村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

胡蝶わびすけ

2010-01-31 23:08:52 | 植物・茶花
用事を入れずにおいた 日曜日

実は
することがあって
一日を開けておいた
ところが
朝起きたら なんとなく具合が悪い
低気圧が来ているかな
又寝てしまい 起きると昼
われながら

不甲斐無い

日曜日だ
まあ
体を休めるかな


午後
庭に出ると
小さい花の咲いているのが見えた
胡蝶わびすけだ

二つ 咲いている
この花が開くと
紅と白の混じりの花になる
胡蝶とは可愛らしい名をつけたものだ

今日開けておいたのは
確定申告の用意をする事なのだ
長いこと数字や書類ばかり見ていると
目や足が疲れ
色や音や匂いを感じなくなる

午後は花を見に庭に出る
夜は月を見あげて 深呼吸だ


戻ってまた続きをしようぞ



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甘鯛の蕪蒸し

2010-01-30 23:58:20 | 懐石・料理
今日は懐の会
10時からと五時から
ダブルヘッダーだ

ダシを引こうとしたら
昆布もカツオ節もなし
いつもは築地にて買うが
しかたなく
近所の商店街へ行く
混んでいた
とこも人でいっぱいだった
人が多いのだな
日本は

さて
今日の献立の内のひとつ
甘鯛の蕪蒸し

甘鯛を三枚に下ろし
切り身にして酒塩しておく
バットに入れ蒸し器で蒸す
それを器に入れ
甘鯛に掛け汁を掛ける
掛け汁は
ダシ100cc
味醂15cc
酒30cc
薄口醤油7cc
おろした蕪の水気を切り
卵の白身と百合根と銀杏を合わせて甘鯛にもる


蒸し器で蒸しあげ
あんをかけて山葵を添える
餡はダシ200cc
味醂30cc
薄口醤油22cc
片栗粉15cc

熱々を食べる

くれぐれも
熱々を食べる
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茶事 湘南台

2010-01-29 23:59:29 | 茶事 茶会 
荻窪の先生のお供で個人の茶事に参加
ところが
待ち合わせに
トラブル
初めてのお宅へは
よくよく調べよう



待合で甘酒の汲み出しを頂き
それから
露地に出る

広い庭は出来たばかり
青竹も目に鮮やか
気持ちの良いものだ
写真は50年ぶりの茶事
とおっしゃる大先輩

台子で初炭のあと
懐石
菓子となり
後座は行台子で濃茶をのち薄茶を頂く


茶事は亭主七分の楽しみ
または八分とも言う
それほど亭主は楽しいのだ

色々な茶事がある
人の分だけ茶事がある
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初音

2010-01-28 23:38:03 | 村雨庵 稽古 
ふくやのお菓子
梅に
鶯が

小さいウグイスが止まっている

梅はビンクのぼかし
中には黄身あんが入っている

菓子の銘は
初音ということだ

その意味を
よく聞くが知らなかったと言うお弟子もいた

初音とは
今年初めて聞く
鶯の鳴き声


ほんとうに聞くことが出来るのはもう少し経たないと聞けない
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新年同詠若木梅和歌

2010-01-27 23:44:53 | 村雨庵 稽古 
今日は懐紙を掛ける

この軸を掛けるのは初めて
作者は源 鶴ショ
どのような人物かはまだ調べていない

朝掛けたとき
チラッと見たが
癖のある文字で
全く読めなかった
夕方には
なんとかじっと見ているうちに
半分ほど読めたが
どうしても読めない文字がある

くずし字や万葉仮名辞典など参考書を調べては
稽古が終わる夜10時半迄には
ようやく
全部読めた

やはり
何事もチャンと向き合って努力すれば
デキル



読みは
夏植えし若木の梅は鶯が宿をゆかしき色にこそ咲け



明日の木曜稽古では
初めからすらすらと
読み下せる

今日とは
何たる違いだ


読めた事
なにより
なにより
嬉しい

だから
諦めずに
頑張ろう
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雪竹

2010-01-26 22:49:29 | 紫廼茶話会
お茶のお稽古に行く

生徒をとって教えても
まだまだ習いに行き勉強する
お茶はいくつになってもいつまででも
稽古する
勉強する べき
それも楽しい

紫兎庵様の床の間は住吉派江戸後期の
住吉廣賢スミヨシヒロカタ
1835~1883明治16年享年49歳
江戸時代後期・幕末期の画家
通称は内記。
狩野友信らと共にフェロノサの日本美術研究に協力

