村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

柳に蛙

2018-05-31 23:29:18 | 村雨庵 稽古 
今日は木曜稽古
午後からお弟子様が来るのだが
朝ごはんをたべて
ビデオの韓流のドラマを
ごろりと寝ながら見ていたところ
そのままお昼まで
ぐうぐう
寝すぎを少し
反省した


掛けものは
蛙が柳に飛びついている
それを見ている人物は
小野道風


道風が、
自分の才能を悩んで、
書道をあきらめかけていた時のことである。
ある雨の日のこと、
道風が散歩に出かけると、
柳に蛙が飛びつこうと、
繰りかえし飛びはねている姿を見た。
道風は「柳は離れたところにある。
蛙は柳に飛びつけるわけがない」と思っていた。
すると、
たまたま吹いた風が柳をしならせ、
蛙はうまく飛び移った。
道風は
「自分はこの蛙の努力をしていない」と
目を覚まして、
書道をやり直すきっかけを得たという。
(ウィキペディアより)


道風は三蹟の一人

三蹟とは
平安中期の三人の能書家のことだ

その筆跡をそれぞれ
小野道風オノノミチカゼを野跡ヤセキ
藤原佐理フジワラノスケマサを佐跡サセキ
藤原行成フジワラノユキナリを権跡ゴンセキ
という
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岩清水

2018-05-30 23:02:14 | 村雨庵 稽古 
今日は水曜稽古
掛けものは巌谷小波イワヤサザナミ

岩清水まづ
弁慶が毒見かな

この俳句は
山奥の清水の毒見を
義経のために弁慶が
まずするというのだ

都落ちする義経の供をする弁慶
一心に奥州へ向かう
能の安宅や歌舞伎の勧進帳を思い浮かべると
山奥の清らかな空気や
情景が浮かんで来る

五月も最後の週だから
掛けてみたが
届いた菓子は「青梅」
月日は早いね
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玉川の里

2018-05-30 00:38:10 | 紫廼茶話会
見渡せば 
波のしがらみ 
かけてけり 
卯の花咲ける
玉川の里    相模


今日は紫兎先生のお稽古
久しぶりのお稽古は
いつもの皆様との楽しいお喋り
それも想像以上に賑やか
私目もだいぶ元気になったようだ

掛けものは
飛鳥井雅親筆の後拾遺和歌集切
上記の相模の和歌を含めて五首書かれている


後拾遺和歌集とは

平安後期の勅撰和歌集。
八代集の第四。20巻。
承保2年(1075)、
白河天皇の命により藤原通俊が撰し、
応徳3年(1086)成立。
和泉式部らの歌約1200首を収録。後拾遺集
(デジタル大辞泉の解説ヨリ)

掛軸の和歌の読みは
先生が国歌大観を広げて
しめして下さる
わかったような気がするが
帰りの玄関を出ると
難しい事は残らず
からっと忘れるのが
常だ
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花橘

2018-05-28 23:57:28 | お勉強
五月まつ
花橘の香をかげば
昔の人の袖の香ぞする
読人知らず

稽古に使っている濃茶の銘は「花橘」
私目の家の紋
家紋は「丸に橘」

橘とは

①ミカン科の常緑小高木。
日本原産唯一の柑橘類とされ、
四国・九州・沖縄などに自生。
初夏に芳香のある白色の五弁花を開く。
果実は小さく、
黄熟しても酸味が強く
食用には向かない。
紫宸殿の「右近の橘」は
本種といわれる。
ヤマトタチバナ。
[季] 秋。
〔「橘の花」は [季]夏〕

②古来、食用とされたミカン類の総称。
非時香菓トキジクノカグノコノミ
ときじくのかくのこのみ。

③家紋の一。
橘の花・実・葉をかたどったもの。
(三省堂 大辞林 ヨリ)



今日は○○研究会
ひとつきぶりに先生や
親しい皆様とお目にかかる
先月ご一緒したしぃさんも見えた
元気になると外出できる
外出すれば誰かとあって
お勉強もできるし
楽しい会話も弾む
お煎餅も頂いた
しぃさん有難う
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あやめ草

2018-05-27 23:57:33 | 文の会
あやめ草足に結ん草鞋の緒 芭蕉


今日は文の会
古典の音読会をする
いつものイタリアンにて待ち合わせ
久しぶりの外食だ
従姉のyoshikoちゃんともお店で合流
今日は四名

赤と白のワインはデカンタ
おつまみ四点盛り
各々サラダの小鉢
それとパスタ3品
リゾットの大盛
みんなでシェア
スイーツはシャーベット
移動して近くの珈琲屋へ

さて待ち合わせは11時半
珈琲屋で会計したのが4時ほんの少し前
楽しいお喋りの時間は
結果4時間半も続いた

話した内容は
世田谷の猪俣邸や三渓園の茶室の話し
細川家や近衛家藤原氏の話し
はたまた熨斗袋の上書きに
寸志は書かない
寸志は目上から目下へのもの
お茶ではまず使わない
などなど
話しは尽きない
音読会はなしにして
久しぶりの外食と久しぶりのお喋り
満足
元気になった

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風の薫

2018-05-26 23:13:07 | 短歌・俳句の事
さざ波や風の薫の相拍子 芭蕉

今日は五月最後の土曜日
松江の茶会に出かけたお弟子様から
茶会を終えて
写真とメールが来た
あとは
茶会の話しが楽しみだ

写真は
ミックスナッツ 1キロ
テレビで見て試しに一回買ってみた
今回は二回目
ナッツが好きだという
KEIKOちゃんと想望庵様に
アマゾンから送った
届くまで何日かかかるので
お待ちを
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なつかしや ホトトギス

