村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

寒き都

2015-01-31 22:54:35 | 紫廼茶話会
水仙や寒き都のこゝかしこ 蕪村


今日も寒い

月に一度の七事式の稽古
台子にての稽古

島台で濃茶を頂戴する
そのあと雪月花
そのあと員茶

明日から二月
節分
立春
いよいよ春が来る 





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つらゆき

2015-01-30 23:30:44 | 三十六歌仙
さくら散る 木の下風は 寒からで 空に知られぬ 雪ぞ降りける 紀貫之


雪が降った
少しだが出光に行く予定をとりやめた
転んでもいけないからというのが理由だ
雪が降っているせいか
昼間でも眠い 
何も考えず ただただ眠った
雪の日は 眠くなる




紀貫之 きのつらゆき

貞観8年(866年)または貞観14年(872年)頃?
天慶8年5月18日(945年6月30日)?
主君 醍醐天皇 → 朱雀天皇
紀 貫之(き の つらゆき)は、平安時代前期の歌人。
『古今和歌集』の選者のひとり。
また三十六歌仙のひとりでもある。
紀友則は従兄弟にあたる。

紀望行の子。
幼名を「内教坊の阿古久曽(あこくそ)」と称したという。
貫之の母が内教坊出身の女子だったので、
貫之もこのように称したのではないかといわれる。

延喜5年(905年)、
醍醐天皇の命により初の勅撰和歌集である『古今和歌集』を
紀友則・壬生忠岑・凡河内躬恒と共に編纂し、
仮名による序文である仮名序を執筆した。
(真名序を執筆したのは紀淑望)
「やまとうたは人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける」
で始まるこの仮名序は
後代の文学に大きな影響を与えた。
また『小倉百人一首』にも和歌が収録されている。
理知的分析的歌風を特徴とし、家集『貫之集』を自撰した。


日本文学史上において、少なくとも
歌人として最大の敬意を払われてきた人物である。
種々の点でその実例が挙げられるが、
勅撰歌人としては『古今和歌集』(101首)以下の
勅撰和歌集に435首の和歌が入集しているのは
他の歌人に比べて最高数であり、
三代集時代の絶対的権威者であったといえる。

散文作品としては『土佐日記』がある。
日本の日記文学で完本として
伝存するものとしては最古のものであり、
その後の仮名日記文学や随筆、
女流文学の発達に大きな影響を与えた。
《ウィキペディアより》



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大炉

2015-01-29 23:46:07 | 村雨庵 稽古 
昨日の稽古から
大炉を開いた
五徳を鬼爪にし
玄々斎好みの雪輪瓦を入れる
初炭の時に
雪輪瓦の向うの湿し灰に灰匙をさしておく
以前は白楽の灰匙をつかっていたが
楽の灰匙は折れやすい
すぐ壊れてしまった
それからの稽古は
利休好み桑柄を使っていたが
灰の中にあった部分の色が変質した
普通の点前でも
灰器の中に灰匙を長く置いてはいけないとよく言う
金属のものは湿気を嫌う
使い終わったらすぐ灰から取り出し
綺麗に清めるように
気をつけよう


毎週水曜日と木曜日が稽古
次回は来月4日と5日だとすると
節分の取り合わせを
今週しなければ来年になってしまう
古い升を菓子器にし
節分の蒔絵の棗
そうだ
いつも使うお福さんの茶碗を出すのを忘れた
来年だ
というと
鬼が笑う
だろう



節分や鬼もくすしも草の戸に 虚子
虚子は高浜虚子たかはまきょし
(1874~1959) 俳人・小説家。
松山生まれ。本名,清。正岡子規に師事。
「ホトトギス」を主宰,
客観写生・花鳥諷詠を主張し,
俳句の普及と後輩の育成に努めた。
写生文・小説もよくし,
「鶏頭」「俳諧師」「柿二つ」などの創作がある。
句集「五百句」など。
《三省堂大辞林より》



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梅の画

2015-01-28 23:50:59 | 村雨庵 稽古 
水曜稽古だが寒い

今日から大炉を開いた
大炉は炭手前が眼目
逆勝手の点前も
頭の体操
体の体操で
寒さを忘れるのだ


写真は
明堂筆の梅の図

明堂宗宣ミョウドウソウセン
江戸後期の臨済宗の僧。
大徳寺四百二十九世。丹波生。
明堂は道号、宗宣は諱、舂米子・返照山人と号する。
森川曽文に学び、卓抜した画技で知られる。
墨竹を得意とする。
天保8年(1837)寂、70才。
《美術人名辞典より》