竹に雪の絵

虎年だから 竹


台子で濃茶点前

夕方は鵜原先生と食事
注文するはタンメンと白身魚の甘酸と餃子
二人で残さず食べる丁度よい量
美味しく満足
まさに美刻の会
びっこくだ
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常盤トキワ

2010-01-25 23:52:26 | 茶の事
今日は都内某所で
初釜だ
大宗匠の蓬莱不老仙のお軸
鈴台に神楽鈴
鈴台は春日散米盆とも言うらしい

花入は白磁の水瓶に胡蝶侘助と鶯神楽
写真がそれだ

台子は淡々斉お好み朱御四面台子
赤地金襴手の皆具
茶入は
膳所の平茶入
茶杓は
大宗匠の銘常盤
お菓子は
花園の花びら餅
嶋台にてお濃茶を頂いた
結び柳に
カリロクが床にあり
いつもより華やいだ茶室だ


新年の行事も今日でおしまい
そろそろ二月
節分やら
立春近し
大炉の用意をせねばならぬ

そう思うと
時の経つのが早い事
身に沁むる

不老長寿といきたいものだ
変わらぬ緑の松のように
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山家雪

2010-01-24 23:04:24 | 村雨庵 稽古 
外は陽の当たるところは暖かいらしいが

我が茶室は物凄く寒い
敷居の隙間
窓のそば
水谷の流しの近くは
特に寒い
エアコンではとても暖まらず
早くに炭の火を入れて暖めておこう


掛け軸は

山家雪

雪降らば
まことの花の咲かむるを
まつばかりなる
山の奥かな 知紀

作者は八田知紀ハッタトモノリ

1799~1873鹿児島藩士の子 歌人 号は桃岡トウコウ
香川景樹の晩年の弟子 維新後宮内省 歌道御用掛

この歌を読むと
なお寒さが増すような

冬は寒いもの

昔はもっともっと寒かった・・・
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睦月 文の会 

2010-01-23 22:29:28 | お勉強
今日は文の会
11時前にバイ様が見える

「外の梅の香ること 春ですねえ」
さすが バイ様よく気がつかれた

隣家の梅が満開であるから
わが木戸を開けるときに 風に乗って香るのだ
最近梅を切ってもいいと言われたが
花が次々と満開になっているので
切るに切れなかった
写真をとった

文の会 
みかわ様と飛び姫 今日はさかちかさんが来られず
四人だ 
午前中に焼物の話しなどし
昼はいつもの中華屋へ行き
戻って昔の手紙を読む つまり文の会だ
最近はあたらしい人も参加したので
一からはじめよう と 

佐々木導誉ササキドウヨから
1296年
近江国の地頭である佐々木京極家に生まれる
執権北条高時に御相供衆ゴショウバンシュウとしてつかえる
鎌倉末から南北朝の武将
諱は高氏タカウジ
婆沙羅大名として知られ
文武両道に秀でた風雲児
太平記には豪奢な逸話がのっているとある

コピーのその手紙の文字はというと
とてもバサラとは程遠い
金釘流のつたなそうな文字だ
一字一字を 訥々と書いている
当時の慣習もあるが
文末には候やまいらせ候を必ず付けている
ばさらより
むしろ繊細な神経で控え目な文字と文章という気がするが
和歌、連歌の文芸や立花、茶道、香道、など文化的活動を好みと聞くから
繊細なのはあたりまえかもしれない

村雨会の方々 そのコピーを貼っておいた
ごらんあれ
さあ 明日は月々会
寝過ぎぬように 早めにやすもう
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寝過ぎ

2010-01-23 16:27:30 | Weblog
昨日

夕食後よる7時頃眠くなり
そのまま朝8時近くまでずっと寝ていた
12時間は眠った
それも身動きもせずに
ずっと寝ていたという

昨日はいつものYokoさんに髪をカットしてもらい整形外科へ行っただけ
そういえばその時に計った血圧がやけに低かった

まあ 特に自覚症状はないが寝てしまったわけだ

今日の午後にガゼータ様から
ブログ休みだけどどうしたのと
心配メールがあった

寝過ぎ故
ブログ書けず
休んだ次第
あいすまぬ事


寝過ぎに注意 すべしよ


写真は植木屋さんに白玉を植えてと頼んだ椿だが

椿の本で見ると
銘は
本白玉とある
早く咲くのでそろそろ終わりだ
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恵比寿・大黒

2010-01-21 23:59:20 | 村雨庵 稽古 
今日も茶の稽古日だ
今日は生徒が少ない
来るのも遅いようだと
ぼーっと
寄付きの軸を眺めた・・・ら

きづいた
昨日のブログを間違えた事
この人物
大黒だと書いたが大黒は俵に小槌だ
絵は鯛に釣竿ゆえ 恵比寿だ エビス
急いで今日の午後に大黒→恵比寿に書きなおした
申し訳ない 訂正いたす 


