石の下ごしらえ
茶室の準備も
未だかつてない程
綺麗に整っている
明日は掃除機を掛け
落ち葉を拾う
年末の茶事は
捨てる物は捨てるし
家のあちこちがきれいになり
言うことなしだ
亭主のソノさんは
道具の箱だしなどの後
頼んだお菓子をとりに
高島屋の虎屋へ行き
夜に
そのお菓子を届けにきた
明日は頑張って
気力 体力 集中力

写真はサカチカさんちのツリー
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水仙の花

2019-12-20 23:33:32 | 村雨庵 茶事茶会
うつくしき
素足の冬の来りけり
ちらほらと咲く水仙の花
 与謝野晶子

今日は
今度の日曜日の茶事の支度
今回亭主は
ソノさん
露地と蹲いの掃除
丁寧に縮れたもみぢをや枯れ葉を一枚ずつ
丁寧に拾っていく
木戸を開けると
驚くほどに綺麗だ
あと
蹲いの海の石を
ザルにみな取り出して
洗って戻す
最後に熱いお湯で
使う炭を洗う
丸ぎっちょが少ないので
頼んであった
新しい箱を開けると
なんと割ぎっちょ
驚いた
箱の横に割ぎっちょと書いてある
茶道具屋さんに電話すると
炭屋さんにも丸ぎっちょが不足して
組箱から詰めていくので
丸ぎっちょだけには回らないとか
種火分足りないので
お弟子様のクマショウさんにメールして
貰うことにした

如何なる時も
お弟子様は
頼りになる


写真は木戸の掃除の時
そのさんが見つけた
水仙が咲いている
楚々として
清らかで美しい
でも水仙は毒だから
ご注意めされ
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山家雪

2019-12-19 23:03:23 | 村雨庵 稽古 
今日は木曜稽古
道具屋さんが棗や茶道具を持ってきた
そのうちの
香合を買った

写真は和歌短冊
筆者は
八田知紀ハッタトモノリ

 山家雪
雪ふらば
まことの花の
咲かむるを
まつばかりなる
山の奥かな 知紀
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銀杏並木

2019-12-18 23:30:46 | 村雨庵 稽古 
  与謝野晶子
金色の
ちひさき鳥のかたちして
銀杏ちるなり
夕日の岡に

今日は
水曜稽古
朝比奈宗源の一行物を
掛けた
乾坤只一人ケンコンタダイチニン

『嘉泰普灯録カタイフトウロク』よりの
対句ツイク
宇宙無双日ウチュウソウジツナシ
乾坤只一人ケンコンタダイチニン
 大悟タイゴした人の
 獨立獨尊ドクリツドクソンの境界キョウガイ
宇宙には同じ日は二つとなく
天地には只一人だ


筆者の朝比奈宗源アサヒナソウゲンは
1891-1979 
明治24年生まれ。
昭和54年死去。88歳。
臨済宗の僧。
号は別峰,平等軒。
静岡県出身。日大卒。
妙心寺などで修行し,
鎌倉浄智寺住持をへて,
昭和17年円覚寺貫主。
20年円覚寺派管長。


写真は
昨日の原宿駅前の通り
銀杏並木の黄葉が見事だ
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五十四帖・夢浮橋

2019-12-17 23:13:12 | 源氏物語五里霧中
夢浮橋
(薫28歳夏)
薫は
横川に赴き、
浮舟に対面を求めるが僧都に断られ、
浮舟の弟・小君に
還俗を求める手紙を託す。
しかし浮舟は一切を拒んで
仏道に専心することのみを思い、
返事すらもない。
薫は浮舟に心を残しつつ
横川を去るのであった。
(ウイキペディア源氏物語あらすじヨリ)

これで源氏物語五里霧中も終了
宇治十帖などは
紫式部の作ではないとのことだが
入院中は源氏物語のことを
考える時間がたっぷりあったが
退院後は忙しくしていたので
集中出来ず
尻切れトンボのようになってしまった
お粗末
宇治十帖の時の写真は
朝日焼の宇治十帖銘々皿
一枚ずつ帖の名前の楕円形の刻印が入っている
絵は簡素だが
帖を集約している
夢の浮橋
写真を逆さまに撮ってしまったので
回転させた
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