村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

天アマつ空音ソラネの、万代ヨロズヨまでに

2022-11-12 23:28:44 | 能・謡

月に啼け、同じ雲居の郭公ホトトギス
天アマつ空音ソラネの、万代ヨロズヨまでに

今日は
お能鑑賞 
目黒の喜多能楽堂
采女と善界
四時半からなので舞台終了が9時近く
家には10時になる

明日は
品川駅朝六時発の新幹線に乗るのだ
遅刻したら大変
間に合うように起きないと大変

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みづのみまきの真菰草マコモクサ 

2022-06-10 23:19:21 | 能・謡

 相模
五月雨は 
美豆ミヅの御牧ミマキの 
真菰草マコモクサ 
刈り干すひまも
あらじとぞ思ふ

相模 サガミ
生没年不詳:998年(長徳4年)頃 ~1061年(康平4年)以降か)
平安時代後期の歌人。
中古三十六歌仙の一人。
女房三十六歌仙の一人。実父は不詳で、摂津源氏但馬守頼光の養女。
母は能登守慶滋保章の娘。


今日は
宝生能楽堂へ
〈6月〉定期公演
能「通盛」馬野正基
狂言「杭か人か」野村萬斎
能「鉄輪 早鼓之伝」観世銕之丞

席に座ると前の人の頭で
舞台が見えない
右に寄ったり左に寄ったり
どうしても見えない
どうせ見えないのだからと目を閉じると
爆睡した
お囃子の心地よい音曲
心身の疲れがすっかり取れた感じ
ただただ癒された

写真は曇天の水道橋

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あとの蜜柑や寒の内

2022-01-11 21:41:06 | 能・謡

薬のむあとの蜜柑や寒の内 子規

ミカンが食べたくなった
今日はお謡の稽古日
早めに出たので原宿駅の上
猿田彦珈琲でひとりお昼

バックの中から
今日のお稽古の謡本を出し
次は録音のリコーダーを取り出す
あれっリコーダーがない
ないない
いくら探してもない
お正月にはお謡のお稽古をしてない
全くしてないので
お謡はできない
そんなときは先生に録音をお願いする
でなければ
休むしかないので
その録音をとる大切なリコーダーがないのだ
困った
うー
考えたら以前もあった
スマホの録音アプリを探して
ダウンロードした
あとは実行する
録れてるかしら心配

写真は
猿田彦珈琲から撮った神宮橋

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ロウソクの燃えゆく

2021-12-24 23:13:33 | 能・謡

らふそくの燃えゆくはたのしクリスマス 山口青邨

今日は謡のお稽古
終わったら先生がご馳走して下さるとの
天麩羅をご馳走しますよ
との
天麩羅ならばあのお店か
時間になって向かうはやはり
あのお店
根津美術館の向かいの角にある天麩羅屋さん
たどり着いたが混んでてダメ
では他へと方向転換
私たちご馳走になる身としては
何でも良いですが
先生の午後のお稽古に差し障るのではと
気が気ではない
歩く途中に店がある
お洒落なカフェもあるし
ヨックモックもある
先生この辺で宜しいのでは
先生は
いやいやダメダメ
かっこだけの店はダメ
早足の先生の後を付いて
四人で早足
246までまっすぐ進むと
ちょっと曲がって横丁に入る
右側の古めのビルに入った
一階は駐車場
そこを構わず奥のエレベーターの前へ
こんなところにお店があるのですか
看板出てたかしら
ノロノロやって来たエレベーターで二階にあがり
そろりとエレベーターの扉が開くと
急に華やか
本当にあった中華のお店
女性が二人ずつ椅子に座り
お店に入るのを待って
その後ろに立っている人もいる
私たちは四名
先生午後のお稽古に間に合うのかしら
先生は
待ちましょうと
ここは回転が早いから
大丈夫
とおっしゃるけど
大丈夫
でもほんと
お店から次々と人が出ては
椅子の人がはいっていく
私たちもそんなに待たずに
四人掛けのテーブルにつけた
頼んだのは先生は辛さ5の担々麺
私たちは三名は
酢豚セット
ザーサイがまずきて
黒酢のこってり酢豚
味噌汁とサラダ
それにお粥かご飯かどちらか選ぶ

いざ食べ始め
食べ終わる
四名ほぼ同時に完食
時間はちょうど午後1時半
先生は予約のお稽古に間に合いそう
それも一安心
ご馳走様でした

美味で清潔で気持ちのよい
先生の行きつけはさすが
良い店
一人でも難なく入れそうだし
また来たい
また行こう

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このごろは

2021-12-12 23:36:23 | 能・謡

 藤原定家
このごろは
霜雪だにも落ち散らぬ
冬のみ山のひるのさびしさ

今日は銀座シックスの
観世能楽堂へ

能は「三輪」と「卒塔婆小町」

能「三輪」は
三輪山の玄賓僧都の庵に、
毎日樒シキミと閼伽アカの水を捧げる中年の女がいたが、
ある日、夜寒だからと一枚の衣を請う。
衣を与えた玄賓が住まいを問うと、
杉の立つ門が目印と告げて消える。
里人が三輪の神杉に僧都の衣がかかっていることを知らせ、
玄賓が出向くと、衣の裾に神の詠歌が記してある。
やがて女姿の三輪明神が現れ、
三輪の妻問い伝説を語り、
天岩戸の神遊びを舞い、
夜明けとともに消えていく。
(ニッポニカの解説)

三輪明神の上から下まで真っ白の衣装
その清々しさに感動
感動してるのに
吸い込まれるように
気持ち良く眠り
貯まった疲れがすっかり取れた
疲れたときは能を観よう

写真は今日のランチ
三井ガーデンホテル銀座五丁目のSHARI

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水鳥や

2021-12-03 23:46:26 | 能・謡

蕪村
水鳥や枯木の中に駕二挺

水鳥は冬の季語


今日は
朝6:42富士五湖で震度5
9:33紀伊水道で震度5
謡の稽古の予約をしてあったので
出掛けたが
ちょっとこわい
お昼前にJRで出掛けて
用がすんだら
さっさと帰る
地元についたら
不安な気持ちもおさまる
安心した

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かたじけなさに涙こぼるる

2021-11-26 23:36:26 | 能・謡

 西行
何事の
おはしますかは
しらねども
かたじけなさに
涙こぼるる

今日は謡のお稽古だが
その謡の詞章の中に
西行がお伊勢参りをした時の
上記の和歌が登場する
謡曲は「巴トモエ」
作者は確定でないが観世小次郎信光
女性が主役の修羅能は
この一つだけ
木曾義仲の愛人である女武者、巴御前が主人公

謡の稽古をしなければと思っても
ついつい次へと回してばかり
あっという間に時間が経って
ちっとも稽古ができてない
困った困ったと焦っていたところ
昨日の茶の稽古は九時半からだったが
夜の部までに
ポカンと夕方に二三時間が空いた 
そんな時はいつもなら
夕御飯だが
謡の稽古にちょうど良しと
集中してお稽古ができた
お陰で今日のお稽古は
無事にすんだ
謡の稽古のかえりには
軽くピザを食べ
その帰りには
髪をカット
ああ 気分もさっぱりした

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植ゑし植ゑば

2021-09-10 23:28:15 | 能・謡

 在原業平
植ゑし植ゑば
秋なき時や
咲かざらむ
花こそ散らめ
根さへ枯れめや

写真の和歌
『古今集』秋下


能には
五種類の能がある
神男女狂鬼シンナンニョキョウキ
に分け
これを五番立てという

演能は必ず
この順番になされ
逆はあり得ない 
この順番は序破急とも言えると
習った

ただ声を出して
謡の稽古をしているだけで
知らない事が
たくさんある
今日はひとつ覚えたが
もう二つ以上
忘れてるはず 

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秋のはつかぜ

2021-08-30 23:14:48 | 能・謡

 よみ人しらず
わがせこが
衣のすそを吹き返し 
うらめづらしき
秋のはつかぜ
『古今集』

今日は謡の稽古
向かっているとき先生から電話があった
コロナ禍でお休みする生徒さんもいるので
確認のお電話
向かってますと答えた
原宿からタクシーだが
心なしかどこもすいてる感じ
うつったら入院もできず
怖いからね
どこにもさわらず
何も飲まず
バーっと行って
ざーっと帰ってきた
普通はどこかでお昼ご飯を食べるのだが
外食はしたくない
がまん
スーパーで何かチョッと買うつもりが
持てないくらい買いすぎた
これでは歩いては帰れない

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謡の稽古

2021-08-06 23:45:21 | 能・謡

東京のコロナ感染者が急増してる
稽古場までどこにも触らず
電車とタクシーで
謡の稽古に出掛けた

エスカレーターの手すりに
つい触ってしまったので
携帯のアルコールで手を拭く
見回すと今日は
電車の中はわりとすいている
原宿も思ったよりは人が少なかった
日射しはギラギラゆえ
稽古が終わるとすぐ帰った

先週の稽古日から
日数が少ないので
まともな稽古ができてない
稽古を積まなければ
自分のものにはならない
だいたいが
その場しのぎの
だだ先生の真似をしている状態ゆえ
もう一度と繰り返すと
わかってないことがバレてしまった。

10月の謡の会に向けて稽古していたのだが
コロナの関係で先に延びたとのお話し
ということは
それまでの稽古日が増えること
私にとっては良かった

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明くる東雲シノノメ

2021-06-14 23:00:41 | 能・謡

寂蓮
月はさす 
水鶏クヒナはたたく 
まきのとを 
おもひあへぬに 
あくるしののめ

朝寝坊した
起きると9時
お謡の予約時間は11時だが
間に合うだろうか
大急ぎで支度して飛び出した
10時半には現地に到着
毛氈をひき
二月堂を出して
見台を用意する
稽古の支度終えて
先生のお出でを待つ

