村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

十七帖・絵合

2019-10-22 20:46:30 | 源氏物語五里霧中
空白部分
(源氏30歳)
この年は物語のなかに記述がない。

絵合
(源氏31歳春)

冷泉帝の後宮に
時めく六条御息所の娘・
斎宮女御(梅壺女御。後の秋好中宮)と
権中納言の姫君・弘徽殿女御は、
それぞれかつての親友であった源氏
と頭中将(ここでは権中納言)が
後盾となって寵を競っている。
宮中に絵合が行われることになり、
二人はおのおの
みずからの姫君を勝たせるべく
絵巻の収集に余念がない。
絵合の当日、
源氏が須磨流浪の折の自筆の絵巻が
藤壺と冷泉帝に賞賛され、
斎宮女御方の勝ちとなった。
(ウイキペディア源氏物語あらすじヨリ)


絵合エアワセは
歌合ウタアワセのように絵を左右に分け
優劣を決める

与謝野晶子の源氏物語に

左の
紫檀の箱に蘇枋の木の飾り台、
敷き物は紫地の唐錦、
帛紗は赤紫の唐錦である。
六人の侍童の姿は朱色の服の上に
桜襲の汗袗カザミ、
袙アコメは紅の裏に藤襲の厚織物で、
からだのとりなしがきわめて優美である。
右は
沈の木の箱に浅香センコウの下机シタヅクエ、
帛紗は青地の高麗錦、
机の脚の組み紐ひもの飾りが
はなやかであった。
侍童らは青色に柳の色の汗袗カザミ、
山吹襲の袙アコメ着ていた。
双方の侍童がこの絵の箱を
御前に据すえたのである


とまあ
しつらえの様子
侍童の装束の美しさが伝わってくる
雅の世界
今日は天皇陛下の
「即位礼正殿の義」
平安時代さながらの美しい装束
源氏物語の時代もかくやと想像
目が喜んでいる

今日で28日め
入院の前に切ってきたのだが
苦労をしてないからか
やけに爪が伸びる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする