村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

うきねの友

2013-10-31 01:02:09 | 村雨庵 稽古 
十月は名残
極陰の月だ 
それも最後の週になってしまった


掛け物は湧蓮ユウレンの歌

?-安永3年(1774)
浄土真宗の僧・歌人、冷泉為村に師事した
伊勢の人、名・慧亮、字・達空、号・涌蓮、通称、嵯峨居士・獅子厳

拙ブログ2012.6.17六月の正午茶事の
待合掛に涌蓮の蛍の歌を使った事がある
それには達空と書いてあったが


湧蓮
旅泊
我のみとおもひし物を泊舩トマリフネ
同じうきねの友も我あれ


旅から旅の放浪生活
自分だけが一人 寂しい人生
枯れ草ばかりになった川辺に浮き 
吹き始めた風にゆらゆら揺れている泊り船に気付くと
自分とまるで同じようにも思える

根なし草の泊り船よ
同じ境遇の友が 私にもいるのだ
ひとりではないのだなあ・・・

とこんな感じだろうか
それにしても悲しい歌だが
きっと歌だからなのだ きっと



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くさもみじ

2013-10-29 23:16:06 | 紫廼茶話会
今日は月に一度の台子の稽古日
掛物は
飛鳥井雅章の古今集の歌切れ

飛鳥井雅章アスカイマサアキは 江戸前期の公卿・歌人。
雅庸の三男、兄雅宣の養子。
初名は雅昭。
従一位権大納言・武家伝奏となり、後水尾天皇から古今伝授を受ける。
蹴鞠・和歌及び栄雅派の書を能くした。
延宝7年(1679)歿、69才。 《美術人名事典》

料紙は墨流し 
小さく流麗な文字だが
その文字同士が重なり合うこともあり
ちょっと読みにくい
古今集の文庫本を拝借願うと
その新潮文庫の「古今和歌集」には
いくつもの付箋が挟んであった
お持ちの歌の所に挟んであるのだろう


今日の歌は下記のところ

252 霧立ちて雁そなくなる片岡の朝の原はもみぢしぬらん
253 神な月時雨もいまだふらなくに かねてうつろふ神なびのもり
254 ちはやぶる神なび山のもみぢばに思ひはかけじ うつろふものを

  貞観の御時綾綺殿の前に梅の木ありけり。西のかたに
  させりける枝のもみぢはじめたりけるを、うへにさぶ
  らふをのこどものよみけるついでによめる  藤原かちおむ 勝臣
255 おなじ枝を わきて木の葉のうつろふは 西こそ秋のはじめなりけれ
  石山にまうでける時、音羽山のもみぢを見て
  よめる
                  つらゆき

花は唐糸草、貴船菊、桜蓼、芒、野紺菊
写真を正面で撮らなかったので上手く取れず 失敗
葉が紅葉し 美しく 
くさモミジになっている



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黄瀬戸・志野

2013-10-28 20:51:38 | お勉強
月に一度の焼物研究会
ここだけで会う会員の方と
お話するも楽しい
今月は黄瀬戸、志野
何度も勉強した所だが 
改めて確認する
忘れた事がたくさんあり
思い出しつつ
脳トレに励む 

黄瀬戸は宗旦の直き書きのある茶碗「アサヒナ」が有名であるが
殆どが向付離れだ 
黄瀬戸には
ぐいのみ手、あやめ手(あぶらげ手)また菊皿手もある


志野茶碗は「卯花墻」のような半筒から
「峰紅葉」のような腰高の形になる

11月24日まで 三井記念美術館の展覧会がちょうどいい勉強になる
国宝「卯花墻」と桃山の名陶
-志野・黄瀬戸・瀬戸黒・織部

私は9月14日に見たが
桃山陶がわかるはず
是非ともご覧あれ


勉強の後は 茶でも飲んで・・・



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老人六歌仙

2013-10-27 22:17:38 | 美術館・博物館
月に一度の和菓子教室
今日は黄身時雨
お菓子が割れているのは 時雨の通り道とか
風流である


今月から時間が遅くなったので
その前の時間にkeikoちゃんと出光美術館へ行き
イトシアのアリスカフェで昼食 







開催中の展覧会は「仙 禅の世界」 11月4日まで
「海賊と呼ばれた男」を読めば猶の事 仙が好きになった
出光佐三氏が仙を初めて見て
とても感動し思わず買った「指月布袋画賛」
また最後に買った仙「双鶴画賛」
心して拝見した

