村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

四帖・夕顔

2019-10-09 20:54:14 | 源氏物語五里霧中
夕顔
(源氏17歳夏から冬)

源氏は身分を隠したまま
五条辺りに住う夕顔と関係を持つ。
夕顔は親友・頭中将の元恋人で、
行方知れずになっていた人であった。
源氏は可憐で素直な夕顔を深く愛するが、
ある逢瀬の最中に六条御息所が
嫉妬のあまり生霊となって、
これをとり殺してしまう。
源氏は夕顔の死を深く嘆くのであった。
(ほぼウイキペディア源氏物語あらすじヨリ)

夕顔の帖は印象的で有名だ
帚木三帖の一部であり
雨夜の品定めの後
空蝉
軒端の荻
夕顔と契る

これ以前
源氏五十四帖には載ってない
空白の時期があり
源氏13-17歳の空白
その時期に
源氏は女御・藤壺と情を通じ、
六条御息所とも契るのだ。
また従姉妹・朝顔の斎院に文をおくった。
この期間を描いた「輝く日の宮」
という巻があったとする説もある。
(ウイキペディヨアリ)

藤壺との恋愛の悩みを紛らわす為、
より刺激的な新しい恋を探しての恋愛漂流か

源氏物語文学セミナーの先生のお話しは
穏やかで優しい
花の名に同じように顔がついているが
夕顔は 庶民や山里の垣根
朝顔は 上流貴族のお庭に咲くもの
だと教えて頂いた
夕顔の住まいする当たり
里び=鄙びといい
その反対に
光源氏のまわりは雅びだ
自分とあまりにも違う世界を面白がり
夕顔に通ったのだろう


心あてに
それかとぞ見る白露の
光そへたる夕顔の花


写真は今日も昨日も食べた
けしもち
芥子の実が美味しい
ここは間食禁止ゆえ
食べたのは病院には内緒
コメント
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