村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

瓢よひさごよ

2010-06-30 23:08:30 | 村雨庵 稽古 
瓢ヒサゴよ瓢よ
汝ナンジ真瓜マクワの位もなく
西瓜スイカの暑をならふ徳もなし。
しかれども気の軽く
中むなしうして無欲なれば
仙人も汝を友として
酒を入れて腰に携え、
あるは駒を出して楽しめり。
汝ナンジ瓜の類タグイにいて
包丁の難にあはざるは智なり
鯰ナマズを押さえてのがさしむるは仁なり、
羽柴公の馬印となりて強敵をくだくは勇なり、
汝 性は善なりといふべし

うかうかと暮らすようでも瓢箪の胸のあたりに締め括りあり

江戸後期の禅僧 大綱の有名な歌だ
写真は
大瓢の絵だ
筆者は空也堂八十五世竹龍
瓢というと
上記の歌が有名で思わず口ずさむ
胸のあたりのしめくくりあり
なんとも的を得て気持ちが良い


大綱禅師は大徳寺四百三十五世
黄梅庵の十四世
諱イミナは宗彦 向春庵と号す
安政七年八十九歳没


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麻三斤

2010-06-29 21:21:53 | 紫廼茶話会
火曜日
紫兎庵様のところへ茶の稽古に
真の炭と真之行台子

足は相変わらず痛く
正座は出来ず

軸は円覚寺の足立泰道管長の麻三斤

今日はサッカーを見る ぞ




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額見石

2010-06-28 23:21:56 | 茶の事
ガゼータどのから電話があった
耳庵の扁額がある茶室に掛っているが扁額とはどういういきさつで掛けるのかしらと

茶室の扁額とは
殆どが ゆかりの茶人や禅僧が揮毫したものを好んで掛けるらしい
誰が・・・
茶室の持ち主であろう

電話の時は忘れていたが
昨年秋に京都の北村美術館の四君子苑へ行った
その時、誠に親切丁寧に説明して頂き結界をはずして茶室の中へも
入れて頂いた
その小間の茶席の名は珍散蓮チンチリレン
扁額は耳庵が書いたものだった
仲が良い北村夫妻にはお子さんがおらず
相続でバラバラにならなかった美術品や茶室に庭などが美術館になっている
昭和19年に完成され後に増築は吉田五十八の設計、
機会があれ是非ともまた行きたい場所だ

寄付で身支度を整え
待合にてお湯を頂き
露地に出て
飛石つたいに腰掛へ
向付を受けまた飛石に添って茶室へ向かうが
茶室の扁額がよく鑑賞できる所に額見石がある
飛石なのだが他のより少し大きく
扁平な石を据えるようだ
立ち止り
茶室の屋根近く高く掲げてある扁額を見
また回りの露地の風情を見る
物見石ともいうその石の上で
まったりするが良し
物を見るときは
立ちどまる
清々しい露地の風情にどんなに感激しても
きゃぁきゃぁと大きな声で騒がない
ひそと思いひそと感じて胸にとどめる
決して
その扁額の文字を決して大きな声で読んではいけない
右から読むか左から読むか
文字も難しく間違える事もあろう
扁額の文字もそっと心で読み
後で確認するのだ
大きな声で間違って扁額を読みちがえては
ガッカリだ 
お互い注意しよう

いにしえの茶人たちも
額見石の上に立ち扁額をながめ
一息ついて茶室へと向かう
どのような茶事が始まったのだろう


今 村雨庵の扁額を里庵様に頼んである
もし木戸の所に掛けたら
間違いなく蕎麦屋に見える
想望庵、松風庵様のはすでに出来た
早く出来ないかなあ

額見石はないけれども・・・


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茶碗で知るやきものの見方

2010-06-28 01:03:59 | 茶の事
茶碗で知るやきものの見方 (淡交ムック)
杉浦 澄子
淡交社

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やきもの鑑定

2010-06-28 01:03:20 | 茶の事
やきもの鑑定入門 (とんぼの本)
芸術新潮編集部
新潮社

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茶カブキ之式・千古千今截断舌頭始可知真味

2010-06-27 23:58:10 | 村雨庵 稽古 
六月の月々会
今日は茶カブキ之式をする
一回行う事を一席というとある

無学宗衍ムガクソウエンの偈頌にあるは
千古千今截断舌頭始可知真味
いにしえに
いまに
ぜっとうをせつだんして
はじめてしんみをしるべし

日常、甘い、熱い、冷たいと舌先の味覚で判断しているが
これは仮の判断である
真実の味は舌頭を截断したところにあるのだぞ
ということか

二種の試み茶に本茶は三種
本茶の順番を当てるわけだ
点前はかつどので
濃茶を四人分づつ四服練る
主菓子はひとつなのに四服では
飲む方も大変だ
真剣な時間が過ぎ
結果は飛び姫ひとりだけが当たった
当たると誠に気分が良い
見事 飛び姫



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七種の台

2010-06-26 23:16:45 | 紫廼茶話会
今日は紫廼茶話会
休みが三名いて出席は三名のみだ
三名では七事式はできぬ
では私達の会の七月の業体稽古の出し物
盆香合と行台子と和巾を紫兎先生にお教え頂き
業体稽古の予習としよう

掛軸は宗達下絵、光悦書の色紙
夏引きの手びきの絲の年をへて絶えぬおもひにむすぼほれつつ
新古今集 
越前の歌が書かれている

恋の歌で
七夕の取り合わせ

主菓子は
白い上用饅頭に天の川が描かれ
ガラスの器に盛られるか
唐物の芙蓉手の染付に
銀の手が付いている菓子器
これに盛るか 考える
盛ってみると
いずれでも良いよう
菓子と菓子器が良い物なら
なんでも合うものだと感心す
天目茶碗は土見に庸軒と印があるもの
根来の天目台は村瀬治兵衛作

天目台に
七種の台がある
若狭台
印台
朱台
段紅台
かりん台
海貝台
花紋台の七種
七つの台ともいうと聞く

人も少ないので私めも点前の稽古をさせて頂くが
まだ正座ができない
今日も足が痛い
ただ正座してふくらはぎとの間に座布団を入れると痛くないと生徒に聞いた
確かに痛くない
点前をするに変な姿で申し訳なく
またホントになさけない

とほほ・・・


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法隆寺天平古材の茶杓

2010-06-25 23:07:45 | 茶の事
今日は予定もなく ゴロゴロ
本当は片づけをすると公言したが
起きると何だかだめだ
整体へ夕方出かけ
又 ゴロゴロして体を怠けさせている

五木ゴボクという言葉がある
桑・槐エンジュ・楡ニレ・柳・楮コウゾ
この五種の木を
五木ゴボクという
毒性がない木だそうだ

茶をしていると多くの木材が登場する
茶室を構成する材木や建具の他に
茶道にも炉ぶちや棚類・煙草盆また香合や茶杓
板目もあり柾目もある
何の木でしょう
さて
なんだかわからない
わかるのは桐と松と杉位かな
桑もわかりやすいか
わからないほうが多い
なんでも判れば気持ちが良いだろうな
楽しいだろうな

昔 むかし
東京駅のそばの八重洲の木材商社に勤めていた
今は新木場へ移ったがまだ木場に多くの木材問屋がある頃だ
その頃もっと積極的に木の事を勉強していたら
今頃何でもわかってて
この茶杓は梅ですね
香合はタガヤサンです
とバシバシと言えたのに

今のところは
たぶん・・・
とボソボソ
口ごもる

写真の茶杓
法隆寺の天平の古材を以って作るとあるが
さてなんだろう
たぶんヒノキでは・・・
と 口ごもる


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八つ手と八窓の席

2010-06-24 23:46:20 | 村雨庵 稽古 
写真は八つ手のお茶碗
手にしているのは
うらちゃん
お弟子の皆さん方は今日はこれで洗い茶巾の点前をしていた
茶碗の外には黒に大小ふたつの八つ手があり
内側は光琳波が金と銀で描かれている
京都の清閑寺焼だ

