村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

琵琶法師

2017-08-31 23:36:02 | 村雨庵 稽古 
今日は木曜稽古
掛け物は画賛
僧の図と賛がある
真ん中に折り線か残って
もとは何だったのだろう
冊子かも知れない
筆者は
烏丸光広と
いちおう箱にあるが
古筆の極めはないので
怪しい

右の賛は
落日をうけて
眉間の光とす

左は琵琶を携えている
賛は
拙ツタなければ
人の耳を
よろこばしめんと

とあるが
意味も不明

いつかわかるか
ずっと
わからぬか



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稲妻

2017-08-30 23:16:04 | 茶の事
稲妻を浴せかけるや
死ぎらひ  一茶

昨日は母の通夜
今日は葬儀
親戚だけの家族葬は
無事に終わった

もう心配事は何もない
母の毎日を心配することはない
介護する私と妹が
もし病気になったり
怪我をしたら
母の介護は
どうしようと思っていた
その心配もない
あとは自由だ
家に戻ると
明日のお稽古のしたく

灰型を作らねば
冷房を23度にして
道安風炉と眉風炉の灰型つくり
テレビも音楽も聞こえない
エアコンの音だけする
灰型つくりに段々引きこまれ
灰匙を持って30分くらいで
二台完成した
雑念はいつの間にやら
失せたようだ
灰匙をひくこと
それだけ
思って

お茶があって良かった
することが
沢山あるから
しなければならない
事もたくさん
行かなくてはならない
茶会や美術館も
お茶をやっていて
ほんと 
良かったと



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観音様の三十三観音

2017-08-28 23:58:19 | Weblog
床の間の掛け軸をかえた
掛け替えたのは
白衣観音


観音の三十三化身
三十三にも姿をお変えになる
一般庶民の観音信仰の中から発生したもので、
江戸時代中期頃には成立していた。とのこと

 天明三年(1783)刊行の仏教の図像集
「仏教図彙」には、次の順番で
三十三体の観音菩薩像が掲げられている。

1 楊柳観音
2 龍頭観音
3 持経観音
4 円光観音
5 遊戯観音
6 白衣観音
7 蓮臥観音
8 滝見観音
9 施薬観音
10 魚籃観音
11 徳王観音
12 水月観音
13 一葉観音
14 青頸観音
15 威徳観音
16 延命観音
17 衆宝観音
18 岩戸観音
19 能静観音
20 阿耨観音
21 阿摩提観音
22 葉衣観音
23 瑠璃観音
24 多羅(尊)観音
25 蛤蜊観音
26 六時観音
27 普悲観音
28 馬郎婦観音
29 合掌観音
30 一如観音
31 不二観音
32 持蓮観音
33 灑水観音



聞いたことのない観音様もおられる
知らないことが
まだまだたくさんあるのだ
頑張ろう


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流星

2017-08-27 23:16:07 | Weblog
流れ星はるかに遠き空のこと 虚子

流れ星を見たことがあったろうか
あったかも知れないが
記憶がない
だいたい昔からこの辺は
空が狭いのだ
ただ冬になると
南の空にオリオン座が見える
それを年に一度位探す
それだけだ


星がつく2文字の単語
異星 運星 衛星 角星 寒星
鬼星
巨星 暁星 極星 金星
九星 群星 軍星 景星 厳星
恒星 荒星 座星 歳星 残星
七星 寿星 衆星 重星 準星
初星 勝星 将星 照星 新星
真星 水星 成星 星位 星印
星雨 星雲 星影 星河
星空 星屑 星群 星月 星砂
星座 星彩 星鮫 星散 星糸
星宿 星章 星震 星図
星石 星草 星霜 星辰 星団
なんとまあ
多すぎ
意味不明もたくさんある

