村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

藤原敏行

2009-09-30 23:44:01 | 村雨庵 稽古 
9月最後の稽古日 
あさ8時半木戸のピンポンがなった
アイさんのお出まし
1時間半もかかっていらっしゃるから
少々お疲れでは
今日は電車が混んで座れなかったとの・
そうその頃は ラッシュの時間だ
もう少し早いか 遅いか時間をずらした方が良いのでは・・・
ね アイさん

二つの風炉の灰型を直し
花を籠に入れる
私目は掃除機をかけてあったので
畳を拭き 種火を入れ釜を掛ける
昨日用意してあった掛け軸を掛ける

写真のがそれだ
作者は 拈華の庵において 華郷 とある
岡田華郷の作  
共箱のおもてには 藤原敏行 裏に歌が書いてある

秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる

描かれたその敏行は 
すこぶる上品なる美男子である

今日は外は雨 朝夕は肌寒い 
他の掛け軸に変えようかとも 思ったが
敏行さまは
あまりに さわやかなので 生徒にも披露したくそのままにした
 

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美刻

2009-09-29 23:39:22 | お勉強
ぽつぽつ雨つぶが落ち始めた
傘も持たず 食事にいく 
今日も中華だ 
ラーメン屋が開いていたから 今日はここにしてもよし
と考えながらも いつもの店をのぞくと 
可愛いお姉さんがニコニコ笑ってくれた 
となれば 入らないわけにはいかない

まず おいしく頂いた


今日も田辺聖子の「むかしあけぼの上」を
音読する
現代文なので読みやすいがうまく読めない
マスミ様は 今日もとてもお上手でした

秋のしずかなる夜は 刻刻と美しい時を刻みます

夜10時近く 
ウエストさん 今日
ある人に何か言われて
つらくて泣いてしまったと・・・電話
自分自身が不甲斐無いと  
又泣いてしまったと  いう


泣きましょう つらい時は泣きましょう
子供のように 声をあげて泣きましょう
泣きながら
それを見つめる自分を探してみて
もう一人の
自分を見つめる自分がいるでしょう
その自分と相談して 
なかない方法みつけましょう 
そして
涙をぬぐいましょう


ウエストさん 又 連絡下さいね











コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香道  長月

2009-09-28 23:11:25 | 香道のこと
月曜の夜 お香のお稽古日
道中の空を見上げると
おとといが上弦の月だったので
今日は膨らみゆく こんな月だ
今日は旧暦8月10日 月齢9.3 

小さくて見えないが
最新記事を押すと写真が少し大きく見える

秋の月だ


中目から想望庵様、それとワサワ様と3人の生徒
今日は2番の
羅国ばかりを焚く
じっくりと聞いていると
ちょっと わかったような気がした  が
すぐ
忘れてしまうんだ!!
かなしいぃ・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日曜日の過ごし方

2009-09-27 23:49:09 | 茶の事
日曜日 ゆっくりした朝
ゆっくりと食事をして
荻窪へ東京経由で出かける
東京駅の中央線への
長い長いエスカレーターを昇りきると
そこに
さかちかさんがいた
ご一緒にいきませう
先生へのお宅への道
バス通りを行く
いつもの道と並行した通りだが
ずいぶん雰囲気が違う
ちいさな旅

今日の先生の講義は連月
素晴らしいお話しで
終わられて ホントは拍手したかった位だ
いつまでもお元気でいらして頂きたい

研究会が終わるといつものピザ屋へ
欲望のサラダとサフランのピザ
トマトソースのニンニクと茸のスパゲッティを1皿ずつ
みんなで取り分けて、ビールにて乾杯

あとは珈琲屋へ行きたっぷりおしゃべりして帰った

写真は交趾の鉢
平賀源内のやきもの 源内焼きである
享保13年(1728年)- 安永8年12月18日(1780年1月24日)

今日の研究会で
和全の紫交趾が拝見に回った
これを思い出して写真を載せた
ただし 私めのものではない 
設計室長こと清秀庵のだ



日曜日は
リラックス
楽しい一日を過ごしたい 

先生のお話を伺い
ちょっと勉強した気分
そのあとビールと食事
コーヒーとおシャベリ

まずは 
私めの 
小さな満足の

日曜日の過ごし方 なのだ




さあ

明日は月曜 又 がんばろう



コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝 6時33分 

2009-09-26 23:52:31 | 懐石・料理
日の昇る時間がだんだん遅くなってきた
今日の日の出は東京6時51分とあるが・・・
33分にはもう日が昇って雲の中に隠れている
雲は なんという雲なのだろうか

調べてみると
ひつじ雲のようだ
中層雲(2000m~7000)
秋におおくでる雲とある

朝の良い空気を感じつつ
少し散歩した


今日は料理教室 
生徒 3名
内の1名 うららちゃんが転勤と言う
少し残念だが・・・仕方ないか
がんばれ
そして北海道の星となれ!!