八つ手といえば
八つの窓を持つ茶室がある
八窓の席とか八窓席・八窓軒という
古田織部が創案したと伝えられる
八つの窓のある著名なものは
・南禅寺金地院の八窓席
・曼殊院の八窓軒
・桂離宮の松琴亭の八窓席
八つの窓の八つとは・・・
しっかり意味があるらしい

茶は八識を得る事と考えそれに因む八の窓を開けるのだという説もある
そこで
八識とは(はっしき、はちしき)
仏教の意識作用の8種をいう。
* 眼識
* 耳識
* 鼻識
* 舌識
* 身識
* 意識
* 末那識マナシキ=自我意識
* 阿頼耶識アラヤシキ=生命を持続させる識
こうなるとまあ理解できずに終わるが 
今日はサッカーもある
みようかな
寝ちゃおうかな 思案中で・・・



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谷崎潤一郎

2010-06-24 00:45:43 | 茶の事
陰翳礼讃 (中公文庫)
谷崎 潤一郎
中央公論社

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茶室の窓 いろいろ

2010-06-23 23:28:35 | 村雨庵 稽古 
今日は水鶏の和歌の軸を掛ける

水鶏 

まがねふく
吉備の牛窓月澄みて
前し田渡る水鶏鳴くなり 定勝

作者は不明

水鶏くいなという鳥は渡り鳥で
寒くなる前に南方に飛んで行く
水辺を好みその鳴く声を くいなたたく 
と言いその鳴き声などを楽しんだようだ
夏の季語である
まげねふく は 吉備の枕詞
真金は
鉄をつくる為ふいごを吹く事から吉備の枕ことばになっている
吉備は岡山県
牛窓と言う場所もあるようだ
月の澄みきった空を見上げ
田植えを終え水の張った田んぼに水鶏の鳴く声を聞く
その清しい空気を感じ 
ひたと涼しくなる
風流 まことに風流

窓といえば
窓は茶室の欠くべからざる重要なる部分
窓から取り込む明りの量
光の陰影
茶人のもっとも工夫があらわれる場所だ

工法から
・下地窓は
別名 塗り残し窓とか塗りさし窓と 
藤蔓は外は縦、内側は横に巻く
千利休が田舎家で見て、風炉先窓にあけたのが始まりといわれる
・連子窓は
竹を連子にならべて鴨居敷居に打ち杉材で横貫を一本通す
・突上窓は
北向道陳が始めたとされるが、諸説あり
屋根に付けた窓 天窓 採光や換気す
覆い戸を突き上げ鴫の嘴で支える

位置や形状により
・有楽窓は
如庵の窓にある竹の連子を詰打ちしたもの
・風炉先窓は
点前座の正面の窓 
外は下地窓 
内側には引き残しの障子
点前座の換気と採光の為
・色紙窓は
大小二つの窓をずらして作る
点前座の勝手付けに多い
上を連子窓、下を下地窓が多い
「座敷の景」として織部が考案す
・墨蹟窓は
床の間の壁側の窓 床の採光の為
下地窓が多い 織部窓ともいう
・花明窓ハナアカリマドは
床の袖壁の下地窓の中に縦横二段に竹の下地を交へ、
その右寄上部の交差した所へ
花入を掛ける朝顔釘という折釘の先が両側に開くようになっている釘を打ちつけ窓の外側に障子が掛ける

茶室の窓は開けて外の景色などは見ない
明りとりと換気 茶室のデザイン上のものだ
昔は茶室に電灯などないし
天気の良い日ばかりではない
雨や曇りもある
たまには嵐の日もあるだろう
茶事をするに窓からの明りの量が何より重要

陰影礼賛だ


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柄杓に心あたらしき良し

2010-06-22 23:04:57 | 茶の事
庭の夏椿が咲いた
手の掛けたものは愛しい
去年植木屋のあおきさんが植えた時
毎日欠かさず水をやれと言われ
雨が降らぬ日は
その夏椿のあたりだけでも
毎日ちゃんと水やりした
如雨露でじょろじょろとするか
たまり水をプラスチックの柄杓でじゃっじゃっと掛けるかだが

