村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

うつしみの吾が目のまへに黄いろなる

2021-11-30 22:58:16 | 食事会

 斎藤茂吉
うつしみの
吾が目のまへに
黄いろなる
公孫樹イチョウの落葉
かぎり知られず

今日はAさんの誕生日会
場所は本人の希望
丸の内のお店
グリルうかい
ネットで予約した
アミューズと前菜
それとメインにデザートと珈琲
写真はそのメイン
イベリコ豚のステーキ
肉は嫌いだけど
美味しく頂戴した
次は魚にしよう
お味も盛付けも結構 
感じもよく量も多め
満腹
珈琲も美味

三人での会食は
この前プルニエで山の誕生日会をしたばかり
お祝い金を渡し
お菓子の物々交換
たわいないお話しをして
じゃね と帰るのだが
ほのぼの楽しかった
つぎは来年の三月

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源義家ミナモトノヨシイエ

2021-11-29 22:42:29 | 和歌と歌人

 源義家ミナモトノヨシイエ
 和歌・歌人121
吹く風を 
なこその関と思へども
道もせに散る 
山桜かな 

源義家 ミナモトノヨシイエ
1039-1106 
平安時代中期-後期の武人。
長暦3年生まれ。
源頼義の長男。
前九年の役で父とともに活躍。
のち陸奥守兼鎮守府将軍となり,
後三年の役で清原氏の内紛を鎮圧,
東国に源氏の基盤をきずいた。
天下第一の武勇の士とされ,
衣川の合戦での歌のやりとり,
雁(かり)の列の乱れに
伏兵をみやぶるなど
伝説がおおい。
嘉承元年7月4日死去。68歳。
通称は八幡太郎。
(日本人名大辞典)

朝が寒くなった
一昨日頼んだ椿が届いたので
大きなシャベルで土を掘って
植えた
大きな苗は深く掘らないと植えられない
到底無理なので
抵当な植木鉢に入れてみた
いくつも蕾がついているが
ちゃんと咲くかは不明
寒いところを裸足で作業していたら
膝が痛くなった
多分冷えたからか
自分でちゃんと注意しないと
いけない
と思うけど
忘れちゃう

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かく玉章タマズサとみゆるかな

2021-11-28 20:54:40 | 和歌と歌人

 津守国基ツモリノクニモト
 和歌・歌人120
薄墨に
かく玉章とみゆるかな
霞める空に
かへるかりがね

津守国基ツモリノクニモト
1023‐1102
(治安3‐康和4)
平安期の歌人,住吉社39代神主。
基辰の子。
1060年(康平3)神主となるが,
後三条・白河親政に接近して
69年(延久1)従五位下に叙され,
住吉社の興隆に尽力し,
中興の祖といわれる。
和歌を好み,
橘俊綱,良暹(りようせん)法師らと交流,
表現面での新しさを求めて
《万葉集》の用語を使用した歌を詠み,
和歌史上注目される。
《後拾遺和歌集》に3首入集したが,
これは撰者に
小鰺(あじ)を贈ったため
とうわさされた。
他の勅撰集に17首入集。
(世界百科事典ヨリ)

写真は稽古用の炭

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朝な夕なに樵コりつめて

2021-11-27 23:04:28 | 短歌・俳句の事

 曾禰好忠ソネヨシタダ
深山木を
朝な夕なに
樵コりつめて
寒さをこふる
小野の炭焼き


今日は何も用事がない
ゴロゴロの一日
華ドラや韓ドラみて
偶然両方柳の周防柳「逢坂の六人」と
柳広司「風神雷神」をパラパラと読んで
スマホに家計簿アプリと
日記スケジュールアプリを入れてみた
そんなことで一日過ぎた
夕方
暗くなるのが早い
一年が早い

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かたじけなさに涙こぼるる

2021-11-26 23:36:26 | 能・謡

 西行
何事の
おはしますかは
しらねども
かたじけなさに
涙こぼるる

今日は謡のお稽古だが
その謡の詞章の中に
西行がお伊勢参りをした時の
上記の和歌が登場する
謡曲は「巴トモエ」
作者は確定でないが観世小次郎信光
女性が主役の修羅能は
この一つだけ
木曾義仲の愛人である女武者、巴御前が主人公

謡の稽古をしなければと思っても
ついつい次へと回してばかり
あっという間に時間が経って
ちっとも稽古ができてない
困った困ったと焦っていたところ
昨日の茶の稽古は九時半からだったが
夜の部までに
ポカンと夕方に二三時間が空いた 
そんな時はいつもなら
夕御飯だが
謡の稽古にちょうど良しと
集中してお稽古ができた
お陰で今日のお稽古は
無事にすんだ
謡の稽古のかえりには
軽くピザを食べ
その帰りには
髪をカット
ああ 気分もさっぱりした

