つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

50年前の歌集

2015-08-08 | 短歌

 友人のお姑さんが上梓されたが50年前の歌集を、借りて読みました。岐阜女子師範を出られて、長く教師をされていた秋山さんの「風のことば」。6人のお子さんを育てられ、お子さんの歌や、当時住まわれていた可児市から見た白山の歌など、平穏な暮らしが詠みこまれていて、時代を感じさせません。

 彼女のお父上もお祖父さまも短歌を詠まれていて、もう13歳に最初の歌を作られていました。抜群の環境でした。5首目の歌は、昭和30年の作。今年は原爆70年目。この時は10年目でした。

 序文は、なんと塩田良平先生。55年前、大学受験講座(現代文) でよくラジオからお声が流れていました。先生の写真は、いつも和服姿。あのなつかしいお顔を久しぶりに思い出しました。

 冬深き木曽の流れの岩垣に湛へし水はきびしくし

十七となりしわが子父と並び坐れる肩は父より逞し

あの山が加賀の白山と通るたび遠き思ひに立つ坂の上

春もなほ鈍きひかりの雪かづく白山はわが寂しさの涯(はて)

十年経し今日広島に鳴る鐘のひびきさながら身に伝ひくる

若葉燻(くゆ)らす新月淡しこの月の満つる日に娘は嫁ぎゆくなり

寄りがたく遠きにありて白山の稜線はわが胸に傾く

  

塩田良平先生の序

見返し裏の挿絵

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夏の謡曲会 3

2015-08-05 | わが家

 今年も夏の謡曲会を開催したのですが、最高齢のHさんは入院欠席。最も若いFさんは奥様が不調で欠席。今年は3人になってしまいました。でもお声はお元気でした。よもやま話をして、次の新年謡曲会では再会を誓いました。

 お昼はいつものように町内の仕出し屋から取り寄せたのですが、干菓子とスイカは頂き物。虎屋の干菓子は、京都の妹が先日呉れたものです。スイカは友人のWさんのご主人か務めの合い間に手入れされ収穫されたもの。毎年作られています。甘みも程よくあり、美味しいです。

   

        

         暑いので氷を入れてみました 抹茶入り煎茶の水だし 干菓子が露出オーバー

          

           京都の妹からの虎屋干菓子

             

              お昼はお取り寄せ

 

             

              Wさんのご主人が作られたスイカ

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長屋門への小さなお客様

2015-08-04 | わが家

 先日は長屋門展示室に最年少のお客様を迎えました。近くにお住まいのGさんご一家。小二と小六のお嬢さんと共に・・・夏休みの宿題で、近くの文化財を調べたいということで・・・大歓迎でした。これまでの最年少は小六。なかなか好奇心の強い子で、相手をするのも楽しかったです。いろいろ質問があり、部屋に案内したら、尺八を吹いてみたいみたいとのこと。夫の大学時代に使った古い尺八を貸しました。勿論音は出るはずはないのですが、楽しそうでした。大人でも首振り8年と言って難しいのよ、慰めました。大きくなったら思い出してくれることでしょう。 

 下段の写真は、窯元で頂いた般若心経と、あれからネットオークションで買った安藤日出武窯の花瓶。窯元訪問の記事は、5/27.

    

    尺八体験 パパがやさしく支えています

 

         

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絵手紙 39

2015-08-03 | わが家

 今月のYさんのパソコン絵手紙のテーマは、炎天。クズがこんなに綺麗だったとは改めて見直しました。メッセージは、

「暑中お見舞い申し上げます 盛夏の葛は道路を覆い尽くしてしまう厄介者ですが、房状に立ち上がる濃紺紫色の花は下から順番に上へ移って咲く綺麗な花です。子供の頃、熱が出ると葛湯を作ってくれた親を思い出します。炎天を上手に乗り切りましょう。」

 

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大阪音大同窓会 岐阜支部演奏会

2015-08-02 | 文化

 昨日も、相変わらず炎暑の一日でしたが、第52回大阪音大同窓会 岐阜支部演奏会に友人3人を誘い、サラマンカホールに行って来ました。毎年この時期に開催。高校同窓の久野さんにご招待頂けるのも感謝でした。母校の高校は、普通科と音楽科と美術科があります。久野さんもそうですが、音楽科出身のメンバーも多かったです。大阪音大も今年創立100年。偶然母校の高校も創立100年。11月には記念のイベントがあります。

 すてきなドレスを撮影禁止のため紹介できないのが残念です。夏らしい涼やかな玉虫色のドレスを着た演奏者もありました。久野さんは、シューベルトの歌劇を二人で連弾。4人の連弾「舞踏への勧誘」もパワフル。和服の着て團伊玖磨の曲を歌われた人もすてきでした。最後は、朝ドラのマッサンの主題歌、「麦の唄」。中島みゆきが作曲していたのですね。そのひとつ前のスタンドアローンもよかったです。これはNHKドラマ「坂の上の雲」の主題歌。どちらの曲もその素晴らしさを再認識しました。歌唱力があったからでしょう。

 

8/2付け 中日新聞

 

       

        コンサートの前とったランチ 知人の俳人のお孫さんがオープンした店で

   

   俳人のご主人は書家なのです

            

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