恵比寿・大黒
よくペアで台所に鎮座ますが
恵比寿は
七福神の一人で
漁業の神様、商売の神様、恵比寿を祀って富を得る
恵比寿の持物は
釣竿と鯛とある


大黒は
大黒天で古代インドの暗黒の神、仏教を守護する戦闘神だそうだ
大黒と大国主神と習合し田の神、豊作を生む福の神になった
米俵にのり、袋を肩に掛け、小槌を持ち、米俵や臼に乗る

室町時代頃から恵比寿大黒セットで
福の神として祀るようになったようだ

調べると それぞれ別の神様

ちゃんとよく見ないと
ちゃんとね 
自分に言い聞かせたが

はて出来るかどうか われながら自信なしだ・・・



  

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恵比寿

2010-01-20 23:55:03 | 村雨庵 稽古 
1月20日 村雨会の稽古日だ
掛物はまだ正月風でいこう

寄付待合の掛け物は恵比寿
本席は彩鳳舞丹霄サイホウタンショウニマウ

「彩鳳」というのは五色の羽を輝かせながら舞う鳳凰のこと。
天下泰平の世に出現するといわれる幻の鳥。
「丹霄」の丹は真っ赤という意味ではなく澄みきっているということ。
澄みきった大空に色彩鮮やかな鳳凰が舞うという、
まことに美しい情景。
めでたい語であるとともに、
最高の祝福は仏心が縁によってなされるもので、感謝の念をこめたもの

だそうだ

寄付待合の掛け物は
恵比寿さん
作は梨雪とある

おおきなのどやかな画だ
見ているだけで

福が来そうである
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矢柄

2010-01-19 23:44:02 | 懐石・料理
まな板に赤くて長い長い魚が置いてある
初めて見る魚だ
写真を撮れば良かったのだが
それはヤガラと言うらしい
ペリカンのようなくちばしはとても長く
胴は鱧ハモのように細長く丸い
尾には釣り竿のように細いものが伸びていて
魚をそれでおびき寄せるらしい

はじめに
腹からエラの付け根まで切り
腹を出して
三枚に下ろすのだそう

私めは
人参を拍子木に切りながら
遠くからチラチラ見ていただけだが

ヤガラは
最後はお造りと
手毬蒸しになり

すっかりお腹に納まった
美味しい魚であるが
夢に出てきそうな

わすられぬ姿であった
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睦月勉強会 続き

2010-01-19 01:24:30 | お勉強
なんでも勉強会
今月は掛け軸をたくさんお持ち頂き勉強する

一幅ずつ
箱からそっと出し
巻き緒をゆるゆると解き
矢筈にて床の間の釘に掛け
先生の詳細なご説明を拝聴す

終われば
左右の軸を持ち
慎重に途中まで巻き上げ
矢筈で釘から外し畳にゆっくり下ろし
巻き緒で約束通りに巻き
静かに箱にしまう

そして静かに箱の蓋する
これを六幅

一応この会では私めがする事になっている
少し緊張するが
ほんとに緊張してはいけない
しっかり集中して
キチンとしまう事だけを
考えるのだ

掛け軸の扱いで一番悪いのは
掛け外しの際に
落としてしまう事だ

これは折れ筋が付いたり
切れたりして
最悪
あと
巻き緒の掛け方がゆるかったり
又ギュッときつかったりすると
必ずシワになる

掛け軸の扱いは
習わないと出来ないが
茶道では
小習いに軸飾りがあるから
これをしばしば稽古すれば良いのだ

手が慣れ
体が慣れる

軸が何億円というものだから大事に
ただの五千円だから雑に
とはいかぬもの
どんな軸でも扱いは同じ
目や手や体でするものだと思う

茶道具の中でも
特に掛け軸は
大切に扱わねばならぬ道具であろうから
お稽古するのみである

お勉強が終わって
今日のふくもとのお菓子と薄茶をのもう
お菓子の銘は

来る春



美麗かつ美味であった

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睦月なんでも勉強会

2010-01-18 17:46:12 | お勉強
今日は勉強会
頼んであったお菓子をうけとりにいく

足が痛いと愚痴をこぼし
グレープフルーツのゼリーとマダムミチコのバームクーヘン
それにコーヒーをご馳走になった

サンザお喋りし、スゥイートを食べ
すっかり満たされた

ここは癒やしの店でもある

休憩時間なのに
申し訳ない
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