村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

女蔵人左近

2010-11-30 23:29:51 | 紫廼茶話会

今日の予定は
きざはしの会にて茶の稽古と
夜はますみ様と美刻の会
初冬の一日
そう寒くも無く
過しやすい良い気候だ

きざはしの会はフルメンバーで五名
奥伝を勉強するが
どのような話しをしても内容が奥深く
勉強になる
嬉しい事だ
今日は茶室に三十六歌仙の屏風がたててあり
時間あればゆっくり眺めていたいが
点前も見たいし
話も伺いたい
また屏風もみたいで
欲ばかり深くなるに
その受容する能力は落ちる一方
あまり多くは望まずが良いと・・・
今日は三十六歌仙から おひとりを写真に撮った

女蔵人左近ニョクラウドサコン
小大君コオオキミのことで三条院女蔵人左近
平安中期の歌人である

岩橋イワバシの
夜の契りもたえぬべし
明くるわびしき
葛城カヅラギの神


夜にはますみ様といつものように中華を食べる
注文した食べ物は決して残さない事を心に注文する
レタスと桜エビ炒飯と八宝菜、蒸し餃子に鶏照り焼き
二人で食べるに丁度よかった
満腹だが残さず食べた
ビールを頼んだらきっと食べきれなかったかも知れぬ
家に帰ってすぐ別腹に林檎半分づつと
お煎餅も少し食べる余裕あり

明日は はや十二月 


茶の湯・茶道ランキング

コメント (2)

香道 平成22年霜月

2010-11-29 23:55:20 | 茶の事
今日は研究会の日だ
午後一時からであるが受付を頼まれているので
一二時には着いていないといけない
急いで行く
東京駅のホームでネコ姉様に偶然会った
行先は私と同じ場所である
一緒に電車で並んで行く、
ある勉強会へのお誘いをした所
快諾 来年から勉強会の会員が一人増える
良かった

夕方家に戻ってから香道の稽古へ出かける
最近道具は持って行かず
12月12日の香の会の参加者の連絡やその他の道具など
香の先生との打ち合わせに行く
私めは今回は点前はせず
受付と会計を担当、また裏で替えの香炉を作ったりする
当日点前をする担当は三名
今日で最後なので香席用に特訓している
みな真剣だが私は気楽である

わが宿は四角な影を窓の月
           芭蕉

日没がますます早くなった


茶の湯・茶道ランキング


コメント

国宝源氏物語絵巻最終日

2010-11-28 22:14:32 | 美術館・博物館
和菓子を習いに行く
楽しくワイワイと
午後の一時に終わって
五島美術館へ行く
必ず行こうと思って最終日になった
五島美術館も暫くの休みにはいる
美術館の回りの上野毛の邸宅の
それぞれの庭の落葉樹が紅葉して見事に色づく
今まさにハラハラと散っている
あの下に行き散る葉を受け止めて見たいきがするが
あとだ

一時間待ちという
最終尾についた

国宝 源氏物語絵巻
本物が復元模写と並んで
古色で良く見えない衣装の文様がわかる
平安時代の筆のさばき
お顔と髪の毛の流れ
着物の文様
見るべきところを見る
後は眺めるだけにした
入口は混んでいる
空いているところを選び
一番前に行き 見る
空いている本物の前を探して
何度も見た
重たいくて止めようとも思ったが
カタログを買った
あとで
ゆっくり本物を思い浮かべよう
ガラス越しでも
平安時代の美しさは光っている
やはり行って良かった



茶の湯・茶道ランキング

コメント (2)

水屋七拭ミズヤシチヌグイ

2010-11-27 23:39:38 | 村雨庵 稽古 
写真は昨日の東博の写真
大きなゆりの木とその向こうには表慶館が写る

予定は何もなかったが、
友人のおりょう様が
お茶のお稽古に遠方よりお出まし
昼間はたっぷり寝て午後からの稽古である
雨戸をガラガラと開け、窓を開ける
外は気持ちの良い気候、風が少し冷たいか
気持ちが良い

