村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

歳暮蕎麦懐石

2018-12-08 23:42:27 | 茶事 茶会 他会記
今日は歳暮蕎麦懐石の茶事
年の暮れらしい取り合わせの道具に
蕎麦懐石
ウコンの風呂敷にお椀をくるみ
利休箸を差し込んで
客前に運ぶ
膳はない
風呂敷をひろげる
温かいつゆに蕎麦が入っている
蕎麦椀を手前に
右向に薬味皿
左向に蓋を置き
懐紙を折って箸置にする
まずは薬味を入れて蕎麦を啜る
御酒とやきものの盃で一献
そのお酒の美味しいこと
唸る
大皿に蕎麦
二度目は冷たいつゆで食べる
織部の角皿に
だし巻き玉子と染め卸し
染め卸しとは
普段から自宅でもするが
大根卸しの水気をとり
醤油をかけたもの
蕎麦屋で一杯のつまみは
昔から
玉子焼と染め卸し
いける
続いて定番の天ぷら
海老と舞茸と穂紫蘇
いくらたっぷりの蒸し寿司
なめこと蕪の吸い物
亭主相伴
熱々の番茶で喉を清め
八寸になる
穴子の煮物と柿と栗の茶巾絞り
千鳥の盃で
肴に私は謡を少しうなる
蕎麦湯で器を清め
元のように風呂敷に包み下げられた

忘年茶事に相応しい
初めての蕎麦懐石は
こんな感じだった気がする
続き
主菓子が一文字の蓋物に盛られる
写真がそれ
菓子は蕪
よくよく味わって中立
後座席入りして
濃茶 後炭
最後に薄茶
年の暮れも
善きかな

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堺の庭ぞ

2018-11-16 23:42:12 | 茶事 茶会 他会記
口切に堺の庭ぞなつかしき 芭蕉

今日は
真の茶事に参加
引継の時に後見人をつけて
真の茶事をすること
が多いが
今日はそれではない

寄付にて汲み出し
腰掛け
本席席入
台子
真之炭
懐石道具は朱塗
膳運び一献
向は胡麻豆腐
味噌汁は紅葉麩
いつもながらご飯が美味しい
煮物椀 菊蕪椀
焼物は蓮根の田楽
飯器
あとで湯桶と香の物
膳を引くと菓子で中立
菓子は七種

後入
真之行台子
動座して薄茶
済むと
後段の膳に吸物と向付
朱盃に一献
八寸が出て千鳥の盃
重ねて
三種の肴も

畳 新しく
露地の竹は青竹
濃茶は11月ならで
今朝挽きたてとか
一段と味わい深い
満足の一会
勉強になった


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三渓園茶会

2018-11-11 23:58:32 | 茶事 茶会 他会記
今日は茶会
社中四名とながたん姫の
五名で参加
暑くも寒くもない茶会日和だ
早めに出かけて
四席ある茶席を
全部入った

まず元気なうちに
階段をたくさん上り
上の方にある月華殿へ
江戸千家のお席だった
お菓子は織部まんじゅう
千草庵製
それは村雨庵に毎週
お菓子を届けてくれるお店
嬉しいね

あと表千家が二席と
裏千家が一席
みな薄茶席
主菓子が四個
甘い

茶会が終ると
近くの茶店で
お蕎麦と味噌おでん
お腹も満足した

三渓園では菊まつりがひらかれ
観光バスが何台も駐車場に入っている
みんなもきっと
美しい景色を楽しんだ
のんびりの一日
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京都日帰り

2018-10-28 23:04:30 | 茶事 茶会 他会記
猪の床にも入るやきりぎりす 芭蕉

今日は京都へ行く
9時10分品川発の新幹線ひかり
友人達と
同じ号車の新幹線にのる
今回は広島から参加の凛さんも一緒
京都で待ち合わせ
お目にかかり
ともかく嬉しい
友人達も凛さんと
かつて一緒に
お茶のお稽古をしていたので
同窓会のように
皆で喜ぶ
今日一日
行動は一緒

