村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

さ庭べの

2024-07-01 20:13:58 | 菓子

さ庭べの
草煙り居る
薄暑かな 
    龍之介

墨跡をかける時にはたくぼくを
末座の方へ大方はひけ 利休百首

絵の物を掛る時にはたくぼくを
印ある方へ引きおくもよし 利休百首

啄木タクボクは軸を巻いておく巻き緒のこと

つまり巻き緒は下座に引くのだが
絵の時は
筆者の署名、花押、印の方へ引いても良いという


ピンポンが鳴ると
アマゾンかお中元の季節になった

写真の福みたらしというお菓子
親戚の今日子から届いた物
お店は滋賀県の菓匠禄兵衛
滋賀県老舗醤油屋ダイコウ醤油使用とある

ダイコウ醤油とは

1853年(嘉永五年)【ダイコウ醤油】は
滋賀県・木之本で
産声をあげました。
古くから交通の要衝として栄えた木之本は、
伊吹山系からの伏流水で
豊かな自然の恵みを一杯受けた土地で、
古くから酒や醤油などの醸造業が栄えた地でもあります。
ダイコウ醤油は150余年の歴史と伝統に培われ、
丹精込めて造られました。
とのこと
このお醤油を使ってあるそうな
冷凍で届いたのでゆっくり食べよう

また太るけど

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬構フユガマエ

2020-12-13 22:55:55 | 菓子

門閉じぬ客なき寺の冬構フユガマエ 漱石

千疋屋から届いた
洋梨のルレクチェ
「大好物が届きました。
ありがとう御座います」と
友人にメールをしたところ
「何にも送ってないけど」と返事
よくよく送り状を見ると
他の友人だった
せっかちの
早のみこみ
気をつけよう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梢の秋コズエノアキ

2020-10-04 21:04:52 | 菓子

今日の三時には
昨日買ったとらや製の生菓子を
食べた

関東、近畿地方のみ
10/1~10/15販売
 羊羹製
 白餡入
《梢の秋コズエノアキ》

初出年代
干菓子として天保2年(1831)
移ろいゆく紅葉のさまを思わせます

梢の秋とは、
旧暦9月の異称のひとつです。
色とりどりに染まる木々の中でも、
楓の美しさは格別といえます。
緑から黄、
そして紅へと移ろいゆく
紅葉のさまを思わせます。
(とらやのホームページヨリ)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドライフルーツ入りの羊羮

2019-02-08 23:51:18 | 菓子
昨日のお稽古
お菓子は棹ものの「下萌え」と「草餅」
午前中に
ネットで頼んでおいたお菓子が届いた
お店は大田区上池台
オカシアソビの
ドライフルーツ入りの羊羮
写真がそれ

一センチに切って
とあるので

昨日のお稽古で
みんなで食べた
美味しい
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春をしむ

2018-04-16 23:56:41 | 菓子
春をしむ人や榎にかくれけり 蕪村

木々は急に枝を繁り
陰を多くするから
榎に隠れることも可能だろう
「春惜しむ」が春の季語

今日は赤坂「塩野」へ
茶会のお菓子を頼みに
主菓子と干菓子
日曜だが当日届けて下さるとのこと
良かった
そのあとは銀座の花屋さん「司」へ
花をひとめぐり見たが
草花も今年はいつもより早いとか
花の下見もちょっと早すぎた
いつも頼む山野草のお花屋さんに電話したが
これももう少し近くならないと
どうにもならない
何事も
タイミングが重要だ

昼食は銀座煉瓦亭にて
ワインに
チキングリルとヒレカツ
それとパン
どれも驚き
さすがだ 美味し
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

狸寝入や

2018-01-03 23:39:15 | 菓子
客僧の狸寝入やくすり喰   蕪村

狸寝入タヌキネイリは
都合が悪いときに
わざと寝たふりをすること

薬喰いとは
僧は勿論の事
昔は肉を食べてはいけない
それを薬だと言って
さまざまな肉を食べていたという


写真は年末の
松籟庵様の干菓子
落雁製で分福茶釜
初めて見たが
ほんとに茶釜に狸の顔
一口で食べた


狸は
しばしば村や里に姿を現すので
里のケモノと書くらしい

腕の小手にはめる手袋を
手貫タヌキといい
それをタヌキの皮で作ると良いというので
手貫タヌキはタヌキ
ふーん
化かされた気もするが・・・




茶の湯・茶道ランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

待ち人の足音

2017-11-14 00:07:03 | 菓子
待人の足音遠き落葉かな 蕪村


今日は
月に一度の研究会
講義の初めと終わってからと
いつもお菓子を二つ食べる

写真は一つ目の練切「初霜」紅葉した蔦の葉に霜を降らした

もう一つは上用饅頭
銘「来福」
中身が三重になっている
どちらも美味だった

次回はもう12月
この1年ももうすぐ終わり
お勉強は大して頭に入らなかった
来年こそは
もう少し真面目に勉強
できると良いのだが


茶の湯・茶道ランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

身にしむばかり

2017-10-17 01:06:27 | 菓子
  和泉式部
秋吹くは
いかなる色の
風なれば
身にしむばかり
あはれなるらん

とても寒いというので
松風さんから頂戴した
ダウンコートを着た

ちょっと早かった
本格的なダウンコートは
赤坂では誰も着てなかった

今日は松籟庵様と二人で
赤坂2丁目のお菓子屋さん
塩野へ
11月の源氏香と茶の会の
菓子は塩野にした
主菓子は上用の菊
干菓子はすり琥珀の○○
と桃山の○
○が何かは 当日