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早春

2015-01-28 00:01:17 | 紫廼茶話会
今年初めての茶の稽古
寄付は清少納言 
簾を掲げている姿
香炉峰の雪だ

待合は便面に蓮月の歌

本席は和漢朗詠集の早春


岩注ぐ イワソソグ 
垂冰の上の タルヒノウエノ  
小蕨の サワラビノ 
萌出る モエイズル
春に 
成にける哉 

志貴皇子


山風に 溶る冰の 隙間每に 
打出る波や 春の初花


日差しがあかるい
一日一日と日が伸びていく
嬉しい気分だ






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松竹梅

2015-01-27 00:09:20 | 羊遊会
昨日のひつじの茶会の干菓子
末富の干支のふのやき
それとひつじの姉さまの
自家製のすり琥珀
松竹梅

たくさん頂戴しても許されそうだ


松竹梅は

ウナギ屋で待たされたので

まつだけうめえ
松 竹 梅
としゃれたりしたそうな


梅に鶯
松に鶴
竹に月

の歌詞が入っている
地歌・箏曲があるそうだ





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松無古今色

2015-01-25 23:34:23 | 羊遊会
羊遊会の初釜
松に古今の色無し
竹に上下の節有り

対句になっている
一座建立と主賓歴然
禅や茶には
それが同時にあるようだ



筆者は朝比奈宗源老師

朝比奈宗源アサヒナソウゲン

臨済宗の僧。
円覚寺派管長。静岡県生。
日大宗教専門部卒。
京都妙心寺、鎌倉円覚寺で修行。
駒沢大教授。
『碧巌録訳註』『臨済録訳註』等の著がある。
昭和54年(1979)寂、88才。
《コトバンクより》

ドラマの水戸黄門や大岡越前の題字を書かれた






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ホウボウ

2015-01-24 23:24:56 | 懐石・料理
寒月や喰つきさうな鬼瓦 一茶


今日も昨日に引き続き 
懐石料理教室

写真の魚はホウボウ
正面から見ると可愛らしい顔をしている
刺身も美味だった


ホウボウ(魴鯡)
ホウボウとは

●カサゴ目ホウボウ科ホウボウ属

ホウボウホウボウは非常に綺麗な色合いをしています。
北海道南部以南から黄海、
東シナ海、南シナ海まで分布し、
水深100-200mほどの砂泥底に多く、
更に深いところでも獲れます。
また、胸のひれが羽のように大きく、
胴体と全く違う色をしているのも特徴的です。
胸びれには柔らかい3本の
脚の様に見える鰭が発達した物が付いていて、
これを脚のように動かして
海底を歩く事でも知られています。
地方によって、
「カナガシラ」、
「コトヒキ」や「ギス」、「キミウオ」などとも呼ばれている。
《旬の食材百科より》 





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鴨の治部煮

2015-01-24 00:26:48 | 懐石・料理
我が家にて
懐石料理教室
半年ぶり
10時集まりだが
おしゃべりが楽しいせいか
料理を始めたのは12時になってしまった


向付と蕪蒸し 
下ろしたホウボウの潮汁

写真は
海老芋と鴨の治部煮
と春菊

鴨は薄く切り
脂と肉の境に包丁の角で切れ目を入れておく
網で焼き余分な脂を落とす
刷毛で片栗粉をつけ
煮汁で少し煮る

煮汁
出し150cc
砂糖と醤油
各大さじ2.1/2
酒大さじ2

器は茶事では使わない金彩染付
貞山と裏にある

さあ茶事の残りの唐墨がある
八海山で
乾杯だ







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雪の竹

2015-01-22 22:55:37 | 茶の事
愚に耐よと窓を暗す雪の竹 蕪村


写真は昨日の待合
雪が降ったので 変えた

雨の支度をして
月に一度の茶の稽古
初釜
晴れ着姿で記念写真

こうして初釜に参加できること
今更ながらに嬉しい






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雪のうた

2015-01-21 23:58:05 | 村雨庵 稽古 
雪のうた詠みたるうちに 
     胤明
  
紅に朝日匂へる
富士の嶺ネを
軒端ノキバの雪に
続きてぞ見る 胤明タネアキ


朝 雪が降っている
今日は水曜稽古
雪に関わるものをかけよう

朝日 
紅 
富士 
雪 
とあれば

正月に相応しい


筆者は
千葉胤明チバタネアキ

歌人。御歌所寄人。佐賀県生。
父は桂園派歌人の千葉元祐。
高崎正風に歌を学ぶ。
明治25年御歌所に入り、
同40年寄人となる。
『明治天皇御集』編纂委員。
芸術院会員。昭和28年(1953)歿、89才。
《ウィキペディアより》