稽古は五時に終わるが
お帰りの時には回りはもう真っ暗になっていた

一日は早い
何もなければまたゴロゴロと一日を過したものを
ひとりでもお越しになれば
和敬清寂の中に入れる
二人で楽しい時間を過ごした

帰りに忘れ物
眼鏡をお忘れだ
それと新版茶道美術手帳
常にもってらっしゃるらしい

茶道美術手帳は
茶道六家元の系譜、
茶人の系譜、
禅僧系譜・禅語一覧、
古筆切便覧、
工芸編には千家十職
イラストで学ぶ茶の工芸、
工芸用語解説
単位名数便覧、
名数一覧、
茶書便覧、茶道史年表ほか盛沢山
知りたい事が書いてある
私もメガネが必要なのが残念だが

水屋七拭ミズヤシチヌグイ
茶道具を清める為水屋に常に用意しておくもの
「清浄は茶巾、帛紗に手と手巾シュキン、水屋手拭ミズヤテヌグイ、布巾フキン、雑巾ゾウキン」

利休道歌にもある
水と湯と茶巾茶筅に箸楊枝柄杓と心あららしきよし

明日はまた心あたらしく したいもの



茶の湯・茶道ランキング

コメント

茶陶の道・出光へ東博は平家納経・石山切が次々・・・

2010-11-26 23:34:16 | 美術館・博物館
ホントは料理教室の日
逗子夫人と里庵様とお稽古にみえるはずが
私めの一方的な都合で取りやめた
もったいないから、済美と美術館でも行かないかと昨日誘い
着物を着て新橋に11時集合
初めは済美をちょっと覗こうと思ったが
先生の都合や三人で入れないかとか
手土産はどうしようか等
あれこれ考えると、挫けてしまった
ええぃ 取りやめだ 
結局行かずに
お昼を食べる事にした
時間は11時少し過ぎ、センタービルの42階で食事をして
のんびり、ゆっくり何と言う事ないおしゃべりした
三人だから出光美術館へタクシーで行こう
現在の展覧会は12月23日まで
茶陶の道 -天目と呉州赤絵

安宅コレクションの油滴天目はもちろん良かった
伝来は
秀次-西本願寺-北三井家-若狭酒井家-安宅コレクション

現在は大阪市東洋陶磁美術館所蔵で国宝「油滴天目」12月5日までの特別出品だ
天目台が三つ、仕覆が二つ、箱も並び 嬉しい
他に天目と一緒に天目台がいくつも出た
茶入や茶壷 唐物が並ぶ 唐物の釉薬を確認
呉州は歩きながら眺めるだけで十分

次は東博へ行くのだから
里庵様が東博はパスだという
まだまだエネルギー十分の
二人で上野 東京国立博物館へ
お顔も気持ちも美しい逗子夫人の写真

まず本館のロッカーに手荷物を皆いれて平成館へ
今 光明皇后1250年御遠忌記念
東大寺大仏 天平の至宝を12月12日まで開催
すっごく好きというわけではないが 
仏教美術も見ておかないと 基本だから
国宝の賢愚経 巻第十五(大聖武)を
眼裏に留めたまま
天平の古裂、最後に
重文の五劫思惟阿弥陀如来坐像
案外空いている 駆け足で見る それが疲れない方法だ
さらっと見て本館へ回る
たまたま通った本館16室には
田中親美の平家納経が
次つぎとガラスケースに並ぶ
その美麗さに動けず
三段の平家納経経箱もある
11月28日までだ
そして
2階の3室には石山切れが六幅も並ぶ
平家納経とこの石山切れ
またいつもの4室の茶の美術