お料理の稽古の時
電話で飲みに行くけど・・・と
お誘いくださった
気がつけば 
AB様3名 
今晩は如何でした
悪酔いなどなさらぬように
何事もほどほどに
飲みすぎには 
どうぞ
どうぞ
お気を着けて下さいませな

では
また次回
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

胡桃和え

2009-09-25 23:14:50 | 懐石・料理
今日も天気良し

今月の
懐の会の献立は

10月の茶事の献立の一部


10月の懐石

汁    小芋焼き目
向付    スズキにするか ぐじかまだ考え中
煮物椀    蓮根餅松茸椀
焼物    サンマの筒揚げ田楽
預け鉢    すいり豆腐鶏黄身焼き絹さや
進肴    舞茸とりんごの胡桃和え
小吸物    板わらび 針わさび
八寸    子持鮎甘露煮 長芋塩蒸
香の物   たくあん他

今のところ以上の予定




今日はその内
焼き物と預けと進肴
お魚は そい 北海道だとか
下ろして刺身にした
汁は蟹のむら雲汁

写真は胡桃和えを盛った赤絵の小鉢
作は加藤孝兵衛窯



胡桃和え
胡桃六個を薄皮を剥いてすり鉢であたり
砂糖を大1と
醤油大半分を入れる

秋に何を和えても美味しい
今日は舞茸と林檎を


なごりの頃は
秋たけなわから
冬近しと
日々移り行く

茶事の取り合わせには なごりの季節らしく
わび道具や (華やかでなく侘びた道具 )
やつれ道具が(傷があり直したものや半端になったもの)
出番でもあるが
なごりの茶事は難しく
もともと巧者のするももとされる

稽古茶事にても 取り合わせは難しい
懐石の献立はなお難しい

まあ あまり難しく考えず 
手に入る材料で ざんぐりと献立をたてた

明日も懐の会 わが料理教室の日だ


もう寝ようっと

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビールを飲もう!

2009-09-24 23:50:34 | Weblog
いつもの店が休みで
駅の近くの中華屋へ行く
そこでABのウエストさんと
生ビールで乾杯した


ウエストさんは会社で何かあり
胸が詰まり
水さえ飲み込めなくなったという位
ストレスを受けた

正しく真面目に仕事をしているから
平穏だとは限らない
突然無理なことを言い出す人が居る
先方の気分で罵倒されることも
脅しのような言葉を耳にすることも

それを真っ向から受けたら傷が深くなる

今日は冷たい生ビールで飲み込んでしまうのだ

まず餃子
チンジヤオロウスウに五目焼きそば出来立ての熱々を食べれば
美味しいね

味がわかれば大丈夫
美味しい食べ物とおしゃべりははストレスを発散させるから

またいらっしゃい
ウエストさん

今度は美味しいラーメン食べましょうね


写真は松籟庵さんに頂いた
おしどり
ミルクケーキ

ほのぼのと懐かしい味がする

これも癒やしの食べ物だ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何も無し

2009-09-23 21:32:18 | Weblog
なにも
無い

なにもしない
そんな日だ

お墓参りが取りやめになり
きゅうに空いた一日

予定はあったが
ただただ 寝ていた

夢も見ず
ずっと寝ていた


京都高山寺の明恵上人は
1173に生まれ1232年60歳でなくなる
19歳から40年間 見た夢を記録した

明恵上人夢記だ


河合隼雄が「明恵 夢を生きる」
白洲正子も「明恵上人」を書いている



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふみの会 長月 

2009-09-22 23:44:46 | お勉強
今日は祭日 一時より始まる
今日から会員一名増 ひろこ様のお出まし
計三名にて ふみの会を開く

初めは久しぶりにゆっくりお話できると
その嬉しさに お喋りが止まらない
たっぷり お喋りし
ほんの 少し勉強して
帰りは いつものラーメン屋にて
生ビールで乾杯 
蒸し鶏と餃子と五目お焦げそれに海鮮ビーフン
おいしいのだ これらを平らげて 終了


今日の文は

藤村庸軒 
杉木普斉 
寸松庵

それぞれの文を読む
といっても いつも手紙の写真の解説分を読み進めていくのだ
なんだか よくわからないが 仕方なく大きい声を出して
その本を読むだけだ
たいして勉強にもならないかも知れないが
何もせぬよりは 良いだろうと・・・
今日もせいぜい30分のお勉強だった   短い!!