近くのコージーコーナーで
パスタとサラダにスイーツ
それと珈琲がついて1500円位
パスタの量も多い
なんとなくお得だ
写真はそのスイーツ



茶の湯・茶道ランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝顔

2017-08-18 12:37:06 | 菓子
昨日はブログを書くのを忘れて
朝まで熟睡してしまった

写真は練りきりの朝顔
菓子部製だが
朝顔はほんとは五弁だそうな
芯に朝露を落としてあり
葉を見ると朝顔
観賞するまもなく二口にてのどに消えたが
まあ味は良し
しばし幸福感に浸った


茶の湯・茶道ランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謹賀新年

2015-01-01 23:57:42 | 菓子
年玉を ならべて置くや 枕元 子規

「お年玉」の語源は、
古来の風習であった年神様に
奉納された鏡餅を
参拝者に分け与えた神事から
きているといわれています。

鏡餅は
元々鏡を形どったものであり、
魂を映すものと言われていたことから
「魂=玉」とも
言われていたようで、
年神様の玉ということから
「年玉」、
神様のお下がり物だから
「御」をつけて「御年玉」と称され、
これをいただいた参拝者でもある家主が
家族や使用人に砕いて
半紙に包み分け与えたのが
「お年玉」の起源とも
いわれています。
《ご贈答マナーより》


年末から探し物をしている

11月1日に買った年賀状150枚
いつもは
大晦日から必死になって書き始める
すべて手書きで
ほんとに元旦にポストに入れるのだ
非常に集中するので
疲れる
印刷にしようと
印刷屋に持っていったものの
気に入ったものがなく
持って帰ってきた
いよいよ押し迫り
書くしかないかと探したが
ない ないのだ
その後何回か探したが
ない
ないなら仕方がない
今年は出さない
そうだ
そうしよう

頂くままで
誠に申し訳ないが
そう決めたら 
心の底から
スーとした
 

だけどね 
どこにあるのかな


写真は想望庵の除夜釜の干菓子





茶の湯・茶道ランキング






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨日の続き

2014-12-31 22:52:56 | 菓子
昨日の茶事のお菓子は
虎屋製のキントン

真ん中に赤色の短冊がのっている
その上の方に
黄色い紐が見える
これは何

これは栞 しおり だそうだ
そして
銘は
《昨日の続き》


今日は大晦日

今日は昨日の 続き
明日は 今日の続き

願わくば

しばし
穏やかな
昨日の続きの今日であるように

祈ろう




茶の湯・茶道ランキング




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

試み餅

2014-12-23 23:27:45 | 菓子
天皇誕生日 祭日である
和菓子教室の卒業生向け
今日は特別授業



菱葩餅(ひしはなびらもち)は、
ごぼうと白味噌餡とピンク色の餅を、
餅もしくは求肥で包んだ和菓子である。
通称花びら餅。

平安時代の新年行事「歯固めの儀式」を簡略化したもので、
600年にわたり宮中のおせち料理の一つと考えられてきた。



歯固めの儀式では長寿を願い、
餅の上に赤い菱餅を敷き、
その上に猪肉や大根、
鮎の塩漬け、
瓜などをのせて食べていたが、
だんだん簡略化され、
餅の中に食品を包んだもの(宮中雑煮とよばれた)を、
公家に配るようになった。
さらには鮎はごぼうに、
雑煮は餅と味噌餡でかたどったものとなった。

宮中に菓子を納めていた川端道喜が作っていた。
明治時代に裏千家家元十一世玄々斎が
初釜のときに使うことを許可され、
新年のお菓子として使われるようになり、
全国の和菓子屋でも作られるようになった。


当初はごぼうが2本であったが、現在では1本のものが主流である。
≪ウィキペディアより≫



茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菓子部の今日は金団づくり

2014-11-02 23:58:39 | 菓子
今日は菓子部の会
練馬から松風さまもいらして
四名で二種の菓子作り
主菓子は金団を30個

何でも一人でするのは苦手だ
誰かとお喋りしながらするのが 
良い

去年だったか
松風さまと一緒に買った籐とおしを
今日は初つかい


で 「きんとん」とは何だ

留学のため中国へ渡った僧が
持ち帰ったといわれる「こん飩(とん)」からきたといわれます。
あん玉や求肥を小さな芯として、
練って裏ごししたそぼろ状のあんをまぶした御菓子です。

と甘春堂のホームページに書いてある

なるほどね
色によって季節を表せる重宝なお菓子であり
案外簡単であるが
まずは
色をつけない白い金団
中は栗餡なので
イガのように刺した
松風さまのとわたしめの作ったもの
形は少々変だが
味は良い
あっという間に
三口で食べた

これなら
3個は食べられる
いや 4個かも







茶の湯・茶道ランキング




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稲穂らくがん

2014-10-14 21:20:18 | 菓子
ガゼータさんが遊びに来た

上野、御徒町あたりを散歩したからと
嬉しいお菓子屋さんのお土産
名前を見ると懐かしい

上野の岡埜栄泉総本家の「岡埜の黒豆金つば」と
御徒町のうさぎや「稲穂らくがん」


稲の穂の
伏し重なりし
夕日哉 
子規






茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポタジェのケーキ

2014-08-03 23:36:23 | 菓子
松風様の茶事
みんなで
台にお持ちしたケーキは
想望庵様のお近くの野菜ケーキの店
ポタジェのケーキ

紅茶と一緒に


テーブルセンターも
松風様の御趣味で 素敵だ



茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする