村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

野原の露にやどる

2021-08-31 23:25:32 | お習字

 藤原俊成
三日月の
野原の露にやどるこそ
秋の光のはじめなりけれ


今日は八月晦日
茶室に花茣蓙をひき、お習字教室に変身
お習字をしようと思うと
気になることがいくつも出てくる
そうそう、ゆうパックで送りたいものがある
宛先を書かなくても、
自動でシールが出てくる
ゆうパックスマホ割というアプリを入れたので
試してみたいと
梱包して郵便局へ行った
スマホの二次元コードを表示して
機械にかざすと宛名ラベルが出てくるはず
二次元コードを出すまでに、
これで良いのかと何度も迷う
その都度
郵便局の人に教えて貰い
何とかできた
次は自分一人で大丈夫
のはずだ多分

戻るとお昼近い
お昼ごはんを食べてひとやすみしてから
やっとお習字を書き始める
お習字は書かないより
書いた方がよいに決まり
良いことはやってみよう

ミーちゃんは寝てるけど
安心した前より元気

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秋のはつかぜ

2021-08-30 23:14:48 | 能・謡

 よみ人しらず
わがせこが
衣のすそを吹き返し 
うらめづらしき
秋のはつかぜ
『古今集』

今日は謡の稽古
向かっているとき先生から電話があった
コロナ禍でお休みする生徒さんもいるので
確認のお電話
向かってますと答えた
原宿からタクシーだが
心なしかどこもすいてる感じ
うつったら入院もできず
怖いからね
どこにもさわらず
何も飲まず
バーっと行って
ざーっと帰ってきた
普通はどこかでお昼ご飯を食べるのだが
外食はしたくない
がまん
スーパーで何かチョッと買うつもりが
持てないくらい買いすぎた
これでは歩いては帰れない

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行きかふ空の通い路

2021-08-29 23:38:25 | 短歌・俳句の事

夏と秋と
行きかふ空の通い路は
かたへ涼しき
風や吹くらむ
 凡河内躬恒オウシコウチミツネ

このところ天気予報をテレビで見ると
日本列島にかかる
夏の高気圧があるが
今週ぐらいから
その高気圧はすこし下がって
天気が変化するという
大陸にある冷気がだんだん
下がってくるらしい
その境い目に
うっすらと雲がおきて筋をなしている
これこそ
「行きかふ空の通い路」かしらん

今日は
八月最後の日曜日
まもなく9月
道具の入替えをする
どれにするか考えながら
選ぶのも楽しいが
紐を解き
箱を開けて出しては
空の紐を結ぶ
案外細かい作業で
思ったより時間がかかる

写真は
二酸化炭素計測器
はじめは918で
黄色だったが
扇風機をかけると
403で緑色になった

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池水に

2021-08-28 22:26:25 | Weblog

 白河院御製
池水に
こよひの月を
うつしても
心のままに
わがものと見る

今日は自分のクリニックへ行った
月はじめに血液検査をしたので
その結果と
コレステロールが少し高いので
薬をもらう
このところずっと薬を欠かしていない
血液検査は全くどこもチェックがなく
正常範囲だった
マーカー検査もしたが異常はなにもなかった。
ひとつも引っ掛からないというのも
記憶がないくらい珍しい
まあまあひと安心だ
あとはコロナに気を付けよう

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小はぎがもとや蓼の花

2021-08-27 23:52:21 | 短歌・俳句の事

下露の小はぎがもとや蓼タデの花 蕪村

小萩コハギ→小さい萩。萩の美称。
蓼タデの花→蓼には「犬蓼イヌタデ」、「大毛蓼オオケタデ」と
鮎の蓼酢となる「柳蓼ヤナギタデ」
大毛蓼オオケタデの花穂は、
稲穂のように垂れ下がる。
「蓼食う虫も好きずき」の蓼は、
辛味のある柳蓼ヤナギタデ。

今日は金曜日
とくに用事はなかったが
月に一度の薬を貰いに
いつものクリニックへいこうと思っていた
でも猫のミーちゃんがなんとなく寝てばかりで元気がない
まずそれが先だと
タクシーを呼んでいざ病院へ。
ミーちゃんはミヤミヤずっとないている
かごに入るの慣れてないからね

まずは
血液検査をした
少し待たされたが
結果はすぐわかった
カリウムが少し足りないが
特に悪いところないと
聞いて安心
点滴をしてもらって
腸の働きをよくする薬をもらって
高額治療費を払った
ミーちゃんが元気なら