大徳寺孤篷庵の茶会に参加
京都へ着き
タクシーで孤篷庵
茶会は濃茶と薄茶と点心
結構待たされ
点心を急いで食べ
タクシーで京都八条口まで
喫茶店に入る時間はなく
少し待って新幹線指定席で帰る
新横浜駅からタクシーで自宅
観光は何もせず
まっすぐ行って
まっすぐ帰った
それでも楽しい

帰りの新幹線
一緒に行ったお弟子様の
森金さんとサカチカさんから
京都護王神社の足腰の御守りを貰った
二人は前泊して
茶会の前に護王神社と
楽美術館と今宮神社に行った
その護王神社の御守り



和気清麻呂が旅の途中に
猪の加護により
痛めていた足が
回復したとのこと
私の足も猪の霊力で
もっと良くなるはず
ありがとう

護王神社は別名
いのしし神社
京都御所蛤御門の向かいにある
神社の入口にはだいたいいる
狛犬の代わりに
猪がいる
この神社は
狛コマいのししがいる

来年は
混む ね

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今日は大師会茶会

2018-10-23 21:53:16 | 茶事 茶会 他会記
蓮池や折らでそのまま玉祭 芭蕉

玉祭は盂蘭盆会の宗教行事
ということで
この俳句の季節は夏




写真は枯れ蓮となった蓮池
奥の建物は鶴翔閣だろうか


今日は
大師会
場所は三渓園
今回は
原三渓の八十回忌追善茶会とのこと

三渓筆の白蓮の図や
枯れ蓮が花入に入って
追善の取り合わせ

濃茶席が二席
下の写真の臨春閣は
五島美術館が担当



月華殿は瀬津雅陶堂だった
それぞれの名品をゆっくり拝見
眼福であった

欲につられたせいか
足のいたさも忘れ
階段をたくさん登った
帰りは
茶室の春草盧や蓮華院を見学したり
南門まで散歩に行く
よく歩けたものだと感心
毎日茶会だと
足に筋肉がつくかもだが
茶会でなくとも
毎日歩こう
途中の歩きはカウントしなかったが
今日は2710歩
まあまあだ

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遠寺晩鐘 平成最後の名残の茶事

2018-10-19 23:10:10 | 茶事 茶会 他会記
今日は茶事に参加
名残の茶事である
大きく言えば
平成最後の風炉の茶事
正午茶事

掛軸には瀟湘八景の和歌が
掛かり
名残にふさわしい侘びた道具の
取り合わせを楽しんだ

板風炉の中置
香は寄せ香
懐石は
寄向に絵変わりの煮物椀
焼物は吹寄せ
省略のないフルの茶事
お客様は七名
四時間半ほど

昨日に続いて今日も着物でいると
さすがに疲れた
でも
こうして少しずつ元気になるんだと
期待している


瀟湘八景とは
瀟湘地方の八つの景勝。
・山市晴嵐
・漁村夕照
・遠浦帰帆
・瀟湘夜雨
・煙寺晩鐘
・洞庭秋月
・平沙落雁
・江天暮雪

瀟湘八景は禅宗とともに輸入され
多くの絵画や漢詩に取り上げられたが
古くから和歌も作られているようだ

遠寺晩鐘
暮かゝる 
霧よりつとふ 
かねの音ネに
遠かた人も 
道いそくかな

十一月の気温という
今日は寒い一日
茶事が終わり玄関を出ると
パラパラ雨が降りだした
これぞ時雨
至極 風流
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文の会正午茶事

2018-10-14 22:56:14 | 茶事 茶会 他会記
文の会のヒロコ様とバイ様から
お茶事のお招きを受けた
私めの古稀のお祝いを
して下さるとのこと
正直まだ古稀には早いのだが
招くほうも招かれるほうも
先のことはわからない
生きているかいないか
先のことはわからない
私は今68歳
数えでも古稀は来年
早めでも
出きるときに茶事をひらこうとのことで
早め古稀祝いの茶事
有難いことだ

