村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

八重の紅梅さきにけり

2025-02-14 21:02:45 | お勉強

 源実朝
わが宿の 
八重の紅梅 
さきにけり 
知るも知らぬも 
なべてとはなむ

今日は淡交会へ
久しぶりだ
さて何年前か
自分のブログで調べると
2010年11月
中野サンプラザの淡交会へ行ったとある
開催の会場が変わって
三軒茶屋の人見講堂になったが
行ったことがないので
私目と古志ちゃん
森金さんに連れていってもらった
駅から歩く
とにかく
真っ直ぐ行くと言われても
行ったことなければ心配
一度行くと
なんと言うことはない
皆さんの後をついていけば
たどり着くが
初めては何でも心細い

先達がいてこそと
徒然草にもあるではないか
52段
少しのことにも、先達はあらまほしきことなり
森金さん有難う

帰りは写真のお店で
ピザセットを食べた
場違いな感じ

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軒端の梅や盛りなるらむ

2025-02-13 22:18:55 | 村雨庵 稽古 

旅宿梅
   基弘
草まくら
かりねの床の
におふかな
軒端の梅や
盛りなるらむ

基弘とは
二条基弘ニジョウモトヒロ
安政6年10月25日〈1859年11月19日〉 - 昭和3年〈1928年〉4月4日)
日本の華族。
宮中顧問官、正二位勲二等公爵となる。
九条尚忠の八男で、
従兄・二条斉敬の養子となる。
1890年(明治23年)9月から
1920年(大正9年)1月まで貴族院議員を務める。
斉敬の実子である二条正麿男爵は義弟。
(ウィキペディアより)

今日は木曜稽古
二月は大炉
初炭と
後炭が面白い

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まづ咲やどの梅の花

2025-02-12 19:59:07 | 村雨庵 稽古 

 山上憶良
春されば
まづ咲やどの
梅の花
ひとり見つつや
春日暮らさむ

写真は名所江戸百景
蒲田の梅園

歌川広重
安政4年(1857)刊 

歌川広重は
「名所江戸百景」で、
2つの梅園を描いている。
「亀戸の梅屋舗」と「蒲田の梅園」だ。

京浜急行の梅屋敷駅(東京都大田区蒲田)の近くに、
聖蹟蒲田梅屋敷公園という和風庭園がある。
文政年間(1818〜1831)に、
道中の常備薬「和中散」を商っていた山本久三郎が、
売薬所の敷地に沢山の梅の木を植え、
茶屋を開いたのが始まりとされている。

広重の時代、梅が咲く頃には
多くの見物客が訪れたらしく、
その賑わいの様子が描かれている。
絵の中に幾つかの石碑が見られるが、
俳句好きの久三郎が多くの句碑や
里程標を置いたのだそうだ
この絵が描かれた約10年後、
明治天皇が行幸の際に立ち寄り、
お気に召され、
以後も幾度か訪れたのが聖蹟の由来のようだ。

今日はクマショウさんちで七事式
久しぶりに椛カバちゃんや
富津からのアイテラシが参加して
かしましく賑やか
同窓会のようだった


 

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あかねさし出づる 光には

2025-02-11 21:31:52 | 茶事 茶会 

 菅原道真
天の原 
あかねさし出づる 
光には 
いづれの沼か 
さえ残るべき


今日は建国記念日で祭日
思ったより風が強く寒い

サカチさんちで
お茶事がある
水屋は私とタマちゃん
タマちゃんは二回目で
汲出し
待合のタバコ盆の火入
薄茶の火入をつくり
飯椀のご飯の
一文字にチャレンジ
案外難しい

花は山茱萸
曙椿
花入は
大橋秋二の旅枕

大橋秋二 オオハシシュウジ
1795-1857 
江戸時代後期
寛政7年生まれ
安政4年10月20日 没62歳
医者だったが
尾形周平に陶法をまなび
晩年は美濃養老山に窯をひらき,
養老焼とも秋二焼とも言った

写真は
佐賀県の尾崎人形で
堂内天神と呼ばれるものだ

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水の白波

2025-02-09 20:50:39 | 茶事 茶会 

 西行
降りつみし
高根の
み雪とけにけり
清瀧川の
水の白波

今日は森金さんとふたり
予約してあった東京港区の茶会へ
2時の席ゆえ
すぐに点心
お料理は綺麗
お腹も満足
金団の菓子を食べて
濃茶席へ

輪無二重切に
紅梅と加茂本阿弥
濃茶を頂き
薄茶席へ
点出しの薄茶をゆっくり味わう

帰りは地元で一休み
ケーキセットでも
と思いつつ
サンドイッチにスイーツとサラダ
あとで紅茶が来る
これでは
痩せない
食べ過ぎなのは 否めない

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まづ咲やどの梅の花

2025-02-08 20:50:49 | お勉強

 山上憶良
春されば
まづ咲やどの
梅の花
ひとり見つつや
春日暮らさむ

水曜日にアイテラ氏が持ってきた梅の花
いまだに馥郁と香ってる

今日は朝日カルチャー
その帰りは髪をカットする
短いので寒い
風邪を引きそうだ
カルチャーはお昼に終わるので
そのままカットの予約した美容院へ
お昼を食べる時間を考えてなかったので
お腹がすいた
朝はチンするスープだけ
(お腹がすいた)
「お腹がすいた」と
頭はこの言葉でいっぱいだ
カットの後は急いで駅前の喫茶店で
ランチ
茄子となんやらのトマトスパゲティ
サラダと珈琲がついて
千円
カウンターの席だったが
もっとゆっくり食べたかった
お昼の食事も大切

