村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

夏越の祓い

2012-06-30 23:15:16 | 茶の事
水無月の
夏越の祓いする人は
千歳の命
延ぶと言うなり


今年も半年が過ぎた

明日はもう七月だ




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高みの見物 東京スカイツリー

2012-06-29 22:59:58 | Weblog
今日は友人の山の誕生日
場所はスカイツリーを希望とのこと
それを聞き
東京スカイツリーの展望デッキ12時入場の予約を取った
二週間前の事だ

新しい物大好き
ミーハー族としては
ともかく行ってみなければ・・・
でも梅雨の最中だ 
雨だったら何も見えないだろう
昨日の天気予報では雨のようだったが
今日は晴れ
空は青く 雲が白い

エレベーターで350mの展望デッキへ



見晴らしは鮮明で気持ちが晴れ晴れする





昼はソラマチの31階 
窓側の席にて2100円のランチ
美味しかった
他のどの店もわりあい安い





また行こう スカイツリー!

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清風 竹林に満つ

2012-06-28 00:20:29 | 村雨庵 稽古 
清風満竹林

まさに その気配だ



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露の玉

2012-06-27 01:07:19 | 茶の事
みじか夜や毛虫の上に露の玉  蕪村

夏至も過ぎた 
大好きな夜はだんだん長くなる

朝から月一のお茶の稽古ででかける
ラッシュの時間に着物を着て電車にのるのは少々苦痛だ
帯や荷物がかさばる 周りにも迷惑だろう 自分も辛い
いつも女性専用車に乗るが
結構混んでいて中々座れない
揺られながら長い間立っていた
  
茶の稽古は緊張するも充実して楽しい
日ごろの稽古の確認と新しい知識の吸収
忘れてしまう事が益々増えるから
その分以上に茶に浸っていれば
何とかなるような・・・と
会員の皆に会うのも楽しい

茶の稽古のあとは 料理のお稽古
次の場所へ移動するが
またも夕方のラッシュ時間
着物のせいか
席を譲って頂いた 恐縮だが有難い

料理はそのままの着物姿
割烹着のような物を先生からお借りして
それを着込めば特に不都合はない
今日は夏の料理
献立を書きうつしつつも
出来上がりを思うも 楽しい
それを美味しく頂くために
たっぷり時間をかけ、心をつくして料理するが、
食べるのは あっという間だ 
すぐさま片づけをし10時半頃の電車に乗る
座るや否や すぐさま熟睡 
わが駅でスッキリ目覚めると、
ほとんど疲れが取れている

お茶の帛紗や他の茶の道具に雨具
料理関係では
庖丁四本とエプロンにタオルとノート
今日はお菓子の折り箱も二つ
荷物もたくさんで
その上 結構重たいし、嵩張る
あちこち移動、頭を切替え、料理をし
動くことは動いた
たいして頭に入らずとも
充実した一日でもあった事は間違いないと
自己満足
まずは、多少面倒でも
出かけることが
何らかの刺激を受け、また周りにも刺激を与える
出かければ
何かがおこる
楽しいことがたくさん増えると 
思うことにしよう
 




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お菓子の国へ 寄り道

2012-06-26 00:17:18 | 茶の事
月一度の研究会のあとは

新宿の茶道具屋へ本を買いに寄る

その帰りに 先日行った
「お菓子の国 アリスカフェ」へ寄った

海老とアボガドのスパゲッティにケーキと飲み物付で1,570円か80円
美味しかった
足りないかとも思ったが 
段々お腹が充ちてくる

夜七時に美容院へ予約している
また短くなった 夏用である


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夏の夜は

2012-06-24 22:14:54 | 茶の事
夏の夜は
まだ宵ながら明けぬるを
雲のいづこに月やどるらん  清原深養父

きよはらのふかやぶ
平安時代中期の歌人 孫は清原元輔、曾孫は清少納言

最近出際に
戸を開けて出て行っては、
忘れ物をして何度も家に戻る
先日は四回も戻った 

今日は和菓子を習いに出かける
又、出がけに探し物をした
「今日くましょうさんに渡すね」と話したものを
あれこれ探せど見つからず、仕方なく見切り発車で信号を待つ間にバスが
前を通り過ぎた・・・
次のバスは20分あとゆえ、
他のバスに乗る為に駅まで歩いた
数分遅刻した・・・

