村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

永井画廊の天目茶碗

2018-02-28 23:42:07 | 茶事 茶会 
お昼をちょっと取ってきますと
永井龍之介氏は席を外され
しばらくすると
さっきまでの背広姿が
なんと
着物に袴に変身
男子の和服
すこぶる好ましく
永井さんお似合いでした


今日は永井画廊

フランス人間国宝展
第1弾は3月3日(土)まで
第2弾3月26日(月)から4月7日(土)まで
開催

期間中2月28日と
3月31日の二回呈茶があり
その一回目
ブログをご覧になり
お越し頂いた方々もいらして
有難く嬉しい

次回も重ねてお越しのほど
お待ち申し上げます



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老子の軸

2018-02-27 23:58:39 | 紫廼茶話会
上善は水の若ゴトし

今日は紫兎先生のお稽古
寄付は与謝野晶子の短歌
やさしい小さめの文字で
ふわふわ書いてある
本席は仙厓義梵センガイギボンの老子

老子ロウシとは
ブリタニカ国際大百科事典
小項目事典の解説には

老子
ろうし
中国,周の思想家,
ならびにその著述とされる著書名。
姓は李。名は耳。
字はたん,老たんとも呼ばれる。
楚の苦県 (河南省鹿邑県) の生れで,
周王室の守蔵室吏をしていたとき,
孔子に礼の道を教えたこともあるが,
やがて国境を出て西方へ去った。
その関所で尹喜の求めに応じて
『道徳経』 (2巻,通常『老子』という)
を著わした。
これが道家思想の創立となったとされている。
しかしこの伝記には疑問が多く,云々・・・後略



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青磁の勉強

2018-02-26 23:54:31 | お勉強
隅々に残る寒さやうめの花 蕪村

朝は寒かった
今日はやきもの研究会

今月は青磁
古越州
珠光青磁
越州窯
耀州窯
人形手
郊壇官窯
汝官窯
南宋官窯
砧青磁
天竜寺青磁
七官青磁
今日は唐物
中国の青磁だけ勉強


帰りは昨日もご一緒だった松籟庵様と
荻窪ルミネのスペイン料理へ
ランチを頼んだところ
写真の長皿に色々盛り付けてある
後からスイーツと珈琲が来るのだが
足りないかも
今のうちに何か頼もうとすると
もう一皿小さめだが
サフランで染めたパエリアが運ばれてきた
これがあれば大丈夫
お腹も満足
でもまだ夕御飯の時間ではないから
また夜は夜で食べるはず
だから今日は四食
痩せるわけない



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初午茶会

2018-02-25 23:06:02 | 茶事 茶会 
今日は
茶道具商やましたの
初午茶会へ
松籟庵様とふたりで参加した

茶会は三日間ひらかれ
今日は最後の日だとか
和んだ雰囲気がある
受付は地下である
荷物を預けると
二階の寄付へ

掛物は
大徳寺273世大心義統の梅画賛
本席は 六閑斎の一行
花入は 竹丸太船に
雪柳と王冠という銘の椿
後ほど
その開いた花をみせて頂いたが
まさに冠
冬季オリンピックの賞の冠からだとか



香合は 祥瑞

主菓子は一幸庵製のうぐいす餅
茶入は 唐物
仕服は四つ持っている
茶杓は宗旦四天王のひとり杉木普斎
茶碗 黒楽 宗入
替えは御本
続き薄茶ゆえ
続いて煙草盆と干菓子が運ばられる
干菓子は狐面とねじ棒
薄器は鈴蒔絵 尼宗哲
茶碗は 左入の窯での
大心手造りの赤楽
そのあとは
三友居の点心

わりと気楽で
かつ知らない事を勉強もして
菓子も点心も満足する
帰りは四谷でケーキと紅茶
これぞ 佳き日



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紅梅や

2018-02-24 23:00:54 | 紫廼茶話会
紅梅や式部納言の話聲ハナシゴエ 子規

式部納言のとあるのは
紫式部
清少納言のことか


今日は紫兎先生の七事式の稽古
いつも花を持ってきてくれる草苑さんは
紅梅と白梅を切ってきた
梅の蕾はまんまるで可愛らしい
紅梅の蕾は色濃く
花になるとピンク色になるようだ

今日の稽古は
茶通箱付花月を二回
それと菓子付花月
茶通箱付花月は
濱本宗俊の花月風雅集に出ているので
それで予習
帰ったら復習しよう


写真は庭の貝母
蕾を抱いているようで
葉の先が膨らんでいる
楽しみだ


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書院の雨戸

2018-02-23 23:56:44 | 短歌・俳句の事
うぐひすや
書院の雨戸
走る音 

嵐雪


重たい戸をあけるのだから
それなりの音がするだろう
まして庶民の家には
書院はないだろうし
書院なら何枚もあるはず
建て付けも悪ければ
走るとは言えない
敷居を気持ち良く滑るから
走るというのだろう

