村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

雲一つなき土用空

2023-07-31 22:15:34 | お勉強

うつくしや雲一つなき土用空 一茶

今日は○○研究会
暑いし 空が青い
東京駅から電車に乗るのは
ひと月ぶり
あまりに熱いので駅から
タクシーで行こう
タクシー乗り場に並んで待っていた
三番目だった
バスが何台も並んでタクシーの姿が見えない
ちょっと道に乗り出してみると
一番目に並んでいたお年寄りの男性が
「おらおら、並でるんだぞぉ、
横はいりするなぁ
婆さんよっ」
と怒鳴った
婆さんって何
「はい。わかってますよォ」
その人はすぐタクシーがやって来たので
無事に出発
二番目の私と同年代の女性と
「おこりんぼねぇ」と、笑みを交わし
「婆さん」って言われちゃった
あちらの方がよっぽど爺さんなのにね
なんて会話をかわす

その方はすぐ二番目のタクシーに乗られ
互いに手を振って
友人のように別れた
何でもない日でも
嫌なことも
良いことも
ある


中国陶磁器を勉強するとき
知ってると良い
【明の皇帝】
洪武帝(1368- 1398)31年間
建文帝(1398 - 1402)4年間
永楽帝(1402 - 1424)22年間
洪熙帝(1424 - 1425)1年間
宣徳帝(1425 - 1435)10年間
正統帝(1435 - 1449)14年間
景泰帝(1449 - 1457)7年間
天順帝(1457 - 1464)8年間
成化帝(1464 - 1487)23年間
弘治帝(1487 - 1505)18年間
正徳帝(1505 - 1521)16年間
嘉靖帝(1521 - 1566)45年間
隆慶帝 (1566 - 1572)6年間
万暦帝(1572 - 1620)48年間
泰昌帝(1620 8月- 9月)1ヶ月間
天啓帝(1620 - 1627)7年間
崇禎帝(1627 - 1644)17年間

覚えられないけど

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夏まつり

2023-07-30 23:28:08 | Weblog

 与謝野晶子
夏まつり 
よき帯むすび 
舞姫に 
似しやを思ふ 
日のうれしさよ

今日は日曜日
昨日と今日は地元の神社のお祭り
近くの町会からお神輿が出る
この暑いさなかのお祭り
午前とお昼頃に
家の前を練り歩く
試しに
家のピンポンの
通話スイッチを押してみると
外の風景が映るではないか
チャンチキ音がしだしたら
外には出掛けず
ピンポンのスイッチを押して
通りすぎるのを
涼しい部屋でみて
お祭りに
参加した気分

写真は
家の白木蓮の木だが
木戸まで
新聞を取りに行くと
ジリジリリと何かが音がする
蝉がへばりついてるらしい
音の方向にスマホを向けてみたが
写真に
撮れたか
撮れないかも

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百日紅ややちりがての

2023-07-29 23:39:09 | 茶道具、古美術、骨董

百日紅ややちりがての小町寺 蕪村

今日はずっと家にいる
何をしたかな
と考えると
ビデオに撮ってあったキングダムを観て
三食に10時と3時を食べる

朝昼晩の三食を家で食べる
その労力と費やす時間は結構なもんだ
一日が早い

写真は墨美の表紙
三藐院サンミャクインの書の特集

寛永の三筆は
光悦(1557~1637)と
松花堂(1584~1639)と
近衛信尹(1565~1614)の三名
寛永とは言うものの
近衛信尹は慶長19年になくなった
それは寛永の10年前なのだが
そんな
細かいことは良いのだろう

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玉川の水

2023-07-28 22:56:29 | 短歌・俳句の事

 弘法大師
わすれても
汲みやしつらん
旅人の
高野の奥の
玉川の水  

写真は木曜稽古のお菓子
銘は「玉川」
「六玉川ムタマガワ」からとっている銘だ

ではその「六玉川ムタマガワ」を説明しようとしたが
端的に言えなかった

六玉川とは
歌枕に使用される
六か所の玉川

野路の玉川 (滋賀県)
源俊頼 
明日もこむ野路の玉川萩こえて
いろなる波に月やどりけり  

野田の玉川 (宮城県)
能因法師 
夕されば潮風越してみちのくの
野田の玉川千鳥鳴くなり 

調布の玉川 (東京都)
東歌 
多摩川に曝す手作りさらさらに
何そこの児のここだ愛しき  

井手の玉川  (京都府)
藤原俊成 
駒とめてなほ水かはんやまぶきの
花の露そふ井手の玉川 

三島の玉川  (大阪府)
相模  
見渡せば波のしがらみかけてけり
卯の花咲ける玉川の里
 
高野の玉川  (和歌山)
弘法大師  
わすれても汲みやしつらん旅人の
高野の奥の玉川の水 

六玉川は
有名ないにしえの歌人たちの
玉川をよんだ和歌
六つの歌枕

武蔵の玉川、
井手の玉川、
高野の玉川、
摂津の玉川、
野田の玉川、
野路の玉川を
六玉川といふ

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夏河を

2023-07-27 23:43:02 | 村雨庵 稽古 
  1. 夏河を越すうれしさよ手に草履 蕪村


    写真は
    東京国立博物館、
    東洋館の裂地の展示
    唐物の裂地とその説明

    縹地石畳文様緞子
    ハナダジ イシダタミ モンヨウ ドンス
    大きな石畳文様の内に
    大ぶりな七宝文と
    牡丹・蓮・菊の花文が織り表されます。
    江戸時代初期の茶人
    小堀遠州好みと伝えられている緞子です。
    江戸時代より遠州緞子と称され
    茶入の仕覆などに使用されています。