たぶん 次回も短いだろうが
無理はするまいぞ

写真は明るくて きれいに見えるが 本物は古くて汚い
我が家の玄関の天井だ 
東南にある  ここだけ光が良く入る
天井の竿ぶちが並行でなく狭まったり広くなったりしてる
大工の川島さんが考えてそうした
もうなくなられて2年になるか
確か 9月だったような

明日は
彼岸の中日 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふくめの会  長月

2009-09-21 23:25:45 | お勉強
中目黒のホームから山手通りを撮った
道はすいてガラガラだ
左側に建築中の丸いビルが未来都市のようにぬうっとそびえている
窓には明かりがひとつもなく
不気味な静けさに包まれている

今日はふくめの日
夕方明るいうちに想望庵に着いたが
主の想望庵主様はバレエのお稽古が伸びてまだお帰りではなかった
出てこられた隣のお姉さまに愛想良くお辞儀などして少し待つ

まもなく想望庵様背筋伸ばされお帰り

六時過ぎには皆様お揃い
今日の休みはゆりももさんと森金さん

来月はいつもの予定どおりだ


藤原行成 フジワラノコウゼイ  フジワラノユキナリ

971~1027年 平安中期の書家。
三蹟・小野道風、藤原左理の一人
参議、権大納言を歴任、正二位に上った
学才と能書で知られ四納言の一人となった
四納言は行成、公任、俊賢、斉信
世尊寺流の祖
道風の書に明るさを加え上代様を完成した
おだやかな人物であったらしいが さて真実は知らず

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雲高く

2009-09-20 23:32:12 | 村雨庵 稽古 
日曜日
月々会だ

今日は良い天気
待合には
巌谷小波の自画賛を
本席には
清風万里秋セイフウバンリノアキを

賛は
雲高く草遠くして牧の秋
少々太めの馬が元気に飛びはねている
見るだけで元気が出るようだ

  天高く馬肥ゆる秋 

注意をせねば 我も肥ゆる 


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

懐の会 長月

2009-09-19 22:51:24 | 懐石・料理
今日は料理教室の日だ

あさ10時半 早々と勝どのが見えた
いつもの献立をノートに写し
片づけをしてくれる
11時 さわわさんお試しお稽古
今日はかつどの一人なので
お付き合い頂いた

さすがさわわさん ベテランの奥様手際よく包丁を使われる
写真は今日の献立だ 小さくて見えないところが 良い
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

意味のないもの

2009-09-18 23:55:52 | Weblog
狭いせまいわが玄関を入ると
すぐ右の窓に変な看板がかけてある
写真がそれだが
ひさごの形の焼き物で
京都の陶器屋の宣伝が描いてある
我が家にはなんの関わりがなく
意味のないもの
だが
こうして写真を撮すとなかなかいいではないか
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あおきさん花が咲きました

2009-09-17 23:11:49 | 村雨庵 稽古 
写真のように
岩シャジンの花が咲いた

青木さん
仰るとおり
毎日ちゃんと水をあげてましたぞ

綺麗な花だが
背が低く
切っていけるには可哀想それで
写真を撮る  のみにした


今日は木曜日稽古
逗子のカヤマ様から
たくさんの茶花を頂いたので 
いや
勝手に奪ったかもしれないが・・・
秋草を五種づつ
ひいろんさんと
たけさんが活ける
行きつ戻りつ  ためらいながら花を活ける

利休七則にも
花は野にあるように
とあるが
野にあるように花を生けるのは
簡単ではない

ひたすら集中して花を生けるその時は
きっと幸せな時間と言えるだろう


秋草は優しい風を好む
すーっと伸びた葉がさやさやと動き
またすーっと
何事もなかったかのように
もとにもどった



コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

村雨会 長月その三

2009-09-16 23:34:45 | 村雨庵 稽古 
水曜日 村雨会あり
昼ころから 
着付けの先生カズ様、さわわさん、たけちゃん、
夕方から 清秀庵さん、くま尚さん、あいてら氏、
とび姫、森金さん、勝どの、うらちゃん 10名の生徒

待合の掛物は 大八木也香の菊まがきに蜻蛉の絵
大八木也香は大正時代の日本画家
三田利徳に就き漢学を修め、画を父及び佐竹永湖に学び、
専ら文晁派を修め、山水を能する

本席は清風明月
三井寺の管長が書いたものを掛けた



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする