村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

除夜の闇

2017-12-31 23:40:41 | Weblog
おもしろう松風吹けよ除夜の闇 青蘿

青蘿セイラとは
松岡青蘿マツオカセイラのこと
江戸中・後期の俳人。
江戸生。
幼名は鍋五郎、
別号に
山李坊・令茶・幽松庵・栗之本等。
高桑蘭更の影響を受け、
三眺庵を結んだ。
のち二条家から俳諧宗匠を許される。
天明中興六家の一人。
寛政3年(1791)歿、52才。
(美術人名辞典ヨリ)

大晦日の夕御飯
てんやの天ぷらと
年越しそば
それに頂いたふぐセット
ふぐ刺しと
フグちりが出来る
ふぐ刺しは新しい有田の大皿に
花のようにきれいに盛られてる
いつも年末を一緒にいる
従姉のKeikoちゃんと
年越し

今年は
悲しいこと
いくつかあったが
もう終わり
酉年はサヨナラ
戌年よ コンニチワ




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松籟庵小晦日の茶事

2017-12-30 23:29:15 | 茶事 茶会 
今日は小晦日コツゴモリ
年末には必ず
除夜釜や
大晦日の茶事を
友人たちにお願いして
呼んでもらった

今年は昨年同様
松籟庵様へお願いし
12時席入茶事へと
いそいそと出かけた
想忘庵様とお弟子様の鞠様苗様
そして草庵様私目で
客は五名


写真は虎屋のお菓子
薯蕷饅頭で小倉餡入
手まりのように模様が入っている
来年の御題は「語」ゆえ
銘は「幼語り」


汲み出しは蕎麦猪口
寄付には
寒山拾得の小幅が掛かる
本席は
久田某の消息
内容は
作った茶杓と
その銘の事のようだ

初めて拝見する御道具が
いくつも登場
羨ましくも嬉しく拝見
また来年も何とぞ



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年の市

2017-12-29 23:54:55 | 食事会
勢ひやひしめく江戸の年の市 漱石

このところ
お茶のお稽古は休み
時間がたっぷりある
昨日片付けた本を読む
暫くすると
すぐ眠くなる
テレビを見ては
眠る
かといって
寝てばかりでも疲れる
お謡のお稽古
ストレッチや体操もどき
何でも
すぐに
飽きる

あまりにも暇なので
昨日森金さんとサカチカさんに
暇デス
夕ご飯食べませんか
とメールをしたが
ふたりとも用事があり
金曜日なら良いですよと
サカチカさんと
いつもの喫茶店で待ち合わせ

でも今日は
いつもは行かないお寿司屋さんへ
ご覧の15カンに
蟹の味噌汁が付いて2500円の夕食
満足した

年末の商店街は賑やかだ
買うものは決まっていないのに
文房具屋の店内を1周して
ディズニーの印鑑ケースを買った
駅前のスーパーは
いつもに増して賑やか
みんなも元気そうだ
お正月の食品も山盛り
果物もパンもたくさんある
お正月の用意は済んでいるので
美味しそうなお徳用のお煎餅と塩豆
2袋ずつ買った

明日
今年最後のお茶事に出かける
寝坊しないように
目覚ましが重要




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年の暮れ

2017-12-29 01:10:48 | Weblog
成にけり 
なりにけり迄 
年の暮   芭蕉

今年も
年の暮れに成りました
愈々押し迫ってきました
そう言っているうちは
まだ年の暮れ

大掃除とはいかないが
少しは片付けをしようではないか

買ってはみたが
まだ読んでいない
山積みの本
月刊の淡交社のもの
淡交と和と淡交テキスト
短歌結社の月刊紙と陶説
今はこれだけだが
すぐたまってしまう
今も
崩れるばかりに山となっている
まだちゃんと
見ていないから
捨てたくない