これらを見たので
心から満足して5時に東博を出る

興奮したので疲れはないが
足袋をはいている足は痛い
出光で帰った里庵さま 別の日に行かれよ

やはり私は東博が一番好きだ



茶の湯・茶道ランキング
コメント

霜月照清池

2010-11-25 23:13:35 | 茶の事
午後から自分自身の茶の稽古に出かける
この会は月に一度の稽古である
会員は13名
以前からの友人も何名もいるが
会で初めて知り合った方もいる
初めはバラバラで共通するものは
お茶を勉強しようという意気込みだけだったが
一年を過ぎると何となく
共通の色か
共通の音のようなものを感じるのだ
それぞれ明度や彩度は違うが
色は黄色系統
音はマリンバのような音で
高い人も低い人もいる
ようするに
明るくて気楽な・・・

今日の掛物は
大徳寺五百六世
小田雪窓の一行もの
後藤瑞厳の法を嗣ぐ
昭和四十一年に65歳寂

霜月照清池ソウゲツセイチヲテラス
虚堂録キドウロクにある
寒雲抱幽石カンウンユウセキヲイダキ霜月照清池ソウゲツセイチヲテラス
初冬の厳しい風景は
一切を捨て去った禅者の心境なのだろう
十一月の科目は
口切、長板総荘初炭、長板総荘濃茶、貴人清次濃茶付花月


写真は
自宅の床の間に掛っている
関精拙の画
箒ホウキと巻物
寒山と拾得を意味している

昔に通販で買った軸だ
箱は共箱では無い
小さな蕾という骨董の雑誌の通販に写真があり
筆の絵とあったが
隣に小さな巻物があるから
筆ではない
これは箒ホウキだと思う
力強く勢いがある
寒山は文殊菩薩の化身
拾得は普賢菩薩の化身ともいわれている
山も色づき
里も落葉の吹き寄せる
この大きな箒で
憂いや塵も掃き寄せて
きれいさっぱり捨て去れよ・・・
さすれば新しき心に
新しき知識もスイスイと染み入ろうものを



茶の湯・茶道ランキング




コメント

おのれを慎め

2010-11-25 01:27:20 | 村雨庵 稽古 
木曜日の稽古はないので
今日は
11月最後の稽古日である
軸は直心是道場
光厳童子という修行者が、
騒がしい城下を出て、
閑静な修行場所を探していた時、
維摩居士に出会った、
光厳訊ねる「どちらから来られましたか?」
維摩答える「道場から来た」、
光厳問う「その道場は何処に」、
維摩居士は 「直心是道場ジキシンコレドウジョウ」と返答をした

「直心」とは素直な心、我見、我執のない真っ直ぐな心のことだ
それがあるば世界中どこでもどんなに大変な時でも道場となりうる
どこでも勉強はできる

棚を出して小習いの稽古
各自貴人点の濃茶、薄茶とか
貴人清次の濃茶と薄茶などしていた
棚は円能斉好みの壺々棚
利休好みの山里棚を出した
炭の点前は 初炭でも後炭でも
なんでも出来る事
特に濃茶は湯相が肝要であるから
美味しい濃茶を差し上げる為にも
炭手前は肝要

先日あるイベントがあり
「あの人は自分の事ばかり考えて、いつでも自慢ばかり、ホントに勝手な人なの。わがままでしたい放題、そばにいると気分が悪くなるわ、近くの席になど座りたくないから、一時間前に来て席の順番を取ってもいいかしら」
という人がいた
どうぞと言うものの実際は
席取りの為だけに一時間前に来てもらっては困るのだ
それでは予定の少なくとも30日分早く用意をせねばならない
貴方が文句をおっしゃっている自分勝手の人の話は
全て貴方にも当てはまるのに
あなたにはわからないらしい

不思議である
人の欠点はこうも ありありと わかるのに
自分の事はチラとでもわからないものだ
誰も注意をしてくれないから
だから 自分で自分を顧みないといけないのだ
昨日の茶会で
客から褒められると
「そうなんですよ、上手でしょう。みんな褒めてくれますよ」と初めから終わりまで得意満面な席主がいたが・・・
誰も何も言わないはず
気分の良いのはその亭主だけ
お客様の気持ちなどは考えていないから
茶会をしても
茶にはなってない