写真は昨日のふくもとでの
お造り
剣先烏賊が甘いのなんの
驚き

美味しいものを食べている時は
泣かない 自分



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呵呵大笑

2017-08-26 23:02:19 | 食事会
思うようにならない身体の四つのこと
生・老・病・死

それと精神の四つの思うようにならないこと

愛別離苦 アイベツリク- 愛する者と別離すること

怨憎会苦オンゾウエク- 怨み憎んでいる者に会うこと

求不得苦グフトクク - 求める物が得られないこと

五蘊盛苦ゴウンジョウク - 五蘊という
人間の肉体と精神
それが思うがままにならないこと
以上のことが
四苦八苦


母が昨日
彼岸へと逝った

生老病死
愛別離苦

少し
立ち止まったら
呵呵大笑の毎日が来るさ


今夜は京料理ふくもと
にての食事会
お料理の最後はお菓子とおうす

お菓子の銘は
野紺菊
悲しいほど 美しいね



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秋の夜

2017-08-24 23:55:57 | 村雨庵 稽古 
ほどきもの 
つくろいものや 
秋の夜
 美佐

掛け物の短冊を変えた


昔は
夜になると母や祖母が
将にこの俳句のように
解きものや繕いものを
していたものだった
そしてその傍らには
猫と家族がいた
どの時代でも
どの家庭にでも
あったであろう
よくある景色だが
深く読み込むと
涙がでそうになる

作者は忘れてしまった
頂いた方に伺ってみよう


今日の昼間は
お謡のお稽古
夜のみ村雨庵木曜稽古



森金さんの逆勝手の薄茶点前
まずは盛り付けたお菓子を運び出す
近藤道恵写しの干菓子盆に
サカチカさんが作ってくれた
すり琥珀の桔梗と
落雁の舟
数合わせで州浜の松葉だ



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山は早や秋

2017-08-23 23:39:43 | 村雨庵 稽古 
今日は水曜稽古
暑い一日だ
もうすぐ夜中の12時だが
この部屋は30度
クーラーの設定をさっき
26度から
23度のパワフルに変えたが
部屋の温度が29度から
下がらない
窓を開けると外はもっと暑いようで
むっとする
扇風機とサーキュレータで
空気をかき回すのだが
その位置や方向が悪いのか
設定は23度だから
そのうち下がるだろう
アイスクリームでも食べよう


今日の掛けものは
幕末の女流歌人
高畠式部の短冊

山早秋
高野山あきや立つらん旅人の
身に沁みそむる槙の下露


この歌は立秋を詠んでいるが
今日は処暑だ
掛けてから気がついた
明日は他のに変えよう



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蓮 はちす

2017-08-22 23:33:41 | 植物・茶花
蓮葉の
西にちぎりの深ければ
上こす露に
秋ぞ
うかべる
  定家

ハス
古名「はちす」は、
花托の形状を蜂の巣に見立てた
とするのを通説とする。
「はす」はその転訛。

水芙蓉(すいふよう、みずふよう)、
もしくは単に
芙蓉(ふよう)、
不語仙(ふごせん)、
池見草(いけみぐさ)、
水の花
などの異称をもつ。

漢字では
「蓮」のほかに
「荷」または
「藕」の字をあてる。

ハスの花と睡蓮を指して
「蓮華」(れんげ)といい
仏教とともに伝来し
古くから使われた名である。

また地下茎は「蓮根」
(れんこん、はすね)といい、
野菜名として通用する。

7月の誕生花であり、夏の季語。
花言葉は「雄弁」。
(ウィキペディアより)



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雲收山岳青

2017-08-21 23:32:23 | Weblog
雲收山岳青
雲収まりて山岳青し

進云う、
恁麼ならば則ち、
日出でて乾坤輝き、
雲収まりて山岳青し。

雲が消え去って山並が青々と見える。


今日は月曜日
お盆中に
インターネットで予約した
クリニックへ出かけた
昨年暮れに出来たビルの
クリニック
何もかも新しい
先生も受付も若い
胃カメラの検査の予約をして
とりあえず胃の薬を処方してもらった

道をわたって
近くの調剤薬局へ
少しすると名前を呼ばれた

久しぶりデスね
住所は変わってませんか

ニコニコしながら言われると
もう七、八年いっていないのに
覚えてくれたという事
案外嬉しい
またここのお店で薬を頼もう



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惜しめども

2017-08-21 01:58:15 | 文の会
伊勢物語第 九十一 段 
(惜しめども)