見る時間がないわけではない
テレビをみたり
スマホを見たりはできるが
老眼の眼鏡を掛けて
本を見るというのが
面倒なのだ
本棚はすでに空きはなし
今日はそれを
揃えるだけは何とかした
来年は
捨てる本は捨てて
きちっと
整理しようと 思う


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冬ごもり

2017-12-27 22:58:58 | 短歌・俳句の事
鍋敷に山家集有り冬ごもり 蕪村


山家集サンカシュウとは
西行の歌集だ

願わくは
花のしたにて春死なむ
そのきさらぎの望月の頃

心なき
身にもあはれは知られけり
鴫立つ沢の秋の夕暮れ

嘆けとて
月やは物を思はする
かこちがほなるわが涙かな



後鳥羽上皇は
西行は「歌よみ」
定家は「歌作り」と評していると あった



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年忘れ

2017-12-26 23:33:03 | 紫廼茶話会
魚鳥の心はしらず年わすれ 芭蕉

年忘れとは
この一年の苦労を忘れよう
ということ

今日は今年最後の
紫兎先生の稽古日
喫茶去の一行が掛かる
水指は南蛮縄簾

古信楽の花入に
寒菊とキブシ

キブシは
木五倍子と書く
キブシ科キブシ属に属する
雌雄異株の落葉低木。
別名、キフジともいう。




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晴誓庵の茶事の花

2017-12-25 23:17:28 | 茶事 茶会 
写真は
きのうの後座の花
臘梅と曙椿




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晴誓庵歳暮の茶事

2017-12-24 23:37:39 | 茶事 茶会 
今日は
サカチカさんの茶室
晴誓庵にて正午茶事
文の会のバイ様とヒロコ様の
道具を見たいという希望に
では茶席にてご覧くださいと
お二人のほか
松風様と私目
客は四名
水屋は森金さん一人
全員で六名
茶事が始まる


写真は寄付の掛けもの
松尾流の九代松尾宗見筆の消息
日付は12月29日だ
本席の掛けものは近衛信尋筆
和漢朗詠集歳暮の漢詩

濃茶のお菓子は
百合根の金団銘は「雪餅」
干菓子は州浜の松葉とスリ琥珀の雪
それと三色に大徳寺納豆入り落雁

茶事が終わると
紅茶に
ケーキ
イブの一日を満喫
メリークリスマス



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山の白雪積もるらし

2017-12-23 23:13:06 | 短歌・俳句の事
み吉野の山の白雪つもるらし
ふる里寒く
なりまさるなり

古今和歌集・冬 
是則

坂上是則 サカノウエノコレノリ
?-930 
平安時代中期の官吏,歌人。
坂上好蔭ヨシカゲの子。
坂上望城モチキの父。
大和権少掾ゴンノショウジョウ,
大内記などをへて,
延長2年加賀介。
三十六歌仙のひとり。
「古今和歌集」などの勅撰集に
約40首おさめられている。
蹴鞠ケマリの名手でもあった。
延長8年死去。
家集に「是則集」。
(日本人名大辞典ヨリ)


坂上是則は
坂上田村麿の四代目の孫にあたる
と言われる
小倉百人一首では
 31番
朝ぼらけ 
有明の月と 
見るまでに 
吉野の里に 
降れる白雪



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貧乏な儒者

2017-12-22 23:56:34 | 村雨庵 稽古 
貧乏な儒者とひ来る冬至哉 蕪村

とひ来るとは
訪い来る
やって来るということ

貧乏な儒者とは
諺コトワザに
「医者寒からず儒者寒し」
病気を治す医者は、
謝礼が多く生活が豊かであるが、
学問を教える学者は、
謝礼がわずかでいつも貧乏であるということ。

「学者貧乏」というのもあり
儒者とは大方貧乏だ というのだろう

今日は
その冬至
一番夜が長い

写真は
獅子柚子
鬼柚子とも
植木屋のアオキさんからもらった
普通のゆずの
三倍以上の大きさ
ただ飾ってあるが
ブンタンの仲間で
中身は食べず
皮をマーマレードにするらしい