わがお弟子には常に
茶会でお客様に褒められたら、決して同調しない事
良いでしょうとか 自分側の道具を絶対褒めない事

茶事や茶会はお招きして
その時の精いっぱいの
良い道具を出すのは当たり前の事だ
良いところを見つけて
お客様は褒めて下さるのも当たり前だ
それに褒めるのにもランクがある
もっともっと上等のものがあるけれど
「まあまあ良いです」と言う事なのだから

最上級ではないのだから 
自分側を褒めない
人の欠点はすぐにわかるが
自分のことは見えないから 
案外
誰しもがやってるかもしれない
そう言えば 私めも 
自分勝手でしたい放題である
人のことより 
まず
おのれを慎まないと・・・




茶の湯・茶道ランキング


コメント (2)

みんなで出かける茶会は楽し

2010-11-23 23:48:40 | 茶事 茶会 他会記
朝は雨模様
雨用の草履をはいて
藤沢のお寺での茶会へ出かけるがすぐに晴れた

濃茶席と薄茶四席である
濃茶の道具は
待合は菅原曇華の茶一味 火入れは真葛香山
本席は古渓宗陳の消息、
釜は四天王寺の釜だったか時代の釜で
炉縁は古材とだけ
利休の茶杓、宗旦の筒 銘はなし
慶入の黒楽に、高麗茶碗が幾つかと小森松庵の茶碗が出た
水指は小森松庵の信楽、建水は長入
香合は信楽、白玉に栗の照葉、花入はお寺の竹を使ったようだ
席主は還暦で赤い十徳に赤帽子でおめでたい

薄茶席その1は剛山さんの軸に信楽楽入作で瓦
花入 古銅龍耳 花は大神楽に照葉
釜 浄雪か浄寿か 誰だったか よく聞こえなかった
炉縁は菊桐蒔絵
水指は備前
薄器は唐物で明か 茶碗は初代道年の赤楽
次茶碗は矢口永寿
茶杓は忘れた 菓子は干菓子で松笠と松葉

薄茶席その2 軸は鵬雲斎大宗匠の若書き
茶杓と信楽の香合、縁高、楽茶碗、イラボ茶碗、鎌倉彫の炉縁、お運びのお孫さま達も 
みな亭主のお手作りと御説明なさる
器用さに感心しつつ 笑いがおきた

薄茶席その3は軸は中川宗淵筆 閑雲
花入は備前耳付 香合は兜巾
釜古天明 炉縁は蒔絵の踊り桐
秋泉棚に古高取の水指
金蒔絵の平棗 茶碗は大樋年郎あめ楽 粟田焼の鳥獣戯画の絵
茶杓は成瀬宗巨の秋しぐれ歌銘
建水は塗りの桶形 菓子は錦秋との銘の金団

薄茶席その4は野だて席とあり
緑の毛氈を敷き詰め 点前座は赤の毛氈にして屋内につくる野点ての席だった
軸は良寛さんの形見とて 何か残さん春は花 夏ホトトギス 秋はもみじ葉
書かれたのは草笛禅師、横山祖道師
花入は古材か伊勢菊と浜菊とホトトギスが入っていた
船板の結界に風炉は炉壇のように聚楽の壁でできていると
鉄瓶も時代
蓋裏に淡々斉の花押のある桐木地菊の置上の茶箱で月をお点前するも青年
説明にも若い青年の初々しい姿に客は喜ぶ

たくさんのお席に入れて
お食事もゆっくり頂き
最後に記念品の懐紙挟みを頂いた
どちらでも茶会に行けば必ず考える事が発生して
それが勉強になるものだ
有り難い、楽しかったと
感謝しつつ
五人で帰る





茶の湯・茶道ランキング

コメント

ラッキーな人々

2010-11-22 23:08:41 | 茶の事
草枕犬も時雨ゝかよるのこゑ
         芭蕉


外は音をたてて雨が降っている
今日もまた ごろごろしていたので
写真は昨日のつくばいの写真だ
雨が降ると動きたくない
自分にほんと 甘い

夜はお香があったが
もうすぐ香席があるので打ち合わせだけに出かける
そろって香炉の筋を入れている
集中している姿を見ているのも いいものだ

先週の土曜プレミアム『たけしの新・教育白書「学び」って楽しいぞSP』を見た
ノーベル賞の鈴木章先生と池上彰氏、ビートたけし、ミネヤが対談する場面があったが
最後にたけしが学びの楽しみを知った人はラッキーだと言っていた