水屋はヒロコ様
点前はバイ様
招かれたお客は四名
私と今年は年女の松風様と
森金さんとサカチカさん

帰りにはお赤飯をお土産に頂いた



茶事に招かれた幸せを感じつつ
お赤飯をパクパク
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月澄む空

2018-09-02 23:25:01 | 茶事 茶会 他会記
いかばかり
嬉しからまし
秋の夜の
月澄む空に
雲なかりせば 西行

月澄む空とはいえない空だが
先ほど茶事から帰って来た

今日は九州のお弟子様が
お稽古やって来る予定になっていた
でも私は退院したばかりで
お稽古もできない
そこで
サカチカさんに茶事をリクエストすると
すぐいいですよとの答えあり
有り難く甘えた
客は私と九州のおふたり

時間は午後三時半過ぎから
始めに茶や炭を済ませて
後で懐石をゆっくり頂戴した

久しぶりの茶事だ
この何日かめまいがして
起きれず
寝てばかり
今日もずっと寝ていた
時間になりタクシーで向かったのだが
着いても自分の体が思うように動かない
困った
待合から席入して挨拶が始まり
少しずつお喋りしているうち
体に熱が通いだし
何となく元気になってきた
懐石の頃にはお酒も入り
茶事を楽しむ余裕も出来
濃茶薄茶を味わい
美味しい料理に癒された
いつでも
元気でいないと



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かきつばた

2018-05-13 00:32:15 | 茶事 茶会 他会記
有難き姿拝まんかきつばた 芭蕉

かきつばたと言えば

から衣
きつつなれにし
つましあれば
はるばる来ぬる
たびをしぞ思ふ

覚えよう

写真は
昨日の茶事の煮物椀
桜えびに筍の姫皮を芯にして
牡丹しんじょ
熱々の 汁
思い出しても
美味しかった
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初風炉宸翰荘茶事

2018-05-11 23:14:17 | 茶事 茶会 他会記
明日は粽チマキ難波の枯葉夢なれや 芭蕉

今日は茶事
五月の緑風に誘われて
宸翰シンカン荘の茶事だ

宸翰シンカンとは、
天皇自筆の文書のこと。
宸筆シンピツ、
親翰シンカンともいう。
鎌倉時代以降、室町時代までの宸翰を
特に宸翰様と呼ぶ。
中世以前の天皇の真跡で現存するものは数が少なく、
国宝や重要文化財に指定されているものが多い。
(ウィキペディアより)

つまり天皇の掛物の軸荘
初めての茶事だ
着物は紋付
黄緑色 いや
萌葱色と言った方がよいか
白抜き紋の訪問着にし
帯は妹の帯を締めた
袋帯で二重太鼓
歩いているうちに
なんとなく弛んできた
いつもはぎゅっと結わくのだが
今日はもし短いといけないと
折ったのだが結果
うまくいかなかった
帯がきちっと体に付いていないので
どこか落ち着かず
その上 腰が痛い
こらえきれず片隅で結び直した
帯は肝心だ


端午の節句はすぎたが
茶事の主菓子は粽チマキ
花は大山蓮華
花入は南蛮ちまき

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縞様の初風炉茶事

2018-05-08 23:26:02 | 茶事 茶会 他会記
今日はシマ様の初風炉の茶事
お招きを受けていそいそ参上する
今日はホトトギスの茶事
紫兎先生からの掛軸
扇面にホトトギスの画の披露でもある
待合にて汲出
文房具飾りにその軸を拝見し
席入
本席のお軸は
室町時代の親王筆
ホトトギスの和歌
挨拶のあと懐石が始まる
向付は古染付に鯒コチの昆布〆
お酒は獺祭と鶴齢
山口県岩国の朝日酒造の獺祭ダッサイと
鶴齢カクレイは新潟青木酒造
生酒だとか
煮物椀
焼物 預けに進肴
春岱の小鉢にもずく酢
相伴のあと小吸物に八寸
お謡を所望ありて
縞様と私めが少し謡う
茶事はまだまだ続き
たっぷり堪能し
家路へむかう
やはり茶事はいい
茶事の客はいいことばかり
楽しかったが
これから礼状を書かねばならずして
今日はここまで
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井出の玉川・タイ様の茶事