村雨庵の
今年最後の稽古日
小紫ちゃんとサカチカさんと
ななちゃん

来年はまた
何か楽しいこと考えて
みんなでしよう



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「菊慈童」

2017-12-21 23:45:07 | 能・謡
芋少し煮えて冬至を祝ひけり かな女

長谷川かな女は
高浜虚子門の俳人
『水明』を主宰。
昭和44年(1969)歿、81才。


今日は謡の稽古
稽古しているのは「菊慈童」

菊の露を飲んだおかげで
700歳の長寿を保つという

中国の魏の文帝の臣下が,
勅命により れき県山のふもとに
湧出る薬水をたずねていくと,
菊の花の咲き乱れた山中の庵で
菊慈童 に会う。
周の穆ボク王に仕えた慈童で,
枕をこえた罪で流されたが,
王から賜わった枕の
『普門品』の2句の偈ゲを
菊の葉に書き写したところ
葉の露がしたたって
不老不死の薬となり,
それを飲んで
700歳を保っていることを語り,
その菊水をすすめて,
慈童は山路の仙家に入る。・・・
(コトバンクより)


菊慈童は
祇園祭の菊水鉾の稚児人形であり
祇園祭の菓子の亀廣永製「したたり」が有名だ

練習していると
「菊水」や「したたり」という言葉が
謡本の中に出てくる
そう言えば前に紫兎先生から
その話を伺った記憶があったが
忘れるのは
早い



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12月は黄冬オウトウ

2017-12-20 23:40:09 | 村雨庵 稽古 
12月は
黄冬オウトウ、
弟月オトヅキ、
親子月オヤコヅキ、
限月カギリノツキ、
暮来月クレコヅキ、
建丑月ケンチュウヅキ、
極月ゴクゲツ、
師走シワス、
春待月ハルマチヅキ、
晩冬バントウ、
氷月ヒョウゲツ、
暮歳ボサイ、
臘月ロウゲツ

今日は水曜稽古
よいお年を という
挨拶が飛び交う

掛けものは
看々臘月尽

さあ12月も終わるぞ
新年の用意は出来たか
心残りはないか

12月とはいうが本当は
人生の最後かもしれないぞ
いつ来ても大丈夫か
心の準備は出来てるか
しっかりしなさいよ
と言う
そんな禅語だと私は思う

答えは
まあ 無理
心の準備も
何もかも
全く出来ていないから


写真は
観世能楽堂の入口近くの看板



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長き夜を

2017-12-19 22:28:58 | Weblog
定家
長き夜を
思ひあかしのうら風に
なくねをそふる
友千鳥かな


今日は
用事が何もない
しかしすることがある
短歌をつくる日だ
さてどうするか
朝寝昼寝して
ようやくつくる気が起き上がり
12首作った

もう夜


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葱白く

2017-12-18 23:56:30 | 食事会
葱白く洗ひたてたるさむさ哉 芭蕉


今日はサカチカさんと
100分しゃぶしゃぶ
食べ放題
野菜もお寿司も食べ放題
飲み物は220円出せば
ドリンクバーにて飲み放題のお店へ

しかしながら
おかわりは1度もせず
さらりと頂戴して
さっさと帰る

やはりこの年では
食べ放題のメリットなしだ
でも看板を見ていて
一度食べてみたかったので
満足
体はすっかり温かくなった
やはり冬は鍋だね



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銀座シックス観世能楽堂

2017-12-17 23:26:40 | 能・謡
今日は銀座シックス
地下三階の観世能楽堂へ
お能を観に出掛ける

朝十時開場
開演は十一時
能 邯鄲カンタン
狂言 鬼瓦
能 野宮
このあとにも仕舞と能があったのだが
野宮のあと帰る事にした

木の香りのまだする新しい舞台
シテの着る衣装のあざやかさ
能管の一声が
能楽堂にひびき渡る
能は美しい




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