仙を初めて見たというkeikoちゃんも
老人六歌仙を観ておお喜び
絵ハガキを買っていた

皴がよる、ほくろができる、腰まがる、頭ははげる、ひげ白くなる
 
手は振れる、足はよろつく、歯は抜ける、耳は聞こえず、目はうとくなる
 
身に添うは、頭巾、襟巻、杖、眼鏡、たんぽ、温石、しびん、孫の手
 
聞きたがる、死にとむながる、寂しがる、心はまがる、欲ふかくなる
 
くどくなる、気短かになる、愚痴になる、出しゃばりたがる、世話やきたがる

またしても、同じ話しに子を誉める、達者自慢に人は嫌がる

 仙は面白く そして奥深い




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弓張月

2013-10-27 00:29:38 | 茶の事
蓮月の和歌の軸が掛る

もののふの
屋島の浦の夕潮に
流れてあへぬ 弓張りの月
     蓮月八十才

源平の合戦を詠んでいるのだろう
弓張月は秋をあらわすようだ


中置で仙遊之式を二回する

結果 四香を聞く事が出来た
今日の様な雨模様の時には相応しい
香道も良いね・・・



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夜あらし

2013-10-25 21:51:14 | 茶の事
夜あらしに吹細りたるかゞし哉 太祇

台風27号の影響で夜から雨がたくさん降るという
ずっと気にはなっていたのだが
庭の
白木蓮の枝が電話線より高く伸び
長さは1mをゆうに超えている
嵐になったらそれが電話線に絡んで切れるといけないからと
午前中雨は少し降っていたが風はない 
脚立を持ち出しのこぎりで切った
漸くすっきり
これで電話線より上には一本も伸びていない
切った葉は思いのほか綺麗だ
短くして籠にいれた

予報ではこれから大雨になるらしい
夜あらしだ




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きりぎりす鳴くや霜夜の・・・

2013-10-24 23:21:37 | 村雨庵 稽古 
時代の色紙を掛けた
平安末から鎌倉初期の公卿
九条良経クジョウヨシツネ
1169~1206の歌 新古今和歌集
わするなよ たのむの沢をたつ雁も いなばの風の秋の夕暮


九条良経は
父は九条家の祖・九条兼実
祖父は摂政関白太政大臣・藤原忠実
叔父は慈円
名筆でしられ
佐竹本三十六歌仙の和歌を書いている

筆者は松田梅庵
と古筆の極め札がついている



百人一首では91番の歌

後京極摂政前太政大臣 藤原(九条)良経


きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む







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山路

2013-10-24 01:07:00 | 村雨庵 稽古 
今日は水曜稽古 
台風の影響だろうか 冷たい小雨が降り出した
二か所に風炉の炭が入っているが隙間だらけのわが家は何だか寒い
エアコンをつけたが
そろそろホットカーペットが必要だ

掛物は時代の色紙を掛け
秋草を魚籠の花入にたっぷり入れて
名残りを楽しむ
なごりでも侘びたものだけでは冴えない
綺麗なものが少しあればお互いに引き立つもの
それを意識して稽古の時に取合せるとよい

菓子は山路と言う銘
紅、黄、緑の三色で紅葉の型で抜いた練切
色が飛び抜けて鮮やかで綺麗だ




今月は水曜日が五回ある
1,2回目は小板の中置
先週は長板で、
今週は大板、
来週は五行棚と いちおう色々な中置での稽古
風炉のもう一か所では伝物でも小習いでも良し


写真は複製だが 
前田青邨のザクロ


前田青邨 マエダセイソン
明治18年1月27日岐阜県中津川生まれ
昭和52年10月27日死去92歳 1885-1977
梶田半古,岡倉天心に学ぶ
,30年文化勲章、芸術院会員、
法隆寺金堂壁画再現,高松塚古墳壁画模写

中津川に中津川市青邨記念館があるが
今は休館中だそうだ


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秋ごはん

2013-10-22 23:35:48 | 茶の事
銀杏しめじ御飯

ご飯 3C 600cc
淡口醤油 大1、酒 大1、塩 少々
水は上の調味料含めて米の二割増 720cc

銀杏 塩茹でし半分に切る
しめじ 霜降する
ご飯が湧いたら入れる

何とも秋らしいご飯である
お焦げが出来ると 
とても嬉しい





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秋の風情

2013-10-21 21:13:39 | 茶の事
まばらなる竹のかなたのしろかべに
しだれてあかき
かきの實のかず     会津八一


神無月の料理の稽古
月に二回のうち
今日は二回目
柿とシメジと貝柱の和えもの
いずれの献立も
秋がいっぱい


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ミュージカル落語茶会

2013-10-20 21:43:39 | 茶事 茶会 他会記
今日は茶会へ
ミュージカル落語茶会

三畳台目の茶席にて薄茶を頂く
お取合せのテーマはレ・ミゼラブル
床は佐川田喜六の和歌 初時雨
道具を登場人物にあてはめ
主役のジャンバルジャンは
暗黒の世界から明るい世界へと向かった
つまり黒の世界から赤へ というので両方が入っている飴釉茶碗
大樋八代の茶碗が登場