和菓子の稽古のあとは
袋物自習の会
今日から数寄屋袋をつくるつもり
羽織をほどき始めた
表地は黒なのに、その裏地は鳳凰の模様で
目が覚めるほど鮮やかだ・・・


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山形の鈍翁茶会へ

2012-06-23 22:10:57 | 茶事 茶会 
あさ8時 東京駅
山形新幹線で山形へ向かう 
初めての鈍翁茶会
今日と明日は必ず晴れるとの天気予報だ
梅雨のさなかの日帰り、雨ゴートも傘も持たず
荷物も軽やか
気持ちも弾む


鈍翁茶会 濃茶席
呈茶席の床は俵屋宗達

寄付は不昧筆の茶入の添え状
本席の床は藤原行成筆 針切

薄茶席の床は沢庵宗彭



鈍翁ゆかりのつくばい

大気が清らかなせいか
どこにいても心地よいが
広い庭に出ると
吹く風がなおの事気持ちよい



後ろ姿は飛姫




向うの築山でおしのぎと香煎をゆったり頂く




東京着は夜7時少し前
疲れは皆無
また行きたい茶会だ


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雨後の緑 その中に

2012-06-23 00:07:42 | 茶の事
わが狭庭は雨後の緑に埋まっている

その中に玉のような小さな花芽を持ち
隣の枝に支えられているのは
レンゲショウマだ
植木屋の青木さんが植えてくれたのだが
昨年も咲いたがその時は切れず
今年はどうだろう

夏草の
しげりにしげる我が宿は
狩りとだにやは
訪ふ人はなし  良寛



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狩る蛍かな

2012-06-22 00:45:19 | 村雨庵 稽古 
村雨会の暑気払いをしようと
八月にうかい鳥山の予約を取った
6月5日から7月11日まで 「ほたる狩り」があるが
それには間に合わなかった

村雨会の掛物は
阪正臣の蛍の歌切

行路蛍
  大江正臣
つと乞わむ子らが為にと帰るさの
田中の路に狩る蛍かな

阪正臣バンマサオミ
安政2年生まれ昭和6年 77歳
歌人、古筆研究科、宮内省御歌所寄人



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台風一過

2012-06-21 00:03:27 | 茶の事
今日は村雨会の稽古日
台風一過 午前中は風が強く
気温も上がった

この所ずっと
干菓子を干していたが 湿度がまだ多いので中々乾かない
風に当たるように窓際に持ってくると
日に透けてとても綺麗だ
 


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岩打つ波の・・・

2012-06-20 00:10:27 | 茶の事
台風4号が上陸した

夜はお料理の稽古日だったが
先生から延期のメールを頂く
昼間はそう天気に変わりなかったが、
いま外は風の音と雨音でテレビの音声も聞きづらい
いつもなら今頃帰る頃なのだ、
テレビでは交通機関も滞り東京も暴風雨である、
先生が早く取止めて下さり有難かった

昼間は茶の稽古へ
掛け物は歌仙画

百人一首の48番 源重之

風をいたみ
岩うつ波のおのれのみ
くだけて物を
思ふころかな





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村雨庵茶事の菓子

2012-06-19 01:15:16 | 村雨庵 茶事茶会



日曜日の茶事



主菓子は「糸巻き」
菓子器は文箱フバコを使う
時代の蒔絵で文様は根引きの松
さて
黒文字をどうしようかと考えたが
紐を濡らさないように
りゅうさん紙と懐紙に包んだ

干菓子は硯箱に
菓子部で作った干菓子を盛る
硯の文様はしのぶ
いにしえの王朝を偲ぶと思いあれ
 
いつも無理な注文をするのだが
なんとか頑張って作ってくれる
今回は硯と筆と色紙
州浜で硯、筆は山芋に砂糖、色紙は錦玉で干し琥珀


「歌でも一筆」と言って
亭主が正客に持ちだす
蓋を開けた時の顔を思うと楽しい



茶事が終わると亭主は水屋にも茶を点てる
改めて干菓子も盛る






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六月の正午茶事 

2012-06-17 23:53:04 | 村雨庵 茶事茶会
亭主はotakeさん
正客はひいろんさん
二人とも初めての役だ
今朝まで雨だったが上がった
露地は水を撒かずともちょうど良い具合に濡れている