テレビでは勉強と学びとは違うと言っていたが 
私にとっては同意語である
茶の湯の周辺を
勉強することはとても楽しい
今日の香道の稽古に並ぶ方がたも
学びの楽しみを知った人達 
ラッキーな人々
私の稽古場にやってくる
お弟子達も
その楽しみを知っている
ラッキーな人々
回りの先輩や友人も皆そうだ
ラッキーな人々に囲まれている 私めも
勿論 ラッキーである
そのテレビを見ていたら 
数学を
勉強したくなった
誰か 教えてくれないか な数学
なおラッキーになるように


茶の湯・茶道ランキング


コメント

かんたん夜咄しの茶事

2010-11-21 23:21:14 | 村雨庵 茶事茶会
今日も夜咄し 茶室は
昨日のままで始めるから したくは楽である

懐石は略してお弁当
かんたん夜咄しの茶事でも
簡単煮物椀と
深向に和えものでも出そう
午前中は出しをとり味をととのえ
煮物椀準備完了
白和えのころもを作る
お豆腐一丁を霜降り
水を切り
擂鉢で良く当たる
砂糖 大さじ 2と1/2
塩 小さじ 1/3
淡口しょうゆ 小さじ 1/2
酒 小さじ 1
加えて完成だ

午後なって
亭主や半東も早めに来て
支度をするが すぐ終わった
改めて畳を清め
お客様を待つ
蝋燭を新しいのに替え
短檠や灯明に油を注ぎ
準備しておく
火をつけるのも大変な作業だ
火の番役は集中して
最後まで同じ人がする事
水も何度も撒く
水が灯りをなお美しく引き立てるから
今日の亭主は
カズ殿
半東は森金さん
腰掛はまだ明るいが
初座の席入りすると
すでに短檠に灯をともし
外とは違う幽玄の世界となった はず

事故もなく 
良かった

迎え付けの時よばなしでは
右に手燭
左に桶を持って
蹲踞の前の前石に立ち
裏千家では
右の長めの手燭石に手燭を置き
左の丸い湯桶石 湯桶を置く
高さは手水鉢、手燭石、湯桶石、前石の順に低くなる

席入りが早い時間だったので
中立ちのあとの 向付 手燭の交換だ

二日間 雨も降らず露地にも出られたし
腰掛けも使えた
外は丁度よい温度でいくらいても寒くない
来月はそうはいくまいが

前茶に初炭
点心と菓子を食べ中立
後入りして
床に石菖
続き薄茶そのご留め炭

まあ四つ椀でないと
茶事は こうも簡単で楽ちんだ
あまり楽なことは
喜びも薄いし
力がつかない気がするが
一汁一菜でも二菜でも
ちゃんと懐石をしたほうが良いと思う
社中が席に出れるようにと
お弁当にしたが
今度は水屋の役も 火の番もやってもらおう
昔の灯りを体験して
どうだったかな みんなは

またしよう 夜咄しを


茶の湯・茶道ランキング


コメント (3)

茶事の三露

2010-11-20 23:47:47 | 村雨庵 茶事茶会
客は五名
亭主ひとりに
水屋はひとり私がする
本懐石は出来ないから
お弁当にした
柿の白和え
それと出来あいの飛龍頭ヒロウスを種にして
煮物椀をだすこと
今日決めた
席入が遅いので
材料を買い
午前中は料理
蒟蒻、人参、大根、芹、柿の白和え
黄瀬戸の深向に盛る
汁も準備するが
柿を剥くのと柚子の松葉を森金さんに頼んだ
手伝いに来てくれた
うらちゃんと森金さん
今日の亭主の清秀庵氏と
ちょっと休憩などしていたら
まもなく三時
三時半に席入だから
急がないと 
慌てると
足元の物を蹴飛ばすから
ゆっくり
急いで

