村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

四条五条の橋の下

2024-04-02 20:42:37 | Weblog

春水や四条五条の橋の下 蕪村

今日は読売カルチャー

高山右近
タカヤマウコン
安土桃山時代の武将。
キリシタン大名。
名は長房、重友、友祥(ともなが)。
右近は呼び名。
洗礼名ジュスト。
織田信長、豊臣秀吉の臣として戦功があり、
高槻・明石に封じられた。
禁教後マニラに追放され客死。
茶人としてもすぐれ、
利休門下七哲の一人。
天文二一~元和元年(1552~1615)

  キリシタン大名とは
室町から江戸にかけ、
当時のカトリックの教徒となった大名。
九州の大友宗麟、大村純忠、有馬晴信、
近畿の高山右近、小西行長等がいる

  利休七哲と
前田利長(加賀の肥前)、
蒲生氏郷、
細川忠興(三斎)、
古田織部、
牧村兵部、
高山南坊(右近)、
芝山監物の七人

これは千宗旦(利休の孫)が話したもの。
その後、七人のうち前田利長を外し、
瀬田掃部に入替えられている。

写真の椿は
羽衣

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水もぬるみけり

2024-03-30 21:09:25 | Weblog

鷺烏雀の水もぬるみけり 一茶

さぎカラス
すずめの水も…
大自然の水辺の風景

今日は一気に春めいてきた
庭の椿も満開

写真はおともだちから
玄関ドアに掛けてあります
とメールのあった
銀閣寺のお菓子

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春寒や道ほそぼそと

2024-03-26 21:29:02 | Weblog

春寒や道ほそぼそと阿弥陀堂 青畝

青畝

今日は天気が悪い
お弟子様達は根津美術館での茶会へ
朝から雨だ
着物で出かけるのは大変だろう
根津美術館の茶室は
庭に点在している
飛び石や石の階段
草履での異動は足元が不安定
私のような足弱は危険でもある
転んで怪我でもしたら大変
元気なときに行くべきだろう

昨日の夜のこと
スマホに充電をしようと口金をセットすると
画面に緊急メッセージ
水気があるからダメですダメです
乾いてからにしてください
というようなのが出た

そういえば
スマホに珈琲を掛けてしまった
よく拭いたつもりだが
取りきれてなかったのだろう
自然乾燥
とのことで
しばし触れない

壊れてしまうかも
電池もゼロだし
もうこのスマホを使えないかも

調べたいこともあったし
友人に連絡も取りたかった
寝るときの睡眠導入のユーチューブは見れないから
寝付きが悪かった

ストレスで
ドキドキしながら
お昼までそのまま
意を決して充電すると
順調
壊れてなさそう
安心 この年でも
スマホのない生活は考えられない

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昼夜を分つ彼岸哉

2024-03-17 20:53:06 | Weblog

牡丹餅の昼夜を分つ彼岸哉 子規

今日は彼岸の入り
夕方お弟子様の秋さんがケーキを届けてくれた

イチゴと生クリーム
ホワイトチョコレートのバースデーのプレート
細い蝋燭が10本ついている

最近以上に体重が増えたので
少し食べ物に気を付けよう
明日から

今日の夕食はこのケーキ
ホワイトチョコレートのプレートをパクリ
美味しい
ケーキは半分食べた
柔らかいし
思ったより甘くない
美味しい美味しい
もっと食べたいけど
止めておこう
あと餃子で夕ごはん終了
ご馳走様でした

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古短冊

2024-03-12 21:24:05 | Weblog

春は物の句になり易し古短冊 夏目漱石


今日はお弟子様の森金さんの
お茶事
今年の大河ドラマに因んで
源氏香の茶事

今日の水屋は三名
行くときは小雨チラホラ
午後からの天気は春の嵐
強めの風が吹きすぎ
冷たい雨が降る
タクシーを降りたら
一刻も早く家のなかに入りたくなる

写真は今日の花
胡蝶侘助と日向水木

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あしたのはらにあはゆきぞふる

2024-03-08 22:22:41 | Weblog

 源実朝
わかなつむ
ころもでぬれて
かたをかの
あしたのはらに
あはゆきぞふる

今朝4時半 雪が降っていた
昨日は木曜稽古
終わったのは夜9時半過ぎて
ブログは書けなかった

三日前から建仁寺垣を新しくするため
庭師の御兄さん達が仕事にきた
若いしとても感じがいい
あまりに好青年なので
おやつをたくさん用意して
お稽古日にはアイテラ氏にお薄を点てて貰った
初めての御抹茶
「結構なお点前で」なんて言って
感動していた

出来上がりは
真みどりの竹の建仁寺垣
初めは青竹だから緑なのは当たり前だが
変色してからの方が見慣れてる
この青竹もすぐに色が変わってしまうだろうが
しばし緑の垣根を楽しもう

