つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

家田荘子さんの講演会

2016-11-08 | 文化

 同窓会の前日でしたが、家田荘子さんの講演会があり、三甲美術館に行きました。岐阜市の北部にあります。会場のことは、2014.4.20に書いています。林真理子さんの講演があったところ。今回は友人とバスで行ったため、近くに日吉神社の変わった鳥居があることに気づきました。鳥居の写真は撮りましたが、講演中は撮影禁止のため、講師の写真はありません。

 講演会のテーマは、「取材現場から」。何しろ、「極道の妻たち」の原作者ですから、半端でない取材です。23歳で歌舞伎町の某暴力団幹部に行き、単身で取材されたこと自体、その度胸に驚きました。逆に年を取ると行けないところかもしれません。リアルな話し方に引き込まれました。ピストルを持ったヤクザに囲まれ、死と一歩手前のすさまじい状況のお話を聞くだけで恐怖でした。取材の日、暴力団の抗争があり、死者も出たということでした。抗争日のため、彼女を守るため取り囲まれていたということを後から聞かれたそうです。

 ヤクザと言われる人の妻を取材するため、どんな努力も惜しまない執念みたいなものを感じました。ヤクザの家庭に手伝い人として入り込み、その妻から聞き出すのです。その場でメモできないので、頭の中にキーワードだけ詰め込み、トイレで手帳に書くという日々。その妻は、「たまたま好きになった人がヤクザであった」ということでした。

 今は、真言宗の僧侶。四国遍路の著書もあるので、読んてほしいそうです。何度もお遍路に行かれています。 大宅壮一ノンフィクション賞受賞。

 

日吉神社鳥居

三甲美術館入口の銅像 黒田清輝と藤島武二 右には林武像もあります

 

家の庭のマユハケオモト


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4 コメント

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Unknown (tona)
2016-11-08 19:23:27
家田荘子さんの取材の凄さを初めて知って、恐ろしささえ覚えました。
「極道の妻たち」も怖くて見ることが出来なかったくらいです。
女性でありながら果敢にも乗り込んでの取材、前代未聞と言ってもいいくらいですね。

マユハケオモトがあるのですか。素晴らしい。
外で越冬できるのですか?
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tonaさま (matsubara)
2016-11-09 08:00:58
出かけておりまして、コメント遅れましてすみません。
私はあの映画を何年後かにテレビで見ました。
原作者があんなに若いとは驚いてしまいました。
私が仮に親なら止めていたと思います。

マユハケオモトは昨年頂いたものです。
冬は室内に入れます。
今年も花が済んだら取り込みます。

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Unknown (zooey)
2016-11-10 08:27:07
この人の本は、「極道の妻たち」の他、
「イエローキャブ」「私を抱いてそしてキスして 」など色々読んでいます。
エイズ患者の家に泊まり込んだり、
本当に体当たりの取材で驚きました。
実生活でも黒人と何度か結婚し、波乱万丈だったようですね。
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zooeyさま (matsubara)
2016-11-10 18:41:54
私もネットで調べて驚きました
黒人と結婚、離婚を繰り返しておられますね。

小さいころ暴力を振るわれて育てられたということで
多少屈折した人生を送られたようです。
そんなことから度胸も人並以上に強いのでしょう。
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