お謡のあとは古筆のお勉強
タクシーひろって直行 
今日は歌仙画と仏教画の
見方を教えて頂いた
楽しい

写真は
古筆の先生宅近くに咲いていた
立ち葵タチアオイ
美しい

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六月の 木立とがれり 

2021-06-03 20:59:31 | 能・謡

六月の 
木立とがれり 
ためらはず 
伸びたるものは 
ここちよきかな
 与謝野晶子

今日はお謡
予約の時間に行くと
先輩のSEさんがお稽古中
伸びやかな声で羨ましい
仕舞も堂々として
やはり先輩は先輩だ

写真は原宿旧駅舎の裏側
ずいぶん壊してる
少し悲しい
下の写真は昨年の九月

後ろ姿も素敵だった

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弱法師ヨロボシ

2021-05-15 23:07:56 | 能・謡

今日は謡の稽古日
原宿からタクシーで行くのだが
原宿駅前は若者たちでいっぱい
待ち合わせしてどこかへ行くのか
緊急事態宣言が出ている最中なのにね
まあ私も出掛けてるけど

「根津美術館の方へ行って下さい
右側にプラダのガラスのビルがありますので、
そこの信号の手前で止まっても、
信号を渡ってもいいです」
料金は780円だったかな
渋谷からでも来れるが
この方法が一番楽だ

今お稽古しているのは
弱法師【よろぼし】
〈よろぼうし〉とも。
四番目物。
狂乱物。
観世元雅作。
クセは世阿弥作。
五流現行。
讒言ザンゲンで家を追われ,
盲目となって天王寺の
乞食の群れに身を投じながら,
清らかさと風流心を失わぬ
少年俊徳丸を描く。
心眼に映る
難波の浦の落日に興奮して
狂うところが見せ場。
とか

「弱法師」は私でも知っていたお謡
一度お稽古したかったのだが
難しい

写真は友人が送ってくれたもの
綺麗

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雨となりしぐるる空のうき雲を

2021-04-17 23:46:40 | 能・謡

雨となりしぐるる空のうき雲を
いづれの方とわきてながめむ
(源氏物語・葵ヨリ)

今日は午後3時半から
朝日カルチャー
「能と源氏物語」
松岡心平先生の講座

源氏物語葵の巻、能「葵上」のお話し。
それと昭和11年の日本紹介のトーキービデオの
能楽鑑賞をした。
白黒の画面で字幕は英語。
静かに観る。

シテは金春流の桜間金太郎。
ワキは宝生新。

受講者は私も含めて
年配の男女が20名近く参加。
一番前のテーブルで
前には講師の先生がおられた。
緊張しながら同じ姿勢で
じっと講義を聴いていたが案外疲れる。
ビデオの映写が始まり部屋が暗くなると、
うとうと眠ってしまいそう。
いや寝てしまったかも。

講義を受けても、
これといって目覚ましく知識が増えるはずはない。
源氏物語は聞けば何となく
ぼんやり意味が通じるが
昔の能楽師の方は
知らない人ばかり。
ビデオに登場するは名人ばかりだとか、
そうかと思って観るがよくわからない。
あとで葵上の謡本を見てみよう

写真は近所の木蓮

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妹背の山の中に落つる

2021-04-13 22:34:35 | 能・謡

流れては妹背の山の中に落つる
吉野の川のよしや世の中
 『古今集』読み人知らず

今日は謡の稽古
「弱法師ヨロボシ」をはじめる
今日のお稽古の中に
「妹背イモセの山の中に落つる。
 吉野の川のよしや世と思いも果てぬ心かな」
と言う詞章があるは
古今集の上記の読み人知らずの
和歌を引いたもの。
何事もままならぬ世と諦めきれぬ心よ、の意。
と謡本に説明があった。

 



謡の予約には時間が早かったので、
ヨックモックで一人で昼食。
写真の
キッシュのランチをたのみ食べ始めたが、
食べ方が早い。
この調子だと
予約時間までには、
たくさん時間があまりそう。
塩気のある左下の小鉢。
サラダのドレッシングも味が濃いめ。
ワインに合いそうだと
思わず手を挙げて
グラスワインを頼んでしまった。
今まで一人でワインを飲んだ事はない、
初めてのことだ。

 



春の湖に足をひたひたするが如く。
美味しかった。
なんて変な感想。

ずっとお酒を口にしてないせいか、
すぐ酔っ払ってぽーっとしてきた。
顔も火照ってきたし、
マスクは最小限度しか外せない。
しわ沢山。シミいっぱい。
その上たるみもブルドッグなみ。
マスクは決して外すまい。

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