2018-05-26 00:11:04 | 短歌・俳句の事
京にても京なつかしやほととぎす 芭蕉

木曜稽古にきたアイテラ氏は
朝方時鳥が鳴きつつ飛んでいくのを見たと言う
風流な話しだ

今日は
風邪の治り中なので
品川開東閣の茶会へは
代理に古志ちゃんに行ってもらう
茶会のあと畠山記念館へみんなで行ったとか

古志ちゃんから
楽しかった茶会の話しを聞いた
良かったね

どこにも行けない日は
読書かテレビの一日
本は「光悦考」
テレビは
金曜日の夜
TBS22時の「あなたには帰る家がある」
Eテレ22時50分の「オトナの一休さん」
テレビ朝日23時15分の「家政夫のミタゾノ」
土曜日の夜は「おじさんずラブ」をみる

出かけないときも
それなりに幸せ
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積善有余慶

2018-05-25 00:32:10 | 村雨庵 稽古 
今日は木曜稽古
掛軸は鎌倉円覚寺別峰
朝比奈宗源筆
積善有余慶

積善の家に余慶あり
(易経ヨリ)
善いことをすれば
必ず余るほどの慶びがやってくる
善いこととは陰徳
それを積むということ

今日のお稽古に見えたムマさん
拝見後の問答で茶杓の銘は
更衣の季節だから「白重ね」
あまり聞いたことのない言葉で
調べてみた


しら がさね 【白重ね・白襲▽】
①白の薄物と白の汗取りとを
重ねて着ること。
②四月一日の更衣ころもがえのときに
替える白色の小袖。 [季] 夏。
③襲の色目の名。
表裏とも白。
おもに下襲で用い、
袴・帷かたびら・単ひとえも白とする。
4月・10月の更衣や、
高齢者が熱暑のときに着用。
古くは冬のものだったが、
中世末には夏に着た。
(三省堂 大辞林 ヨリ)


勉強になりました



 
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新樹

2018-05-24 02:19:37 | 村雨庵 稽古 
新樹
忘られじ水えにかよう朝風ぞ
直むかうにも清くすがしき

作者は
千種有任 チグサアリトウ

   有功の二男
   正四位掌典子爵
   御歌所参侯。明治5年(1872)歿。
江戸末から明治期の公家である


今日は水曜稽古
朝11時頃からお稽古は始まる
体調はまあまあ
お腹を壊して中々治らないが
薬を飲むためにもちゃんと食べている
食欲はある
お弟子様が言うには
結構前から調子が悪そうだった
羊の会の時とか茶事の時とか
その兆候は現れていたようだが
それに自分がきがつかない
そして
このところの気温の格差に
ついていけなかったのは
年齢的なものもある
治りかけの今無理をしないように
金曜日の茶会も休んで
代わりに
古志ちゃんに行ってもらうことにした
とりあえず外出せず
安静第一に徹する
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猫も 杓子も

2018-05-22 21:05:04 | 短歌・俳句の事
猫も聞け杓子も是コレへ時鳥ホトトギス 漱石


写真はうちの猫
ミーちゃん
今日は一日この猫と
遊んでいた
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忘れめや

2018-05-21 22:22:49 | 短歌・俳句の事
式子内親王
忘れめや
あふひを草にひき結び
かりねの野辺の
露のあけぼの


今日ようやく外に出た
原宿からタクシーで稽古場へ
体を動かすと熱っぽくなる
お腹に力が入らないから
今日は録音のみ
終わるとすぐ帰ったが
外出出来るようになった
ということ
ぼちぼち回復だ
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曙はまだ紫

2018-05-20 21:37:30 | 短歌・俳句の事
曙はまだ紫にほととぎす 芭蕉

曙は
春は曙で清少納言
紫は
紫式部のこと
芭蕉が石山寺拝観の際の句らしい


今日はお休み
何もしない一日だった
食欲はある
風邪はほぼ治ったようだ
明日は
お謡のお稽古
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声を聞かばや

2018-05-19 22:56:14 | 短歌・俳句の事
伊勢
五月来ば
鳴きもふりなむ郭公
またしきほどの
こゑをきかばや
(古今和歌集)



昨晩調子良くお風呂にはいり
髪も洗ったせいか
朝起きたら体が重い
今日は紫兎先生のお茶の稽古だが
ちょっと無理そうで休む
回復力が弱っている
ということらしい
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五月来ぬらむ

2018-05-18 22:43:12 | 短歌・俳句の事
よみ人しらす
いつのまに
さ月きぬらむ
あしひきの
山郭公
今そなくなる


扁桃腺が腫れて喉が痛いので
午前中にいつものクリニックへ行き
薬をもらって飲んだ
外へ出たのも久しぶり
歩いたのも久しぶりだ
太陽がまぶしい

体調は元に戻りつつある
明日は
紫兎先生のお稽古に出かける
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青空に漂へり

2018-05-17 23:58:22 | Weblog
高熱の鶴青空に漂へり 日野草城

朝からちょっと熱がある
らしい
予定では茶会に行き
夜のお稽古はありますと
連絡してあったが
茶会は行かず
夜の稽古も
熱っぽいので
お休みにさせてもらった
頭をずっと保冷剤で冷やしている
ぬるくなれば新しいのに変えるを
繰り返していたが
ワサビマヨネーズがあったりした
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