村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

八百八町 月の辻

2024-02-02 20:26:38 | 植物・茶花

節分や八百八町月の辻 喜舟

野村 喜舟
ノムラキシュウ
1886-1983
俳人。
本名喜久二キクジ。
石川県金沢市生まれ。
東京市小石川の砲兵工廠に勤務。
夏目漱石門下の松根東洋城に師事、
「国民新聞」の俳句欄で活躍。
東洋城の主宰する「渋柿」に
創刊時から選者として参加。
1933(昭和8)年に小倉工廠に転勤となる。
52年から76年まで「渋柿」を主宰した。

節分は、
雑節の一つで、
各季節の始まりの日の前日のこと。
節分とは
「季節を分ける」ことも意味している。
江戸時代以降は
特に立春の前日を指す場合が多い。
太陰太陽暦では、
立春に最も近い新月を元日とし、
月の満ち欠けを基準にした元日と、
太陽黄経を基準にした立春は、
ともに新年ととらえられていた。
(ウィキペディア)

写真は庭のカンアオイ
五種類あるようだ

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なつかしき

2023-10-08 20:47:20 | 植物・茶花

なつかしき紫苑がもとの野菊哉 蕪村

今日は庭の枝を切る
幸い涼しいせいか
我が家の強力な蚊は
まだ静か、それでも
蚊取り線香をたいて
踏み台に乗って
天へ伸びてく木蓮の枝を切っていく
上から見ると、椿の伸びた枝には虫がついて
葉がひどく傷んでる
これもバサバサきる、きる

蹲のところの枝葉を繁らせた樹は
四メートル以上伸びてる
「ニッサ」という名前だ
思いきって、いくつも枝葉の出ている元の部分
直径10センチはあるが、ここを
生木も切れるノコギリで
ゴリゴリ
ひたすらゴリゴリ
30分以上かかったが、ようやく切れた
汗びっしょり
今度は買おう
電気のこぎり
あとは
大きなビニール袋に詰め込み終え
午前中にみんな済んだ
達成感であとは昼寝

「ニッサ」は中国原産「ニッサボク」といい

三大紅葉樹のひとつ
「ニシキギ」と
「スズランノキ」
「ニッサボク」
この樹は
高さは10~20メートルにもなるようだ
大変 たいへん

写真は都内某所の柿

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門前の秋風

2023-09-24 23:21:47 | 植物・茶花

曼珠沙花門前の秋風紅一点 漱石

曼珠沙華は
梵語で「赤花」を表す
そしてヒガンバナのことだ
多年生で、地下に鱗茎(りんけい)を有す
薬用には鱗茎を用う
生薬名は「石蒜(せきさん)」
鱗茎にはリコリンやガランタミンなどの
アルカロイドを含み、
鎮咳去痰や鎮痛、降圧、催吐などの
薬理作用があり
この石蒜から得られたエキスは、
別名を白色濃厚セキサノールと、
市販の鎮咳薬に配合されているとのこと。
ただヒガンバナのアルカロイドは作用が激しく、
一般的には毒草として取り扱われ、
暗いイメージの多くの別名を持つ。
わが庭にもいつもなら
毎年秋に咲くのだが
ことしはまだ出てない

今日は日曜日
近くのコンビニに行った
お金を払う段に
財布がバックの奥に入ってしまい
なかなか出てこない
レジには感じの悪いと噂の
店長が立っている
財布がでないので
カードを出したら
クレジットですか
と聞かれて
面倒で嫌なのか
じゃあ仕方ないと
ゴソゴソと
ピン札が入ってる
封筒から出す
貴重なピン札だけどね
まあ いいか
買ったハーゲンダッツのアイス
美味しいから
いいね