春の朝の
雨戸をあける音は
近隣にも聞こえ
重ねて
鴬の鳴く音色も
空に響く


わが家には
もちろん書院はないが
毎日
雨戸はあける
鴬の音は
最近はとんと聞かない
来ると
良いのだけれど



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春雨ぞ降る

2018-02-22 23:18:05 | 村雨庵 稽古 
つくづくと
濡れそふ袖に
驚けば
降るとも見えで
春雨ぞ降る
藤原俊成

小雨が時たま降る
冷たい雨だ
庭の兎も春雨に濡れている

今日は木曜稽古
夕方四時からのお稽古があるから
3時から炉を清め種火をおこす
種火がおきたら炉にくべて
炭をつぎ釜をかける
掃除機をかけて畳を拭く
襖を閉め暖ためておこう


越ちゃんは大炉の薄茶
ナナちゃんは本勝手の濃茶
森金さんは大炉初炭と
大炉後炭
本勝手で茶通箱
来週は都合でお休み
大炉は今日でおしまい
また来年



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春の夜の月 おぼろ月

2018-02-21 23:59:58 | 村雨庵 稽古 
雲ならで
おぼろなりとも
見ゆるかな
霞かかれる
春の夜の月
西行

今日は水曜稽古
東京道場のゼミナールに
参加しているお弟子様が三名いる
二月のゼミ参加が今週終わったばかり
三名とも曜日が違うので
勉強したこと
疑問点などを
話してくれる
普段の稽古ではスルーすることも
違う場所で聞くと
案外それがすんなりと
心に届くこともあるようで
それぞれに会得したことがあるようだ

茶事百会おぼろ月とか
花月百回おぼろ月という
普段の稽古も同じように
くっきりはっきり
煌々たる満月などには
そうそう見えるものではないだろう
いろいろ出掛けて勉強し
大いに刺激を受け
一つでも会得する
その為に良い機会だ
頑張って早起きしよう

お弟子様には偉そうに言いたいが
言えなかった
ここに書いておこう


写真は京都みすや針店の
ミニ裁縫箱
旅行の時は必ず持っていく



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鑑定団に出演していた永井龍之介氏の永井画廊

2018-02-20 23:04:01 | 茶道具、古美術、骨董
かつて鑑定団に出演していた
永井龍之介氏の
銀座永井画廊にて
呈茶をいたします

2月28日(水)と
3月31日(土)に
銀座の画廊にて天目茶碗とお茶一服
どうぞお越しくださいませ


昨年
9月12日から11月26日の間
上野の東京国立博物館の表慶館にて
フランス人間国宝展が展覧されました
その時のフランス人間国宝
ジャン・ジレル氏の天目茶碗を
銀座の永井画廊にて展示販売されます

その期間は
2月21日㈬から3月3日㈯
3月28日㈬から4月7日㈯

期間中 呈茶をします 

2/28㈬ 13時から16時
3/31㈯ 13時から16時

永井画廊中央区銀座8-6-25
河北新報ビル5階
03-5545-5160
資生堂の花椿通りと並木通りの
交差する角のビル5階

以上です
宜しくお願い致します 


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猫柳ものをおもへば

2018-02-19 23:32:52 | お勉強
昨日急に
スマホが動かなくなった
画面が真っ黒になって
固まった
再起動も出来ない
何をしても動かない

メールも読めないし
目覚ましも使えない
ブログもかけない
住所録もみれないから
手紙も書けない
何よりも短歌を12首作ってあったのだが
それがないと
また一から作らないとならない
困った

今日は月に一度の茶の稽古
二月は大炉だがそれを止め
台子奥伝の稽古をする
ラッシュに合いたくないので
朝六時半には駅にいた
それでも
電車には座れないが
押されたり揉まれないだけよい
先方は10時始まり
一時間ほど喫茶店で待ち
支度もあるので8時半に着く

奥伝なので
会員はみな紋付の色無地
心地よい緊張感に浸りつ
集中

真のときの花入は
白磁や青磁又は胡銅
敷板は矢筈板
花入は下座におく
しかし真の時のみ
床の間の真ん中に置く
横物の軸であれば
その下真ん中に置き
竪物であれば下座に置く

花入は下座
ではどこが下座か
茶室のどの場所に床の間があっても
下座は
茶道口が一番の下座である

そこに注目すると
自ずから花入を置く場所が決まる


稽古帰りにドコモショップへ寄ると
すぐ再起動して
普通に動き出した
前の機種は電源ボタンを長押しすればできたが
今度のは電源とボリュームボタンを
ふたつ同時に長押しするらしい
知ればなんということ無いが
動かないのは
不安のかたまり
スマホ依存症だ
これでやり方がわかったから
携帯がまた固まっても
大丈夫
安心


