村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

七ちゃんの初茶事水無月祓い

2019-06-30 23:02:06 | 村雨庵 茶事茶会
今日は六月の晦日
夜明けまで大雨だったが
皆が来る頃には小雨になる
梅雨ならばこその
雨中の茶事
風情があり好ましい


露地にも出ず
打ち水は無し
寄付の掛け物
煙草盆
汲みだしの後席入り
すぐ懐石
初炭
菓子
中立
濃茶
後炭
薄茶
七ちゃんの初茶事は
予定通り二刻を過ぎず
無事に終わった
お客様は社中の三名
点前稽古の目的は
茶事の亭主
七ちゃんにとってもお客様も
今日は
一期一会
一生に一度の茶事だったのだ


主御菓子は自分で選んだ
虎屋の「妹が袖」
後座の花も七ちゃんが入れた
花は松本仙翁と半夏生と水引
花入れは椰子の実
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レインボーノックアウト

2019-06-29 23:30:10 | 植物・茶花
赤坂氷川神社で写真を撮った
レインボーノックアウト
四季咲き
とても花つきが良い
耐暑性あり
病気に強い
耐病性があるから
ノックアウトの名前だそうだ


明日は七ちゃんの茶事
今日はその準備
水屋は二名で懐石の下拵え
亭主の七ちゃんは使う道具の箱を開け
並べておく
炭を洗う
茶を用意して
後は明日頑張る
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FRENCH JAPONEZE Maruyama→出光美術館

2019-06-28 23:21:37 | 食事会
今日は山の誕生日会
赤坂のフランス料理店
FRENCH JAPONEZE Maruyama
丸山淳一シェフの技が冴える、
和のエッセンスを利かせた
フレンチ
全6皿のコースでは、
魚と肉、
2つのメインディッシュを用意
アミューズや前菜など
彩り豊かな一皿
フランス産の鴨や、
鮮度抜群の魚介など
記念日には特別なプレートも
とメニュー紹介にある
ほんと美味しく
綺麗だった
肉嫌いの私も珍しく
ジビエを食べた
今日は込々3,800円
ランチは予約無しで
千円位で食べられる

コースの食事は満腹
ゆっくりと
外の景色を見ながら
スイーツも珈琲も
別腹で平らげた
まだ時間が早い
お腹もいっぱい
土地勘もないから
取り敢えずタクシー拾って有楽町へ
途中行き先を出光美術館へ変えた
どこかで無理して
珈琲飲むより
展示品を見ながら歩けば
消化にもよし
無料のお茶もある

現在の展覧会は
唐三彩 ―シルクロードの至宝
2019年6月22日(土)~8月25日(日)
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年毎に

2019-06-28 00:12:06 | 村雨庵 稽古 
今日は木曜稽古
掛物を読もう

年毎に
生オイそふ竹の
代々を経て
閑カわらぬ色を
誰とかは見む

筆者は
冷泉家中興の祖
冷泉為村
1712から1774

今日はお稽古で
たくさんお茶をのんだのに
明日は雨のせいか
今とても眠たい
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サクランボ

2019-06-26 23:00:14 | 村雨庵 稽古 
実ざくらや
死のこりたる
菴の主 
蕪村

てのひらに
さくらんぼ置き
何となく
后キサイごこちす
夏はめでたし
与謝野晶子


普通の桜では実は大きくならず
サクランボは出来ない
ミザクラと言う果樹でないとダメなようだ

セイヨウミザクラ
(甘果桜桃、Prunus avium)は
イラン北部からヨーロッパ西部にかけて自生
また別の種であるスミミザクラ
(酸果桜桃、Prunus cerasus)の原産地は
アジア西部のトルコ辺り
一方、中国には昔から華北・華中を中心に、
カラミザクラ(シナノミザクラ、支那桜桃、
Prunus pseudocerasus)がある
江戸時代に清から日本に伝えられ、
西日本でわずかに栽培されている
ウィキペディアで見た


今日は村雨庵の水曜稽古
奥伝である
真之炭
真之行台子
大円之真台子
菓子は七種
内ひとつは水菓子
今日はグレープフルーツを用意してあったのだが
夕方ネットで頼んであった
サクランボが届いた
千円か二千円位
安いので
箱に綺麗に並んでいるそれではなくとも
庶民的なそれで私はいいや
試しに頼んで
惜しげなく食べよう
お味はとても美味
残ってるのは
明日の分

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沢の蛍

2019-06-25 23:14:12 | 紫廼茶話会
今日は紫兎先生のお茶のお稽古

写真は清時代 瑠璃釉花入
花は蛍袋

蛍と言うと私は
和泉式部の
有名な和歌を思い出す

物思へば
沢の蛍もわが身より
あくがれいづる
魂かとぞ見る
(『後拾遺和歌集』1164、和泉式部)
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上野焼 アガノヤキ 上野喜蔵