柄杓といえば
茶道の柄杓は
東山時代から専門の柄杓師が
釜などに合わせて作っていたと本にあった
今は風炉用・炉用・差通しの三種類
風炉は切止の身の方を斜めにそぐ
炉は切止の皮の方を斜めにそぐ
差通しは切止を寸切し、炉風炉ともに台子、長板総荘に用いる
柄杓の名称は
合・底・月型・口・しのぎ・節・切止
また月型の柄杓の内側を爪
柄のほうをくり という

柄杓を茶道具屋で買う時
高いのと安いのを並べられて
どちらに致しますかと問われる
高い作家のものは合の表面などつるつる磨かれて
竹がピカピカ光っている
茶会の時は頑張って箱入りのを買うが
普段は並みで良い

利休道歌にもある

水と湯と茶巾茶筅に箸楊枝 柄杓と心あたらしき良し



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禁花

2010-06-21 23:15:01 | 茶の事
薬師寺の安田瑛胤管主 清風
力強い筆跡で拝見していると
清風に吹かれている心持だ

今日は夏至
一重の着物も熱い

花入に入れざる花はちんちょうげ太山しきみにけいとうの花
女郎花ざくろかうね金銭花せんれい花をも嫌いなりけり

茶席の花は
茶会に季節感を取り込み、
雰囲気を盛りたてる
ゆえに
茶会の雰囲気にそぐわない花は
入れない 

禁花ともいう




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陸でもないはなし

2010-06-21 01:29:34 | 茶の事
曇りというか晴れというか
はっきりしない
写真は近所の時計草
始めて見た時は驚いた
見ると元気になるような気がする


11時から懐の会
夜は袋物の会
テレビも見ず音楽も聞かず
ただただ料理する
包丁を持つか
また袋物完成の為に
ただただ縫うための
針を持つか

いにしえ人の生活のよう
あんがいこういう時間が
癒しになるような・・・

さて六月
六の名数に
六歌仙 ロッカセン
僧正遍昭、在原業平、小野小町、喜撰法師、大友黒主、文屋康秀

六根清浄ロッコンショウジョウ
眼、耳、鼻、舌、身、意

六古窯ロッコヨウ
信楽(滋賀)、備前(岡山)、丹波(兵庫)、越前(福井)、瀬戸(愛知)、常滑(愛知)

六宗匠ロクソウショウ
村田珠光、鳥居引拙、武野紹鴎
千利休、古田織部、小堀遠州

六方 ロッポウ
東、西、南、北、天、地

なお
ろくでもない

ろくは陸ロク
下に打ち消しの語を伴って、
物事の正常でないこと、
まともでないこと、
満足できる状態でないこと、
また、そのさまを表す とある

てなわけで
本日も
ろくでもないお話しで





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築地へ行こう

2010-06-19 23:16:51 | 茶の事
うらちゃんと
飛び姫と
築地へ
包丁の正本の前で写真を撮った

短歌にした

大江戸線の築地市場に降りてみん魚の臭いがしたるホームに

バタバタと鳴らして走る荷車をよけつ水産物部へ小走りならん

見たことのない風景と初めての築地市場に興奮する友

足元は水を撒きたる長靴でなくば汚れる築地場内

築地市場はチャキチャキの江戸っ子がいるその売場ごと

もの買えば店を覚える削り節と日高昆布は川邊商店

大野屋に入れば広きよ台所用具は見ても買っても楽し

呼び込みの多しをよけて進みゆくまず予定する物を買わんと

高木とうなじみの店は買うものもなくとも寄らん店主と会うため

初めての二人を連れていく市場楽のしからんや声のはずまん

大粒の雨の降り出す昼食は鮨を食べんか築地場外

またぞろと観光バスを降り来たる築地はもはや観光地なるや



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