美しく可愛い娘コゼットをあらわすのは
時代の菊蒔絵が見事な大棗
甲には秋草と菊、蓋裏は詰梨地、
立上りにも秋の模様の蒔絵

茶杓はジャンバルジャンを追いかけるジョベール
チャシャク→シャベル→ジャベール→ジョベールと言う訳で
銘は明星

それぞれ立派な時代の道具を出されれ、
他の道具にもちゃんと配役されている
楽しい茶会だ

その後おしのぎを頂く
落語は午後一時半から始まったが
想像以上の大熱演で、気がついたら一時間を過ぎている
落語家は三遊亭亜郎さん
出し物はミュージカル落語「レ・ミゼラブル」
舞台でも見ているかのようだ
さもあらん、もとは劇団四季にいたとか
歌も話しも上手い
驚いた



また参加したい



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東美特別展

2013-10-19 23:22:28 | 美術館・博物館
松風庵さまと俵屋宗達を見ようと
東京美術倶楽部の
「東美特別展」へ出かける

扇面、源氏物語の屏風絵、鴨図、双烏図、布袋もそうだったか
思いがけずたくさんの宗達を拝見する事が出来た
ガラス越しでなく直に軸の近くに近づき、口にハンカチを当てて拝見
たらし込みと命毛を見つける
印は伊年と対青軒を確認
その上値段もわかると言うのだから
これ以上の勉強は無い
古筆もいくつもあり小野道風から行成、俊忠、西行も良寛も
歌仙画もあった興風、重之、あとは忘れた・・・

私は招待状で入ったが1,500円の入場料がかかる
が 明日までの開催だ


シメは一階の臨時のレストランで
珈琲とケーキを食べたのだが
とても 楽しかった



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栂尾煮

2013-10-18 23:51:21 | 茶の事
薩摩芋の栂尾煮トガノオニ

栂尾の精進料理で
サツマイモを甘く煮たものだ

薩摩芋を適宜に切りミョウバン水に10分つける
(アクを抜き褐色変を防ぎ色を良くする作用がある)
よく洗い
クチナシを入れて水から茹でる
細串が入ったらゆでこぼし
あらためて
出汁 1,1/2C
砂糖 大5
淡口醤油 大1で煮る
仕上げにカボス又はレモンを加える

何とも言えず 美味しい


栂ノ尾は 古くからの霊場で
栄西禅師が茶の実を明恵上人に渡した事は有名だ
紅葉の名所三尾(高雄・槙尾・栂尾)のひとつであるから

クチナシで色づけた鮮やかな黄色と
薩摩芋の皮の桃色の鮮やかな事
まさに紅葉の錦となるようにも見える

栂ノ尾には鳥獣戯画で有名な高山寺がある
高山寺には「日本最古の茶園」とある茶畑があり
茶道には事のほか縁が深い寺だ




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花の兄弟

2013-10-18 00:19:14 | 村雨庵 稽古 
朝茶のむ 僧静也菊の花 芭蕉


薄茶の茶碗に
梅と菊の絵が描いてある

梅は四季の花にさきがけて花咲くゆえ 花の兄
菊は多くの花に遅れて咲くから 花の弟

色絵の茶碗も 菊と梅







花の兄弟はあるが 
花の姉妹はないらしい



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西行

2013-10-17 00:39:04 | 村雨庵 稽古 
早朝 台風が関東地方を通過
朝にはまだ電車は殆ど動いていないが
愛さんから稽古に来るとの電話があった
大丈夫かと聞くが 大丈夫だとの返事
その後 徐々に動き出したものの
かなり混んでいる様子
大丈夫だろうかと思った11時頃に 無事到着 安心した
愛さんはおん年79歳であるが とてもお洒落で若々しく
そして可憐だ
お茶が大好きなせいだろう

先週は三夕の掛物だったので
西行を掛けたいと探す 
西行1118~-1190.2.16
西方浄土の西へ行く ところから西行
白河切でもあれば最高だが・・・

仕方ない
何度も掛けたが
巌谷小波の自画賛にした


西行をのこして 富士は霞けり 小波





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