滋賀県のミホミュージアムにて
古筆の展覧会が開かれると

3月15日(土) - 6月8日(日)
うつくしきかな―平安の美と王朝文化へのあこがれ―

行ったことがないので
行ってみたい

写真は頂いたチョコレート
森金さんとクマショウさんに
少し分けた

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猶ふる雪の寒ければ

2025-02-06 21:18:33 | 村雨庵 稽古 

 源実朝
かきくらし
猶ふる雪の寒ければ
春ともしらぬ
谷のうぐひす

かきくらし→掻き暗す
(読み)カキクラス

1 空を曇らし、暗くする。
雨や雪が、空が暗くなるほど強く降る。
2 心を暗くする。悲しみにくれる。

今日は木曜稽古
わが家は寒い
エアコンだけでは寒い寒い
一尺八寸の大炉を開けて
もうひとつ一尺四寸の
炉を開ける
それでも寒いが炭が入ると
ほんのりじんわり温かくなる

大炉の方が空気の流通がよいらしく
炭が早く燃えるようだ
ポカポカとなるには
時間がかかるが
炭手前は欠かせない

逆勝手の稽古はいつでも可能だが
大炉は二月のみだ
初炭 濃茶 後炭 薄茶
一通り稽古しよう

炭斗の炭の組み方は
炉の右に置くときは
 常と同じように組む
 大炉は右
炉の左に置くときは
 左右逆に炭斗に組む

八炉すべてに置いて共通
羽根カン箸香合かまの蓋

羽根カン箸は近い手で取り置く

香合のみ必ず右手で取り 置く

羽根は近い手で取り
右手で扱う
炉ぶちのはき方
初掃き
中掃き
後掃き
大炉と普通の炉は異なるが
八炉は皆同じ

灰のまき方
大炉と普通の炉は異なるが
八炉のまき方は同じ

炭のつぎ方は
角度は異なるが逆勝手も本勝手も
八炉は同じようにつぐ

一通りやってみよう

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池田より

2025-02-05 22:02:38 | 村雨庵 稽古 

池田より炭くれし春の寒さ哉 蕪村

今日から大炉
初炭
濃茶
薄茶の稽古
後炭は今日は誰もしてない
もうひとつは逆勝手の稽古

裏千家は客付の足で敷合せを越すことになっているので

茶道口にて挨拶
行く方の足を立てる
大炉、逆勝手は左足を立て
後ろの右足を敷居まで進め
客付左足で入る

帰りは壁付の足をたて立ち
立てた左足の踵を壁の方に動かし
右足を進めて
客付左足で敷合わせを越える

初めの足を間違えなければ
あとは大丈夫
大炉も逆勝手も右か左かと
常より考える
集中して考えると
寒さのことは
忘れるそうだ
そう習ったので
二月八月は逆勝手の稽古だ

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花とや見らむ 白雪の

2025-02-04 20:49:40 | お勉強

 素性法師
春たてば花とや見らむ 白雪の
かかれる枝にうぐひすの鳴く

今日は読売カルチャー
南方録

雪の会
十四
易云うに
雪の会は何とぞ足あと多くならぬよう
心得べし

飛び石の上は水にてそっと消し
手水鉢の水は入れないわけにはいかないので
見よきように
水をかけて消すべし

ただし
手水鉢の石やその回りの木々などに
景色おもしろく降り積もれば
そのままにして
手水は腰掛けにて
片口にて出すもよし
とある

露地の手水鉢を使えないときは
腰掛で片口を使ってもよいよ
ということか

片口とは
そそぎ口のついた鉢
とあるが
大きなものでないと
用をなさない
懐石に使うような
想像している鉢とは違うのか

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春立つけふの風やとくらん

2025-02-03 20:30:39 | 茶事 茶会 

 紀貫之
袖ひちて
むすびし水のこぼれるを
春立つけふの
風やとくらん

今日は柿伝にて
日本陶磁協会の
お茶と酒器を楽しむ会
席主は加藤亮太郎さん
加藤卓夫さんのお孫さん
掛けもの
茶杓は荒川豊三の銘は福寿草
茶碗がたくさん登場し
あとで手にとって拝見できる
加藤亮太郎の四碗
私が飲んだ茶碗は加藤清之作
他に
鈴木五郎 黒織部
宮永東山 青磁鎬文
鈴木三成 青磁 
原清 天目釉 
中里隆 
原田拾六 
小池頌子 
前田正博
林邦佳
金重有邦
中島晴美
三輪休雪
滝口和男
前田昭博
神農巌
三原研
市野雅彦
今泉今右衛門
伊藤秀人
伊勢崎晃一郎
新里明士
桑田卓郎