汲出しは蛍手
待合の軸は
藤原定家を土佐光孚が書いた画賛



賛は
来ぬ人を 
まつほの浦の 
夕なぎに 
焼くや藻塩の 
身もこがれつつ

客は腰掛に出て、亭主の迎付を受ける



席入し挨拶の時にはotakeさんのアイデアで
いつもの稽古の時にひいろんさんとotakeさんが
互いに百人一首の本を片手に
その季節に合った歌を選び
その解説や歌人の説明などを読みあげるのだが
今日は掛軸の97番定家のところを読みあげる
裏で聞いていると
いつもスラスラよみあげているのに
つっかえている気配、
感激家のotakeさんが胸いっぱいでいるのだろうと
そこから離れた
私も病後の茶事の時、挨拶はいつも胸がつまったもの
ところが後で聞くと
眼鏡をかけて読み始めたが茶室が暗く字が読めなかったという
初めての亭主はとても忙しく、
次から次としなければならない事ばかりである
ウルウルしている暇はなかったようで
心配御無用だった

今日は
百人一首を取り合せた茶事
小倉百人一首は定家が選んだ
定家を掛けたが、
果たして正客は気がついてくれたであろうか

本席は涌連の蛍の歌切れ
雨が降ろうとも
優雅な季節である



懐石は百人一首の歌とその絵ある折敷を出した
塗師は鈴木睦美、蒔絵は飯田光秋
10枚それぞれ絵変わりになっている



正客には
風そよぐ
ならの小川の
夕暮は
みそぎぞ夏の
しるしなりける 藤原家隆

写真がそうだが
青漆のせいか上手に写真が撮れない







亭主のOtakeさんは案内の手紙にも
この歌を書き、茶事のお土産も
小倉山荘のオセンベ、「風そよぐ」のところを注文して配っていた
Otakeさんのアイデアである
良く考えたものだ


もっと早く起きるつもりが
起きられなかった
茶室にある諸々を片づけないとならないが
かつては何とか一人で出来た支度も、
このごろは亭主に手伝ってもらいやっと時間に間に合う

Otake様は初めての亭主なのに
優雅に取り合わせを確認するなどと言う時間は無く
大きな屏風をあっちにもっていったり、
こっちの道具をあっちへ持って行ってと私から言われる
掃除機を掛けたり、畳を拭いたり、それも大忙しでサッサとしなければ間に合わない
エアコンが入っていても
絹の絽の着物が汗だくだろう

お疲れでした
その解放感を味わって下さい


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明日は茶事 otake様の正午茶事

2012-06-16 23:10:05 | 村雨庵 茶事茶会
明日は茶事
初めての亭主をするは otake様
今日は茶事の前日で
亭主や水屋の役の人は支度の為にやってくる

ピンポンで戸を開けると
otake様は素敵な旦那さまと一緒にいらした
「この度は茶事の亭主をさせて頂く事になり・・・」と優しいお声で御挨拶をなさる
私めはまだ顔が出来ていなかった
眉毛も書いていないし、口紅もまだだ
もう少し早く起きればよかった・・・とちょっと悔やむ

前日は水屋は下拵え
亭主は明日の道具を箱から出す
茶の用意と炭を洗う事
簡単に言えばこれだけだが
それが大変だ
まず前回の道具がある
それを仕舞いつつ、今回の道具を出す
昨日までに殆どの道具は出してあり部屋は一杯
後は箱から出して並べ、物によっては洗う
今日は煮物椀と小吸物椀、煙草盆を二個
あと向付と燗鍋を出した

写真はそれらのものだ
左から硯箱、燗鍋と煙草盆、それに文箱


風そよぐならの小川のゆふぐれはみそぎぞ夏のしるしなりける 藤原家隆

明日の天気はどうだろう
晴れると良いが さて・・・


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伊勢物語は 面白い

2012-06-16 00:47:09 | お勉強
6月15日の金曜日
第三金曜日は「伊勢の会」三カ月振りである
いつもの中華屋で待ちあわせた
昼の定食を食べ、ビールも飲んだが
一人1,200円だった

伊勢物語は平安前期 9世紀から10世紀の歌物語
モデルの業平は825~880

今日は31段から41段を読む
32段 むかし、物おもひける女に、年ごろありて、
いにしえの 
しづのをだまき繰り返し
昔を今になすよしも哉
といへりけど、
何とも思はずやありけん

もとカノに何年か経って 会った
いにしえの「しづ」という布をつくる糸巻きのオダマキをくるくる巻くように
かつて仲の良かった私たちの間柄をたぐりよせて元のような恋人になれる方法はないものだろうか

そう言ったが何とも思わなかったのだろうか返事もなかった

まあこんな意味かと私は思った

伊勢物語は面白い 今日読んだ、どの段も
千年以上前のいにしえから、
男性は心がか弱く
女性は気持ちがはっきり、くっきりしている


しづや しづ
しづのオダマキ繰り返し
昔をいまに知るよしもがな

文治二年1186年だったか 静御前が鎌倉で舞ったと言われる歌が
この歌だ


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