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大寒

2015-01-20 23:35:50 | 懐石・料理
大寒や羊羹残る皿の底 龍之介

今日は大寒
寒稽古
寒卵
大寒卵もあるようだ

半年ぶりに料理に行く
専門家に研いでもらった包丁が
よく切れるのなんのって怖いほどだ

先生も生徒の皆さんも変わっていない
安心した

料理は立ち仕事である
去年は7月まで通っていたが
30分立っていると
足が疲れてしまい
座らずにはいられなかったのに
今日は三時間以上立ち続けていても
一度も座りたいとも思わなかった
それほど以前は
体が大変だったようだ
そんな日も
過ぎてしまえば
その記憶も遠くになる

元気でいれば
何でも出来る


お料理が完成した頃に一人生徒が来た
いざとなったら
この手もある
元気でないなら
食べるだけでも良しとして
懐石料理も再開

写真は
神田駅のホーム
東北新幹線がビューと通り過ぎた
速い



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茶事のあとさき

2015-01-20 00:22:13 | Weblog
写真は茶事にて使った
煮物椀の器
蓋の甲に富士と松
蓋裏に鶴
身に松の金蒔絵
大した器ではないが
正月らしいものをと選んだ

茶事が終えると
水屋一同は
濃茶と薄茶を二服のみ
茶事の余韻を味わう
独坐観念 
昨日は四人
この時間がとても良い
さあ始めますか 
と声がかかれば
サッと
それぞれがそれぞれ仕事を探すしてこなす
釜を上げる
火を取る
茶を片付ける
軸を巻く
菓子をまとめる
道具の箱を取り出し
仕舞える物はしまう
乾かさないとしまえないものは所定の場所に干す
隠してあった日常の雑多なもの
紙袋の束や座布団の山
大きな座卓
畳んだ簾や
六枚の毛氈に待合の敷物

部屋の半分は
それらですぐ埋まった
あっという間に
非日常が日常へと戻る


茶事のあとさきにする事の数々
それも楽しいと
思って 
欲しいなあ

明日は大寒


乾鮭も空也の痩も寒の内  芭蕉





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村雨庵月次茶会

2015-01-18 21:53:09 | 村雨庵 茶事茶会
写真は茶事と茶会の干菓子
二つ目の干菓子として使った

京都 二條若狭屋の
迎春菓子『絵馬初詣』

菓子部製だけでは
面白くない
他のお菓子も食べてみたい

暮れに京都へ電話をして取り寄せた

瓦煎餅みたいな物かと思ったが
実物は思ったよりも
大きくボリュームがある

御正客様の干支を伺うと
羊歳
今日昨日と亭主の森金さんも羊歳
そういえば昨日の御正客様も羊歳

偶然が 面白い

今日も楽しかった
何となく今年は
いや今年も
面白い楽しい年に しよう



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羊歳の新春茶事

2015-01-17 22:52:46 | 村雨庵 茶事茶会
茶席でのお話しが愉しそうである
水屋で何度となく興味津々
ダンボ耳になったが
今日は半東がいない
亭主と水屋が3名
足りない分は
私目が走り回るしかない
疲れた 
が動けることは
元気になりつつある証拠だ

正客は古くからの友人
茶は表千家
年齢は八歳お姉さま
茶のこと
茶道具の事は
実によくご存じ
今日もいくつか勉強になった事がある
得した感じ
何流でも茶の湯は同じ
多少手続きが違うだけで
もてなすことには
変わりはないと思う

亭主は
森金さんだ
お客様達のおはなしが
お茶以外のお話しをなさらない
それがとても心地よく
素晴らしいと
感激していた

写真は
一の字最中とスリ琥珀の梅
州浜の松葉
村雨庵菓子部製だ



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