結局
自分のクリニックへは
行かなかった。
前回私も血液検査をしたが
すぐに結果はわからないから
聞きに行くつもり
明日行こうかな

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雀飛び来る 木槿垣

2021-08-26 23:17:35 | 村雨庵 稽古 

 北原白秋
はらはらと
雀飛び来る
木槿垣
ふと見ればすずし
白き花二つ

今日は木曜稽古
朝早起きして
茶室その他の掃除
昨日の風炉の灰型を簡略直し
種火を入れて釜をかける
庭の白い木槿ひとつ切る
軸はかけてある
ここで9時になった
お弟子様見える
冷蔵庫の菓子を持ってくる
私の用事はおしまい
私の定座でお点前の準備を待つ
お弟子様は 
使う道具を自分で選んで
紫外線照射機に入れて
消毒
茶入、仕服、茶杓、棗
その間に
沸かした湯で熱湯消毒
茶碗、茶筅、銘々皿、黒文字
炭道具は口に入れることはないので
終わったら常のように浄めるだけ
お茶を入れて、お菓子用意して
準備できたかな
八月のお稽古もおしまい
さあ何でも どうぞ

写真は中院通村

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秋祝言

2021-08-25 23:16:12 | 村雨庵 稽古 

今日は水曜稽古
掛けものは和歌短冊
筆者は中院通村

秋祝言
おきそふも
芝のみぎりの秋の露
君のかさねむ
千代の数かも
 通村

中院通村
なかのいん-みちむら
1587/88-1653 
江戸前期の公卿、歌人。
天正15/16年1月26日生まれ。
中院通勝の子。
武家伝奏,権大納言。
後水尾天皇の譲位をめぐって
幕府の怒りをかい,
武家伝奏を免じられ
江戸に幽閉された。
のちゆるされて内大臣となる。
正二位。和歌,書道にひいでた。
承応2年2月29日死去。66/67歳。
初名は通貫。
号は後十輪院。
家集に「後十輪院集」,日記に「通村公記」。
(コトバンクヨリ)

お習字をみんなでお稽古し始めて、
掛けものの文字をよく見るようになった。
今日の掛けものの
通村は書道通村流の祖。
【通村流】は
和様書道の流派の一。
江戸前期の公卿で、
世尊寺流の書をよくした。

その和歌は

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茶の煙

2021-08-24 23:05:28 | お習字

犬蓼イヌタデの
花くふ馬や
茶の煙 子規

今日はお習字教室
生徒さんは二名見えた
私は硬筆をチラッと書いて
そのあとはお謡の自主練
先週も今週も私めの謡を聞かされる
お耳汚しお許しあれ
10月の発表会が伸びたので
その分稽古できると喜んだが
時間があるだけで
自分が稽古するとは限らないから

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和泉 式部イズミシキブ

2021-08-23 23:53:19 | 和歌と歌人

 和泉 式部イズミシキブ
 和歌・歌人107
待つ人の今も来たらばいかがせむ
踏ままく惜しき庭の雪かな
『詞花集』

和泉 式部イズミシキブ
天元元年〈978年〉頃 - 没年不詳)
平安時代中期の歌人である。
越前守・大江雅致マサムネの娘。
中古三十六歌仙、
女房三十六歌仙の一人。

三食とって
テレビだけ見てる
一日はあっという間
いいのかしらね
本を読む気はあるようだが
積んどくだけで読めない

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紫式部ムラサキシキブ

2021-08-22 23:27:17 | 和歌と歌人

 紫式部ムラサキシキブ
 和歌・歌人106
めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に
雲隠れにし夜半の月影

紫式部
平安時代中期の作家・歌人、
女房(女官)。
作家としては、
日本文学史を代表する一人。
正確な誕生年は特定できないが、
近年の研究では、
天禄元年(970年)から
天元元年(978年)の間に生まれ、
寛仁3年(1019年)までは存命したとされる
(ウィキペディアより)

 今日は市長選挙で選挙会場へ向かう
学校の正門が開いていて
中に入った
写真はその校庭の土
こんな感じ なのか

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清少納言セイショウナゴン

2021-08-21 23:18:58 | 和歌と歌人

 清少納言セイショウナゴン
 和歌・歌人105
夜をこめて
鳥の空音ははかるとも
よに逢坂の関は許さじ

清少納言セイショウナゴン
平安中期の女性文学者。
生没年未詳。
歌人清原元輔の女。
祖父深養父フカヤブも有名な歌人。
993年ごろ一条帝中宮定子に仕えた。

朝起きると10時半
今日も朝寝坊してしまった
友人から電話があってお喋りした
今は月に一度だけ
近所のお友だちとお稽古してると
もっと難しいお点前をしたいわ
お茶会を開くなら呼んでね
お歳は87歳になったが
気持ちは前向きだ
昔の茶会や茶事のお話しをして
懐かしむ
先のことが見えない今は
それもありかな