今日の花入は
唐金の鶴首に
花は
椿と猫柳


北原白秋

猫柳ものをおもへば猫の毛を
なづるここちに
よき風も吹く



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春霞

2018-02-18 08:11:55 | Weblog
藻塩焼く
浦のあたりは
たちのかで
煙立ちそふ
春霞かな 西行

書きながら
眠ってしまった



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眠れねば香きく

2018-02-16 23:14:52 | Weblog
眠れねば香きく風の二月かな 水巴

二月も半ばを過ぎた
昼間が伸びて
日暮れの時間が少しずつ遅いのは
嬉しい

今日は茶事に行く予定だったが
私の体調がいまいち
調子が出ない
せっかくの茶事であるから今回は
想望庵様に代わりをお願いした

茶事は正午茶事
それも香をきく茶事だ
始めに伽羅を聞いて
優雅に茶事を満喫されたよし
まだまだ色々な茶事があるのだろう
奥が深いからこそ
楽しみが尽きない

写真は今日
宅配便でジュースと果物が届いた
ちょうど食べてしまって
ミカンも何も無いところだったから
これぞ有難いが
それにしても
苺 多すぎ


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春をまつ

2018-02-15 23:36:36 | 村雨庵 稽古 
地の底に在るもろもろや春を待つ たかし

たかしとは
松本 たかし
1906- 1956
東京都出身の俳人。
本名は松本孝。
能楽師の家に生まれ能を志したが、
病のために断念、
高浜虚子に師事し
俳句に専心した。
俳誌「笛」を創刊・主宰。
芸術性の高い高雅な句を作り、
「ホトトギス」では川端茅舎、
中村草田男らと並び称された。
(ウィキペディアより)



今日は木曜稽古
午前中は銀行へ用事がある
予約は九時半
時間になるまで
駅の近くの喫茶店でモーニングを食べた

お稽古は午後からで
サカチカさんと
ケンケン
夜六時過ぎると
森金さんと七ちゃんが来た

七ちゃんは今日から濃茶点前
若いと吸収が早い
稽古ごとなどはなるべく早く始めるにしくはない
若いうちに色々興味のあるものを
かじっておいて
その中から
一生続けられるものを見つけられたら
幸せだ

写真は
火曜日の紫兎先生の茶会の
主菓子

銘は「花椿」
赤坂塩野製である
菓子器は梅形白磁鉢
とても大きい鉢だ
大磯の
川瀬竹志造



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椿にメジロ

2018-02-14 23:55:02 | 村雨庵 稽古 
寒き夜や我身をわれが不寝番 一茶


今日は
村雨庵の水曜稽古
座っている後ろの障子を開けると
ガラス窓があり
わが狭い庭が見える

その庭の白玉椿の枝が
さわさわ揺れたらしく
鳥がいますと
お弟子様が教えてくれた
見ると
小さな鳥が花をついばんで
チョンチョン枝をわたる
メジロだ

メジロは
全長約12 cm、
スズメよりも小さく可愛い
羽を広げると約18 cm
緑がかった背と暗褐色の羽
雌雄同色
目の周りの白い輪が特徴
メジロという名前の由来ともなり
室町時代からメジロの名で知られていると
ウィキペディアにあった

花の蜜を好み
梅や椿の蜜を吸いにやってくる
鶯も同じように
花の蜜を吸いに来るが
メジロは警戒心があまく
人影を見てもすぐには逃げない
綺麗な緑色の羽をふるわせ
別の花の蜜に移った
いいね
見ていると
ほっこりするね






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紫廼茶話会 梅の茶会

2018-02-13 23:37:57 | 紫廼茶話会
風は寒いが空は青い
晴天だ
今日は紫兎先生のお宅で
紫廼茶話会の茶会を開催する
午前10時半からと
午後12時45分からの
二席
濃茶と薄茶におしのぎ

寄付は
池田孤邨の紅白梅図

池田 孤邨イケダコソンは
1803 - 1868
江戸時代後期の江戸琳派の絵師
酒井抱一の弟子

待合は
佐藤春夫サトウハルオ
(1892~1964)
詩人・小説家。和歌山県生まれ。

本席は
沢庵筆
梅花の和歌三首

澤庵 宗彭タクアンソウホウ
大徳寺154世
安土桃山から江戸前期の臨済宗の僧

親しい友人達とそのご友人
お客様は23名様
皆様の懐かしいお顔を拝見すると
嬉しい


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