村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

夏草のなかを露けみ

2021-07-09 23:16:38 | 南方録

 壬生忠見
夏草の
なかを露けみ
かきわけて
刈る人なしに
茂る野邊ノベかな


今日は月に一度の
南方録の講座へ参加

南方録は、
博多の立花家に
千利休の秘伝書として
伝わった古伝書。

書名については二説あり、
『茶経』の
「茶者南方嘉木チャハ ナンポウノ カボクナリ」を典拠とする場合は
「なんぽうろく」となるが、
著者である南坊宗啓の名であるとする場合は
「なんぼうろく」と濁音になる。
なお、立花家本、円覚寺本とも
題箋は「南方録」であり、
現代では用字にかかわらず
「なんぼうろく」と読むのが一般的である。
とウィキペディアにある

自分は言いやすいので
ナンポウと読むことが多かった
これからはナンボウロクと読もう

写真は
講座の時間調整
早めに着き
必ず珈琲と甘いもの頼む
今日はあんこクロワッサン

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小座敷の料理は

2021-03-16 21:48:56 | 南方録

覚書二十一に
「小座敷の料理は、
 汁一つ
 さい二つか三つか、
 酒もかろくすべし。
 わび座敷の料理だて不相応なり。
 もちろん取り合わせのこくうすきことは
 茶の湯同前の心得なり。」
とある

コロナ禍の茶事は難しい
懐石は尚のこと慎ましく
一汁二菜また三菜で
お客様を招いてみたい
まずはその前に片付けだ
けど
仏様はお彼岸に向けて
綺麗にしたが


写真は
ようやく出来た
自作の冊子
茶会や茶事の時に飾るつもりだ
お越しあれ

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菜畑に花見顔

2021-03-16 00:15:50 | 南方録

菜畑に花見顔なる雀かな 芭蕉

小座敷の茶の湯は
第一仏法を以て修行得道するなり。
家居の結構、食事の珍味を楽しみとするは
俗世のことなり。
家はもらぬほど、
食事は飢えぬほどにてたる事なり。
水を運び、薪をとり、湯をわかし、
茶をたてて、仏にそなへ
人にもほどこし、吾ものむ。
花をたて香をたく。
みなみな仏祖の行いのあとを学ぶなり。
なを委クワしくは、
己僧の明めにあるべしとの給ふ。
「南方録・覚書一」

春の彼岸も近い
仏様を綺麗にしておかないと


写真は
午前中に届いた花籠
貝母、ラナンキュラス、バラ、スイトピー、ランとか
オレンジと黄色を主に
柔らかな花々
私めの誕生日のお祝いを頂戴した
感謝

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