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夜の調べのあとみへて

2021-11-25 23:28:31 | 村雨庵 稽古 

静かなる
夜の調べの
あとみへて
とばりのうちは
ことにゆかしき

今日は木曜稽古
本席の掛軸は禅語の一行
無事是貴人
筆者は長谷川寛州
待合は冷泉為村の和歌
お菓子は棹もの
銘は初時雨

夜の稽古に
現在お試しで
お稽古に見えてるSAYさん
茶杓の銘をあらかじめ考えてきたと
おっしゃる
その銘は「開門」
中々洒落てる
その調子
お稽古を楽しもう

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もみぢ葉の色も深く

2021-11-24 22:12:18 | 短歌・俳句の事

 紀貫之
水底に 
影しうつれば 
もみぢ葉の 
色もふかくや 
なりまさるらむ

今日の水曜稽古はおやすみ
予約の病院へ行く
整形外科へ相変わらず混んでいる
待たされるのはふつう
本を持っていった
「逢坂の六人」周防柳
待ち時間があるので
読もうと本を広げたが
思ったより本が重い
それに下を向いてるので首が痛い
膝の上にバックをおいて
本を乗せて
首を動かしたり
落ち着かない
それに眼鏡を忘れてるから
じっと見ないと文字が読めないし
読むまでに時間がかかったが

『古今和歌集』成立と六歌仙の物語
今日は紀貫之が登場
読み始めると結構
引き込まれた

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金色の小さき鳥

2021-11-23 23:39:21 | 短歌・俳句の事

 与謝野晶子
金色の
ちひさき鳥の
かたちして
銀杏ちるなり
夕日の岡に

11月もあと少し
本をパラパラみていると
開炉の茶事の献立

向付には鯛
煮物椀は伊勢海老
焼きものはマナガツオ
マナガツオは味噌漬け
幽庵に唐揚と
書いてあった

何年間前に懐石料理を教えていた
そのときは
月に二日お料理を習いに行っていたので
その日と料理教室の日と
そして茶事の日もあり
料理をする事が必ずあったが
その後膝を手術したりして出来なくなった
そのあとコロナ禍になり
懐石料理はほとんどしていない
でもたまにはちょっと料理したい
お魚を下ろしたい
と思っているが
まだまだ
もう少し先かな

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松風さむみ時雨ふるなり

2021-11-23 01:06:11 | 短歌・俳句の事

 藤原俊成
袖ぬらす
小島が磯の
泊かな
松風さむみ
しぐれふるなり

朝起きると
「ああ夢だったのか」と不思議な感じ
今その場所にいたかのように
ありありと情景が思い出される
夢は
短歌の先生の書斎にお邪魔して
私は向き合って先生のアドバイスを神妙に拝聴している
先生の右隣には奥様
私の右には
亡くなられたお茶の先生が同席され
かつてと変わらず
お元気にお話しをされていた
そうそう先生のお話し方はそうだった

17年前に亡くなられた
宗栄先生がご存命ならば
20歳年上だったので
今年は91才
お茶の他にお習字と
懐石料理のお弟子をとっていた
楽焼を習ってらして
お稽古の茶道具は
ほとんど先生の手造り
お茶碗と水指に花入
菓子器と
何でもつくられた
特に黒楽茶碗は年々上手になり
数も溜まりその時のお弟子たちに
分けて下さった
今も私の水屋の棚に並んでる

お茶の楽しさ厳しさを教えて頂いた
茶事のいろはから七事式まで
入口はみな宗栄先生からだ
人生は趣味を見つける旅だとか
18からお茶を習いはじめて
趣味かどうかわからないまま
今に至るけれど
宗栄先生に出会った事が
今の自分をつくっていることに
間違いない
常々そのご縁には
とても感謝している
世の中は縁により成り立つ
自分がどんなに望んでも
縁がなければ離れてしまう

