村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

日本橋髙島屋S.C

2018-11-30 22:38:48 | 食事会
今日は古い友人の誕生日
今日で六十九歳
いままでこの誕生日会を
五十年以上続けている

ミーハーゆえか
いつも目新しい場所で
食事をしたい
今回は
テレビで見た
日本橋髙島屋S.Cへ

ネットで予約したスペイン料理
ミゲル フアニ日本橋髙島屋S.C.店
お昼を予約



・スペイン産ハモンセラーノ
→ハモンセラーノはスペインで作られる生ハム
・ムルシアサラダ(トマト、ツナ、オリーブのサラダ)
→ムルシアとはエレガントで穏やかなスペインの町のこと
・バケット
・イベリコ豚バラ肉のプランチャー
→プランチャーとはスペインの鉄板焼き
・選べるパエリア又はフィデウア
→フィデウアとはパスタで作るパエリア
・ソルベ
→ソルベとはフランス語でシャーベットのこと

メニューは見ても聞いても
分からなかった
お皿がやって来て
理解する

美味しかった

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千木は輝く

2018-11-29 23:17:42 | Weblog
今日は村雨庵の木曜稽古
掛けものは坂正臣の和歌一首

題は
社頭杉
大江正臣

神路山
朝雲晴れて
片そぎの
千木チギは輝く
杉の木の間に


神路山は
伊勢神宮内宮の南方の山。天照山。

千木は
神社建築で
屋根の両端の材木が
棟で交差して高く突き出した部分。

かたそぎは
千木の片端を縦に切り落としたもの。


朝の雲が晴れた
神路山の杉の木の
木々の間から
伊勢神宮の屋根の
千木が
輝いている

伊勢神宮は朝五時から開門
朝のお詣りも出来るのだ
11月には新嘗祭がある

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茶の子にならぶ

2018-11-28 23:16:32 | 村雨庵 稽古 
五つ六つ茶の子にならぶ囲炉裏哉 芭蕉

「茶の子」とは
お茶菓子のこと

2014の1月の私目のブログ
題は「和漢朗詠集 祝」
お弟子の飛びちゃんが
転勤で富山に帰るという
羽田からのメールをのせてある
あれから早くも
2018年11月
今日で4年と10ヶ月経った

朝10時ころ
飛びちゃんがやって来た
四歳の女の子と二歳の男の子
二人のちびちゃんを連れて
遊びに来た
釜を掛けていたので
ちびちゃんにお茶など点てたり
ちびちゃんが茶筅を振ったり
楽しかった

11時からお弟子様が見え始め
飛びちゃんと二人のちびちゃんは
12時半に帰り
1時半くらいの新幹線に乗って
無事に家に到着した
とラインあり ひと安心
その後
クマショウさんとkabaちゃんと
古志ちゃんの稽古あり
ゼミの帰りのサカチカさん
夜は森金さんがお稽古
充実した1日
ああぁ 面白かった
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嵐の木の葉

2018-11-27 11:10:35 | Weblog
三尺の山も嵐の木の葉哉 芭蕉


今日は月に一度の茶の稽古だが
あろうことか
大好きな
スマホを家に忘れた
仕方ない
今日はスッパリ携帯のない生活
で写真も取れず
昨日の残りの写真を載せた

今日の稽古は
二時からだが
早くも
十一時には駅に到着
近くの喫茶店へ入る
モーニングサービスを注文
トーストとポテトサラダ付
珈琲で450円だった
時間があるので
短歌を清書する
そのつもりで
原稿用紙と封筒を用意している
清書を終え
封筒に宛名を書こうとしたが
住所はスマホに入っている
結局出せず

十二時十分前に店を出て
稽古場へ向かうが
ちょっと早いかな
もう少し時間稼ぎで
階段に座る
持っていた便箋をそのまま敷き
座ったが
お尻がはみ出し
冷たいので
長くは座れない
しばしの後で稽古場へ行ってみると
すでにながたん姫が着いていた
安心
会員の皆さんと会うことが
単純に嬉しい
来月の会は
第一週
すぐ来る
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ミミヅク や

2018-11-26 23:16:11 | お勉強
木免ミミヅクや
おもひ切たる
昼の面オモ     

芥境カキョウ
(生没年不詳)


ミミズク
(木菟、木兎、鵩、鶹、鵂、角鴟、鴟鵂、耳木菟、耳木兎)は、
フクロウ科のうち
羽角(うかく、いわゆる「耳」)がある種の総称。
古名はツク。ズクとも。
フクロウには含めることと含めないこととがある。
(ウィキペディアより)