2019-06-24 23:33:42 | 茶道具、古美術、骨董
今日は研究会
九州の焼物のうち
上野、八代、小代を復習


尊楷(上野喜蔵)は
慶長3(1598)年ごろに
加藤清正に従って日本に渡来
はじめ唐津に住しのち
細川忠興に招かれ焼物を焼く
上野焼と高田焼の基礎を築いた陶工


上野焼アガノヤキは
福岡県の焼物
細川忠興が
小倉藩初代藩主となった慶長7年1602、
尊楷(上野喜蔵)を招いて、
豊前国上野に登り窯を築く
「上野古窯」
皿山窯(本窯)、釜の口窯、岩谷窯(唐人窯)
尊楷は細川家の国替えに従い熊本へ移るものの、
子の十時孫左衛門らが上野に留まり
次の藩主・小笠原家のもとで窯は継承される

八代焼ヤツシロヤキ(高田焼)は
熊本県の焼物
寛永10年1633、
細川忠興が
息子忠利の肥後熊本転封に伴い
肥後国八代城に入るに従い
上野喜蔵も長男の忠兵衛とともに
八代郡高田郷
に移って窯を築いた。
これが高田焼の始まり
その後は代々
熊本藩の御用窯として保護された。


小代焼ショウダイヤキは
熊本県の焼物
寛永9年に豊前から転封された
細川忠利が
陶工の牝小路家初代源七、
葛城家初代八左衛門を従え、
藩主の命によって
焼き物を焼かせたのが始まり。

と調べたが
難しい

写真は雨後の青梅街道
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半夏生

2019-06-23 23:36:43 | 植物・茶花
二十四節気以外に
雑節というのがある

雑節は
農業において必要な季節の
移り変わりの目安としたもので
・節分
・八十八夜
・入梅
・半夏生
・二百十日
・土用
・彼岸など

半夏生ハンゲショウは雑節の1つで、
半夏ハンゲ(烏柄杓)という薬草が生える頃。
一説に、ハンゲショウ(カタシログサ)という
草の葉が名前の通り半分白くなって
化粧しているようになる頃とも。
様々な地方名があり、
ハゲ、ハンデ、ハゲン、ハゲッショウなどと呼ばれる。

七十二候の1つ「半夏生」(はんげしょうず)から
作られた暦日で、
かつては夏至から数えて11日目としていたが、
現在では天球上の黄経100度の点を
太陽が通過する日となっている。
毎年7月2日頃にあたる。
この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)と言い、
大雨になることが多い。
地域によっては「半夏水」(はんげみず)とも言う。
(ウィキペディアヨリ)

写真は
昨日の三友之式にての
半夏生とシモツケ

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三友之式の順

2019-06-22 23:02:12 | 紫廼茶話会
今日は夏至
一年で昼が一番長い日
旧暦では五月だとか
静岡県では冬瓜を食べるそうだ

紫兎先生の七事式のお稽古
掛け物は
冷泉為綱の歌切れ
六歌仙の在原業平の和歌


三友之式
茶通箱付花月
平花月

三友之式の順の私のメモ

席入し
花台持入・迎え付
花寄せの後
聞香と菓子付花月
薄茶四服

花寄せは正客から順にして
亭主は最後に花いけて
花台持ち立つ時に
ふくさつけて腰
聞香は香盆に折据乗せ
月花名乗る
お香そのままで床に飾ると
客は四畳半
正客は折据右手
亭主は菓子器 運び
茶碗置き合わせ
花が点前
四服目は角掛け四客は茶碗出す横

写真は森八の葛きり
美味
爽快だ
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みじか夜や

2019-06-22 01:50:16 | 村雨庵 稽古 
みじか夜や毛むしの上に露の玉 蕪村

午前十時 内科へ
前回の血液検査
コレステロール値が高い
中性脂肪はセーフ
先生に
薬をちゃんと飲んでくださいね
と言われた

次は眼医者
窓口に
午前の診察受付は11時までとある
その時11時20分
遅かったのだが
初めてではないので
看ていただける事になった

泪が常にたまっているので
目尻がヒリヒリ痛いと言うと
最初に視力眼圧など検査をして
最後に先生から
結膜が炎症して腫れているから
泪が流れにくく貯まるのでしょう
とのこと
薬局で 目薬と塗り薬を貰った

歩いて今度は整形外科
いつものリハビリを順に受ける
クラッシックバレエをしていると聞いていた
アルバイトの若いスタッフの人に
日曜日に舞台に立ったのと
報告すると
気分良かったでしょう
やめられなくなるわよ
プライスレスの喜びですもの 
と目を輝かせた

そうかもね

午後は泌尿器科へ
半年に一度の検査
結果は無事だった
今年の八月で術後五年
もう来なくてもよいけど と先生
いや半年に一度のまた来ますので
お願いしますと
十二月の予約をした

どの病院でも特に悪い事は言われず
万々歳

夜には七ちゃんがお稽古に来て
茶事の準備
七ちゃんの茶事も
屹度プライスレスの経験
のはずだ
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雨中瞿麦