写真は山手線の駅から撮った
8/6のもの
最近は朝日カルチャーもなくて
どこにも出掛けない

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赤染衛門アカゾメエモン

2021-08-20 23:19:07 | 和歌と歌人

 赤染衛門アカゾメエモン
 和歌・歌人104
やすらはで寝なましものを
さ夜更けてかたぶくまでの月を見しかな
(後拾遺680)

かはらむと祈る命は惜しからで
さても別れむことぞ悲しき
(詞花362)

赤染衛門
アカゾメエモン
956~1041
平安時代中期の女流歌人。
大隅守・赤染時用の娘。
中古三十六歌仙、
女房三十六歌仙の一人。


写真は山手線のある駅のホーム
写真を撮ったのは8月の6日
今日は
朝寝坊して
昼寝して
もう夕方
お風呂入って
電話して
また電話して
お休みの時間だ
特に何もしなかった

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炎天のひかり明るき

2021-08-19 22:41:19 | 村雨庵 稽古 

 小泉千樫コイズミチカシ
炎天の
ひかり明るき
街路樹を
馬かじり居り
人はあらなく

今日は木曜稽古
でもお弟子様は夏休みで出席は三名のみ
昨日は雨だったのに
今日は暑い
換気のため窓を開けるから
網戸から暑い熱気が入ってくる
むし暑い
その昔もう30年位前
ガラス工芸を習っていた友人が
使ってくれたガラスの茶碗
それを使って薄茶を点前している
見てるだけで涼しそう
実際の気温でなく
見ている事で涼しく感じる
写真の滝の図もそうかも
筆者は高嵩谷コウスウコク

高嵩谷 こう-すうこく
1730-1804 
江戸時代中期-後期の画家。
享保15年生まれ。
英一蝶の門人佐脇嵩之スウシにまなぶ。
風俗画にすぐれ,
中年以後は武者絵をえがいた。
江戸浅草寺の
「源三位頼政鵺(ぬえ)退治図」の額で有名になったという。
文化元年8月23日死去。75歳。
江戸出身。姓は高久。
名は一雄。字は子盈シエイ。
別号に屠竜翁,楽只斎など。

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燈籠トウロウの火

2021-08-18 23:31:47 | 村雨庵 稽古 

燈籠の火消えなんとす此夕コノユウベ 子規

今日は木曜稽古
棚の逆勝手のお点前を色々
それと茶箱
雨の音がしたなと思ったら
ざっーと大雨
窓を閉めないと大変
拭き込んで濡れてしまう
でも十分ぐらいで晴れて
日がさしてる

点前を始めるとき
茶道口に座り
まず
行く方の足(客付)をたてる
本勝手は右足
逆勝手は左足
後ろの足を進めて
立てた足(客付)で敷居をこす
帰るときは
壁つきの足で立ち
立てたその足を引く
拝見の時は立てた足をかける(風炉)

最初の一歩を間違えなければ
そのあとはだいたいスムーズにいくはず
なんとなく気持ちが変だが
頭を凄く使うし
体幹が強くなる

写真は
お弟子様のカズ子先生から頂いた青竹
ろうそくを灯すと
光が洩れて綺麗だ

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夢の餘波を眺むれば 

2021-08-17 22:58:50 | お習字

あかつきの 
夢の餘波を 
眺むれば 
これもはかなき 
あさがほの花
  藤原定家

最近は夢をみてないなあ
今日はお習字教室
天気が悪く
私めは頗る具合が悪い
頭の回転が悪く
体が重く
頭も体も
動かせない
じっとしている
お習字教室だが私めは
じっとしてお謡の本をよんでいた
森金先生はご自分の硬筆を書かれてる
午後には暮れちゃんが来て
仮名のお稽古してる
若者文化に詳しいので
テレビ放映されていた
「コミケ」のお話しを聞いた
まったく知らない世界のこと
面白かった
体はじっとしてても
人と話すと
何かいいね

サッシに雨戸を閉めているので
そとの物音はふつうはあまり聞こえない
少し前 雨が降ってるようだ
と思うやいなや
滝のような
ものすごい雨の音がした
今は全く静か

写真はいとこが送ってきた
この花なあに

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