むかし、
月日のゆくへをさへ
嘆く男、
三月つごもりがたに、
  をしめども
  はるのかぎりの
  けふの日の
  夕暮れにさへ
  なりにけるかな

今日は文の会である
伊勢物語を音読している
今日で100段まで終わった
そのうちの91段
時の過ぎゆくことさえ
惜しんで
悲しむと言う昔男が
和歌を詠む

こんなに名残を惜しんでも
春の終りの今日は3月末日
しかもその日の
夕暮れに
ああ
とうとうなってしまった


惜春という言葉があるが
惜しむのは春だけで
他の季節にはない
春には青春のいみもあるから
昔男が惜しむのは
人生の春か



写真は金団の栗
今日サカチカさんは茶事をしている
友人を招いたとのこと
花がないので昨日取りに来た
その時に
文の会でバイ様とミカワ様がみえるからと
茶事につかうというお菓子を
持ってきてくれた
茶事はもう
秋模様なのだろう
イガの中の栗が二つ
栗餡なのか栗の味がした



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花火

2017-08-20 03:13:15 | Weblog
雨雲に入りては開く花火かな 子規


昨晩は花火大会がある予定であったが
突然の夕方から怪しい空模様
そのうちゴロゴロ雷が鳴りだした
初めは花火の音かと耳を澄ますが
はるかに空気を伝わる音の響きが異なる

これで花火は中止になるかと
雷の音を聞いていたが
そのうち決行したようで
ポンポン打ち上げる音がしだした
雨も降り出して大きな雨音もする
ポンポン花火の上がる音
争うように稲光りと雷鳴

一歩も外へは出ず
窓も開けず
音だけで想像
晴れていたら
さぞかし奇麗だったろう
 
蕪村にも花火の句
江戸時代の美しさが際だつ

花火せよ淀の御茶屋の夕月夜 蕪村


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安宅の夕立

2017-08-19 04:05:54 | 茶道具、古美術、骨董
写真は
歌川広重 名所江戸百景
大はしあたけの夕立
大橋安宅の夕立

印象派の画家として有名なゴッホが
模写したことでもよく知られています。
大橋は日本橋の浜町から
深川六間堀の方にかかっていた橋で、
幕府の御用船安宅丸の
船蔵があったことから、
安宅(あたけ)と呼ばれました。
構図、色調、描写どれをとっても完璧です。
にわかに降り出した夕立の様が、
実に見事に描かれています。
(アダチ版画オンラインページヨリ)


手術を何度もしているせいか
体調は天候の良し悪しで変わる
なぜか体が重くやる気が出ない
どこか病気でもあるのかと
心配するといもあるが
雨が降るとスーと楽になったりする
お天気病と言うらしい

このところ
そんな感じだ



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朝顔

2017-08-18 12:37:06 | 菓子
昨日はブログを書くのを忘れて
朝まで熟睡してしまった

写真は練りきりの朝顔
菓子部製だが
朝顔はほんとは五弁だそうな
芯に朝露を落としてあり
葉を見ると朝顔
観賞するまもなく二口にてのどに消えたが
まあ味は良し
しばし幸福感に浸った


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金魚すくい

2017-08-16 23:04:02 | Weblog
夜店の金魚すくはるるときのかがやき 山頭火

西荻窪の文房具店で買ったうちわと
バイ様に頂戴した
香袋の黒い金魚
これを飾ってる前を
通り過ぎると
お香の良い香りがする 

朝から雨
気温も23度
お弟子様が何名かお盆でお休み
で2時頃クマショウさん
その後越ちゃん
暫くしてサカチカさんがみえた

外は雨 
湿気が多いせいか
炭手前で焚いた香が
涼やかで良い香りがする
夜の部のお弟子様は休みなので
この辺で早めに終了

お菓子屋さんが届けてくれた
今日のお菓子の銘は
金魚すくい 


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葡萄

2017-08-16 01:17:31 | 植物・茶花
雨に剪つて一と葉つけたる葡萄かな 蛇笏

結構たくさん雨が降ったようだが
家の中にいると何もわからない
ただ昨晩から足が痛い
いわゆる座骨神経痛だ
ロキソニンテープを貼って
ゴロゴロの一日
テレビではお盆休みの渋滞と
天気予報の話し
見ているうちに眠ってる

明日とあさってはお茶のお稽古だが
お盆だからと休みの人も多い
みなそれぞれの田舎へ帰るらしい
帰るところのない人は
お稽古に来るはず
小雨になるとよいが‥




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