2019-06-20 23:38:17 | 村雨庵 稽古 
瞿麦
この漢字をなんと読むかな

今日は村雨庵の木曜稽古

読みの勉強にと
短冊を出しておいたが
手元に置いたままで
お弟子様に見せるのを忘れた

お弟子様
写真を見て
高畠式部の短歌を読んでみよう
私の読みは下にある



題は
雨中瞿麦

雨中ナデシコ
打ち見れば
振り分け髪に
なりにけり
雨のあしたの
ナデシコの花
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放下着

2019-06-19 23:43:01 | 村雨庵 稽古 
今日は水曜稽古

掛けものは
芳賀幸四郎の一行物
「放下着」

放下着とは
ホウゲジャク
goo辞書
デジタル大辞泉
1 仏語。禅宗で、一切の執着を捨て去ること。
だそうだ
欲や執着を捨て無一物になること
誰もが
修行すればその境地になるかも知れないが
まず私には無理だ


すごく前だ
三十代だった
外苑前の梅窓院にて
芳賀幸四郎先生の禅語の講義が
月に一度あり
何年か通った

先生の書き下ろしの一行を
譲って頂ける時があった
表装や
箱も作る事も可能だったが
経済的理由で私は本紙のみ頂き
少ししてのちに
書道用具屋さんで安い表装をした
今日掛けると
ちょっと
反っている


芳賀 幸四郎
はが こうしろう
1908年1月25日 - 1996年8月6日、
日本史学者。
東京教育大学名誉教授。
東山文化研究の第一人者。
禅を極め、
臨済宗妙心寺派系の法を嗣ぐ老師。
如々庵(にょにょあん)
洞然(とうねん)。
自ら一行物の墨蹟を数多く残すとともに、
老師として禅語の解説書も著わす。
(ウィキペディアヨリ)

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四ひらの露に

2019-06-18 23:27:46 | 短歌・俳句の事
俊成
夏もなほ心はつきぬ紫陽花の
四ひらの露に月もすみけり

藤原 俊成
(ふじわら の としなり)
平安後期から鎌倉初期の公家・歌人。
藤原北家御子左流、
権中納言・藤原俊忠の子。
はじめ勧修寺流・藤原顕頼の猶子となり
顕広(あきひろ)を名乗ったが、
後に実家の御子左家に戻り、
俊成と改名した。
法名は釈阿。
最終官位は正三位・皇太后宮大夫。
『千載和歌集』の撰者として知られる。
(ウィキペディアヨリ)


今日は紫兎先生の
奥伝のお稽古
谷文晁の山水
蓮月の掛けもの
本席は蕪村

夜22:22 地震があった
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梅雨の月

2019-06-17 23:09:49 | 短歌・俳句の事
昨日の疲れが取り切れず
ずっとごろ寝ていた
今日しなければならぬことも無く
気持ちの良い風が吹いている

梅雨の月閉めわすれたる窓にかな 万太郎

久保田万太郎
劇作家・演出家・小説家・俳人。
東京生。慶大卒。
三田派の代表作家として、創作・戯曲に筆をふるった。
小説に『末枯』『春泥』、
戯曲に『心ごころ』等がある。
文化勲章受章。
昭和38年(1963)歿、73才。
(美術人名辞典の解説)

今日は満月
六月の満月をアメリカでは
ストロベリームーンと言うそうな

満月の写真はない
電車から撮った昨日の空だ
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謡の発表会

2019-06-16 23:04:40 | 能・謡
今日はお謡社中の
おさらい会
発表会
というのか分からないが
初めての舞台だ

二十代から三十代の頃
国立能楽堂に毎月のように
月例能を観に行った
能が何か
なにが面白いかも
わからず
理屈より感情で
気に入っていた

能は
謡と仕舞
お囃子の能管と鼓
興味はあったが習うには縁がなく
経済的にも
時間的にも敷居が高く
雲の上

それが
三年前の三月から
トントン拍子に
謡を習う事が出来
若き日の願いが叶った
その
初めての発表会

十時開演である
私のだしものは「東北」
出番は二番目ととても早い
知人友人をお誘いすると
十名近くの方々が
お越し下さる
従姉と妹はサクラとして
ほんとに私の出し物だけで
すぐ帰り
ヨックモックでケーキを食べたとか
あとで聞いた
皆様方はそれぞれ
暫くご覧のあと
お帰りになられた
舞台では六時頃まで休みなく
素謡と仕舞が舞われる
その体力にも驚いた

初め尽くしも
今回いろいろ様子がわかった
また機会があれば
もっと皆様にお越し頂けるように
お声を掛けようと
思う

謡と仕舞
シテは生徒でも
ワキは教授の先生方
地謡はプロの能楽師ゆえ
想像以上に素晴らしく
兎に角カッコイイ

茶道と能は室町時代に始まる
共通の文化
共通の美意識がある
会に出て
それを感じ
あらためて謡の稽古を楽しむ気分が湧く
舞台観覧の事
有難く感謝申し上げ
奉り候


写真は
今日一日撮る間も無くて
駅での電車をパチリ
ああ取り敢えず
会は終わったから
のんびり出来るぞ
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