2018-04-13 23:57:35 | 茶事 茶会 他会記
駒とめて
なほ水かはむ山吹の
はなの露そふ
井出の玉川
新古今集 藤原俊成

井出の玉川は六玉川のひとつ
井出は山吹で有名な場所で
山吹と言えば井出
井出と言えば山吹のことだ

タイ様のお茶事
エフ先生と紫兎先生のお二方
二人の先生とのお供に招かれた正午茶事
掛けものは
山吹の歌二首
筆者は二条為氏だったかしら
初炭の香合は周茂叔
懐石は平目の向付に蓬麩の味噌汁
卵豆腐の煮物椀に焼き物はかます
筍とワカメに蕗の預け鉢
きゅうりとしらすの酢の物
生姜の小吸物
八寸は天豆とホタルイカ
香のものは沢庵と柴づけ
菓子は塩野の山吹だった

後座は青磁に牡丹
紫紺色というらしい
濃えんじ色
たが袖棚にて濃茶
都合で続き薄茶にしてもらった

茶事のあと私は
宝生能楽堂での観能がある
6時から始まるので4時過ぎには出なければならない
挨拶を終えたあとの
ケーキタイムには参加せず
電車に乗れば
お能はギリギリ間に合った
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春の嵐・飯後の茶事

2018-04-07 23:31:26 | 茶事 茶会 他会記
昨晩も風が強かったが
今日も嵐のような風が吹いている
待合から露地に降りる為に
戸を開けると凄い風だ
露地草履をはいて踏石に立ち
次のお客様のため草履を揃えるのだが
その前に思わず戸を閉めた
何しろ凄い風
春の嵐だろう

今日は
飯後の茶事のお客で参加
飯後とは食事のあと
食事は三食
朝昼夜の食事のあとの茶事の事
一時席入だ

腰掛にて迎付をまち
蹲をつかい躙口から入る

挨拶のあとは初炭
香合拝見
そのあとに吸物八寸
菓子椀にての菓子
退出して腰掛へ中立
ドラの音を聴き終え
後入して濃茶続き薄茶
挨拶は見送り無用だが
そう言いつも
亭主の見送りを待つ
不思議 色々
面白い

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柴又帝釈天春の茶会へ

2018-03-25 23:30:03 | 茶事 茶会 他会記
前に一度は茶会に伺ったことがある
今回は二回目
大寄茶会は早めに行かないと
席に入れないこともある
茶券には9時半からとあったが
京成高砂の駅に8時42分着
柴又には9時前には着いていた

風は冷たいが
天気は申し分ない晴れ
道幅が狭く映画のセットのような
まだ観光客のいない参道
両脇の屋台や店が
忙しく店開きの支度をしている
みんな元気だ
茶会はもう賑わっている
8時半から始めたとのこと
早い
帝釈天のお庭にある茶席不答庵が濃茶
あと薄茶と立礼があり
みな入ることができた
お菓子はみな柴又帝釈天の参道にある高木屋
寅さんの映画に登場するお店だそうだ
帰りにそこでおでんと茶飯を食べて帰る

桜も咲いている
ちょっとした小旅行の気分だった
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桜・利休忌の茶事

2018-03-23 23:56:40 | 茶事 茶会 他会記
中立のあと
躙口から席入すると
桜の花弁がちらほら畳に舞っている
あれ
不思議やな
しばし
時過ぎ見上げた
天井の
突き上げ窓が開いている
これだね

露地には
山桜がはや咲き
散りはじめるか

今日は利休忌の茶事
席入は11時
待合には利休の軸
その前に三具足

傍らの花屏風に花入が掛かり
桃の枝や椿とたくさんの花
順に花を入れる 花寄せ
次に香炉が運ばれ
香を聞き利休様の前にお供え
花と香を手向ける
それから露地におりて
向付を受けて席入
挨拶
初炭
懐石
菓子
中立




後座の花は利休梅
後入りして濃茶
後炭
薄茶

至福の一日だった
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