現代の陶芸家の茶碗が並ぶ
知ってる名前
知らない名前
勉強になる

お茶のあとは柿伝の点心
これも良し

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節分か

2025-02-02 08:46:55 | 美術館・博物館

節分や八百八町月の辻 野村喜舟

今日は根津美術館へ
天気予報は東京も雪か
でも冷たい雨の中
九時半に到着
予約は十時だが
予約しなくても並べば入れるようだ
開くまで待とう

企画展は2月9日まで
「古筆切-わかちあう名筆の美」

 【仮名の頂点】
「高野切」
行成の「大字朗詠集切」 「伊予切」
宗尊親王の「上東門院彰子菊合残巻(十巻本歌合)」
小野道風の
「小島切(斎宮女御集断簡)」
「本阿弥切(古今集切 巻第十八断簡)」

最近 眼がわるく展示の文字が見えない
後でカタログを買おう
表具のきれの凄いこと
軸の象牙の美しさ
古筆の名品に
粗末な裂を使うことは
皆無
あとでカタログと思ったがない
鑑賞シリーズの古筆を勧められたが
家にあるはずなので
鑑賞シリーズ3
金蘭・緞子を買った

美術館に行ったら
復習すると良いのだけど
まずはお昼を食べてお喋り
ケーキセットを頼んでお喋り
これが楽しみだから仕方ない

今日は節分
明日は立春
陽射しが春めいてきた

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父の猫背

2025-02-01 20:39:53 | 茶事 茶会 

豆を撒く父の猫背を夢に見て 太田鴻村


今日は節分茶会
虎ノ門のながさか
今日と明日と2日間

明日は雪かも とか
今日で良かった

第一席は六名
御正客は東京の著名なお坊様
点心は招福楼
早く行けば早く帰る
帰りは新橋いつもの喫茶店
これも早めに帰るが楽だ

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弓師が店や福寿草

2025-01-31 19:25:58 | Weblog

朝日さす弓師が店や福寿草 蕪村

今日はお弟子様のレッドさんと食事会
横浜スカイビル29階の
梅の花にて
湯葉懐石コースを御馳走になった
嬉しい

窓際の席を予約してくれたので
景色もよろし
まずはビールで乾杯
小鉢の色々やってくる


どれでもパクパク
幸いここに嫌いなものはない
四角い湯葉を取る鍋がきて
はじめの一回だけ担当の女性が取ってくれた
後は頃合いを見て自分で掬う
箸で流し缶の縁を剥がすようにし
膜を掬う
それを蕎麦猪口に入れ
出汁醤油と好みで切り柚子で食べる
湯葉は好きなので沢山食べた
湯葉刺身
蟹シュウマイ


蓮根餅など


蒸しご飯と香のものと味噌汁
アイスクリーム

写真は湯葉田楽

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寒き都のここかしこ

2025-01-30 22:44:48 | 村雨庵 稽古 

水仙や寒き都のこゝかしこ 蕪村

今日は木曜稽古
お家元から宅急便が届いた
干支扇子

干菓子

写真は干支扇子
流水走青蛇

読みは
流水せいだを走らす

谷川の流れる様は
青い蛇を走らせるかのようだ


一溪
   金・段繼昌
一溪流水走靑蛇,
春在江邊漁父家。
竹外寒梅看欲盡,
淸香移入小桃花。

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伎芸天女や寒牡丹

2025-01-28 19:49:44 | 食事会

御仏は伎芸天女や寒牡丹 虚子

今日は食事会
場所は今年初めての
綱島の「ふくもと」
席は予約で満員だった
一月をことほぐ
お目出度い御料理

まずは白魚
もう白魚か 春ですね
白魚の玉子蒸し
京南蛮の器に梅干がのって綺麗だ

八寸は
猪口にはフグの白子の酢の物
アワビの柔か煮と鴨ロース
シンジョに金柑甘煮
サーモンと新空豆
チーズの博多
山桃と菜の花

お椀は花びら椀
鶏丸に牛蒡と人参
鴬菜と松葉柚子

お造りは鶴の器に

鮪トロ
烏賊
車海老
雲丹
ムラ芽と山葵

鰆のかぶら蒸し
早松茸に梅麩
山葵
華やかな交趾の菊椀も良い

焼物は鼠志野
太刀魚の塩焼
蕗の薹の天婦羅
ふきのとうは別名
款冬花カントウカと言うね

最後は蟹雑炊に香のもの

お菓子は花びら餅
今日も堪能した

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