やはり一番にアイさん
間もなく全員 揃った

照明を切ると
四畳半の茶席はとても暗い
短檠に火をともして
茶事をはじめる
まだ外はあかるいが
中立ちの頃には暗くなる
志野の食籠に蒸したお饅頭で
中立ち
外はほの暗い
後座の支度をしているうちに
ますます暗くはなっていくが
私めの役は水撒きと火の番人

いつもよりたっぶりと
初水、
中水、
立水
三回打ち水をする
足元行燈が敷石に映えて綺麗だから
たっぷり水打つ

また掛け物の風帯の露、
花の露、
茶杓の露
茶事に三露あり


暗くて良く見えない
打ち水しつつ
自分の足元を濡らした

喚鐘カンショウを打ち残して迎え付け・手燭の交換と
たぶん見てはいないが順調のはず
あとはいつもの続き薄茶で留炭
炭のあとは
話しが弾んでいる
中々終わらない
時間を見計らって水を打ち
にじり口の草履のそばに手燭を置き
足元行燈をカッコ良く並べておいたのだが
時間があまり移ると
蝋燭の状態が心配で
また灯の回りを見に行く
灯篭の灯は消えてないか
主客の見送り 
残心

寄付で身支度整え お帰り頂く
いつもの茶事の後は
珈琲などで
ひと休みするが
今宵は
このまま・・・




茶の湯・茶道ランキング

コメント

茶事の三炭サンタン

2010-11-19 23:35:21 | 茶の事
明日は茶事なので片づけをしないと・・・
さかちかさんが手伝いに来てくれた
四畳半の炉を開けて
灰を整える
五徳に釜を掛けて高さを決め
灰を掻きあげ 灰を整える
当日は湿し灰で覆い
香を三ついれておく
そこへ良く選び抜いた
丸ぎっちょを三個
下火として入れるのだ
初炭の時のぎっちょより
大きい物を選ぶのだと
先生から聞いている

三炭 さんたん として
下火、初炭、後炭 
または初炭、後炭、とめ炭

茶事に炭は重要だ
裏の仕事でも表でも
気をつけないと畳を焦がしたり事故がある
実はわが稽古場の畳みも
あっちこっちが焦げている
案外風炉の時 炭を取る時に
十能から飛び出すのだ
火を扱う時は集中しないとならない

二人で片づけたので
午後からの仕事も夕方にはなんとかなった
いつもの中華屋で
小の生ビールで乾杯
鶏の揚げレモン酢を頼む
他に餃子と五目おこげを頼んだので
ご飯はいらないと思ったが
この鶏を食べたら欲しくなった
少々お腹がきついが 満足

明日の
稽古茶事は
午後三時半に席入り
それまでに庭の掃除をしなければ・・・
うらちゃんと森金さんが来てくれるらしい

茶事をすると
家がきれいになる
嬉しい



茶の湯・茶道ランキング




コメント

日ごろの稽古も茶事のように

2010-11-19 01:12:03 | 村雨庵 稽古 
木曜稽古である
写真は後炭を稽古している
羽 釜の蓋 そしていま 
カンを取りに炭斗に手を入れた所だ
寒いので炭はたくさん焚こう

この土日の二日間に稽古茶事だが
夜咄しの茶事をする
土曜日は清秀庵氏と
日曜日はカズ殿が亭主する
正客は土曜はアイテラ氏が土曜日
さかちかさんが日曜日
それも昨日伝えたばかり
急な話で申し訳ないが
亭主も正客もいつでもできるように
日ごろの稽古から準備しておくれ

今回は案内の手紙や四つ碗懐石は省略して
取り敢えず社中で稽古しようというものだ
順番は
前茶、初炭、食事して菓子のあと中立
後座は続き薄茶に
留め炭
電気を消し 灯明と蝋燭だけの中で茶をする