ふくろうと違いがよくわからないが
耳があればミミヅクということか

今日は今年最後の○○研究会
高麗茶碗の勉強はイラボ
千種伊羅保
黄伊羅保
釘彫伊羅保
片身変り

高麗の伊羅保は数が少なく
見かけるのは
ほとんどが出雲か京都だろう
伊羅保の土は鉄分が多く黒い
朝顔形
黄伊羅保は土が白く
時代も下がる
遠州好み

昔わが師匠のある茶事
濃茶茶碗は鵬雲斎箱の出雲焼
長岡空権の伊羅保だった
その茶碗は
茶色くざらざらして
硬い感じ
伊羅保の良さが理解できなかった
最近は
秋の濃茶茶碗に相応しい事
濃茶の緑がより鮮やかに映える事
わかる気がする


長岡空権
松江市郊外の楽山窯(出雲焼) 
十一代長岡住右衛門のこと(号 空権)
十代長岡住右衛門(号 空処)
九代長岡住右衛門(号 空味)

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松の古さ

2018-11-25 23:07:13 | 文の会
金屏キンピョウの松の古さよ冬籠り 芭蕉


今日は文の会
いつものイタリアンで待ち合わせ
ワインとおつまみ三種
パスタはガーリックソースと
トマトソース
ドリアの大盛
ランチはサラダ付
最後は珈琲
それから徐オモムロに我が家へ

文の会の
最近は「大和物語」を読んでいる
今日は四十段まで
まだまだ先がある

大和物語は歌物語
作者は不明
『後撰集』の時代に活躍した多数の歌人が
実名で登場する

亭子院(宇多天皇)
としこ(藤原千兼の妻)
監の命婦
桂の皇女(孚子内親王)
源宗于
式部卿の宮(敦慶親王、作中では既に故人)
堤の中納言(藤原兼輔)
右近 (歌人)
凡河内躬恒
平中(平貞文)
源大納言(源清蔭、作中では故人)
野大弐(小野好古)
近江の守公忠(源公忠)
兵部卿の宮(元良親王、作中では故人)
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冬の月

2018-11-24 23:34:49 | 紫廼茶話会
この木戸や鎖のさゝれて冬の月    其角

江戸時代の城下町では
町内毎に木戸があり木戸番がいて
夜になると閉めたという

我が家の木戸は
軋む戸を直したばかり
開け閉めするたび
気分が良い

今日は
紫兎先生のところで
花月の稽古
待合には横山清暉の通天橋の絵
本席は江月の一行

江月 宗玩
コウゲツソウガン
1574~1643
津田宗及の子
号は欠伸子、慒袋子、赫々子
大徳寺156世

勉強に なる
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東京・紅葉狩り

2018-11-23 23:33:17 | 美術館・博物館
今日はサカチカさんと美術館へ出掛けた
畠山記念館→ヨックモック
→根津美術館ケーキセット
→出光美術館→映画館→中華屋

まずは品川からタクシーでワンメーター
畠山記念館へ
展覧会は原三渓生誕150年
三渓に因む茶道具が出ている
12月16日日曜日まで
継色紙 伝小野東風

タクシーで青山のヨックモック
お昼を食べ歩いて根津美術館へ

新・桃山の茶陶
12月16日(日)まで
展示室に入るとすぐ顔がニヤニヤするほど
凄くいい
これぞ桃山のやきものが展示されている
ぐるっと回って気がつくと
なんと紫兎先生が隣で
織部に見入ってにいらっしゃる
そっと
お声を掛けて
庭のレストランで
ケーキを食べる
ホットアップルパイと
アイスクリームのセット
それに柚子スカッシュ

写真は
根津美術館の庭
チラホラ赤い
紅葉狩り
そこからタクシーで出光美術館

江戸絵画の文雅 ─魅惑の18世紀
~12月16日(日)
文人画・琳派・浮世絵
まあまあの混み具合
有楽町で紫兎先生はお帰りに
私とサカチカさんは映画館へ
最近 社中で話題に上がる
日日是好日
シネスイッチ銀座
11/30まで

何人かが見たというので
一度見たいと思ってはいたが
まだやってるところがある
ついでだ

16:40開演
終ると18:40
お腹がすいた
有楽町駅前の中華園
ビールと餃子
野菜と肉炒めに
春巻き

美術館は三軒
食事どころは三ヶ所
それと映画

結構動いた
少しは
足に力がついてきた
のだと思うことにした
面白かった

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影法師

2018-11-22 23:25:54 | 村雨庵 稽古 
埋火や壁には客の影法師 芭蕉

今日は木曜稽古
午後五時半からのお稽古だ
写真は台目棚で薄茶を稽古中の森金さん
今度のゼミで点前をするからと
真剣な様子
道具の受け答えもするだろう
釜は何か
火箸は何かと問われれば
それぞれ答える
どうせなら高級なものが良し
妄想の茶道具で点前する
それも勉強だ
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扇面法華経冊子

2018-11-21 23:24:06 | 村雨庵 稽古 
写真は
四天王寺の扇面法華経冊子の下絵の写し

本物は平安時代のものであり
扇面の冊子つまり本
美しい絵の上にお経が書いてある
国宝だ

今月28日から来年1月20日
サントリー美術館の展覧会で
本物が展示される

国宝 扇面法華経冊子 巻第一 一帖
平安時代 12世紀 大阪・四天王寺
【展示期間:12/12~12/24】

2018年11月28日(水)~2019年1月20日(日)
サントリー美術館にての展覧会
「扇の国、日本」
扇を巡る美の世界の展覧会

日本で生まれた扇は
身近な美術品であり
贈答品でもある
扇には日本人が求めた
美のエッセンスが凝縮されている
という
この冊子が展示されている時に
行ってみたいが
この頃何かと忙しい
行けるかな


今日は村雨庵水曜稽古
写真の軸は寄付に掛けた

稽古の最中にやっと大工さんが来た
閉まらなくなった木戸が
するすると開くように直った
頗る気分が良い

昨日は
月例の短歌も完成したし
謡も何とか済んだ
木戸がスムーズに開閉すれば
現在はなんの憂いはない

これ以上幸せがあるだろうか
いや
単なる鈍感かも知れないけど
それも 幸いだ
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草の庵

2018-11-20 21:31:54 | 能・謡
山里の草の庵に来てみれば
垣根に残るつはぶきの花
良寛

今日は謡のお稽古
「田村」
今日で上がり
途中で三ヵ月くらい
お休みをしたので
とても時間が
かかった

次は「東北」


写真は
帰り道のタクシーから撮った
表参道は賑やかで
窓から見ていても
心が浮き立つ
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しぐるるや

2018-11-19 23:37:04 | 短歌・俳句の事
しぐるるや 
鼠のわたる 
琴の上

与謝蕪村

今日は整形外科へ行く予定
だが
謡の稽古と
短歌を作るという
用事がある
謡はちょっと声を出すと
疲れるし
短歌は頭が回転しないので
思い浮かばす
朝ご飯のパンを食べて
横になるとすぐ眠り
短歌を考え
いくつかつくるが
また眠る
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もみじ葉の散り敷く時

2018-11-18 23:46:50 | 羊遊会
もみじ葉の
散り敷く時は
行き通ふ
跡だに見えぬ
山路なりけり 紀貫之

今日は日曜日
羊の会
クマショウさんちで
花月の稽古だ

炭付花月
濃茶付花月
壺付花月
菓子付花月

休みが二人
参加者は四名
人数合わせに私めも参加
いつもは八畳の茶室の外で
ぼおーっと見ているのだが
今日は
札が当たると点前もした
お茶もたくさん飲んだ
お菓子も花月をするたびに食べた
いつもは主菓子を羊の会が作るのだが
たまにはいいねと
今日は空也の「黄身瓢」

お茶は
結構疲れる
体力がない
ということかな

体力をつけよう
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咲ける白菊

2018-11-17 22:52:59 | Weblog
映ろはむ時や
見分かむ
冬の夜の
霜も一つに
咲ける白菊 源順

写真は昨日の茶事
薄茶席の花
菊と蔦の照り葉

今日はみなおやすみ
家でゴロゴロの一日
こういうときに
短歌を作っておけば楽なのにね
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堺の庭ぞ

2018-11-16 23:42:12 | 茶事 茶会 
口切に堺の庭ぞなつかしき 芭蕉

今日は
真の茶事に参加
引継の時に後見人をつけて
真の茶事をすること
が多いが
今日はそれではない

寄付にて汲み出し
腰掛け
本席席入
台子
真之炭
懐石道具は朱塗
膳運び一献
向は胡麻豆腐
味噌汁は紅葉麩
いつもながらご飯が美味しい
煮物椀 菊蕪椀
焼物は蓮根の田楽
飯器
あとで湯桶と香の物
膳を引くと菓子で中立
菓子は七種

後入
真之行台子
動座して薄茶
済むと
後段の膳に吸物と向付
朱盃に一献
八寸が出て千鳥の盃
重ねて
三種の肴も

畳 新しく
露地の竹は青竹
濃茶は11月ならで
今朝挽きたてとか
一段と味わい深い
満足の一会
勉強になった


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