    今日は木曜稽古
    お菓子は錦玉の「玉川」だった
    小石が透けて見える川面に
    泳いでる鮎らしき魚の影
    涼しげなお菓子だ
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凌霄花 ノウゼンカズラ

2023-07-26 23:11:20 | 村雨庵 稽古 

のうぜんの花を数へて幾日影 漱石

凌霄や長者のあとのやれ築土 龍之介


今日は水曜稽古
掛けものは

眉毛横眼上
びもう
がんじょうに
よこたわる

碧眼録 ヘキガンロク
第8則 
翠巌眉毛 スイガンビモウより

翠巌和尚は
90日の夏安居の終りの日に
大衆(修行僧達)に言った、
「この夏安居の間
諸君達のために仏法を
くどすぎるほど説いた
(昔から仏法は言説を超えたものであり、
仏法をしゃべり過ぎると眉毛が落ちると言われる。
もしかして、
わしは仏法をしゃべり過ぎて
眉毛が落ちたのではないだろうか)

どうじゃな、
わしの眉毛は
落ちてはおらんかな?

保福は言った、
「ヤイこの盗人め、ビクビクするない」

長慶は言った、
「眉毛はチャンと生えているじゃないか」

最後に雲門が言った、
「ピシャリ(門は閉められたぞ。ここが通れるか)」
→これが「雲門の関」

長慶は言った、
「眉毛はちゃんと目の上に横たわってる」

これから
眉毛横眼上

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団扇もて

2023-07-25 23:24:46 | 茶の事

団扇もてあふがん人のうしろむき 芭蕉


珠光緞子
(じゅこうどんす)

1枚 絹 前田家伝来
縦42.0 横26.0
明時代 15-16世紀

先週の金曜日にトーハクへ行ったのだが
その時東洋館五階の中国の階で
唐物のキレを何枚か展示していた
写真は
その時撮った
濃縹地龍牡丹唐草紋様 珠光緞子
とあった

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捨小舟

2023-07-25 02:52:38 | 茶道具、古美術、骨董

川せみの御座と見へたり捨小舟 龍之介

狩野探信筆
蓮に翡翠

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古郷の昼寝

2023-07-23 22:54:55 | 懐石・料理

蠅いとふ身を古郷の昼寝かな 蕪村

ぼーっとテレビ観てた
日曜美術館のアートシーン

墨田区のすみだ北斎美術館の展覧会
「北斎 大いなる山岳」
2023年6月20日(火)~8月27日(日)

北斎が描いた山々
それを通して
その時代の
人と山の関わりと
北斎の魅力をさぐる展覧会



その北斎の山の浮世絵の中に
崖に生えてる岩茸をとっているところを紹介していた

岩茸イワタケは
向付の添えに使ったことがある
また酢の物や天ぷらでも食べるが
昔から幻の高級食材だ
栄養価高く
薬用でもある

イワタケ(岩茸・石茸)は、
深山の岩壁に着生する地衣類の一種。
東アジアの温帯に分布
とあり
岩茸を取っている
歌川広重の浮世絵が
ウィキペディア載っている

成長スピードは極めて遅く
1年間に1mm程度
20㎝にまで成長するには
100年以上かかる
高い山の岩場亀裂部分に
張付いて生える
取るのは
命がけだ

今日は
何もない日
ぼーっとして
頂いたクッキーを食べる

特に幸せ

その写真だ

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夕闇にめづる

2023-07-22 23:30:00 | 文の会

夕闇にめづる怪体や煽風機 龍之介

めづる とは
愛するという意味

「虫めづる姫君」と言うのもある
平安後期の物語集『堤中納言物語』の
中にある短編物語。
虫好きなお姫様のおはなし

怪体ケタイ とは
奇妙なさま。
不思議なさま。

夕闇に動いている扇風機が
涼しい風を送ってくるものの
生き物のような
ヘンテコな形
だったのだろう

今日は文の会
いつものイタリアンでバイ様と待合せ
グラスワインとおつまみ
ランチのサラダ付のパスタ2種類をシェアする

あとはうちに帰って
水菓子たべて
珈琲飲む
お煎餅ボリボリ
欲望は止まらない

掛けてある軸の読み
二人で読み下す
テレビの話し
来年再来年の大河ドラマのことなど
など
そろそろ帰られる時間になって
ちょっとだけ伊勢物語を読んで
今日の文の会は 終了

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お地蔵さまの顔がにこにこ

2023-07-21 22:35:42 | 美術館・博物館

日ざかりのお地蔵さまの顔がにこにこ 山頭火サントウカ

山頭火 サントウカとは
山口県、金光酒造株式会社の製造する日本酒。
と コトバンクにある

種田山頭火 タネダサントウカ
[1882~1940]俳人。
山口の生まれ。
本名、正一。
地主の長男に生まれたが、
生家破産後出家し、
各地を遍歴しながら
自由律による句作をした。
句集「草木塔」など。
(コトバンク)


今日は午後からトーハクへ
上野の東京国立博物館へ
久しぶりだ

2018年9月28日
私目の拙いブログに
KEIKOちゃんとトーハクへ行っているから
約五年ぶりかな
その間に行ったかも知れないが
いずれにせよ
ずいぶん久しぶり

現在の特別展は
「古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン」
2023年6月16日~ 2023年9月3日
平成館特別展示室

次の特別展は
「やまと絵―受け継がれる王朝の美―」
2023年10月11日~ 2023年12月3日
平成館特別展示室

だが今回の特別展は観ない
私とサカチカさんは
総合文化展観覧のみ
常設展だ
千円で入館した
でもでも
ちょっと考えると
シルバー割引があったような
気がする そして
よくよく見ると
総合文化展観覧料は
七十歳以上は無料

ああ 遅かりし


写真は
トーハクの表慶館
空が青い
夏だ
いいね
トーハク

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玉虫の 一羽光りて 飛びゆける

2023-07-20 23:18:03 | 村雨庵 稽古 

 北原白秋
玉虫の 
一羽光りて 
飛びゆける 
その空ながめ 
をんな寝そべる

今日は木曜稽古
一昨日の夜
右の肘の内側が痒く
見ると腫れて
ミミズ腫れになっている
毒虫にでも刺されたかも

朝起きるともっと腫れてる
もらったステロイドの塗り薬を塗ったが
あまり変化無し
そのままにしてあった

今日のお稽古で
「それ、帯状疱疹ではないですか」
ネットでその写真を見ると
ほとんど同じようだ
木曜日で病院はお休み
急に心配になって
ネットで探して
皮膚科の病院に行くことにした

アイテラ氏に車で病院近く迄送ってもらって
駅近くの皮膚科へ行った

見た感じで、虫刺されか帯状疱疹かわからない
と先生の所見
帯状疱疹かどうかを
10分でわかる簡易検査をうける
結果は
帯状疱疹ではないらしい
一応虫刺さされ

一週間分の飲み薬と塗り薬をもらった

小さな虫でも
毒があれば
無視できない

ご注意ご注意

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夏の夜は

2023-07-19 23:16:28 | 村雨庵 稽古 

 よみ人知らず
夏の夜は 
水まさればや 
あまの川 
ながるる月の 
影もとどめぬ

今日は水曜稽古
朝からこんなに暑いから
日中歩いて稽古に来るのは
さぞ大変だろう

木戸をあけると
庭の草木もますます繁って
道はどんどん狭くなる
この暑さでは
枝葉を整理するなんて
とてもとても
する気は起きない
ただじっとしていたいから
見ないふり

届いたお菓子は
桔梗の練切と
おはぎ

甘いものを食べると
しあわせになる

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炎天の畝に 歪む人かげ

2023-07-18 23:21:53 | お習字

 北原白秋
唐辛子 
花咲く頃や 
ほのぼのと 
炎天の畝に 
歪む人かげ

今日は火曜日
なにも用事がない
八時少し前に、ゆっくり起きて
朝ドラのらんまんをみて
取りあえずアイスクリーム
朝ごはん何を食べようか
ゴロゴロして、
プラのゴミ出しの日
玄関開けるとお風呂場のように暑い
大きな袋をもってごみ収集場所にいくと
持っていったばかりで
空っぽ
持ち帰えるしかない

今日はゆったりのんびりできるぞぉ

テレビを
なんとなく見てると
ピンポンと玄関のベル
森金さんが見えた
「どうしたの森金さん」
「LINEしましたが
今日はお習字ですよ」
LINEは見たけど
中身は読んでない
ことが ばれたか
びっくり

雨戸を開けてクーラーつける
森金さんは掃除機をかけて
机を並べる
私はちょっと掃除して
散らかってるものを
ちょっとかたづけた

なにも用事のないつもりが
お習字とは とほほ

気分的に
書く気力なし
又の機会に
お願いいたします

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七日の夜のみ逢ふ人の

2023-07-17 23:30:47 | 茶事 茶会 

 柿本人麿
一年に
七日の夜のみ
逢ふ人の
恋も過ぎねば
夜は更けゆくも

今日はお弟子様の
サカチカさんちのお茶事の
水屋に入る

御客様は四名様
今日も暑い
皆様お着物で15分前にいらした
ところがそのご正客様が
腰を痛めたと
杖にてのお出ましで
痛々しい
正客は他の方に代わり
なるべく早めに茶事が終えるように
茶事を進める

懐石は
もたもたしないよう
何事も速やかに つとめ
後炭を省略したり
点前を工夫して
三時間半以内で終わった
やれやれ
次は
腰痛を直されて
お出まし下さいませ

七夕の茶事は
懐かしく
麗しい
写真は
待合の掛けものの
梶の葉だ

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