今朝は雪が降った
たいして積もってないが
傾いた灯籠も直ったし
ちょっといい雰囲気

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啓蟄や

2024-03-05 20:11:37 | Weblog

啓蟄や指反りかへる憤怒仏 楸邨

加藤楸邨 カトウシュウソン
俳人。東京生まれ。
東京文理大卒。
水原秋桜子に師事し、
「馬酔木(あしび)」同人として活躍。
昭和一五年(一九四〇)「寒雷」を創刊主宰。
中村草田男、石田波郷とともに「人間探求派」と呼ばれた。
句集に「寒雷」「野哭」など。
明治三八~平成五年(一九〇五‐九三)

今日は啓蟄
読売カルチャーへ
2ヶ月休んでしまった

「秀吉と利休の話し」
秀吉の醍醐の花見
慶長三年三月十五日
1598.4/20
この花見で読まれた短冊は
重要文化財「醍醐花見短冊帖」として
今も醍醐寺の三宝院に保管されている

いつだったか
東京国立博物館の醍醐寺展で
ガラス越しに拝見したことがある
豪華な金箔の下絵に
サラサラと和歌をしたためて
優雅であること
この上なし

招待客は約1,300人。
秀吉は下見のために醍醐寺へ足繁く通い、
殿舎の造営や庭園の改修を指揮し、
醍醐山の山腹にいたるまで、
伽藍全体に700本の桜を植樹した。

場内には
八番の茶屋が設けられ、
茶会や歌会が催されたほか、
湯殿のある茶屋もあった。
参加した女性たちには
2回の衣装替えが命じられ、
一人3着ずつ着物が新調され、
衣装代だけで2015年現在の39億円に相当する金額がかかった。

と、それは知らなかった。

 

写真は春とは思えない景色だ

 

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春の暗示のそことなく

2024-02-10 20:28:44 | Weblog

 北原白秋
猫柳 春の暗示のそことなく
をどる河辺を
泣きてもとほる

「高野切」の高野は
高野山(こうやさん)のこと。
この古筆の一部が一時、高野山にあったことから、
この名がつく

豊臣秀吉が、
比叡山など寺院を焼き討ちしていた時期、
高野山文珠院の高僧の
木喰応其(もくじきおうご)だけは、
秀吉を説き伏せ、
焼き討ちを免れた。
その時、
秀吉から巻9の一部が、
高野山にもたらされたと。
高野切は
905年に編纂された「古今集」を書いたもの。
紀貫之が清書して
醍醐天皇に献上したと言われる
最初の
333古今集20巻(奏覧本)は
12世紀頃までに焼失した。
現存する最古の古今集の写本が高野切。
1049年頃に書かれたと言われてる。
書かせたのは、
藤原道長の子、藤原頼道。

以後、近衛家に代々伝わる。
第1種=藤原行経  
第2種=源兼行  
第3種=藤原公経   

料紙は麻紙(まし)。
すこし卵色がかっていて、
つるつるしてる。
その上から全体に雲母砂子が蒔かれて。
シンプルだが、清楚で上品。
平安貴族達の美意識が
垣間見られる。
麗しい

写真は
黄色いセンリョウ 黄実千両キノミセンリョウ

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白魚や

2024-02-09 22:15:08 | Weblog

白魚や美しき子の触れて見る 漱石

今日は区役所とクリニック
一月から鼻がぐずぐず
目がかゆい
くしゃみをしたら止まらない
花粉症だ
飲む薬、目薬、点鼻薬をもらって帰った

家にお客さんが二人
午前10時にケアマネさん
午後2時に保険屋さん
そのあと
郵便局と魚屋と肉屋に買い物
お茶の用事はないが
その他の事でもけっこう忙しい

写真は
クリニックに飾ってあったミュシャ

アルフォンス・ミュシャ
1860年7月24日 - 1939年7月14日)
チェコ出身でフランスなどで活躍した
グラフィックデザイナー、
イラストレーター、画家

アール・ヌーヴォーを代表する画家で、
多くのポスター、装飾パネル、カレンダー等を制作した。
ミュシャの作品は
星、宝石、花(植物)などの様々な概念を
女性の姿を用いて表現するスタイルと、
華麗な曲線を多用したデザインが特徴である。
イラストレーションとデザインの代表作として
『ジスモンダ』『黄道十二宮』『4芸術』などが、
絵画の代表作として20枚から成る連作
『スラヴ叙事詩』などが挙げられる。

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星みるひとの 眼にも似る

2024-02-08 22:35:32 | Weblog

 宮沢賢治
ひるもなほ 
星みるひとの 
眼にも似る 
さびしきつかれ 
早春のたび

今日は木曜稽古
先週掛けるつもりだったが掛けそびれてしまった
「懸想文売り」

懸想文とは
平安時代から江戸時代にかけて流行った
恋文のこと。

その懸想文を売る人物が
京都 西天王 須賀神社
節分祭にあらわれる

懸想文売りは烏帽子に水管姿で
節分と前日の二日間、
節分祭のときだけあらわれる
今年は
2024年2月2日(金)、
2024年2月3日(土)  
【次回開催予測:2025年2月上旬頃】
京都府京都市左京区聖護院円頓美町1

懸想文を鏡台や箪笥の引出しに
人に知られないように入れておくと、
顔かたちがよくなり
着物がふえて
良縁があるといわれている。

節分の須賀神社
一度行ってみたい
けども

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春立つや

2024-02-04 19:07:22 | Weblog

春立つや六枚屏風六歌仙  虚子

今日は立春
昨日は茶会
駅までをタクシーに乗った
着物を着ていたからか
タクシーの運転手さん
「この前浅草へ行って、昔行った食べ物屋さんに寄ったんです。
その行き帰りやまわりの人、
結構着物を着てるんですよね
観光客や外人など大勢いましたよ」

自分「日本は良いもの沢山ありますからね
みんなに経験してほしいですね。」

タク「そうですね、でもあれだけは
やめてほしいと思いましたよ」

自分「何ですか」

タク「綺麗に皆さん着てるのに、習ってないんですかね、すごい歩き方」
タク「お相撲さんみたいに、ガリまたなんですよ」

自分「はーそうでしたか」

お金を払ってタクシーを降りた
エレベーターまでの数メートル
かつてなく
しずしずと
外股に気をつけて


写真は
昨日の柿伝の煮物椀

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鶯の逢ふて帰るや

2024-01-23 23:56:03 | Weblog

鶯の逢ふて帰るや冬の梅 
          蕪村
今日は渋谷の友人が遊びに見えた
お餅があるから
「お雑煮でも召し上がる」
と聞くと
「いらない」
との返事
暫くしてまた
「お汁粉は」と聞くと
「食べる」と元気な声

ゆで小豆があったので
雪平に水一カップと
お砂糖を加えて煮る
美味しいお餅を焼いて
一緒にちょっと煮る
朱塗の蓋付椀に盛る
小皿に塩気のもの
椎茸の旨煮を添えてお出しした


陶説、12-1
鑑賞陶器の70年が届いた
パラパラ見ていると
知り合いが載っていた
嬉しい
あとで、ゆっくり読もう

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蓬莱に初日

2024-01-08 21:55:14 | Weblog

蓬莱に初日さし込む書院哉 漱石

今日は成人の日
祭日の月曜日
元日に能登半島の地震があったが
色々考えすぎて
大丈夫ですか
無事ですかと聞けなかった
場所の異なる二人に
思いきってメールしたら
その二人とも
何も被害はなかったとのことで
安心した


写真は若い友人が送ってくれた
浜離宮の紅梅

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萬歳に逢ふや嵯峨の町

2024-01-06 20:02:23 | Weblog

きのふ見し萬歳に逢ふや嵯峨の町 蕪村

昔のお正月
それも京都だと
余計に風情がある

今日は土曜日
寒の入りだというのに
何だか暖かい
このチャンスをいかして
片付けをしようかな
家の中に同じものが
あっちにもこっちにもある
筆記用具のあれこれ
筆や硯
ハンカチタオル
茶道具ではない手持ちの
茶道関係の小物の
なんと多いことか
数寄屋袋に入ってると
ずっとそのままだし
香道具に香木類などなども
結構ある
出掛けるときに持っていくハンドバックや
化粧ポーチの類い
あとあと
山ほどのコピーした紙類や
未使用の大学ノートやファイルノートなど
山積みした本など
みたくないものがたくさんある
それらを同じ場所に運んで
分けて それからどうする
というところで
今日は疲れておしまい
座る場所もないくらい広がってるけど
あとは明日考えよう

明日は七草
朝はお粥にしよう
お湯をかけるだけのお粥ね

 

写真は浜離宮の梅だって

 

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初音か な

2024-01-04 20:39:49 | Weblog
鶯の枝ふみはづすはつねかな 蕪村

今日は正月四日
木曜日
元日に能登半島に大きな地震があり
恐かった
凄く長く揺れて
愈々日本沈没かと思い
すっかり力が抜けてしまった
不安を忘れようと早々と寝る

大晦日から三日までは
従姉と共に過ごすのが
なん十年もの恒例となっている
昔は色々出掛けたが
今年はどこへも外出せず
駅伝のテレビを観て
三食をペロッと食べて又
十時と三時は必ずお菓子を
欠かさず食べる
結果は顕著
たっぷり重くなった
ブログは書けなかった

今日は用事があって
友人たちと
渋谷で待ち合わせ
目まぐるしく変ってる渋谷
人を掻き分けながら進むような感じ
ぼーっとしてると
埋もれてしまって
ここがどこか解らなくなる
意識して顔を上げて呼吸しよう
ゆっくりと深く呼吸して
自分の場所を取り戻そう

おのれに言い聞かす
自分は自分
一人では出来ないことも
得意な人を集めて
みんなですれば
叶う

令和六年能登半島地震
大地震と津波に襲われ
被災された皆様、
心よりお見舞申し上げます。
いつもの普通な生活に
はやく戻れますよう
お祈り申し上げます。
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