今日のサカチカさんのお持たせは
ファミマの
ラムレーズン入り
チーズケーキプリン
今あるご縁に感謝して、パクっと

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伊勢物語の和歌 1~5

2021-11-21 21:43:07 | 文の会

 伊勢物語
第一段(初冠ウイコウブリ)の和歌
春日野の
若紫の
すりごろも
しのぶの乱れ
限り知られず

 第二段(西ノ京)の和歌
おきもせず
寝もせで夜を
明かしては 
春のものとて
ながめくらしつ

 第三段(ひじき藻)の和歌
思ひあらば
葎ムグラのやどに
ねもしなん 
ひしきものには
袖をしつつも

 第四段(西の対)の和歌
月やあらぬ 
春や昔の春ならぬ 
我が身一つは
元の身にして

 第五段(関守セキモリ)の和歌
ひとしれぬ
わが通ひ路の
関守は 
宵々ごとに
うちも寝ななん

今日は文の会
待ち合わせは
いつものレストラン
メニューが変わったようで
味の方は
変わらないが値段が高くなった
このコロナ禍での
お店の経営は大変だったようだ
まずはグラスワインで
乾杯
今日は伊勢物語
何度でも読もう

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月をこそ

2021-11-20 23:37:06 | 短歌・俳句の事

 俊恵
月をこそ 
あはれと宵に 
ながめつれ 
くもる時雨も 
心すみけり

昨日の夜中に短歌を12つくった
ギリギリの感覚でないと
短歌ができない
美しいものをみて心が震え
短冊を左手に
すらすらと浮かぶ言葉を書き付ける
なんて事は一度もない
期限も迫り
どうしても提出しなければならなくなって
やむを得ず
仕方なく
どうしようもなく
そうなって
一気に集中して短歌を作るのだ
私はだが
むかし作家がホテルに罐詰になって
小説を書いたとか聞いたが
やっぱり
そうでもしなければ
雑念が沸くのだろうね

で短歌完成したから
今日の予定は何もない
やることも何もなし
たまったビデオのうち
今日は韓ドラの
VIP-迷路の始まりを観てた
こんなときにこそ
お習字をすればよかったのかも

写真は横浜駅ホーム

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入り来るものは木の葉なりけり

2021-11-19 22:41:16 | お勉強

 源 俊頼ミナモトノトシヨリ
山里は 
柴のかこひの 
ひまをあらみ 
入り来るものは 
木の葉なりけり

源 俊頼
ミナモトノトシヨリ
平安時代後期の貴族・歌人。
宇多源氏、大納言・源経信の三男。
極位極官は従四位上・木工頭。


今日は朝日カルチャーへ
お勉強に
しっかり講義をもれなく聞きたい
前から二番目の席に座る
でも前には誰もこない
講義は進みスライドが始まった
教室は暗く先生のお声は
魔法のお声
眠くなくても必ず眠気を誘う
お声とお話し方
ひたすら睡魔と戦ったが
寝てるのは先生は
多分ご存知

写真は近所から見た月食
今日は「ほぼ皆既」月食
89年ぶり
次回は65年後

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新穂のいねのかずかずに

2021-11-18 23:54:52 | 村雨庵 稽古 

 樋口一葉
ささげつる
新穂のいねの
かずかずに
神の恵の
かかる冬なり

今日は木曜稽古
今日は引次ヒキツギをする
雪さんへは四ヶ伝
園さんへは準教授の引次
喜ばしい事だ

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錦おりかく神な月

2021-11-17 22:55:24 | 村雨庵 稽古 

 古今集 よみ人しらず
竜田川
錦おりかく 
神な月
しぐれの雨を
たてぬきにして


今日は水曜稽古
庭の椿が咲いた
本白玉という椿
いくつも蕾を持っている
来週くらいまでは
大丈夫
ちょっと安心した
炉の茶席に
椿は重要だが
今年は植木屋さんが
枝を
切りすぎて
不安だが
先の事心配しても仕方ない

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紅葉はいとどてりまさりけり

2021-11-16 23:01:27 | 短歌・俳句の事

 紀ま貫之
あしひきの
山かきくもりしぐるれど
紅葉はいとど
てりまさりけり


若いとき
二十代のときに二ヵ所でお習字を習っていた
ひとつは会社のお習字教室
日本教育書道連盟に入って
月例の作品を提出していたが
すぐ飽きてやめた
もうひとつはお茶の先生が
お習字の先生でもあったので
お習字も習っていた
その頃、
年に一回このセンタービルにて
お習字の社中展があった
出品したのは二回くらいだが
昔のことだから
よく覚えている

こちらも飽きてしまって
止めてしまったが
今はお茶のお弟子の
森金さんが会社退職して
会社で習っていたお習字を
個人扱いに変更することになり
そのついでに私も
また社中のお弟子様たちも
お習字を習うことにしたのだ
お習字を頑張れば、
みんなもどんどん昇級してる
新宿センタービルは
1979開業
ビルができたばかりだったから
その頃だろう
相変わらずお習字は下手
でもお習字のその楽しさは
年を重ねていたから
理解できた気がする

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