濃茶、薄茶、初炭、後炭
それから続き薄茶の点前が出来れば
いつでも茶事の亭主になれる
取り合わせの道具も
聞けばわかる
見ればわかる
ようになっていれば
いつ何時でも
亭主も正客も
簡単に楽しんで茶事や茶会が出来る
そうなろう

日頃の稽古も
客になったら
茶の銘や詰を聞き、菓子の銘と御製を聞くはず
これからの稽古では
さらに道具を尋ねてほしい
亭主の点前が滞らず
自然にお話しできるように
聞いて全ての道具を把握することを
毎回の稽古ですれば
茶事になっても なお 楽しくなるから





茶の湯・茶道ランキング



コメント

茶のちから

2010-11-17 23:42:26 | 村雨庵 稽古 
時雨がそぼ降る
しとと静かな日だ
水曜日は稽古があるので
それでなくとも重い体をやっと起こして
茶室の掃除をして畳を拭いた
体を動かすとカッと熱ぽくなる
心臓も何だかやっとような 
気にしてみると変なような気がする
そうこうしているうちに
モリーナ様が登場
炉中を清めてもらい 
私めはその間に花を探しに
庭の椿を見るが なし
仕方なく隣の庭をのぞくと
菊が咲いていた
だまって頂く 
隣は親戚で 
だまって頂いても良いことになっている

軸を掛ける
今日は 茶 の一字
作者は南禅寺管長 島田菊僊 

次に我孫子市からの
おりょう様がお越しに
遠方から大変でした
それからカズ様 さわわ様
午後にはかつどの、
夕方にはさかちかさん くま尚さん
夜には飛び姫、アイテラ氏、清秀庵殿、森金さんと
順次帰られ順次見える
結局今日は十一名が稽古にきた
風邪ひきの
初めは重いからだを持て余していたが
お茶を飲んだりお菓子を食べ
たくさんの人と会う

その内に自分の事などすっかり忘れていた
元気になっていた
少しくらいの風邪ならば こうして
お茶を飲めば吹き飛んでゆく
お茶のおかげだ

喫茶養生記にも

茶は末代の養生の仙薬にして、
人倫延齢の妙術なり。
山谷これを生ずれば、
其の地神霊なり。
人倫これを採れば、
其の人長命なり。

とある
実際そうだ 私めが
元気になった
人と会い おしゃべりしてお茶を飲む
知らぬ間に 元気になった
それは まさに茶の力であろう

茶のちからは 大きく強いのだ   



茶の湯・茶道ランキング


コメント

天下三壺

2010-11-16 21:20:39 | 茶の事
今日は寒い
寒いのでずっと寝ていた
まったく我ながら気楽なもんだ
もう少ししゃっきりしなくちゃ

夜は料理のお稽古に出かける筈だったが
風邪気味なので大事を取り 止めた
自分の行く稽古はあんがい簡単に休めるが
教える稽古は休めないものだ
気の入れ方が違うのだろう
普通に習うだけのは気楽だが
教えるのは真剣だから

十一月は壺を扱う
壺飾りや口切りをする
東山名物に
天下三壺というのがあるが
三日月の茶壷
松島の茶壷
四万石の茶壷

三日月は
大きなコブが7つあり、
全体的に三日月状の窪みがあることがその名の由来。
信長に伝わり秘蔵されていたが、
本能寺の変で焼失した

松島は
30以上ものコブがあり、

その様を松島の絶景に例えたもの。
今井宗久の後、信長に伝わり秘蔵されていたが、
本能寺の変で消失した。

四万石は京都の茶人、関本道拙が40石の土地と交換に手に入れた茶壷。
その後、足利義政が命名し、
秀吉に「天下一の逸品」と言わせた。

写真のわが茶壷は丹波である
稽古道具ゆえ もちろん銘はない
茶が入っているから
ただただ重い
もっと軽いのを欲しいと思っているが
置く場所に悩むからやめておこう



茶の湯・茶道ランキング





コメント