瓢ヒサゴよ瓢よ
汝ナンジ真瓜マクワの位もなく
西瓜スイカの暑をならふ徳もなし。
しかれども気の軽く
中むなしうして無欲なれば
仙人も汝を友として
酒を入れて腰に携え、
あるは駒を出して楽しめり。
汝ナンジ瓜の類タグイにいて
包丁の難にあはざるは智なり
鯰ナマズを押さえてのがさしむるは仁なり、
羽柴公の馬印となりて強敵をくだくは勇なり、
汝 性は善なりといふべし
うかうかと暮らすようでも瓢箪の胸のあたりに締め括りあり
江戸後期の禅僧 大綱の有名な歌だ
写真は
大瓢の絵だ
筆者は空也堂八十五世竹龍
瓢というと
上記の歌が有名で思わず口ずさむ
胸のあたりのしめくくりあり
なんとも的を得て気持ちが良い
大綱禅師は大徳寺四百三十五世
黄梅庵の十四世
諱イミナは宗彦 向春庵と号す
安政七年八十九歳没
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汝ナンジ真瓜マクワの位もなく
西瓜スイカの暑をならふ徳もなし。
しかれども気の軽く
中むなしうして無欲なれば
仙人も汝を友として
酒を入れて腰に携え、
あるは駒を出して楽しめり。
汝ナンジ瓜の類タグイにいて
包丁の難にあはざるは智なり
鯰ナマズを押さえてのがさしむるは仁なり、
羽柴公の馬印となりて強敵をくだくは勇なり、
汝 性は善なりといふべし
うかうかと暮らすようでも瓢箪の胸のあたりに締め括りあり
江戸後期の禅僧 大綱の有名な歌だ
写真は
大瓢の絵だ
筆者は空也堂八十五世竹龍
瓢というと
上記の歌が有名で思わず口ずさむ
胸のあたりのしめくくりあり
なんとも的を得て気持ちが良い
大綱禅師は大徳寺四百三十五世
黄梅庵の十四世
諱イミナは宗彦 向春庵と号す
安政七年八十九歳没
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