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松の花

2023-04-16 23:49:30 | 植物・茶花

線香の灰やこぼれて松の花 蕪村

【松の花】は春の季語

松は
マツ科・マツ属。
開花期 4~5月。
別名 :
(千代木)チヨキ
( 時見草)トキミグサ
(常磐草)トキワグサ

花言葉:
「不老長寿」
「同情」
「哀れみ」
「慈悲」
「勇敢」
「向上心」
「かわいそう」
「永遠の若さ」
色々ある

今日は日曜日
しなければならない片付けが
あるのだが
お天気病がきつい
午前中はやる気が皆無
二時頃少しずつ回復
あとはのんびり

明日のしたくをしよう

写真は
雨ごとに
枝葉を伸ばす木戸の
いろは紅葉

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あまねく芽ぐむ 春雨に

2023-04-15 23:58:52 | 植物・茶花

 藤原俊成
草も木も
あまねく
芽ぐむ 春雨に
袖は濡れても
かひなかりけり

朝から雨が降っている
全く止む気配はない
低気圧で体が重い
いや 食べ過ぎで重いのか
昨日も寝落ち
ブログを書けなかった
寝落ちは糖のとりすぎと
広告
ひびく

写真は
庭の黄エビネ

エビネは
・開花時期は 4/15 ~ 5/15頃。
・日本原産。
・名の由来は、
地下に連なっている茎と、
そこから生えている根の様子が、
まるでエビの頭を
指でつまんで持ち上げた
ように見えるところから。
1600年代の書物には
すでに海老根の名が 出ているほど、
昔からよく知られた花。
・黄色の 「黄海老根」(きえびね)もある。
また、エビネの仲間は
ほとんどが春に咲くのに対して、
真夏に咲く「夏海老根」という 種類もある。
と(季節の花300ヨリ)

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牡丹花は咲き定まりて 静かなり

2023-03-27 23:28:01 | 植物・茶花

 木下利玄
牡丹花は
咲き定まりて 
静かなり
花の占めたる
位置のたしかさ

木下利玄キノシタリゲン
1886-1925 
明治-大正時代の歌人。
明治19年1月1日生まれ。
伯父の木下利恭トシモトの養子。
はやくから佐佐木信綱に師事し,
「心の花」同人となる。
明治43年「白樺」創刊に参加。
口語的な発想,
四四調の破調など,
利玄調とよばれる作風で知られた。
大正14年2月15日死去。40歳。
岡山県出身。
東京帝大卒。
本名は利玄トシハル
歌集に「銀」「紅玉」「一路」。
(日本人名大辞典より)

今日は月曜日
朝のうちは案外寒い
木戸のところの紅葉の木が
二三日前は枝だけが目立つ
冬木立だったのに
今日見ると枝ごとに芽吹いてる若緑の新芽
なんと可愛らしい事

狭い小さな庭だが
これからどんどん様子を変える
椿の花はもう咲ききったのか
茶に使える花は
数少ないし
あてにならない
思いがけず足元に
クリスマスローズが咲いていた
宝鐸草はぐんぐん伸びはじめ
その近くにあるシンビジウムの鉢からは
豪華に花を三本立ち上げ満開
庭の片隅でも咲いている姿は華麗なもんだ
何しろシンビジウムだから
芍薬も柔らかく15センチほどのびて
葉を繁らせはじめてる
春だ春

昨日の茶事では
牡丹が胡銅の花入に入っていた
古志ちゃんが届けてくれたという
気を懸けてくれたんだね
お茶人だねえと感心
MOAの茶会でも牡丹が入っていたし、
池内の茶会でも薄茶席は牡丹
いいね牡丹

開花時期は
4/20 ~ 5/ 5頃。
・中国原産。
 日本へは奈良時代に
 渡来してきたらしい。
 (弘法大師が持ち帰ったとの説も)


中国では、花海棠とともに、
最も愛好される。


薬効は中耳炎、月経不順
薬用部位は根皮
生薬名は「牡丹皮ボタンピ」

牡丹の別名は
「富貴草」
「富貴花」
「百花王」
「花王」
「花神」
「花中の王」
「百花の王」
「天香国色」
「名取草」
「深見草」
「二十日草(廿日草)」
「忘れ草」
「鎧草」
「ぼうたん」
「ぼうたんぐさ」など多数。

 

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あだなる露草の花

2022-09-27 23:47:34 | 植物・茶花

 西行
うつり行く色をばしらず言の葉の
名さへあだなる露草の花


今日は火曜日
新聞をとりに玄関を出て足もとをよく見ると
青い小さな花が咲いている
それは見慣れたつゆ草で
昔から雑草のようにどこでも見かけた
染料になるという青い花は
朝露を受けて咲き
お昼頃にはしぼむ
名前はそれから露草
それに青花アオバナや藍花アイバナとか言われ
友禅染めの下絵に使われる
縹草 ハナダグサ
移草 ウツシグサ
月草 ツキクサ
蛍を取ったら籠にいれておくので
蛍草とも言い
花を包んでいる 苞ホウの形から
帽子花という名もある

なんとなく弱く寂しい花で
茶花としては主役にはなれないが
その可憐な花を
いにしへの人は目に止めて愛し歌に歌う
その感覚がいかにも日本的だ

写真は
土曜日に食べに行ったふくもと

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青の竜舌蘭リュウゼツラン

2022-07-10 22:44:31 | 植物・茶花

写真は浜離宮の青の竜舌蘭リュウゼツラン
数十年に一度だけ花を咲かすとか
写真は6月の時なので
もはや咲いただろうか


・葉の形を竜の舌に見立てた名前。
・地面近くの”葉”はすごく固く、
 巨大なトゲがたくさんある。
・葉のしぼり汁を醸造して
 テキーラを作る。
・花はめったに咲かないそうで、
 ニューッと 
 5m以上の花柱が伸びてくると、
 「70年に一度しか咲かない花が咲く!」
 ということで
 マスコミにとりあげられ、
 話題になる。
 花が咲くとそのあとで
 枯死してしまう。
 でも枯死する寸前に
 子株を根元のところに
 作っておき、
 しっかりと子孫を残すそうだ。
(季節の花300ヨリ)

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なにかは露をたまとあざむく

2022-06-26 22:39:28 | 植物・茶花

僧正遍昭
蓮葉の 
にごりにしまぬ
心もて 
なにかは露を
たまとあざむく

今日は文の会
いつものイタリアンでランチ
お昼は予約で満席
昨日予約しておいて良かった
パスタ2種類とワインとおつまみ
サラダがついてくる
支払いは二人で五千五百円位
お昼のワイン飲むは
すこぶる良し

文の会は
伊勢物語をちょっとだけ読むことにした

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蓬莱の

2022-01-14 22:55:26 | 植物・茶花

蓬莱のひかげかづらの末までも 青畝

蓬莱ホウライ とは
[1]
[一] 中国の神仙思想で説かれる仙境の一つで、
方丈、瀛州(えいしゅう)とともに
三神山の一つ。
渤海湾に面した山東半島の
はるか東方の海中にあり、
不老不死の仙人が住む
と伝えられるところ。
蓬莱山。
[二] 富士山の異称。
[三] 熊野の異称。
[四] 熱田神宮の異称。
[五] 江戸城の異称。
[六] 台湾の異称。
[七] 長唄の曲名。

[2] 〘名〙
① 蓬莱山をかたどった台上に、
松竹梅、鶴亀、尉姥などを飾って、
祝儀や酒宴の飾りものとしたもの。
蓬莱山。蓬莱盤。蓬莱台。

② 主として関西で、
新年の祝儀に、
三方の上に白紙、羊歯、昆布などを敷き、
その上に熨斗鮑・勝栗・野老(ところ)・
馬尾藻(やほんだわら)・橙(だいだい)・蜜柑などを飾ったもの。
蓬莱飾り。蓬莱山。蓬莱台。
(精選版 日本国語大辞典「蓬莱」の解説)


今日はちょっと疲れたので
オミクロンも増えてるし
出掛けるのを止め
家でぐずぐずしていた


写真は今年飾った
ヒカゲノカズラ

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ななくさなづな青し七草

2022-01-07 21:54:38 | 植物・茶花

 若山牧水
七草の
粥は真白し
七草の
ななくさなづな
青し七草

今日は七草
七草粥を食べた

今朝
お弟子様のクマショウさんが来た
そのあと
私は予約していたパーマ屋さんに行き
髪をあれこれしている時に
クマショウさんがお店にやってきて
何か買い物したらしい
さっきも合ったばかりなのに
いつもと違うところで会うと
嬉しいらしく
お互いいい年して
ちぎれるほど手をふっている

お正月らしく
おめでたいくて
良いか

写真は
椿の鉢と苗を地植したところ
最近は働き者になったと
年中自画自賛してる

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松提げ帰る年の市

2021-12-27 22:38:07 | 植物・茶花

是見よと松提げ帰る年の市 夏目漱石

今日は病院へ行く日
歩いて5分
帰りにはパン屋へ寄って
お正月に食べるパンを頼んだ
グラハム食パンと
ライ麦のぱんカンパーニュ
それとクルミとレーズンのパン
これらが美味しい
年末に取りに行く
これもお正月の用意のひとつ

写真は庭のカンアオイ
葉が四枚しかなかったのに
今日かぞえると十枚もある
元気で良かったね
カンアオイ
わが庭に合っているらしい

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秋草をただ挿サし

2021-09-08 23:30:25 | 植物・茶花

秋草を
ただ挿サし賤イヤし
からざりし 虚子

秋草はざばっと
壺に入れただけでも素敵
今日は水曜稽古
写真は今日の花
庭の使えそうなのは
水引、糸すすき、、野紺菊、高砂芙蓉のみ
木槿の花は咲いていないし
どうもこれと言う花がない
そこへ
お弟子様が
買ってくれたり
庭の花を切ってくれたりして
秋の花が集まった

花溜に入っているのは
 コスモス(秋桜)
 竜胆リンドウ
 数珠珊瑚ジュズサンゴ
 恒春葛コウシュンカズラ
 野紺菊ノコンギク

<コスモス>
科・属は→ キク科・コスモス属
和名→ 秋桜
英名→ Cosmos
原産地 → メキシコ
開花期→ 6月~10月

<リンドウ>
科・属は→ リンドウ科・リンドウ属
和名→ 竜胆
英名→ Gentian
原産地→ 日本・中国
開花期→ 9月~11月頃
多年草。
日本原産の植物。
日本のほぼ全域。
漢方薬でもある。

<コウシュンカズラ(恒春葛)>
科・属は→キントラノオ科コウシュンカズラ属
原産地→日本(奄美、沖縄では四季咲き)、
 台湾、東南アジア、オーストラリア、太平洋諸島
開花期→6~10月
つる性の常緑低木

<野紺菊>
科・属は→キク科、シオン属(アスター属)
その他の名前→野菊
原産地→日本
開花期
7月~10月
多年草
耐寒性、耐暑性共に強い

<ジュズサンゴ(数珠珊瑚)>
科・属は→ ヤマゴボウ科、リヴィナ属
英名→Bloodberry
和名→数珠珊瑚
別名・流通名→ハトベリー
原産地→北米南部、南米


茶花を切り花束にして
お稽古場に持っていく
花を切るにも切る位置や時間を選ぶ
根本が渇れないよう水分を含ませまとめ、
花束にして
花に直接風が当たらないように
神経をつかい包み上げる

茶花を切って
持ってくるのは
手がかかるものだ
花屋さんの花も勿論嬉しく

自家製花束の茶花は
より有難く嬉しい

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レインボーノックアウト

2019-06-29 23:30:10 | 植物・茶花
赤坂氷川神社で写真を撮った
レインボーノックアウト
四季咲き
とても花つきが良い
耐暑性あり
病気に強い
耐病性があるから
ノックアウトの名前だそうだ


明日は七ちゃんの茶事
今日はその準備
水屋は二名で懐石の下拵え
亭主の七ちゃんは使う道具の箱を開け
並べておく
炭を洗う
茶を用意して
後は明日頑張る
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半夏生

2019-06-23 23:36:43 | 植物・茶花
二十四節気以外に
雑節というのがある

雑節は
農業において必要な季節の
移り変わりの目安としたもので
・節分
・八十八夜
・入梅
・半夏生
・二百十日
・土用
・彼岸など

半夏生ハンゲショウは雑節の1つで、
半夏ハンゲ(烏柄杓)という薬草が生える頃。
一説に、ハンゲショウ(カタシログサ)という
草の葉が名前の通り半分白くなって
化粧しているようになる頃とも。
様々な地方名があり、
ハゲ、ハンデ、ハゲン、ハゲッショウなどと呼ばれる。

七十二候の1つ「半夏生」(はんげしょうず)から
作られた暦日で、
かつては夏至から数えて11日目としていたが、
現在では天球上の黄経100度の点を
太陽が通過する日となっている。
毎年7月2日頃にあたる。
この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)と言い、
大雨になることが多い。
地域によっては「半夏水」(はんげみず)とも言う。
(ウィキペディアヨリ)

写真は
昨日の三友之式にての
半夏生とシモツケ

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